Ask-8 (Alexander Schleicher) 主翼の組立・継続中 Part-23
 
● 1mm方眼紙を厚紙にスプレー糊で貼り込み、作図して画像の様な小型の治具を作りました。メールの要望に、時々なんですが・・・この厚紙の入手先を訪ねるモデラーさんがいます。この厚紙の購入先は、普通に文房具店です。ただ・・・全ての文房具店で取り扱っているのかと言うと・・・そうでもありません。何だよおおおお!やっぱり、都会じゃないと無理なんじゃねえの?・・・って勘ぐるのは早合点ですなあ(笑)・・・。

● 人口がどんどん減って行く・・・我が町の周辺の田舎町に有る文房具店に在庫してあって、当工房でも定期的に購入してますが、在庫が切れて入手不可能状態に出くわした事が一度もありません。よって、条件が揃っているなら田舎町の文房具店でも普通に入手が可能ってレベルですよ。

● では!・・・どういう条件なのかと言うと・・・、大概の文房具店っていうのは小学校の近くに隣接し、先生や生徒が大半の顧客ってお店が、まずは第一条件・・・。次に!保育園や幼稚園が同じく近くに隣接していると、大変入手し易いと、文房具店のご主人が言ってましたよ。要するに・・・この厚紙の使用頻度の大半は、保育園と幼稚園からの購入が圧倒的に多いそうです。

● この厚紙には裏と表がありまして・・・。表面は画用紙みたいに真っ白ですのでお絵かき・落書き専用の厚紙なのだそうです。この厚紙を保育園の壁一面に貼ると・・・園児たちがクレヨン持って落書きを始めます。この園児たちの落書きが一杯に成ったら、個々の園児の落書きを細かく切り分けて、指導の資料にしたり・・・額に入れて父兄に渡したりと・・・子供の成長に欠かせない自由な表現力を養うグッズとして最適な厚紙なので、文房具店側は在庫を切らすわけには行かないのですよ(笑)・・・。だから、当工房が不定期にお店に出向いても・・・何時も在庫が揃っています。これ等の条件に見合うお店を探してみて下さいね。
 
● この様に木部の口金に被せて・・・開いた孔に沿わせてボールペンでトレースしたら・・・孔を丸く広げる為の基準線が描けましたよ。このラインに沿って組みヤスリを使って丸く削り込めば・・・パイプにピッタリの穴開けが可能に成ります。この時に、半丸の組みヤスリで、ダクト奥の斜めに切り落とした部分も円錐状に削れば、リードハーネスのコネクタの角が引っ掛かってしまう状況は、回避できます。最初はね・・・こういう細かい作業って面倒臭いって思うものなんですが・・・好結果が得られると必要な加工なので、此れが当たり前の作業に成ってきます。要するに・・・ストレスの塊だって思ってた複雑な構造が・・・普通に出来る様に成るってことですよ。此れが己の知識と技術の向上だという事です。そら!閲覧しているモデラーさんからお褒めの言葉が頂けるのは当たり前ですなあ・・・。知らず知らずの内に、自分の模型製作レベルが向上するんですから、その分野において貴方のレベルに達していないモデラーからは羨望の眼差し・・・。他人のフンドシ(画像の丸写しによる無許可転載)で手っ取り早く有名人を目論んでも、記載する文章と工作技術が吊り合わないので、説得力に欠けます・・・。模型世界は、ガチンコ勝負!。己の知識と技術だけで戦う香ばしい世界とも言えますなあ・・・。
 
● シングル型のエルボのトレース治具をツイン型エルボで使う場合は、一部を切り離してフリーにして下さい。普通に使えます。このツイン型のエルボは、主翼中央側の翼下面までハーネスを誘導し・・・外部に出す為のモノです。真ん中のベース板が一枚なので、上下に段差の出る板を貼り込み仕上げてあります。
 
