※ インデペンデンスデイ リサージェンス

🐔 国際レガシー飛行隊・ハイブリット戦闘機 Part-2

● そろそろ・・・スチレンパーツともお別れです。何時もながらのバルサ小間物部品との格闘の日々・・・に入ります。若干ですがまだスチレン部品は残ってますが。今回のスチレンパーツ・・・その接着の殆どをエポキシ接着剤にしています。理由は色々とあるんですが、スチレン世代からの「早う・・・記事進めんかい!。」という、半ば脅迫みたいなメールが列を成していますので、突貫作業でやってます。まあ・・・それ程・・・この形状の戦闘機は・・・スチレン世代に人気があるみたいですね。

● 何時もみたいに・・・スチレン専用接着剤でペタペタと・・・。誰がやるかい!。ここは!昭和に立ち返り・・・スチロールブロック重ねてエポキシ練り練り・・・。一昼夜掛けて固めて胴体の形へ・・・、更に磨きを掛けてから再びバルサシートをエポキシで貼り貼り・・・、昭和の偉人達からのメールの方が、平成のスチレン世代の二十倍は多いので・・・昭和を優先!。今回は意地でもエポキシを多用します。トンビの機体が飛べば・・・俺のデコパネだって飛べるぜ!っ的な皮算用は止めとけよ~・・・。劇中戦闘機には無かった新機能も付けるから・・・、デコパネで真似したら・・・フラッター確定!。

 
● 機首の先端部品ノーズブロックの部品取りです。今回の機首部分は、幅が最大68mmですので加工寸法幅70mmの厚みのブロックを作ります。最近なんですが糸鋸盤加工のモデラーさんが増えたみたいです。糸鋸買ったけど・・・って俺より高級品持ってて使いこなせていない状況・・・。切実なる想い・・・気持ち解ります・・・。ネット掲示板で聞いたら・・・高度な知識並べて理解せよ!って初心者だから無理なんですが・・・。

● 相手が初心者だって解ると・・・、使えない初心者の前で大威張り・・・。危ないよおおお!怖いようおおお!って恐怖感煽る教え方は、使えるモデラー自身が本来の糸鋸盤の扱い方を充分理解していません。どう扱えば危ないのか・・・最悪の結果(指真っ二つとか・・・)に成らない方法を教えた方が上達は早いです。材料は押してばかりでは綺麗に仕上がりません。引っ張りも必要です。要するに・・・顔に面した糸鋸刃は指を飛ばす可能性もあるんですが・・・裏側には刃がありません。よって指を怪我する状況はありません。右利きならば、右手で材料を押し・・・左手で引っ張る・・・。これが糸鋸盤の基本的な作業方法です。
 
● 一つ上の画像の補足説明です。材料を重ねて釘で留める時に、薄い材料ならば鉄板上で釘を打ち込み先端を潰して抜け止めにする事も必要なんですが、画像の様に10mm以上の厚みが有る場合は、長めの虫ピンを打ち込んでも良いですよ。下の材料に半分以上の厚みで刺さっていれば、抜けてくる事はまずありません。

● そして本画像の説明です。厚さ70mmを作る為に20×2・10×3のバルサを加工しました。10mmバルサは3枚重ねなんですが、中一枚の木口をマジックで塗りつぶしています。このバルサが中心なので基準とする為です。40%は削り落としてしまいますが、こういう表記をしておけば作業におけるストレスが軽減されます。削り過ぎたらアウトじゃないですかあああああ!・・・。そこまでの面倒見切れるかあああああ!。へそ曲がりなネット物知り博士・・・対応し兼ねます・・・。
 
● 一層目は横張でバルサシート(1,5mm)を貼り込みました。二層目は縦張り(1,5mm)します。都合仕上がりの厚みは3mmとなりますが、今回の胴体にはストリング材を使っていません。六角胴体の七不思議・・・応力外皮構造の成せる技ですわ。一層目のみで充分な圧縮強度・・・確保出来てました。じゃあ何故二層張り・・・?。すみません・・・何時もの癖で・・・。って訳でもないんですよ・・・。着陸の衝撃は、私の握力の十数倍です。よって二重張り・・・重ねて積層ベニヤ構造を採用しました。
 
