🐧 NV-02 Hex (インデペンデンスデイリサージェンス) P-4

● いよいよ生地完成に近づいて来ました。どんなに頑張っても・・・約一か月要しました。これが三日で書き終わるワープ記事なら良いんですけどね、リアルな一か月の記事ですから・・・時間経過・・・解って頂けますかね・・・。
 
● 本機のコントロールファンクションは、外翼のスポイロンと内翼のエレボンです。画像はエレボンとなる舵面の製作を行っています。軽量化する為に1mmバルサでプランクします。しかし・・・通常のリブ材のみだと全面プランクしたとしても、1mmプランクだと簡単に捻じれてしまいます。そこで、対角上にもリブを配置すると、驚く程頑丈になりました。最大幅60mm・長さ330mmですが、重さは僅か7グラムしかありません。
 
● 今回のコクピットは、バルサで製作しました。胴体部分と同じで1,5mmバルサを二枚重ねて貼り込む構造を採用しました。何処となく・・・ドローン戦闘機みたいですね。無人偵察機のプレデターにも見えますなあ・・・。そうそう・・・今作の地球側劇中戦闘機なんですが、台詞を詳しく分析すると全機パイロットが搭乗する有人戦闘機でも無さそうです。台詞の吹き替えに「ドローン戦闘機編隊」という言葉が出て来ます。レガシー飛行隊の他は全て人工知能搭載の無人戦闘機・・・ドローンの可能性もありますね。

● このドローンという言葉ですが、四枚ローター以上の飛行物体の総称として定着してますが・・・、その呼ばれ方は1980年代に既に私を含めたスタートレックファンには当たり前の言葉でした。スタートレック(TNG・・・ザ・ネクスト・ジェネレーションズ)に登場した惑星連邦最大の脅威となる機械生命体(ボーグ)の人型部品をボーグドローンと呼んでいました。とにかく強敵で・・・最初の遭遇は、Q連続体の特殊能力でピカード艦長率いる連邦戦艦D型エンタープライズ号が長距離の無差別ワープを受け、このボーグ集合体(キューブ型宇宙艦)と対峙します。連邦にとっては初めて遭遇する種族・・・ボーグにとっては遥か2060年代から知っていた地球人類(スタートレック・ファーストコンタクト)です。彼らにとっては原始人みたいな23世紀の宇宙戦艦と乗組員ですので、簡単に捕らえて同化していきます。

● この機械生命体ですが、当時から研究開発されていたAI(人工知能)が暴走したら未来ではこうなりますよ!を題材にしたエピソードです。とにかく・・・強大な力で色んな惑星のヒューマノイドを同化し機械生命体と変化させていきます。実際には劇中設定として地球人類が原始人の時代から既に存在していたとされています。ドローンを平たく言えば自動操縦の人口知能型機械生命体という事になります。プロポで操縦出来る無線操縦のドローンはまだラジコン枠に留まれますが・・・パソコンで設定した後は全て自動操縦で飛ばす無人機ドローンは、扱いを制限しないと暴走します。国家元首公邸上空や大祭中でのドローン墜落事故・・・これの主さんが、ネット動画サイトのお褒めパチパチ狙いの未成年だった事実・・・。これがテロリストが飛ばした爆発物搭載のドローンだったら・・・、政府が将来の危険性を感じ取ったから規制に動いた・・・。解る気もします。

● スタートレック・ボイジャー(惑星探査船ボイジャー)のシリーズでは、サスピリアと呼ばれる種族の特殊能力で天の川銀河のアルファー宇宙域からデルタ宇宙域まで飛ばされて置き去りにされ・・・、そこから100年近くを費やさないと連邦の領域であるアルファー宇宙域まで帰って来れません。女性士官であるキャサリン・ジェンウェイ艦長率いるボイジャーは、デルタ宇宙域から帰還する為にあらゆる高等種族と遭遇しながら友好を結び・・・あるいは戦闘に巻き込まれながら地球帰還を目指します。スタートレックシリーズ数あれど・・・一番ファンが多いのがこのボイジャーのエピソードでしょう。