● 四角い出口の四隅に・・・長さ10mm・斜めカットの三角材を貼り込む事64回・・・。よって64個のチマチマした作業を繰り返し・・・完成した木製のエルボは、全部で6個・・・。寸法は短くしてますが、画像の状態で主翼に組み込みます。多分・・・殆どのモデラーさんが敬遠するだろう・・・と思います。

● 如何にプランク前の羽目殺しのリードハーネス内蔵が楽な作業か・・・誰でも知ってますなあ・・・。ただですね・・・、当工房で試作して長期に渡ってテストを繰り返し、量産型の試作機を新調した時点で欲しいと要望のお仲間さんに譲渡する訳ですが・・・。渡す前に・・・羽目殺しのリードハーネスは新品のハーネスに交換してからお渡ししています。まあ・・・其れが礼儀ってモンですよ。羽目殺しって言ったって・・・新品のリードハーネスを抜き取る古いリード線のコネクタに繋いで、抜けない様にセロテープで巻いてから抜き作業をやれば簡単に交換出来ますし・・・。だから・・・抜ける様に羽目殺しにする!・・・のが、上手な工作方法と言えますね。

● 阿蘇の大御所がオーナーさんの、当工房製作の霧ヶ峰式・鷹号の主翼内のハーネスはパイプ配管無しで製作したんですが・・・、その生地完成の主翼構造を見た大御所さんは、新しい!って褒めてくれました。本機のハーネスの取り付け位置と全く同じなんですが・・・目で見て確認しながらハーネスを通せるので新しい構造なんだそうです。部分プランクの主翼ですよ。普通に・・・。メインスパーから前縁側は両面ともプランクしてますし・・・。でも、自分の両眼でハーネスがリブ間を確実に抜けていくのを実感できる構造なので・・・面白いそうですよ。其れでいて・・・主翼の強度は落ちませんし・・・。まあ・・・大観峰や俵山のサイトで大御所と出会ったら聞いてみて下さい。通常のバルサキットでも・・・ご自分の改造で、同じ構造にする事は可能ですよ。生地完成後に普通に通せますので(笑)・・・。
 
● エルボと共に配管パイプを固定中です。スポイラーのパイプは短いので然程気にする事は無いのですが・・・、エルロン用のパイプは1200mmもあるので、途中の肉抜きリブに画像の様な半丸加工のブラケットを使って、パイプを固定しなければ途中で垂れ下がり安定しません。

● ネット普及後にラジコン飛行機を始めた、主にIT産業に従事されているモデラーが急激に増えた時期が過去に起きています。まあ・・・手っ取り早く有名人を目論むモデラーが増えたのも、殆どがこのIT企業関係のお方達・・・。その時に感じた事は・・・リンケージが大変甘かった印象があります。まあ・・スチレン製のファンフライが流行った時代でもあり・・・初心者でも簡単に自作できた事から・・・爆発的にモデラーが増えました。ただ・・・そのスチレン製のファンフライのリンケージが・・・大変好い加減でしたねえ・・・。水平飛行が全くできない代わりに・・・フリフリヒラヒラの曲芸みたいな飛ばし方が、ベテランフライヤーの最高の演技・・・って勘違いされていましたので、顔に・・・後頭部に高速回転のブラシレスモーター付属の大直径のプロペラを当てられるモデラーが続出・・・。ただ、初心者のフライヤーは、フルパワーで地上に落ちて来たファンフライ機が全く壊れないので、人に当てても大丈夫!って勘違いしたまま、今度はエンジン模型飛行機に移行しました。当然ですが、ファンフライのエンジン仕様機を、ギャラリーの頭上でフリフリヒラヒラ・・・。ご本人は・・・ファンフライは人に当てても大丈夫だと錯覚していますので、此れが人身事故に発展すると・・・自分の過失なのに・・・何処か他人事の弁明ばっかりしてましたねえ。

