〇 超軽量グライダー：ＲＩＮＤＹ－４ （生地完成：７部組み） ￥１８０００（税込み）消費税１５％まで対応可能だぜい！。
全長・・・・・・８００ｍｍ
翼長・・・・・・１６００ｍｍ
全備重量・・２６０ｇ
翼面積・・・・２３ｄ㎡
翼型・・・・・・７％層流翼
Ｒ・Ｃ・・・・・・４～５ｃｈ
仕様・・・・・・無動力
製作数・・・・５機
● ２型機の量産中にリンデンさんとの電話での会話中、（ＳＡＬ）の機体の話になりました。最近のリンデンさんはさすがに自分で衰えを感じるようになったそうです。実は数年前からこの新型ＳＡＬの話はリンデンさんとしていました。ＳＡＬ投げによる一回転でリンデンさんは目が廻るそうです。確かにデブっぽい私にもその経験があります。一回転すると眼が廻りそうになり足がもつれました。ベンツ製スペース・シャトルで小惑星帯の中を自由自在にアクロバット飛行しているリンデンさんでも・・・、地球上でのＳＡＬ投げには対応が難しいと言っておられました。いっそのこと無重力状態でのＳＡＬなら・・・と考えてみたのですが、遠心力の法則は宇宙でも同じなので、ブレーキの利かないリンデンさんは誰かが止めてあげるまで、ずっと回り続けますので余計に眼が廻ります。やはり地球上である程度楽しめる方が良いとのご要望なので、地球上でのみ飛ばす機体の設定にしました。
● 一周回転すると眼が廻るという事は半周なら眼は廻り難くなります。猿投げカタパルトにおいて一周したからといって、高度が大幅に稼げる人はそうザラにいません。ＳＡＬ機は猿投げしないとカッコつかないから皆さんやってますが・・・、見てればわかりますが本格的な遠心力付きドスコイ猿投げをしている人はほとんどおられません。 加藤無線・在職時代に木津川の飛行場においてＦ３Ａ機の（ブーメラン投げ）を初めて目の前で見せて貰いました。６０クラスの巨体を遠心力を使って両手で放り投げていました。これは投げ手とパイロットの呼吸が合わないとうまく投げれないのですが、雨上がりのヌカるんだ河川敷の飛行場のカタパルト発進方法としては、かなり有効になります。
● 高度の稼げる翼型も重要になりますが、複雑な翼型はベテラン達は上手に調整できますが、初心者には扱いが難しくなります。おまけに軽量化の為の部分プランクの主翼ですので、フィルム張りによる独特の凸凹は空気抵抗の原因のひとつとなってしまいます。部分プランク構造ながらフィルム張りでも全面プランクと同じ翼型にすれば、空気抵抗による加速の低下を防ぐ事ができます。レシプロ大戦機のムスタングの主翼が半対称型の層流翼を採用していますが、実機戦闘機の板金整備員だった私から言わせてもらうと、設備の伴わない前線基地においてこの層流翼タイプの主翼は大変助かります。必要以上のアールの無い単純翼だからです。
● ＲＩＮＤＹ－４型には７％層流翼を採用しました。翼下面がフラットですのでラムロット類似となりますが、更に層流翼にする為に翼上面の座標を一部変更してあります。猿投げで加速上昇させる時はわずかにフラップを
あげＳカンバー類似翼とし、フラットボトム翼特有の浮きを押さえ込み、滞空モードに移行したらフラップを適度に下げサーマル獲得に努めます。翼自体の構造が簡単なので調整はし易くなりますが、高価な高性能の完成機には敵わないと思います。しかし、いかに高価な機体でも調整の仕方を知らない人にとっては、普通の在り来たりな機体と変わらなくなります。初心者の方がベテラン仕様の高性能機を持って飛行場に行った場合、確かに馬鹿にされる事は無いと思いますが、テクニックを披露した時点でメッキが剥がれてしまいます。今の自分の能力に合う機体を持ち込みひたすら練習した方が、上達する近道だと思います。
● ＲＩＮＤＹ－４型は中級者（ほっといてくれ！クラス）以上の限定機です。エイリアン・クラス、ビギナーズ・クラスの方には向きませんので購入は控えてください。現在、片腕ブーメラン投げ対応の回転力強化パーツを開発中です。昭和５０年代「石政」のラジコンカーのタイヤグリップ式スターターの部品として装備された、ワンウェイベアリングの軽量化バージョンです。前進方向にはロックしますが、逆転方向は空回りします。この機能をＳＡＬ
機の翼端に組み込むと、Ｆ３Ａ機のブーメラン投げと同じ効果の出る利き腕片手投げが可能になります。野球のピッチャーは一回転しなくてもボールをＭＡＸ１６０ｋｍで投げることができます。生地完成の機体セットにはこの部品は付属しませんが、固定ピンでも利き腕の遠心力と手首のスナップでの（どすこい猿投げ）が可能になります。眼を廻さず腰を回して力一杯なげてください。ワン・ウェイ・ベアリングがピンと来ない人は、ラジコン・ヘリのオートローテーション・ギヤもしくは自転車のフリー・ギヤを想像すれば良いと思います。
<