● あらゆる飛行技術も獲得し艦の性能を向上させ、あるいはサスピリアの同種族と知り合い友好の証として十年分の距離をワープさせてもらったり、ワームホールを発見してアルファー宇宙域への近道に利用したり・・・事故に遭遇して全員遭難して死滅、運良くシャトルで惑星探査中のクルーが地球へ帰還・・・しかし、遭難の原因が自分の誤った行動に有るとして過去を変える為の行動を起こします。この時に使ったのが、旅の途中で出会いその後クルーの一員に成ったボーグドローンのセブンオブナイン(ジェリ・ライアン・・・モデルから女優に転身)の脳内にある亜空間シグナルを事故前のセブンに転送し、危機を脱します。このボーグドローン・セブンには未来や過去からの同種族であるボーグからの通信を受信できる能力が備わっており、今回はこれを利用し過去を救うというエピソードでした。ドローンを平和利用すれば今後の高齢化社会には大きく貢献も出来るんですがねえ・・・。実は・・・ミリタリー評論家さんが言ってる通り・・・新技術は武器や兵器として開発した方が簡単だって言ってます。地元に住んでる高齢の爺さんなんですが、「あそこは在日の住んどる家やけん!お前のラジコンに爆弾ば積んで落として燃やしてくれんか!。」なんて過激なセリフをボンボン吐き散らします。毎日・・・自分の三輪スクーターに旭日旗を掲げて町中走り回ってる年金ジジイです。早く天に召されてくれないか・・・いつも願っています。
 
● 重心よりも前方なので、無理に軽量化の必要も無かったのですが、作り易さを優先してスチレンとバルサの混合構造としました。バルサの二枚張りは・・・やっぱり・・・丈夫に仕上がりますし非常に軽いですよ。

● 現在の全備重量は670gです。やっと(NV-01)型の完成重量を僅かに超えました。まだまだ・・・許容範囲です。全翼スポイロンとエレボンを搭載した本機ですが、カテゴリーは強風時(風速10メートル以上)のスロープスタントグライダーに属します。通常は単独で作動するエルロンとエレベータですので⒉チャンネルで飛ばせます。着陸時は減速する為に外翼をスポイラー、内翼をフラップとしたバタフライ設定にも出来ますし、AUXのSWを使ってオン状態ならばラダースティックで左右翼を単独でバタフライ設定も可能なので、水平飛行からのフラットスピン(ブーメランスピン)も可能なので、高速飛行ならばナイフエッジ状態からの宙返り(ラダーループ)も可能だと思われます。

● ラダーループが可能なグライダー???・・・そうです!ハンノプレットナー設計のF3A機・・・スープラです。水平飛行からのナイフエッジ・・・此処から胴体側面の揚力のみでラダーを操作しての完全なる360度宙返り・・・。本機の側面効果を見てスロープパッシングレースに有効だと感じたモデラーさんは、私のコンセプトを理解した人です。多分・・・シャーレーのレーシング相手に善戦できるバルサ―製グライダーを設計すると、必ずナイフエッジ状態を長く持続できる機体が有効だって気付きます。しかし・・・ラダーも無いのにどうやって姿勢をコントロールするのか???・・・それが単独作動の出来るバタフライです。

● 全翼スポイロン・エレボン共テグスワイヤーによる両引きのリンケージですので、翼内には8本のパイプが埋め込まれています。ガタを極力減らす為です。エレボンはトルク3㎏のWAIPOINTサーボ・全翼スポイロンはJR(日本遠隔制御)のNES-321ミニサーボを使用します。このNES-321はかなり古くから存在してますが、トルクは2,6㎏とWAIPOINTには敵いませんが、表面積が広いのでビス止め4本ならば、ビス止め二本のWAYPOINTよりも踏ん張りが利きます。重さも倍近く有るんですが、重心位置付近に四つのサーボが搭載されますので、然程気に成りません。
 
● 各種コントロールサーボの搭載画像です。中央二つのサーボはエレボン用、NVシリーズの基本配置です。翼端に見える二本のパイプは全翼エルロンに結合されます。NVシリーズ機の基本重心位置はエレボンサーボ搭載室の中間辺りに設定していますので、過度な付属物を付けない限り機首メカルームに余計なバラストを搭載する必要がありません。