● 誰かが妨害電波を入れたとか・・・メーカーのプロポが誤動作を起こしたとか・・・挙句の果てに、そんな所に居るから飛行機が落ちた時怪我をするんだ!・・・とか、顔から・・・頭から・・・血を流して痛がっている被害者に対して、言える台詞じゃねえだろう!。飛行場に救急車がやって来る・・・後ろからはパトカーもくっ付いて来る・・・。此れに加害者さんは、大激怒!。「何で!事件にしちゃうんですか?。そんな!僕・・・犯罪者扱いじゃないですか!。僕ううううう!絶対に容認出来ません!。」・・・って金切り声で叫んだって、無理なお話・・・。要救護者に対して最初に言う言葉じゃ無かったやろ!。要するに・・・加害者側が反省しなかったから、公的手段をクラブ側の役員さんは選んだって事ですよ・・・。この加害者さんもIT企業のモデラーさん・・・。当ページに頻繁に登場するネット物知り博士と呼ばれる種族です。知識だけは玄人以上・・・ところが技術とマナーは素人以下・・・。そして!事実を歪曲した情報操作は神様レベルの領域です。

 
● 薄いポリプロピレンのストローなので、指向性が強く柔軟性に欠ける性質のパイプです。ひねくれた状態で固定してしまうと、季節の温度変化に順応して悪さをしてしまう事もあります。そこで・・・メインスパー同様に直線配置を維持させる目的で、リブ間毎の簡易ブラケットの取り付けが正確に直線で接着固定できる様に・・・パイプ内径よりも僅かに細いバルサの丸棒を1250mmまで延長して挿入・・・。直線をある程度確保してから、簡易ブラケットとパイプ・・・そして更に各リブを接着固定しています。

 
● 此処でプランク作業に必要なボンド類の説明・・・。既に廃業してしまった加藤無線(MK)ですが、このメーカーの新作機の試作機やら量産された生地完成機は、その組立に使われた接着剤の主剤は、画像の木工白ボンドが大半を占めていました。エンジンマウント周りは当然なんですが、二液混ぜ混ぜのエポキシ接着剤・・・主に24時間硬化タイプ・・・。治具に固定しながらどんどん量産・・・。よって私自身は、一番使い慣れているので木工白ボンドを主剤とする場合が多いんですよ。

● 左端から硬化時間の遅い順に、タイトボンド・・・木工白ボンド(酢酸ビニル溶剤41%配合・水分59%配合)・・・白ボンド速乾タイプ(酢酸ビニル溶剤55%配合・水分45%配合)・・・の三種類を使って組んでいます。ヤフーブログの自作モデラーさんの中にはタイトボンドの愛好者も多く・・・硬化時間が遅い割には、しっかり接着出来・・・パテ配合なので、水分が完全に抜けると、サクサクと削れる快削性を有する接着剤なので、じっくり腰を据えて組み立てる玄人モデラーに向いていると言えますなあ・・・。彼らの仕上げた自作模型の生地完成状態品を見れば、一目瞭然!・・・。玄人モデラーさんが閲覧すれば、文句の付け様が無い位に安心して眺めていられるレベルでしょうね。

● ただ・・・粘度も水溶性に近い事から、プランク作業にはちと!コツが必要・・・。木口が柔らかいと硬化する前にどんどん木目が吸い込んでしまうので、まずは木部の木口をある程度処理する手間が必要です。レーザーキットから入門して瞬間接着剤を組み立ての主剤に使う若年層のモデラ―には、じれったくなる様な乾燥の遅さでは有るので・・・敬遠されがちな接着剤ですなあ。

● 当工房が頻繁に使うのは、この黄色容器の木工ボンドと速乾タイプの白容器の二種類ですね。各種のクリップで圧着すると、その乾燥時間が飛躍的に早くなる速乾白ボンドは、ある程度に抵抗感を有する溝勘合にその力を大いに発揮できますが、広範囲に塗り込みをすると、最初に塗った箇所が硬化を始めてしまうので・・・広範囲のプランク材の接着には不向きです。一方の黄色容器の白ボンドは、昔から愛されて来た硬化速度が遅い白ボンドです。家具の製造業では、此方の黄色容器の配合剤を使う場合が多いです。
          
