〇EP−GANBA:(MIG−53・MIX−DOG)  現在、羽山ミグ氏と企画中です。

     

 全長・・・・・・880mm

 翼長・・・・・・1260mm

 全備重量・・700g強

 翼面積・・・・28,8du

 翼型・・・・・・ラムロット〜Sカンバー

 プロポ・・・・・3〜5ch

 仕様・・・・・・3セル・ブラシレス・スラストベクタリング装備


 ●  1980年代、鳥人間コンテストでは仙人みたいな福森啓太氏の手により、犬型飛行機が発表されました。ラジコン技術誌にはこのワンコの製作記事が載っていました。結局このワンコの結末は墜落大破に終わりました。今のネット社会ならば心無い身勝手な人達による書き込みでボロクソ言われる事態ですが、当時のマニアにとっては研究データの一部を公表してくれた福森さんに皆さん感謝した事でしょう。同世代のマニアなら考える事は同じです。福森ワンコは15ENG搭載の3ch機でしたが、MIG−53は3セル・ブラシレス搭載の5ch機になる予定です。羽山ワンコと侵食を共にすれば見えてきますが、犬相手のドタバタ漫才も結構楽しめますよ。


 ●  基本構造は福森わんこと同じですが、バルサとスチレンの合体機です。胴体はそのまんま羽山ミグさんの実物大スケールですので表面はアールだらけです。バルサでプランクはしますが、軽量化の為、骨組みだけの部分も出てくると思います。フィルムは何でも貼れますが、オーソドックスに和紙を張って半艶の銀粉仕上げでも面白いと思います。名前の由来は人間で言うなら53歳くらいですし、ヨークシャテリアとマルチーズのミックスだそうです。羽山氏に言わせれば雑種犬ではなく新型犬種だと言い張っておられましたので、羽山氏は怒らせたら怖いので私もそう思い込もうと努力しています。新しい犬種なら堂々と機体名を付けて開発しても良いと勝手に納得してフリーのスチレン機によるテストを続けています。


 ●  主翼構造はスチレンベースのバルサ・プランクですので、普通にフィルムが貼れます。翼型はラムロットをベースに外翼に行くに従って、Sカンバー類似に変化していきます。主翼の形状が犬耳の楕円翼ですので、主翼自体に捻り下げを付けると複雑になります。リブ組の動翼に捻り下げをつけますので、主翼には一切捻り下げの加工は必要ありません。尚、主翼はメインスパーの位置で12度の後退角と片翼3度の下半角がつく予定です。この設定は福森わんこと同じくらいにしてあります。


 ●  このわんこの事を空野さんに話したら当時の福森わんこの製作記事のコピーを送ってくれました。更に氏の提案でスラスト・ベクタリングをノーズに付けたら?と言われました。空野氏の設計した機体の中に、スラスト・ベクタリング機構の付いたトンボ型飛行機がありましたが、エレベーターと連動させると蹴っ飛ばしループに近い、動きをしていました。この機能を羽山ワンコに搭載したら、ナイフエッジ状態からの90度に近い鋭角方向転換が可能になります。ミグさんの動きそのものです。何度捕まえ損ねて頭からつんのめった事か・・・。


 ●  この羽山ミグさんの実物大わんこ型飛行機は、暫く羽山氏と二人で遊ばせてもらいます。モニュメントとして飾っておいても面白いので、販売するかどうか解りませんが・・・。じげもんドットコムのネコバスさんに猫飛行機は無いのかと言われたのですが、猫はな〜・・・、エアーボートでなら考えた事はありますが・・・、前足に団扇か小判でも持たせましょうか?・・・大いに悩むところです。素人さんの発想は斬新なのですが、両手を広げたウルトラマン・ポーズでも簡単に飛ぶ機体ができると思っています。でも熊本のKANAME君みたいに、エンター・プライズ号を飛ばしちゃう人がいますので、私も負けられません。


 ●  現在の羽山邸にはミグ氏のお嫁さん候補が来ておられます。私の年齢からすれば現役女子大生のキャバクラのお姉ちゃんぐらいです。多分ミグ氏は舞い上がっておられます。しかし!、ミグ氏は誰もが認める硬派なおとこ犬ですので、直ぐに、態度を軟化するのはポリシーに反すると思っておられます。猫族でもにゃん太君の友達(有川さんちの虎次郎君)はいるようですが、にゃん子ちゃんの友達はいません。別に男尊女卑とまでは行かないと思いますが、ここがミグ氏のアキレス腱のようです。植木鉢に頭だけを突っ込んでまどろみ気分でじっとしていたら要注意です。鬱の危険性があります。男気も大切ですが、今の彼女には草食系の雰囲気も必要だと思います。羽山さん!、硬派のミグ氏を助けてください。私にとっては大事な兄貴分ですから。


 


   

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