● 大手メーカーのキットを普通に作って、指定のメカを搭載すると・・・普通に重心位置が決まって余計なバラストの搭載が不要です。これは長いテスト期間で材料を吟味しながら、少しずつ改良していくからです。メーカーの開発室には、自社の販売した全機種の飛行データと構造データが保管されています。バルサとベニヤで構成されたキットならば、必要強度に応じて使用材料を決めた各パーツのデータも細かく記載されています。本機の基本構造は、スチレンとバルサです。大手メーカーと同じく基本構造のデータは全て保管してあります。

● 平成のスチレン世代のモデラーさんの機体が、一発勝負の出た所機と呼ばれてしまうのは、上記の基本構造データを無視して飛行機を作るからです。お褒めパチパチにしろ・・・「うおおおおお!凄いですねええええ!。」のお言葉にしろ・・・初飛行前の完成画像に対する称賛に過ぎません。お褒めパチパチが沢山貰えたから、必ず良く飛ぶに違いない!って、作った本人が錯覚していたら、初飛行でぶ~ガチャン!した時の落胆はかなり大きくなりますよ。またしても・・・いつもの画像工作で良く飛ぶ飛行映像を細工しなければ成らなくなります。

● 良く飛ぶ飛行機を作るには基本データも必要なんですが、お披露目する前のブ~ガチャン!も多く経験しなければなりません。その先に・・・一発製作で良く飛ぶ飛行機はあるのですよ。私のブ~ガチャン数・・・そら!もう!・・・天文単位です。これって、メーカーの開発通算です。某メーカーのEZ-F-18戦闘機の最初の試作機・・・プロフィール構造のガンバちゃんみたいな箱型の飛行物体からテストを始めました。
 
● 各種サーボマウントの画像です。其々・・・サーボトルクに頼らないサーボケースの踏ん張り度合いに見合う材質で構成してあります。全翼エルロンのサーボマウントなんてひ弱そうに見えますが、これがサーボ室にエポキシで接着されたら・・・主翼構造体全てで踏ん張る事になりますので、問題ありませんよ。飛行機本体も頑丈に!メカ室も頑丈に!って作っちゃうから機体が重くなるんですが・・・、サーボケースだって頑丈です。しっかりと機体構造に固定すれば、補強材の一つに化けるんですよ。ラジコン技術誌に掲載されている昭和の大御所の記事を詳しく読んでみましょう。搭載メカのケースを上手に機体構造と同化させてますから・・・。

● 製作記事と話しは逸れますが、閲覧者の皆様は(モケジョ)なる言葉をご存知ですか。モケジョとは模型大好き女子の事なんですが、最近のメールの内訳・・・モケジョの比率が高く成って来ました。最初にテレビで紹介されて数年後・・・、プラモデル・・・それもミリタリー系とガンプラが主だったんですが、最近になってドローン経由で当工房のガチスログライダーについての質問が多く成って来ました。

● 卓上のプラモデルからドローン模型に飽きたモケジョさんが、当工房の製作記事に何を発見したのか・・・。質問と感想の内容を分析すると、ズバリ!実物飛行機の内部構造に似ているので大手メーカーの飛行機よりもメカニカルなんだそうです。それでいて頑張れば自分にも作れそうなので、なにから始めたら良いか?とのご質問が非常に多いです。切った!貼った!の作業工程とラジコン飛行機もプラモデルも同じなので、部品点数の少ないプラモデルと同じで簡単構造のメーカーのバルサキットの製作を薦めています。このモケジョさんはネット物知り博士に多く見られる、他人の考察丸写しの手っ取り早く有名人でもなければ、オークションで安く仕入れた他人製作のラジコン機を「自分で作りました。」って、お仲間掲示板に掲載する様な人種ではありません。所謂ガチンコモデラーと呼ばれるモデラーの部類に入ります。

● 女の子(モケジョさんの分布年齢は小学生からオババ様まで・・・)が模型作りなんて・・・、絶対変な目で見られる・・・って思われていた時代なんか遠い過去のお話し・・・。今や航空自衛隊の(C-1輸送機)をポニーテールの若いお姉ちゃんが操縦する時代です。津波で被害を受けた仙台空港を早急に片付けて、災害物資輸送の航空基地に・・・。着陸進入する輸送機を操縦するのは上記の婦人自衛官パイロット・・・。今正に最終旋回を終えて滑走路に進入するコクピット風景をマスコミのテレビ映像で見ました。

