Ask-8 (Alexander Schleicher) 胴体プランクの続き (Part-12
 
● 前項に引き続き、短冊張りをやってます。一層目のバルサシートに木工ボンドを短冊の幅の分をたっぷり塗り込んでから貼り込んでいきます。厚さ1mmの木口にもボンドを塗り込んで、はみ出たら綺麗に拭き取り、一枚ずつ隙間無く貼り込みました。ボンドを塗って貼り込み・・・一晩経つと最強の2mmのバルサ合板の完成です。ガッツリ硬化してベコベコ凹みません。仕上げのサンディングを終えると、バルサの一枚シートを複雑なアールに綺麗に貼り込んでいる様に見えるでしょう。

● しかし・・・一枚の平面なバルサシートを貼ろうとしても、実際は立体のシートなので・・・熱を加えて型押しした金属板や真空成型したプラ板なら可能ですが、バルサシートの一枚貼りでは同じ状況には成りません。この短冊張りは、ネット物知り博士の皆さんからは素人さんの工作方法と言われてますが、素人仕事でも丁寧にやれば玄人の仕上がりにはなりますよ(笑)・・・。要は、数を熟せば良いんですよ。博士達のその飛行機限りの一発勝負じゃないんですから・・・。平成以降・・・インターネットが普及してからラジコン飛行機を始めた博士の皆さんは、昭和の一時代のバルサキット愛好者を多く育てた(木村のUコン)を知りません。グロー10クラスのエンジンなら、中学生でもお小遣いとお年玉を合わせれば始動用具一式込みで買えた時代です。プロフィール設定の各種大戦機のバルサキットは、中学生に絶大なる支持を与えました。キットの価格は当時の¥2000程度、お小遣いを貯めれば3か月で購入出来ました。このキットに付属していた厚さ3mm・幅10mmのバルサ棒の束・・・が、胴体の上面アールを綺麗に表現する為の材料です。

● この短冊張りに慣れ親しんだモデラーさんは、私と同じ時代を生きて来た人でしょうね。バルサシートの片面を水を含ませてアール状に湾曲させる技術が身に付いたのは、それから数年後の事です。短冊張りは初心者でも出来る貼り方ですが、決して素人さんの技術では無いんですよ。ヤフーブログの番長さんの自作大型グライダーの胴体は短冊張りが使われています。さて!・・・博士達!・・・番長さんに対して「素人の短冊張り・・・」って言って見ろ!。多分・・・博士の短冊張りの方が、よっぽど素人の短冊張りかもしれませんよ。番長さんの短冊張りを盗み見ながら・・・己の技術を向上させてからブチャブチャ講釈を言いなはれ!。

 🌅 阿蘇の大御所さんの近況

● 私よりも15歳年上ですので、現在75歳前後・・・。流石に今夏の猛烈な暑さの中では、飛行機を作る意欲も無かったみたいです。何故なら・・・この大御所さんの工作室には、ハイテク工具は沢山有ってもエアコンがありません(笑)・・・。当工房の二階の工作室でもエアコンは付いています。一階に降りる階段のドアを開けて、そっと手を差し出すと・・・明らかに冷えた空気と温かい空気の境界層が感じられます。

● よって標高500メートルと言われている南阿蘇のご自宅でも、気温が高過ぎて工作室には居たくないって思うほどの猛暑だったと予想出来ました。大観峰に頻繁に入山していた時代・・・宿泊先は瀬の本高原のユースホステルでした。此処のユースホステルの歴史は大変古く・・・昭和40年代には既に開所していました。北九州の帆柱岳(皿倉山)に向かう登山道の中腹にあった北九州ユースホステルとこの瀬の本高原ユースホステルは、日本ユースホステル協会が運営していた直営のユースでした。ヨーロッパの有名な建築家がデザインしたと言われる、当時としては大変斬新な風貌を醸し出す建物でした。

