〇 NV−04(NEW−VEGA) ENDEAVOR  生地完成・7部組み(野菜箱で発送します)¥25000(予定価格)


● 上記画像は本機構成の仮画像です。生地完成予定は右のイラスト図の形状に成ります。(垂直尾翼の位置変更可能)

 全長・・・・・・870mm

 翼長・・・・・・830mm

 全備重量・・850g

 翼面積・・・・38,3du

 翼型・・・・・・8%半対称オリジナル

 プロポ・・・・・3ch

 仕様・・・・・・3セル・ブラシレス・プッシャー型(予定価格が確定価格になったら注文を受け付けます)

 ●  昭和59年愛知県で行われた模型飛行機のフライトショーを見学しました。この時、OSエンジンのスタッフ達が飛ばした、ロータリーエンジン搭載のプッシャー型デルタ翼機がスーパーアクロを披露しました。胸の透くような垂直上昇ロールを見た時、直ぐ虜になってしまいました。あれから30年・・・、いよいよスーパーアクロの仲間入りです。派手なクルクル系の演技を私自身好みません。どちらかと言えば長〜いローパスを含むポイントロール系の演技が好きです。オリジナル機も実機らしく飛ばしてしまうので、お仲間さんに代わると途端に異次元戦闘機に変化させてしまいます。

 ●  EBF掲示板のお仲間さんであるイタリアのリック・エンジニアリング(通称:サバティーニおじさん)は、ケロシンジェットエンジン・グローエンジンを馬鹿廻りエンジンに改造してマニアに供給しています。一昔前の台湾製サンダータイガー・エンジンをバギー用から、25クラスパイロン用のエンジンに改造したのがきっかけで、それ以来ノーマルではつまらないと言っていました。サンダータイガー・エンジンは、OSエンジンのコピーなのですが、最高回転数は日本製と変わらないのですが、スローが全然安定しませんでした。ケースの肉厚も厚く、かなりの重さがありました。ところが!、見る人が診れば改造エンジンの為に生産された破格値段の代物だったそうです。ヨーロッパの改造大好きマニアにバカうけしていたとは、OSエンジン開発部も知らなかったと思います。

 ●  このエンデバーはテストフライヤー諸氏の要望により、スロープ機とは別の概念で再設計された動力機です。翼型はスロープ用の浮きを重視した半対称翼から、推進力の妨げにならない、圧力変化の少ない翼型に変更しました。強力な推進力を持つハイパワーなモーターを搭載せずとも、少し強めのハンドカタパルトで初速が出せる様に、翼面荷重はスケール機のモーターグライダーと同等にしてあります。上空でモーターを止めてサーマルに乗れる訳ではありませんが、ジェッティーな方たちの小馬鹿にするような陰口を空耳や空気扱いで、さらりとかわせる人なら充分楽しめる機体です。

 ●  「今!、こ〜んなの製作中で〜す。」「うお〜!、凄いですねえ〜・・・。」さあ!、大枚払って買った物凄いEDFジェット戦闘機・・・。発表したからには期日までに間に合わせないと持っていけません。それまで休日は全部製作に当てないと間に合わなくなります。当日初飛行でも良いか・・・と思っていたら、間に合いませんでした。結局当日は展示のみ・・・と思っていたら、仲間の無責任な応援合戦に答えるべく・・・、セロテープでぐるぐる巻きにして無理やりテイクオフ。空中分解で再起不能に・・・。

 ●  上記と全く同じ状況に陥った東北のテストフライヤー氏が、結局飛ばし慣れたエンデバーを飛ばす事になり、4セルハイパーのF−16と空中戦をやったら・・・、旋回では小回りの効くファルコンには敵わないものの、直進スピードでは追い越してしまいました。3セルのプッシャー機でも勝負になるという見本みたいな結果になりました。テスト機の為ゴチャゴチャと色んな装置を取り付けましたが、それらが全部外れても本来の操縦系統に変化はありません。むしろ更に軽量化しますのでパワーに余裕が出る事になります。

 ●  NEW−VEGAシリーズ全機に共通する事なんですが、存在しない特殊部品はセットに入っていますが、模型店で購入できるパーツは入れてありません。安い人件費の国で作られた飛行機ではありませんので、所々プランク材が外せる場所が設けてあります。市販されている国内パーツを仮止めして台座を決定してあります。中国製品に慣れてしまったマニアにはブーイングの嵐になりそうですが、にこにこ笑顔で「サービスで・・・。」が私にとっては一番聞きたくない言葉です。一度許すと、手口をネットで公開され挙句の果てに家族に嫌がらせしてまで、「サービスで・・・。」を要求するマニアまで出てしまいました。模経歴50年以上の大御所さんに相談したら、ネットも携帯電話の存在していない時代でも、この「サービスで・・・。」を要求して傷害事件にまで発展させてしまうラジコンマニアは居たそうです。80年代のブームは田宮の¥9800ラジコンカーがきっかけで、子供にせがまれて模型屋に着いて行った親が飛行機にはまりました・・・。