〇 ATLAS−COMET−2007バージョン(生地完成・7部組み)  ¥25000(基本構造価格)ワガママ分は別料金です。

 全長・・・・・・530mm

 翼長・・・・・・1200mm

 全備重量・・650g

 翼面積・・・・29,5du

 翼型・・・・・・13%対称翼オリジナル

 プロポ・・・・・2ch

 仕様・・・・・・無動力スロープ専用機

         (風速5〜12m対応)主翼の捻り下げえ〜?。この機体には不要です。殆どの平成のマニアは信じませんけどね。

 ●  昭和48年発売で53年に製造が終了したスロープ専用機です。当時の価格で¥4800でした。私自身欲しかった機体の一つでしたが、お膝元関東では多く出回ったものの九州にはほとんど入ってきませんでした。鹿児島のお仲間さんから懐かしいラジコン技術誌をお借りして、折込の図面を元に原寸図を書きました。それから一年ほど経ってから、このコメットの製作依頼が来ました。昔のままのサイズで私の07年バージョン機が欲しいとの事。関東の方でしたが羽山氏にテストして貰ったプロトタイプの機体を動画撮影したマニアの方が、地元関東に帰ってお仲間さんに見せた所懐かしくて同型機が欲しくなったのだそうです。昔のキットから製作した機体は、スロープ飛行中ロストしてしまったとの事・・・工藤プロダクツ・オリジナルカラーでの仕上げを要求されました。

 ●  ガルモデルのザノニアは実機スケールが存在しますので問題は起きないのですが、アトラスコメットは工藤プロダクツのオリジナル機ですので、ライセンスを修得しなければなりません。あらゆる手を使い修得を試みましたがご本人がご存命なのかも解らない状況です。ラジコン技術誌にも頼んでみましたが解りませんでした。編集長曰く、古き名機の存在を今の完成機マニアに知ってもらうのも必要だと思う・・・、工藤さんも許してくれますよ・・・。と励ましてもらいました。そこでアウトラインは其のままにして内部構造と翼型を工藤オリジナルから私のオリジナル翼へと変化させました。工藤プロダクツの翼型ではエレボン材が8mmのバルサのムク材を前縁Vカット・後縁を両面テーパーカットに対して、最初から専用のテーパーエルロン材を作りこれを使用しましたので、空力的には私の方が優れています。

 ●  工藤機ではエレボンの跳ね上げは9度に設定されましたが、私のオリジナル翼では1度で良くなりました。その分抵抗が減ったのでスピードが出る分指定風速域8〜12mの強風専用機から中風域5mからでも充分飛べる幅の広い機体へと変身しました。ところでこのコメットを始めて山にもって行った時、ネット物知り博士達に散々失笑されました。完全対称翼で浮く訳が無い!、捻り下げも入れないであんた無尾翼の事知ってるんですか?。他にもネットで仕入れた間違い情報を沢山並べて・・・いざ発進!。彼らは新しい真実の世界を知る事になりました。ネット上の確立された筈の航空理論がどんどん覆っていきます。でも間違ってるのはネット情報鵜呑み組みの彼らであって、工藤プロダクツが無知なのではありません。工藤 東氏はあの名機アトラスポーカーでフラットスピン48回という日本記録を持っています。いまだに破られていないようです。

 ●  ザギなどの無尾翼しか知らない物知り博士にとってコメットの翼の形状は異様に見えたかもしれません。通常無尾翼機の翼のテーパー比は3:1〜5:1が当たり前ですが、このコメットは1,5:1しかありません。翼端失速を起しやすい高テーパー比の翼形の無尾翼には強烈な捻り下げが必要ですが、テーパー比の浅いコメットにはエレボンの跳ね上げのみでの対応で可能です。翼端失速が起き難い翼の形状だからです。あまり複雑に考えて自分でも判断し兼ねる場合は、右へ習いはせずに自分で実験する事が大切だと思います。

 ●  工藤オリジナル・コメットのエレボンの跳ね上げ9度が信じられない人へ・・・、昔は送信機にリバーススイッチなんか付いていませんでした。逆転サーボと正転サーボが別々に売られていた時代です。昭和48年にはサーボミキサー等のハイテクぶら下げ商品も存在していませんでした。レールをこさえてサーボをスライドさせてエレベータ操作していました。エルロン操作はレール上のサーボが動きます。要するに・・・60g近いサーボが前後に動くという事は、それだけで重心が移動し捲くる事になります。その為ニュートラルで跳ね上げ9度となっていました。コメットの制作費は直接FAXでご連絡ください。捻り下げの要らない無尾翼機の凄い世界へご案内いたします。多分エクスタシー・・・感じるやろな・・・?。



● この機体は試作機なんですが、インストラクターH山さんにとっても、私にとっても一度は飛ばしたかった飛行機なんですよ。昭和47年発売なので、私は中学生・・・H山さんが三十路一年生位でしょうか・・・。発売後5年くらいで製造終了でしたので、結局入手あぶれ組が九州には大勢居たって噂です。それだけ地元関東方面で人気が有ったって事ですね。この飛行機には捻り下げが要らないんですよ。だって・・・捻れる翼の厚みではありません。13%の完全対称翼です。ネットの物知り博士諸氏・・・嘘だと思うんなら自分で作るか私から買いなさい!。おもいっきりフンダクリますから・・・。

● 飛行機が小さくて申し訳ないのですが・・・、拡大して掲載すると大観峰の雄大さが半減しますのであえてこのサイズにしました。この機体のサイズが本当に知りたかったら・・・買ってね。多分・・・工藤さんのよりも性能は向上しています。主翼の動翼がニュートラルで9度指定が工藤さんのコメットなんですが、もっと効率の良い13%翼に改良したら・・・ニュートラルで1度行くか行かないかで良くなりました。結果!風速8〜12m指定だったのですが、風速3mからでも飛ばせる様になりましたよ。 





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