● この二つのユースホステルだけは、二十代の自衛官の頃から利用していました。年々・・・会員数も減りつつあるユース利用者ですが、当時から試験的に運営していた大人の為のゲストハウスが現在の主流と成っています。私達の若い時代とはルールも緩和され、大変居心地も良いと思いますよ。この瀬の本のユースには、数年間は頻繁に滞在して、此処を基地として滞在中、雨の日以外は大観峰に入山してました。雨の日は・・・阿蘇の街に降りて行ってのパチンコ三昧・・・。勝っても負けても阿蘇駅の温泉銭湯入浴とだご汁はセットで堪能し瀬の本に帰ってました。実はこの標高1000メートル地帯の瀬の本高原でさえ、熱帯夜になった日も夏場には何日かありました。私の若い頃・・・自衛隊の基地から、長期の休日は長距離のサイクリングで、山並みハイウエー(県道11号)を別府から登ったら、必ず宿泊していた瀬の本ユースなんですが・・・。当時は、今みたいな猛烈な暑さの夏場なんか無かった記憶があります。夜は毛布を被って寝てた8月の休日の記憶もありますよ。

● その時代の阿蘇の清々しい夏場は何処へ行ってしまったのか・・・。大御所さん・・・9月に入った南阿蘇は秋へ向かって急激にその風景を変化させて行きますが、其れと並行して大御所宅の工作室も涼しくなる様です。スパン2メートルの(BD-5)を作るぞ!っと張り切っていましたよ。

 ※ 此方地元のラジコン事情・・・スロープサイト草千里を再現

● 地元の土建屋の社長と密談して、建築資材をフルに活用した人工のスロープサイトを作ろうと企画中。アイデアを話したら、面白い!っと土建屋の社長が二つ返事で乗って来ました・・・。我が島原半島は周囲160キロ余り・・・耕作放棄地が山の中腹の至る所に点在しています。こういう畑は毛足の高い雑草で荒れ放題・・・。見晴らしの良い畑続きで長さ200メートルはあります。この放棄地を定期的に草刈りしてあげる代わりに、持ち主さんと長期借りる交渉をして・・・草千里のスロープサイトを再現します。

● 現在の草千里は、地震以前からラジコングライダーもパラグライダーも飛行禁止区域と成っています。よってあの広大なすり鉢状の斜面は使えなくなっています。私達の年代は、当時の熊本グライダークラブ主催の大会の良い思い出を懐かしむモデラーは多いです。だったら人工的に作っちゃえば良いんじゃないか?ってアイデアを出したら、話はとんとん拍子で進んでます。基本的には草千里のスロープサイトだけでは無く・・・日本中のスロープサイトが人工的に作れるので、ひと月ごとに作り変えてグライダーをとばせるスロープが沢山出来ます。

● 作ったまま長期間放置してると、必ずゲリパラのメンバーさんが占有権を主張して乗っ取ってしまいますので、最初からパラグライダーが発進出来ない様なプラットホームで作れば良いだけです。この人工のスロープサイトは、頂上の奥行きが3メートル前後しかありません。後方は杉の木の先端付近が並んでます。パラグライダーのプラットホームは、この後方の広さが15メートル以上ないとセールを立ち上げる事が出来ません。よって、セールが立ち上がる状態には成らないので、ゲリパラ・メンバーは乗り込んで来ても飛べない訳ですよ。ざまあ見ろ!。まあ・・・ね!無理矢理飛べる状況に成ったとしても、斜面を走って下る勇気は・・・無いだろうなあ・・・。そう!斜面となる人工の地面は、吹上風には耐えられますが・・・人間の体重には耐えられないからで~す(笑)・・・。