● 値段的には黄色容器の白ボンドの方が、3割がた安いですね。配合比率でビニル樹脂が少ないから安いって訳でも無いみたいですよ。同じ白ボンドなら速乾タイプが高性能みたいに見えますが・・・使用目的に合わせると、黄色容器のボンドの方に軍配が挙がる場合もあるって事です。最近は・・・この速乾白ボンドの右側に位置する、何でも接着可能なエポキシみたいな白ボンドも有りますが、黄色容器の倍以上の値段が付いてます。まだ・・・頻繁には使って無いので紹介していませんが・・・スチレン素材と組み合わせた水物ラジコンの組立には、大いに活躍する可能性も考えられますので、其方の模型製作の記事が始まったらご紹介しましょう・・・。
 
● リードハーネスの出口となるツイン型エルボは、出っ張った部分を切り取って成形し・・・プランクする面とツライチ加工する必要があります。よって、エルボの木口のみを平面にするのではなく・・・リブ間全体を翼型に沿った見えない平面にサンディングしないと、プランク材の裏面にピッタリと沿わなく成り、確実な接着は望めなく成ります。
          
● この孔はスピードブレーキ作動用のサーボを搭載するスペースまで、リードハーネスを導いた出口と成ります。今回は、ストローでガイドパイプを作りましたが、このメインスパーを貫通する厚さ15mm程度もガイドパイプを入れてあります。本機を製作中に気づいた事が有るんですが・・・、このスパン方向のガイドパイプのみ取り付けて・・・メインスパーを貫通させる短いガイドパイプは省略し・・・別の部材で構造体にしたラッパ状の出口にした方が、リードハーネスの引き回しには便利だと思いました。次回作で、同じ様な配管をする際に試してみましょう・・・。リンケージが少しやり易く成ろうかと思います。
 
● まずは・・・主翼の下面からプランクを行いますが、その為にはこのリブ組治具に直付けの機能変換治具部品を追加して行かなくてはなりません。この作業が・・・またまた厄介です。主翼を組立てる前に決定していたのは、リブ組の治具のみ・・・。この治具を使えばメインスパーの補強材取り付けまでは、変更なしで使えるんですが・・・。今回は、プランク接着時に使用するマチ針の本数を極力少なくする・・・という目的が有りますので、中々工作が進展しません。

● PVC樹脂のブラケットを上下ひっくり返して固定している訳ですが、此処にビス止めされた治具の元に成る(5×15mm)の断面寸法を持つ定尺一杯のバルサの棒材が、追加治具の台座となります。更にプランク時にはテンション掛けのゴムバンドが多数取り付く事になりますので、その為の専用フックもリブの数だけ必要に成ります。もう一つ言うなら・・・このテンションゴムの伸縮力でアングル材と一体に成ってバルサの台座は、上方に物凄い荷重が掛かりますので・・・この台座の必要強度を確保する為のブラケットを新たに作らなければなりません。ホレホレ!・・・EZ工法にニアミスして来たぞ!(笑)・・・。ただですね・・・。此処までデカいEZ工法の主翼組立治具なんて・・・正確性に欠けるので実現不可能でした。パートのおばちゃん達が、世間話をしながら楽しく組めるような汎用治具でもないですし・・・。重くて嵩張るし(笑)・・・。まあ・・・ね。EZに使われていたスチレンシートの定尺一杯で作ったとしても、主翼二分割で1850mm以上の機体は作れないのですよ!。だったら俺が自作で作ったるワイ!っていうモデラーさんは、勝手に作って下さいね!。多分・・・途中でシートを繋いでも荷重分散が上手く出来ないのが、EZ機のスチレンシートなので・・・バンザイ確定機を作ってる危険性もあるかも知れません・・・。
          
