🐈 ネコ好きさんの為の工作シリーズ 1/20 キャットタワー

 🐱 ネコバスさんからの次の指令・・・標高20メートル弱のキャットタワーを作るぞ!・・・???・・・。ナ!何ですと!・・・。「クーガーでも飼うんですか?。」・・・「いやいや・・・ネコ科は茶ブチのレイだけでよか!。クリスマスのイベントよ!。」・・・なんだそうですが、高さ20メートルのキャットタワー・・・誰が組立てるんですか?。」・・・「そら!俺とお前しかおらんやろ!。」・・・。ネコバスさん、遂に暴挙に出たか・・・。で!・・・渡されたのは1/20の縮小図面・・・。まずは模型を作れ!との指令・・・。「今週末は三連休やし、台風来よるし・・・。飛行機も飛ばしに行けんやろ?。月曜日の夕方までに作ってくれ!。」・・・と、まあ・・・図面を観て驚いた。

 ● 1mmマスの方眼紙に書いてある一本線の集合体・・・。一本が4メートルの単管として・・・。えらく簡単な図面だなあって思っていたら、あれやこれやと注文が付いていきました。で!・・・「割りばし使えば一日で組めるやろ?。」って言ってましたが、そら!ネコバスさんの組んだ模型のキャットタワーじゃ、クラウド・・・は無理そうでしたので、飛行機造りを一時中断・・・三連休は、キャットタワーの模型作りに励みます。
               
● 1/20の模型なんですが、其れでも高さは1メートル・・・。割りばしの長さが200mmなので、此れを定尺4000mmの単管に換算して組立てなければなりません。ところが・・・組み立てにあたって、割りばしオンリーでは色々と支障が出て来ました。タワーは6角形・・・。使用するのは丸い単管・・・。ところが割りばしの断面は四角形・・・。そこで、横棒は割りばし・・・縦棒は編み棒を使用して、作業の簡略化を図りました。
 
● 建設現場で使用する足場用の単管の定尺が4000mm・・・。この単管を組む為には、専用のクランプが必要です。このクランプのミニチュアを作るには時間が足りませんので、簡素化したブラケットを自作しています。使う割りばしの数も膨大ですが、使用するクランプも膨大・・・。ところがですねえ・・・。ゴムで縛る・・・糸で縛る・・・よりも、この自作クランプを作ってる方が私は作業が楽でストレスが溜まりません。延々と割りばし代用・・・単管両端のクランプ造りが続いてます。しかし・・・一部組み込んだら、ぴったり勘合・・・。私は、こういう確実に作って徐々に組み上がる作業が大好きなんです。だから面倒臭い作業でも大変楽しい・・・。ネコバスさんの作ったゴムクランプの簡素型タワーは、材料寸法確認用・・・。私が製作してるのは、クラウド・・・用の展示モデルです。
 
● バルサキットのベニヤパーツ・・・ダイカット部品を抜いた残りのベニヤシートには、画像の様に周囲にまだまだ余白が残っています。レーザーカットではこういう余白を埋める様に材料取りするんですが・・・此れは焼き切るから可能です。ダイカットの場合は、厚みのある刃先を押し込み型抜きするので、ある程度の間隔を開けないと抜いた部品が変形したりします。よって、こういう余白が沢山出来るのです。製材すると・・・普通の部品に見えるでしょ?・・・。
 
● まずは・・・こういうクッキーを沢山作らないと・・・。一本の割りばしロッドに付けるクッキーは4個から6個・・・。タワーの基本は六角形なので、一段目が直径8メートル・・・二段目が4メートル・・・三段目は3メートル・・・四段目は三角錐・・・そして、その中心の先端には十字架が付きます。これ等を構成する為の全部品です。どうでしょうか!割りばしで出来てる風には見えないでしょう。
 
● まるでスペースマウンテンの構造体みたいでしょう・・・。此処に複雑なレールを這わせても面白いかなァ・・・。黒く見えるのは、編み棒(直径5mm)を繋ぐカーボンパイプです。自然の竹を加工した編み棒の連結パイプが、文明の産物である竹の繊維質を忠実に再現した炭素繊維で作られている・・・なんて、不思議にも思えて来ますなあ・・・。新旧の製品が上手く融合した構造物とも言えますね。
                 
● タワー中心には直径5mmのアルミシャフトを使っています。この構造体は、接着剤を一切使わずに構成しています。土台と成るベースの構造体も全てビス止めですので、組立てキットとして販売も出来るでしょう・・・。しかし・・・こんな構造体・・・何に使うのか・・・。地元田舎町のイベント用って言ったって、此れだけの物体を組み立てるのはネコバス社長と私だけ・・・。こんなん・・・専門業者に頼んだら、大勢の作業員・・・大型の重機・・・まあ、数日掛けてって事に成るんだが・・・何とネコバス社長と二人で一日で組める様に構成せよ!ってか?。まあ・・・ね・・・。社長がその気なんだから・・・舎弟の私は反論出来ませんし・・・ね。