● 大型ダンプで大量の土を運んで作る?・・・テレビ報道もあった自然災害の原因にも繋がる何処かのパラグライダーメンバーみたいに、中途半端な木々の伐採や地面をユンボで削っての整地・・・なんかもやりません。不衛生で劣悪な耕作放棄地をキチンと定期的に草刈りして保存してから、建築資材でスロープサイトを作るのでトラブルは皆無・・・。ゲリパラさん達には、思いも着かない方法で建設する予定・・・。年がら年中・・・330度を海に囲まれた半島内は、どの方向から風が吹いても対応できる人口のスロープサイトが出来るんですよ。山の中だし・・・民家も無い・・・航空機の飛行ルートからも外れてる・・・。こういう発想が、今後の山スロープの歴史を変えるかもしれませんね。

  今後の建設予定の人工・スロープサイト

 ✈ 三浦半島・城ヶ島

 ✈ 博多雁ノ巣・奈多海岸

 ✈ 北九州市門司区・風師山

 ✈ ワッサー・クッぺ(トンビのモニュメント設置?)

 ● 海岸サイトを山の中腹に再現?・・・なんて、聊か邪道みたいですけど・・・まあ、大目にみて下さい。行きたくても遠くて無理。行きたくても既に飛行禁止やら・・・温暖化の影響か?既に浸食されたり防風林増殖で砂丘が無い???。なんて有名サイトも、全て再現!。多分・・・二か月ごとの飛行会に合わせて、どんどん仕様替えする予定(笑)・・・。

 ● それから一つご忠告・・・。この人工のスロープサイトは、山の見晴らしの良い中腹に建設されるので、山全体から見れば広大なサイトに見えますが・・・、標高15m・長さ150m程度の人工建造物なので、超大型グライダーやビュンビュン族のレーシングは飛べません。勝手に侵入して機体を壊されても、当クラブでは弁償しませんよ。バルサ機ならばスパン2000mm以内・全備重量1000グラム程度の機体内なら充分飛べるでしょう。それと・・・着陸失敗で、斜面に激突すると・・・本物のスロープサイトよりも壊れ方が激しいかも(笑)・・・しれませんなあ・・・。
          
● マルチプレックスの円盤ホーンとフレイアの金属パーツを組み合わせて、本機の両引きワイヤーリンケージを組み込みます。ダイレクトにサーボとラダーホーンをリンケージすると、被覆や塗装の際に邪魔に成りますが、機体の内部に画像の様なリンクを内蔵すると、被覆して塗装後でも外部ロッドのリンケージだけで済みますので邪魔になりません。
 
● このマルチプレックスの円盤ホーンは其のままのサイズでは使えません。必要な形状を残して削り取って初めて使用する事が出来ます。こういう独立した内蔵ホーンをリンケージする基本なんですが、必ず回転軸中心からの作動幅を前後とも同じ距離で両引きすれば、サーボの回転軸の範囲は其のままラダーホーンに連動します。しかし・・・本機の場合は、ラダーの厚みが最大で30mm近いので、サーボホーンの動きよりも作動角は少なく成ります。
 
● マルチプレックスの円盤ホーンを加工しました。二つとも同じ大きさに見えますが、手前の方が穴一つ分小さいです。こちら側がメカプレートに固定され、ラダーサーボと連結されます。このマルチプレックスのホーンには細かい加工が施されてあり、見えるEリングのシャフトは下面がねじ山ですので、其のままベニヤのプレートにナットで固定します。回転するホーンの中心付近にはねじ山が切ってないので、かなりスムーズにガタ無く動きます。
 
● 後部胴体側のラダー用内蔵リンケージホーンの取り付けを行っています。ストリング材がバルサ棒なので、まずはベニヤの台座をストリング材に埋め込みます。この上に内蔵する両引き用のラダーホーンを取り付けます。スペースが限られていますので、リンケージの作動に支障を出さない位置で取り付けなければなりません。その為にある程度の強度を残した円盤型ホーンの形状をしています。
          
● OK模型のフレキシブル・ロッドの黒いアウターパイプを使って、両引きのラダーワイヤーのガイドユニットを作ります。黒いパイプの表面に粘着性のマスキングテープを貼り込んでから。鉛筆で其々の必要寸法を記入し寸切りしました。短い方で10mm・・・長い方でも15mmもあれば充分です。
 