● 各リブの位置を専用の簡単なゲージを作ってトレースしています。このゲージが有るのと無いのでは作業スピードが遥かに違って来ますよ。単純に(5×15mm)のバルサ材をコの字に組んだだけなんですが・・・。前縁補助材をガイド板にして、前後に移動するだけの簡易的なゲージですよ。綿密にいいいい!・・・には使えませんので、博士の皆さん!諦めて下さい!・・・。単純にゴム掛けするフックの取り付け位置をアバウトに決定してるだけですから・・・。



● 本機の製作と記事を記載しながらも・・・本機に搭載予定の各種機能(自作軽量スピードブレーキユニット)や(本機キット付属のレリーズフックの新機構考察)やら・・・あれこれ考えながら進めています。意外と頭の上に白熱電球がパッ!💡っと点くのも、トイレで魚雷を投下中が多いので、電球が💡たらトイレに籠って備えの落書き帳にあれこれイラストを書き捲り・・・。そんなん!嘘っぱちやろう・・・って思ってるモデラーさん?。トイレの中で魚雷投下中に、ラジコン技術誌を読んでみな?・・・意外と自分には理解不能だって思ってた記事の内容が、頭の中に理解できる知識としてインプットされるから・・・。
 
● まだまだ・・・ダイカットの抜き残骸の利用価値は大きいですなあ・・・。プランク治具を作る為に前縁補助の取り付けユニット部分を補強する為の、ブラケットを作ってみました。作業時間は僅か一時間少々・・・。必要個数以上のどんぶり勘定的な個数分作ってしまいましたが、まあ・・・何かに使える形状なので、作り過ぎて後悔してますううううう!って心境でも無いですなあ・・・。

● このブラケットで必要な箇所は、正確な直角にブラケットが仕上がる事が大事であって・・・一応高さのみ、30mmと35mmの二種類を作ってますが、高さのみが違うだけですので、残りは全て共通部品です。かなり・・・綿密さからはかけ離れたアバウトなブラケットですよ。高さなんて・・・治具に原寸合わせで、上部をカットする事を前提で作ったので二種類だけですし・・・ね。上記でも述べた様に、神経をすり減らして作るがんじがらめの超精巧な治具って訳でも無いんです。要するに・・・必要な寸法出しの部分のみ正確に出来てるなら・・・かなりアバウトな外観でも良え~でっせ!・・・って処ですなあ・・・。
 
● フックの代わりにタッピングビスをリブ数分取り付けています。捻じ込んだ木部は厚さ5mmのバルサ棒・・・。ゴムのテンションにバルサ棒で大丈夫なのか・・・。大丈夫なんだなあ・・・此れが!・・・。こういうフックを木部・・・それも、ヒノキやベニヤじゃない軽量木材にねじ込むだあ?・・・トンビィ~!お前は馬鹿かあ~?。って思ってもらってケッコウ!メリケン粉ですなあ(笑)・・・。

● こういう補強材の取り付け構造なんですが、荷重が一点に集中するのに・・・このバルサ棒では耐えられる訳が無い・・・。しかし…捻じ込んだタッピングビスのサイズは(直径2,6mm・長さ10mm)です。バルサ材に小穴を突いて普通にドライバーで捻じ込んでます。タッピングビスっていう代物は・・・捻じ込む材料の硬さよりも深さが重要に成ります。

● キャノピーやサーボハッチを固定するのも、こういう小さいタッピングビスを多用しますが・・・メーカーさんのキットに指定された取り付け方法は、ハッチやキャノピーの厚みよりも数倍の厚みを持った受け側を、必ず設けて固定する様に成っている筈です。要するに!・・・タッピングビスを確実に固定するには、厚みのある材料を受け側の台座に用いれば良いのですよ。この場合・・・ビスの長さの半分近くを筋目のしっかりとしたハード系バルサ棒にねじ込むんだから安定します。
          