● 二層目バルサの貼り込みをしています。平面への貼り込みなんですが、側面アールに突合せの構造で材料を貼ろうとすると、この材料の木口は直線ではなくアール面に加工しないと沿わなくなります。これが二次曲面と三次曲面の難しいところでして・・・。こういう難しい加工は、ネット上に沢山おられるCADを使用したコンピ~た~博士を参考にして下さい。私は面倒臭いので、アウターパッチの平面張りで進めます。だって~・・・仕上がりは同じですから・・・。

● 中傷の類は、へそ曲がりのコンピ~た~博士からのメールが殆どです。生まれた時からデジタル表示に囲まれていたネット物知り博士達とは違い、生まれた時に見た計算機がソロバンだった世代には、手書きのドラフターが関の山です。何でもボタン一つで表示してくれるコンピ~た~とは違って、ドラフターの製図書きってのは常に自分のおつむの中で、立体構造を組立てておかないといけません。プログラムを間違って・・・仕上がった立体模型が思ってたのと違っていたら、それはオペレータの知識不足が露見しただけの事・・・。自分でパソコンを使って何度も検証した結果、トンビのいう事は間違いだ!って言うんだったら、素直に訂正もしますが、あの人が間違ってるって言ってたから!・・・、多分・・・その人も自分で検証していません。顔の見えない人物を師匠と崇めて・・・しもべに成るのも・・・今の時代の風潮ですが、師匠の弟子に成りたいのなら自分で検証してみましょう。さて!ネットの師匠とトンビの考察・・・どちらが正しいのか・・・。多分・・・私のしもべに乗り換える・・・って事は無いでしょう・・・ナ!(笑)。
 
● これは荒業の一つなので真似しないで下さい。ノーズコクピットの形状がある程度出来上がって来ると・・・やっぱり気に入らない時があります。図面からは読み取れない事もあるんです。プラモデルでも存在しているなら何とかなる場合もあるんですが、資料が画像しか無い場合・・・時たまこういう事態が発生します。

● ノーズブロックをど真ん中から糸鋸で真っ二つ!・・・、分けたコーン材に3mmバルサを貼り込んで再び結合し、高さの嵩増しを行います。太らせた分・・・ノーズコクピットのアールは更に大きくカーブしますので、かなり実物?に近づくでしょう。
 
● とりあえず・・・削ってみました。あとはコクピットが出来上がったら再びラインを合わせて削ります。実はこの状態のノーズコクピットなんですが、今の時点でビクともしません。ヘキサゴン・・・恐るべし・・・。実機戦闘機の極薄動翼の中身って殆どがハニカム構造のテーパー加工なんですよ。今から40年前の日本の主力戦闘機(F-4EJ)ファントム。エルロンフラップの後縁は僅か4mmでした。ヒンジラインはアルミの削り出し部品ですが、それより後ろは全てアルミハニカムでした。

● ハニカム構造の最大の利点は機銃掃射で孔が開いても・・・開いただけ・・・なんですよ。もし・・・これがリブ組構造ならば、外被アルミ板が応力に耐えられず裂け・・・空中分解します。F-2の胴体側面はキューブハニカム(正方形の格子構造)で逆アールの形状をしていますが、これまた今流行のカーボン製なのでたとえ打たれて破損しても欠ける・孔が開いただけ・・・で、構造自体は崩れないのが特徴です。整備も楽ですわ・・・。私の時代は外被アルミ板に亀裂が入ったら、裏面にパッチを当てての大修理・・・。これが・・・胴枠跨いだ亀裂なら・・・徹夜修理となりました。板金整備士・・・航空関係者ならば・・・一番やりたい地上のお仕事だそうですが、有事の際は・・・一番倒れる確率の高いお仕事です。経験者が言ってますよ・・・。今キーボード叩いてる・・・。