● ダイカットの抜き残骸のベニヤから部材を取りました。手前はテール付近の胴枠に直接接着するタイプ・・・後方二つは、2mmのベニヤ胴枠を挟み込む形で固定します。手前二つのガイドパイプの取り付け位置は調整出来ませんが、後方二つのガイドパイプは、ある程度上下の移動が出来る様に作りました。なるべくワイヤーが直線で引ける様に調整する為です。画像の仮止め位置なんですが、下方が胴体上部と成ります。よって、エレベータ用のバルサロッドとの干渉も避ける位置で固定せねば成りません。
 
● 尾翼の内蔵リンケージもようやく終わりに近づいて来ました。サーボはJRの(NES-507)を仮搭載していますが、このサーボは標準型と呼ばれるサイズですので、最近の同程度のサイズでもトルクの大きいサーボがあれば、其方を搭載した方が信頼性は向上します。ただ・・・その分、消費電力も増えるので、本機の場合は主翼内蔵サーボ分も含めれば・・・1200ミリアンペア以上の電池を搭載した方が良いと思われます。バッテリーの容量は2000ミリ辺りまで搭載可能なんですが、多分・・・本機の場合、鉛等のバラストを機首側に搭載しないと重心が取れない可能性もあります。なるべく大型のメカを搭載する事をお勧めします。このサイズの機体には・・・1グラムでも軽量化・・・の言葉は通用しません(笑)・・・。

● 直径12mmのバルサ製のロッド棒には、刷毛塗り程度に希釈したクリアラッカーを三回ほど塗り重ねてサンディング・・・。その表面にソラーフィルムの赤いトランスパレントを貼り込みました。この方法は、昭和40年代・・・リンケージロッドがバルサ棒全盛の時代に、当時のモデラーさんがラジコン技術誌に投稿したロッド棒の表面処理の簡略化としたのが、その後・・・大勢のモデラーに認められて拡散したアイデアです。現在は、ノイズレスパイプに細いピアノ線が主流ですが・・・。現在でも大型機ならば充分通用する技術でもあります。
 
● ノーズの先端の胴枠に取り付けられた多数のビス・・・見慣れない光景でしょうなあ・・・。此れはですねえ・・・羽目殺しのグラスの胴体内部にベニヤの構造物を入れて接着しますが、確実に固定する為の裏技とも言えます。胴枠をグラス胴体の内部に接着するんですが、市販の二液混合型の練り練りエポキシを塗り込んで硬化したけど、イマイチ・・・綺麗に接着されずにベニヤの胴枠がグラグラしてるみたいに感じた事はありませんか?。

● それはね・・・グラグラしてるんですよ・・・。何故グラグラするのかって?。まあ・・・考えられる事は、積層された最後のグラス繊維の溶剤が、足らずに硬化しちゃったからですよ。この事態・・・中華製の完成機には頻繁にお目に掛かれますよ(笑)・・・。グラスの胴体内部に確実にベニヤ部材が固定されて初めて!・・・サーボマウントのサーボが確実に尾翼の動翼に力を伝えます。そのマウント自体がグラグラしていたら・・・。ね・・・・。

● 溶剤不足のグラスクロスの上に幾ら大量のエポキシを塗り込んでも・・・溶剤不足でクロス自体がフニャフニャしてたら、胴体の内側のクロス面とベニヤの胴枠は確実に接着されているかどうか解らないですよね?。中華機を量産している協力工場の作業員が、こういう細かい所まで気にしながらグラス胴体を組んでいるか・・・ってレベルのお話ですよ・・・。