● スターシップトュルーパーズでは、歩兵クラスの宿舎は男女の区別無し・シャワールームもベッドルームもごちゃまぜ状態。シャワールームでの激しい会話のシーンでは、男も女も素っ裸・・・。生きるか死ぬかの前線宿舎ではこれが当たり前になるだろう未来の戦争・・・のお話しでした。何せ・・・戦う相手が知性を持った昆虫だから地球人も苦戦します。表皮は硬く刃物が通らない。動きは速くおまけに空も飛ぶ・・・体液は強酸だから浴びれば皮膚が爛れる・・・。昆虫にとっては生きる為の本能的な行動なので、死を恐れない。ただ、生き延びて勝利を目指す地球人類とは根本的に考え方が違うので苦戦するのは当たり前です。私の言いたい事はただ一つ!。ラジコン模型は武器にも兵器にも化けますので、個人の趣味におけるラジコン模型をどう扱うのか・・・モデラー一人一人で考えながら楽しんでほしいと思います。

● 熱心なモケジョさんとは世間話でも当工房の掲示板で盛り上がるんですが、当工房ホームページを管理しているじげもんドットコムの主さんは、私のページではまたたび電器のネコバスさんと表記していますが、何でネコバスなんですか?って聞かれたので、笑うとネコバスそっくりの顔に成るからって答えました。そしたら・・・関東から九州旅行の序でにってお店まで顔を見に行ったとの事。笑うとそっくりだったので、おもわずデジカメで撮影・・・、自分のインスタグラムでネコバスさんとして紹介・・・。若い頃はプロのウインドサーファーだったので、その世界では知られたネコバスさんですよ。
 
● サーボハッチを作ります。画像は形紙です。使用するのは1,5mmのバルサシート・・・四隅の切り欠きのみ1,5mmのシナベニヤを貼り込みます。今回の機体ではサーボ本体を主翼内に固定しますので、ハッチは然程丈夫にしなくても良いです。
 
● サーボハッチ自体がペラペラですので、フィルムを貼っても凹む傾向にあります。そこで、木目を90度変えてバルサの棒材を貼り込むと、驚く程強度が増しました。
 
● 機体本体はほぼ完成しました。画像は垂直尾翼とドライブユニットの取り付け孔です。フィルム張りに支障が出ない様に、バルサ面と同一になるまで擦り合わせます。
 
● 動翼のホーンを製作中です。材質は66ナイロンのアングル材です。鉛筆でケガキ線が引けますし、レザーソーが使えるので比較的に加工は楽ですよ。この66ナイロンなんですが、昔懐かしいパーツオンリーのメーカーさん(オリエント)のラダーホーンと同じ材質です。オリエントは金型によるインジェクション成形ですが、今回のホーンは自作です。画像はエレボンのホーンです。
 
● こちらのホーンは全翼スポイロンの専用ホーンです。翼型が半対称の為にスチレンのベース材が翼型の基準線に位置しています。このスチレンベースを基準にパイプを固定したので、見た目下方にズレているのです。この為・・・上下のホーンも高さを変えていますが、これにより上下の作動角度は同じとなります。寸法は上部が8mm・下部が12mmです。パイプの位置が何故此処なのか?・・・、スポイロン面積の丁度真ん中だからです。材質的には後部が重いのですが、飛行中の空力的にはこの位置が丁度つり合いの取れる位置なので、サーボに負担が掛かりません。実機のカナード翼も同じですが、駐機中に電源が切れて油圧が作動していない時は、カナード翼の後縁側は下がっています。

● 画像はコントロールホーンの取り付け台座を埋め込む所です。使用するのはOK模型のフレキシブルプッシュロッドの星型インナーパイプです。品番は#33218です。これを10mmでカットして埋め込みます。このインナーパイプに直接ねじ切りロッドを接続して使う物なんですが、こういうホーンの台座としての使い方も出来ます。上記の自作ホーンを2×8mmのビスのみで固定する事が可能になります。埋め込む際はエポキシをたっぷり使って固定しましょう。