● 後部胴体のプランク中です。見た目・・・簡単そうですが、胴枠毎の角度が違うので平面張りではありません。バルサのシートを捻じりながら貼り込む作業です。見た目は単純な台形なんですが、見た目の角度じゃないんです。で!形紙の出番です。何度も当てがって微調整しながら材料取りする大変面倒臭い工程です。ヘキサゴン胴体の最も面倒臭く・・・複雑なラインです。最初から解ってたんですがね~・・・。実は丸みを含むアール胴体の方が作り易いです。此処だけの話しです。
 
● 後部胴体の一層目・・・午前三時過ぎ・・・やっと貼り終えました・・・。作業開始が夕方の三時でした・・・。何度も放り投げて・・・チョコレート舐め舐め・・・集中力を高めて・・・貼り終えました・・・。今度は二層目・・・。べた張りなんで、作業は楽です。ここまで来るのが一苦労・・・。毎度の事なんですがね。始める前に・・・いつも憂鬱です。
 
● 段々と形が見えて来ました。ほら!始まるぞ!何時もの葛藤のお時間が・・・。最初からセミスケールで作るって宣言しておきながら・・・やっぱり・・・細かいディティールに拘ろうとする厄介な性格が災いしてます。何処で妥協するのか・・・暫くは悩み続けて葛藤が・・・。こういう時は寝るのが一番です。では!35億の閲覧者の皆さん!おやすみなさい!大イビキでナマコの様に寝ます。
 
● 足の裏側がくすぐったいので目が覚めました。飼い猫が舐めとりました。「にゃあ~(早う飯くれやあ~・・・)。」って言ってます。こっちは良い気持ちで寝てるんだから、自分でネコ缶開けて・・・お皿に盛り・・・頂きます!って手を合わせてから勝手に食え!って叫んでみたんですが・・・、きょとんって顔して再びにゃあ・・・。何年一緒にいてもネコは猫です・・・。人間語・・・理解してくれません。まあ、とりあえず・・・日本生まれの野良猫出身なんですから、日本語で鳴いとるんじゃないかなあ?とは思っているんですが、猫語はまだ理解出来ません。お互いこの調子です。

● やっと・・・主翼とコクピットの結合が完了です。あとは・・・アウターウィングが二枚・・・垂直尾翼が二枚・・・フュージョンドライブユニットが二基・・・。薄っぺらい部品ばかり・・・計6枚。どれも取り付け台座が必要です・・・。実は・・・寝足りません。再び寝ます。飼い猫さんが元気に外出しました。ネコバスさんのお店にも有ったんですが、猫がお店奥の引き戸を開けても勝手に閉まる機能・・・水入りペットボトルを重りに・・・開けても勝手に閉まる・・・。玄関の引き戸に採用しました。それでは!50億の閲覧者の皆さん!お休みなさい・・・。再びナマコの様に寝ます。玄関の引き戸開けたら・・・キュウリ落としてやろうか・・・とも考えましたが、引き戸に隙間があると・・・蚊と足長蜂が侵入してくるので出来ません。引き戸を開けたら・・・目の前にきゅうり!の方が良いかなあ?。

◎ アウターウィングの工作(実物には無い機能)
 
● 画像の三角材は、アーリーバードの後縁材・エルロン材・下反角材として使用するテーパー材です。幅が30mm、テーパー角度は約9°付いています。これを二枚重ねて18°主翼の翼端に取り付けます。取り付け方法は主翼の上反角設定と同じです。これを翼端リブに合わせて削ると断面も翼型を形成します。
 
● この翼端面は主翼から18°の下反角が付いています。劇中戦闘機の設定が如何なる能力なのかはわかりませんが、エルロン面積を設定しても然程大きくはなりませんし、動いている様な映像はありません。ヒンジラインも見えないのでロール軸の安定を保つなら答えは一つ・・・、フライングエルロンしかありません。これなら僅かに主翼全体が捻じれるただけでも機敏な動きが可能です。今回は独自の方法でフライングエルロンを採用しますが、劇中戦闘機の詳細が解らないので実物には無い機能と表しました。

● アウターウィングのリブ型はこの三つです。二番リブから翼端リブまでは150mmありますが、今回は他のリブがありません。まあ・・・軽量化?してる訳でもないのですが、物が小さいのでリブレス構造を使います。ネット掲示板では難しく・・・難しく・・・複雑に作って、やっとお褒めのパチパチを貰ってますけど・・・果たして?そんなに難しいのでしょうか・・・。材料を吟味すれば・・・そんなに難しい工作でもありません。まあ・・・お褒めのパチパチは・・・貰えないでしょうけどね。
 