● ノーズコーンを被せると、鈍いですが胴枠が透けて見えてます。このグラスコーンに着色してあったら・・・この裏技を以てしても・・・グラスコーンの確実な接着は望めなかったかも知れませんなあ・・・。この辺は、リチャード氏・・・よく解ってるみたいですなあ。このコーンは一応二液性の練り練りエポキシで接着します。そして更に、グラスマットを解したウールを、この水糸と胴枠の隙間に詰め込み、溶剤を流すと・・・ウールの毛細管現象により溶剤を吸着し細かい隙間を埋めてくれます。この不思議な裏技は、こういう見えない箇所への溶剤を確実に流し込み硬化させる技術です。まあ・・・昭和53年・・・初めてのファントムの板金修理の時に、羽目殺しの出口の無いハニカム動翼内部に溶剤を流す時に使った技術でもある・・・。削った金属片がハニカム動翼の内部で踊り捲ると金属疲労の原因に成る・・・。取り出すのが一番良いのだが、ハニカムをバラす事に成るので其方の方が作業が大変に成る。取り出せないのなら、内部に溶剤を流して固めてしまえ!・・・。合理性重視の(USTO=マクダネル・ダグラスの技術指令書)には、そう記載してあったので、溶剤を調合して・・・流し込んで固めましたとさ!。実戦経験豊富なアメリカの技術者のリベラルな脳みそに感謝!感激!雨霰~・・・って、当時の若き整備員の私は思いました・・・。今回の裏技のネタはこの時の応用です。
 
● キットに付属している金属ワイヤーを加工しています。ラダーリンケージの両引き用ワイヤーとしては、ちょこっと寸法がギリ。過ぎますなあ。キットのままのリンケージだと初心者さんには難しいかもしれませんなあ・・・。OK模型・・・テトラの大型機用のワイヤーリンケージセットを使った方が楽かもしれませんなあ・・・。ただし、このテトラ製のワイヤーは、ガソリンエンジン搭載の様な大型機には、ちと・・・役不足なので、キット指示の専用品を使った方が良いかも知れませんよ。

● 本機のワイヤーは、CL(コントロールライン)・・・所謂、Uコン用のコントロールワイヤーです。この手の金属製の縒り線ワイヤーの泣き所なんですが、画像の様に輪っかに成って縒れたワイヤーを、無理矢理引っ張るとダマに成ってしまいます。この状態で引っ張り荷重を加え続けると、何れ切断します。此れはこういうワイヤーの特徴でもあるので、模型業界のみならず・・・こういう金属製の縒り線を扱う業界人ならば誰でもご存知です。フレイヤのキット全てがこの方法とは思いませんが、もしラダー用の両引きワイヤーが付属していたらご注意下さい。ヤフーのブログには、CL機のモデラーさんも沢山居られますので、詳しい事は其方でお尋ね下さいね。

 ※ ラジコンマニアに共通する他趣味

● 地元のラジコンマニア・・・に!共通している他趣味の存在・・・。私だけかと思ったら、まあ・・・居るわ居るわ・・・。パチンコ・パチスロ好きが・・・。何故にパチンコが好きなのか?・・・。ただ一つ言える事は、雨が降ってるのに飛行場でガヤガヤと立ち話するよりは、夏場クーラーの利いたホールで涼むのも良いんじゃない?ってのが共通している・・・。

● まあ・・・地元は田舎なモンで・・・、見える山のジャガ畑に囲まれた耕作放棄地が飛行場・・・そして麓のパチンコ屋・・・。その距離間はクルマで15分程度だし・・・。雨が上がっても二時間は使えません・・・。よって止まなければ一日中、クラブ員全員がパチンコ屋に滞在してます。基本・・・私よりも若い子達は、パチスロ専門・・・。私よりも年上はパチンコ専門・・・。私はパチスロ派。

