〇 SF戦闘機・Xウィング(生地完成・6部組み)・・・現在テスト飛行中


 全長・・・・・・750mm

 翼長・・・・・・1800mm

 全備重量・・900g

 翼面積・・・・

 翼型・・・・・・完全対称変化翼(閉・完全対称:開・フラットボトム)

 プロポ・・・・・

 仕様・・・・・・無動力・スロープ・スタント機


 ●  大観峰飛行隊・掲示板の常連であるSFおたくのタッグネーム(タック)のタクちゃんが、面白い事を言っていました。「トンビさん、大変素朴な疑問なんですが・・・、完全対称翼ってフラット・ボトムの翼が上下二枚くっ付いているのと同じですよね・・・。」いきなりタクちゃん何を言い出すのか・・・、言われてみればそうだよなって思いました。更にタクチャンが「だったら、スターウォーズのXウィングが出来るんじゃないですか?。」私は呆気にとられて聞いていたんですが、なるほど!、理屈は合ってます。完全対称翼の無尾翼グライダーのアトラスコメットを作っていましたので、やってみる価値は大いにあります。おまけに、OK模型がELFのリトラクトを発売してくれましたので、これも大いに利用できます。


 ●  主翼を畳んで対称翼の時は垂直面がありませんので、境界層隔板が必要になります。主翼を展開した場合は透明なアクリル板で垂直面を増やしてやれば、方向安定の確保は出来るでしょう。現在のテスト機では、主翼が対称翼の機体と展開翼の機体と別々でテスト中なんですが、次の機体から合体機になります。搭載メカと主翼開閉に必要な機構が相当重くなりそうですので、最大スパンは2mくらいでテスト機は製作します。現在はスパン1200mmですが、開閉機能が無いので軽量に出来ます。


 ●  ネット掲示板ではネタ機扱いされそうなんですが、良く考えてみてくださいね。上半角が飛行中に自由に変化できたら、アクロバット仕様モードと自律安定性が良くストレスが溜まらない着陸モードが二つ同時に可能になります。クルクル・ヒラヒラはできるけど水平飛行のローパスがからっきし出来ないマニアでも、コンテストフライヤーとして崇められる様に成れるかも知れません。開閉可動翼のメリットは沢山ありますよ。ただし!、私のイラスト図面から丸写しで機体を作っても、直ぐに飛べる飛行機は作れないと思います。スチレンでネタ機は出来ますが、掲示板で「凄いですねえ・・・。」で終りです。当初の目的はスロープ・スタント機の予定ですので、何でもかんでも動力機・・・のマニア向きでもありません。


 ●  掲示板を見ていて感じた事なんですが、無動力のグライダーに無理矢理ブラシレス・モーターを搭載しているマニアがいます。機体の諸元を見る限り時速100km以上で飛べそうな機体に、2セル・ブラシレスのユニットを搭載していますが効果はあるのでしょうか。時速100km以上のスピードで飛べる機体に見合うユニットを搭載するのであれば、時速100km以上のスピードで引っ張れる推力を出せないとブレーキ効果で減速してしまいます。何でもかんでも動力機の失敗例は此処にあるのです。翼型を薄くすれば高性能機になるとは言いますが、動力機の場合薄くし過ぎてもこういった現象が起きてしまうので必ずしも高性能機にはなれません。パイロン好きの大御所に聞いてみてください。詳しい事が聞ける筈です。


 ●  そんな事は絶対あり得ない!と断言出来るネット物知り博士は、テトラのフィンピーに4セル・ブラシレスを搭載してみてください。百発百中・・・高性能のスピード機にはなりません。フルパワーで飛ばすには、ダウントリム一杯でも頭上げが止まらないでしょう。無動力仕様の軽量グライダーのフィンピーは、厚めのフラット・ボトム翼を採用しています。前進する限り浮きは良いのですが、スピードは然程出ません。ハイ・スピードに目が追い着けない初心者用に設計してあるからです。


 ●  このタイプの翼型ならば複葉機の世界が一つ増えるかもしれません。ページを持ってからの事なんですが、画像は見るけど活字を読まない人ばかりかと思ったらお便りが来るって事は読んでる人もいますし、活字を直筆で書いてるサーファーも居るって証拠です。女性からのお手紙でしたが、GANBAちゃんには複葉機は無いんですか?って書いてあったんですが、以外に早く実現しそうです。このお姉さんはGANBAの高翼機で入門してくれた方です。構造上高翼のGANBAは複葉機に出来ませんが、面白く飛ばし易く・ベテランにもほっとけクラスのフライヤーにも楽しんで貰える複葉機を作りたいと思います。



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