● RCAWではお馴染みのポキールームの社長さんに、鼻で笑われた機構の紹介です。あれから・・・7年・・・。ポキールームの機体のシャフトのガタ・・・どれ位改善されたのかなあ・・・。画像からはかなりゴツく見えますが、左右一対で12グラムしかありません。10円玉一枚分強です。

● 構造の基本は昭和50年代初頭に研究されていた自衛隊の次期高機動戦闘機(CCV-T2)のカナード翼内部機構から来ています。昭和56年にT2の仕様替え機F1の機種転換訓練で三菱小牧工場へ出向いた時に、担当の広報官から資料を貰いました。実機の詳細な構造は掲載できませんが、応用し簡素化した構造が上記の部品です。
 
● スタビライザーの取り付け状態の画像です。一番外側のパイプは、スタビライザーに固定されます。中の黒いパイプは主翼に固定されます。通常ならばこの状態でスタビライザーは可動状態にはなるんですが、シングルシャフトなのでガタが発生します。この機構はシャフトのガタを極端に減らす為だけに重点をおいて開発しました。
 
● 一番内側のシャフトの画像です。右側に鉄製のストッパーが見えますが、当工房の4セルファイティング・ファルコンのスタビライザーは、上記の構造でストッパーの代わりにワイヤー両引き用のコントロールホーンが付いています。この説明でピン!と来たモデラーさんは、速攻で自分の機体に採用しましょう。シャフトガタは減少し、見た目のスケール観も上昇します。まあ・・・単純に実機と同じ機構を使っただけなんですけどね。
 
● 見た目・・・そんなに大袈裟に見えないでしょう。構造はシンプルが一番なんですよ・・・。ネットの博士なら「俺は何でも知ってるぜ。」っ的な口調で「何処かのページによく似たのが載ってましたよ。」って言います。じゃあ教えて下さい!って聞くと、「以前にちらっと見ただけですし・・・、そのページ・・・もう無いんですよ・・・。」・・・???。よく似た・・・うんぬんでお茶を濁す博士さんは、初めて見た物でも自分は博士なんだからと言い聞かせて、上記のセリフを吐き散らします。過去のページの管理人さん(今もいるかなあ?)・・・ご自身のページは神ページ扱いされていました。狂信的で武闘派の信者さんが沢山いましたね。大谷派閥ですよ!僕は!って威張り散らしていたけど・・・。大谷派閥がどうしたの?って言いたいです。京都仏教界のドンである一派らしいのですが、関西のメーカーさんなら影響もありますが、九州の田舎のネットショップには然程影響はありません。

● パイプとシャフトには隙間があります。この隙間にもう一本パイプが入ります。今回は主翼の構造上アウターリンケージとなりますので、ストッパー付きのシャフトは単純にガタ軽減の意味合いしか持っておりません。しかし・・・機体の構造で可能ならば、この中心シャフトはその長さに限定がありませんので、汎用能力には限界がありません。トルクロッドとしても使えます。
 
● 当工房の特殊模型(EDF)の主翼内部は、画像の様なリブレス構造を採用しています。難しく・・・難しく・・・お褒めパチパチを目指さなくても・・・、リブ二枚と座標配置のスパー材数本でフルプランクの主翼は完成します。今回はこの構造を可動エルロンに採用しただけです。綿密にいいいいい!何枚もリブを作図しなくても、プランクバルサの持つ撓りを利用すればこういう主翼は誰でも作れます。しかし・・・ポキールームの社長からは鼻で笑われました・・・。発泡スチロールに板っぺら削って翼型にするより正確だと思うんですが・・・。
 
● 普通に木工ボンドで貼り込んでます。何も特別な工作方法は使っておりません。閲覧者の目ん玉二個分でよ~く観察して下さい。

● フライングエルロンウィング80%完成です。手前に見えるのはこの全動エルロンを支える支持部品です。(Part-3に続く)