● 私のページに着信するメールは、ラジコンモデラーばかりではありません。「トンビさん!。あそこのホール・・・新台入ったよ!。」のパチスロ大好きのマニアも多い。私はボーナスのみでコインを増やすAtypeも好きなんだが、RT(リプレイの集中役)の規定ゲーム数でコインをジワジワ増やすATtypeの機種も好きです。AT機は特定の小役で状態移行・・・見事RTを引き当てたら、その規定ゲーム数の間に再び特定小役を引いてゲーム数の延命を増やす。まあ・・・此れだけの単純な作業なんだけど、此れがロールプレイングゲームみたいにストーリーが進むから面白いんですよ。テレビ相手にコントローラーでピコピコ!を、やってた世代じゃないんでファミコンは殆ど解りません。テレビゲームで知ってるのは、基地の喫茶店に有ったテーブルタイプのインベーダーゲーム位しかやった事ないし・・・。

● パチスロで勝ちました!負けちゃった・・・の勝負よりも、これはカスタム業の性なのか・・・。このパチスロ機のゲーム性が気になりだしたら、理解するまで終わりません。さあ!閲覧中のパチスロ大好きのラジコンモデラーさん!・・・。パチスロ機はパチンコみたいに釘をいじって出玉調整が出来ないので、確立設定が6段階あるのはご存知の筈・・・。設定1~2は回収設定・・・打てば打つほど負ける設定・・・。3~4は遊び設定・・・運が良ければ勝てますよの設定・・・。そして5~6は、勝てる可能性が大でっせ!の設定・・・。

●パチスロ歴が長い人ほど、勝てた時の台の挙動と負けた時の挙動を覚えていると思います。ところがですなあ・・・これは、ホール側のトラップなんですわ~・・・。一日中打っていて日中はパッとしない台がいきなり夕方から噴き始めるパターンもあれば、朝一から噴き捲ったけど、2000枚程度のコインを吐き出したらピタリと止まって、今度はジワジワ呑み込むパターン・・・経験あるでしょう?。これはね、ホール側のトラップ(打ち換え)っていう手口なんですなあ・・・。確率論を詳しく語ったら、この項10ページくらいに成るので手短に説明・・・。要するに・・・最高設定の6をいきなり設定1まで落とすと、その挙動は極端!。パチスロ台の癖なんだが、前回の設定を数千ゲーム間・・・もしくは数千枚の払い出しまで引きずる傾向にあるとの事・・・。よって、開店前に低設定から最高設定に打ち換えると、数千ゲーム・・・もしくは数千枚のコインを飲み込むまで前日の最低設定の確立を引きずった後・・・いきなりの大爆発が始まる・・・。だから朝一爆発する台は要注意・・・。最低設定への変更の可能性が大きいので深追いは禁物です。

● 自分の工作室でも出来る、この引きずる確率の七不思議・・・リアルに体感できるグッズの作り方・・・。飛行機製作のモチベーションアップに役立つかもしれませんよ。まず・・・安いピンポン玉を20個購入・・・。その内一個に当たりとマジック書きする。ダンボールの箱に拳の入る孔を設けて、箱を密閉・・・。当たりのピンポン玉を含む20個を箱に入れてよく振り・・・。その箱の中に手を入れて一個だけのピンポン玉を取り出す・・・。当たりでも外れでも出したピンポン玉は、元に戻す・・・。要するに・・・1/20の確率で100ゲーム行って当たりのピンポン玉を何回引いたかを計算・・・。

● 次に・・・当たりを含むピンポン玉を15個に減らして100ゲーム行ってみる・・・。多分・・・20個の時と変わらない確率で当たりを引き続けてると思います。そして更に100ゲーム追加して調べるとあら不思議!・・・今度は減らした1/15に確立が終息していきます・・・。あれ?昨日よりも出玉が落ちてる様な感じの挙動を台が示したら、前日の好調な台の挙動から、一段階設定を下げたって事です。20個のピンポン玉をいきなり10個に減らした時の当たり玉を引く確率と、じわじわとピンポン玉を減らす確率とでは、如実な違いが見れるんですが、試行回数を増やせば増やすほど・・・その確率は終息するんですよねえ・・・。此処まで実践するとストレスも解消!・・・さあ!飛行機製作に戻るか!って気分にも成れますよ。(Part-13に続く)