● ただし・・・リブ数分のテンションゴムでプランク材を押さえようとしても、このユニットの台座自体がテンションゴムの収縮力に負けていたら・・・確実にプランクする押さえの圧着力は弱くなってしまいます・・・。そこで!このゴムの収縮に耐えられる様に、定盤とユニットを複数のブラケットで結束すれば良いのです。定盤にビス止めしたのは厚さ5mmのバルサ・・・此れに3mmのラワンベニヤを直角に貼り込んだ訳ですが・・・ユニットはゴムの収縮によってユニット本体を持ち上げようとします。此れに耐えるにはブラケットの垂直面を、ユニットのバルサ棒にビス止めで固定すれば良いんですが、厚さ5mmのバルサ材の木口と厚さ3mmの垂直面を有するラワンベニヤの接着面は、範囲が狭いので強い伸縮はせん断応力となって、強い荷重が一点集中します、この荷重の集中を緩和する為に、大きめのバルサの三角材を貼り込んでます。ソフト系のバルサの三角材ですが、もっと小さい三角材の方がブラケットの見栄えの点からすれば良い方ですが、このブラケットの使用目的は・・・ユニットの完全固定ですので、なるべく広範囲の接着面を確保する為に、大きめの三角材を使いました。ミテクレは・・・良い方じゃないですなあ・・・。
 
● 本機の抜き残骸・・・まだまだ使えるぞおおおお!。厚さ2mmのラワンベニヤの端っこから、15×20mmのクッキーを90枚材料取りしています。此れも主翼のプランクに使う為のブラケットの部品に成ります。画像を見て・・・此れは!・・・もしかして、あれに使えるんじゃないか?って閃いたモデラーさんは、自分の飛行機が壊れた時に、この閃いたアイデアを使って簡単に修理が出来ると思いますよ。

● 画像の抜き残骸の翼型・・・此れは正確な本機の翼型です。その抜き残骸の翼型を其のままトレースすれば、大きさは僅かに小さく成りますが・・・翼型の本に掲載されている正式な翼型とほぼ同じ物が手に入ります。最近のバルサキットは、ダイカットよりも正確に型抜きされたレーザー加工なんですよ?・・・。キットの諸元に翼型が表記されていれば、その翼型をネットで調べれば、どういう性格を持った翼型なのか、簡単に解る筈です。翼型の本をコピーして拡大…縮小・・・する手間が省ける、翼型一機分のテンプレートが手元に残るので・・・自作の飛行機を作る場合、自信を持って自分のブログの製作記事で発表出来ますよ(笑)・・・。

 
● リブ組の治具に使うL型の木部品は荷重が掛からないので、金太郎飴カットで量産しても良いんですが・・・。このL型の木製ブラケットは、ゴムのテンションに絶えず晒されますので・・・強力に接着したブラケットにしないと、用を足さない部品と成ります。よってはみ出す位に木工ボンドを塗り付けて・・・画像の様に組み合わせ・・・。(⇓ ⇓ ⇓)
 
● 強力なハンドバイスで圧着・・・。金太郎飴カットなら、とっくに90個のブラケットなんか出来上がってますなあ・・・。しかしながら・・・強力な首つり状態での使用の為・・・一個ずつ、ハンドメイドの手作りって方法で作業してます。この部品が出来上がり・・・穴開け作業が終われば、タッピングビスでガッチリと定盤に取り付けて・・・いよいよ!プランク開始と成ります。

● 尚・・・此処までに作った主翼組立に関するブラケット類の小物パーツは、主翼下面のプランク後は其のまま上面のプランク治具への変換時に、再度使用できる様に構成しました。まあ・・・言い換えれば、フレイヤ製の同種のグライダーキットならば、同じ構造に成る場合が多いですので、共通して使える様にしました。(Part-24に続く)