〇 ATLAS−COMET・トランスフォ〜ムお遊び機(生地完成・8部組み)¥

 全長・・・・・・600mm

 翼長・・・・・・1200mm

 全備重量・・650〜700g

 翼面積・・・・29,5du

 翼型・・・・・・13%対称翼オリジナル

 プロポ・・・・・2ch

 仕様・・・・・・無動力・スロープ専用機

 ●  熊本の羽山氏と企画していたアトラスコメットの未確認飛行物体・低翼バージョン機がいよいよ始動する事になりました。と言っても羽山氏はこの始動を知りません。企画段階が始動する頃、北九州の(IQ−160)と熊本の(じゃじゃ漏れ放送局)に散々な目に遭わされたので羽山氏と相談して長期間の延期となりました。スタイル的には未来型寝そべり操縦の小型スペースシャトルのイメージです。ワイルド・ボアのジェットスタイルキャノピーを無改造で使用できます。搭載メカが一望出来るというオマケ付きです。基本的にはエレボンだけしか搭載しませんので主翼内にしかサーボを搭載しないのですが、一体型のタイプは昔懐かしいスライドレールを近代技術でほぼガタ無し機構で製作してみようと思います。30g程度の小型サーボがレールの上を前後しながら、エレボンのエレベータを駆動します。このサーボが回転するとエルロンの操作をしてくれます。ベアリングシャフトの上を微塵のガタも無く滑るサーボの動きは、古き昭和の偉人達の知識を感じさせる一品だと思います。本当は少しガタを作った方が操縦に甘さが残って仙人さん達は喜ぶんですけどね。当て舵バリバリですから・・・。

 ●  このアトラス・コメットの主翼は工藤氏オリジナルの翼型ではありません。同じ13%の対称翼ですが、何枚か座標を変えた対称翼を製作し一番走る翼型を採用しました。頭の良い方はイラスト三面図から勝手にコピーしてそのまま量産しネット販売となるのですが、もっと頭の良い人は私のトラップに直ぐ気付きますのでそのままコピーの大量生産丸儲けを企みません。ノークレームでお願いします!は、通用しないからです。私の機体を知っている人は主要諸元の翼型表示を鵜呑みにしません。単に頭の良い人は10%半対称翼と表示されていたら、自分の知っているどれかの10%翼型を適当に使用してコピーすると思いますが、私の10%半対称翼は機体のコンセプトに合わせて浮きは良いけど走らない翼型と浮きを殺してとにかく強風時に走り捲くる翼型があります。翼型の本に載っていないオリジナルの過激翼が殆どですから、知った被って卓上のみで翼型を決めると全然飛ばないコピー機を大量生産して売る事になります。当然クレームバリバリですよ。

 ●  トランスフォームお遊び機と位置付けたのはこの新型コメットの主翼を使えば、大戦機マニアの勝手な想像機種も作れます。例えば新型コメットの主翼に零戦の胴体を乗っけて動力機にする事も出来ますし、別にムスタングでもメッサーでも良いとは思うんですが、私の持論なんですがデルタ翼の無尾翼機は主翼が命ですので、効率の良い主翼さえあれば着せ替え人形と同じなのでマニアの好きな形状に自由に変化させる事ができます。サイズはスパン1200mmで暫くは作り続けると思います。キットを作り倒したマニアなら気付いていると思いますが、メーカーのバルサキットは汎用性の高い定尺バルサを多用して作られています。加藤無線ではこのバルサの大割角材を加工してキットを製作していたので、他のキットメーカーとは違う独自の路線で商売していました。シート材を購入してキットを製作する場合、余りの捨てバルサを作らないように設計するのがメーカーのキットの基本です。なるべく安く提供する企業努力はどのメーカーも同じだと思います。安くせい!とネットに悪口書くのは大手メーカーでも迷惑だと思います。ネットオークションで安く買えたからキットももっと安く出来ると錯覚するのは、良くないと思います。同じ物をマニアに作ってみろ!と言ったら多分キット価格の50倍は請求すると思います。技術と知識の無い人ほどキット製造の時間は掛かります。マニアが苦労して作ったキットが50万円です!と言っても他のマニアは誰も買わないと思います。

 ●  自分の本業を捨てて家族を養いながらラジコン飛行機のキットを作ってみれば、自分が今までネットに書き込んでいたメーカーに対しての悪口が、全部無いもの強請りのワガママに思えてくる筈です。私自身、メーカーを経験するまでは事情が解っていない部分もありましたが、開発部に身を置くとその苦労は肩こりと歯が浮き捲くる歯痛プラス!、髪の毛の白髪と目の下のクマはセットになりました。そこに持って金属パーツの加工屋さんとのキツネとタヌキの値段交渉は胃袋も駄目にしてしまうほど精神的なダメージがありました。一つの飛行機のキットの定価というのはこのメーカーサイドの内部の苦労込みの価格です。同じ製造業のマニアは気持ちを解ってくれますが・・・、IT産業のマニアほどの解らずやさんは見た事がありません。なるべく製造業の方からの注文をお待ちしております。 (H23・09・27)


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