● 使用する2mmビスなんですが、現在のホームセンターのビスコーナーは何処も充実した品揃えの傾向です。比較的容易に購入する事が出来ます。一袋の本数も10本単位ですし、長さ10mmまでの複数寸法をセットにした小袋も販売されている様です。ホーンに使用した66ナイロンのアングル材もホームセンターで¥300(定尺900mm)くらいで購入できます。画像では記載しませんでしたが、ホーンのアール部分は小学生が使う木版画用の彫刻刀を使って削っています。
 
● やっと完成です。劇中戦闘機はステルスカラーです。機体上面はスカイグレー・・・洋上ならば海の青さと大気の揺らぎで劇中の飛行状況に溶け込み、敵には発見され難い。胴体下面はアイボリーホワイト・・・同じく地上からならば雲の下を飛行中の機体を発見するのは大変なストレスです。

● しかし本機はラジコン・・・・・。実機ならばパイロットが載って操縦しているので、別に機体の外装全てが鏡張りだろうが真っ黒だろうが関係ありません。ですが、ラジコンの同型機の場合はパイロットが地上で無線操縦しているので、機体の視認性が良くないとミスを犯して事故に繋がります。本機の今回のカラーの基本は、白地をベースにした上下の対局した配色を使ってラインを描いて行きます。現在の全備重量は丁度800gです。メカと重心合わせのバラストを使っても1000gを切るでしょう。昭和の同サイズの機体ならば、1200g辺りで落ち着きますので、やはり若干軽過ぎた・・・。

● 夏場も終盤戦ですが、秋口に成ると落差の大きいスロープサイトには強風が吹き荒れる日が多くなります。初飛行は椎葉の山奥にあるカスタム商会の専用スロープに決まりました。天気図と睨めっこして一週間ほどサイト後方のレストハウスに滞在しながら風待ち・・・。風速10メートルを越えたら即テスト開始です。調整を終えたら休日毎に九州中のスロープサイトを隈なく巡ります。ただし!平尾台だけは平日決行・・・。会社勤め(噂ではヤクザの組事務所)のブラックマウンテンキリシマさん(黒霧島の夢日記)に遭遇したくないので・・・。まあ・・・今でも非番の黒クマさん・灰グマさん・ピンクマちゃんが尾行中ですから遭遇しそうなら早めに連絡来ますから・・・。黒クマさんって?何?。黒い🚙の〇面の公務員さんです。ピンクマちゃんはレースクイーンみたいに美人だぜい!

● 話題は逸れますが・・・今年の夏場は7月中旬から我が家のジャングルを開拓する日が続きました。カイヅカの枝を伐採する事2トンダンプ二杯分。高所作業車(スカイマスター)をレンタルして、二階屋根に届きそうな位に延びきった枝を軒並み伐採。東側の二十メートル近い距離の枝打ち完了・・・。今度はブロック塀から一メートル上方の枝を伐採して浜風からの抜け道を作っていました。そしたら・・・やけに多い蜂との遭遇・・・主にスズメバチ・・・次いで足長蜂・・・。門扉の枝打ちやってたらいきなりスズメバチが剪定ばさみを握っていた右手の甲を通り様にブチッ!っと刺していきました。いきなりやって来る激痛・・・。暑さでボウっとしてたから一瞬で目が覚めました。スズメバチと言えば・・・アナフィラキシーショックが巷では有名なんですが、福島除染の森林の現場で刺されるのは日常でしたから、まだ一度も救急車のお世話には至っておりません。

● 夕方になり作業終了したのでぬるま湯(ほぼ冷水)のシャワーを浴びたんですが、刺された箇所はズキズキ痛むので近所の薬局に出向いて理由を話して薬は何が良いのかナ?って、お姉ちゃんに聞いたら・・・。いたく驚いた顔して慌てていました。速く蜂の毒を吸い出せ!とか、毒針抜かなきゃ!って献身的に心配してました。私は久々の若い女性との触れ合いに酔いしれ・・・心地良さまで感じていました・・・が!、おいおい!毒針抜けって・・・ミツバチやジバチじゃないから針なんか刺さっておりません。毒を注入されただけだから、軟膏薬でも貰えればって思ってたんですが・・・。

● スズメバチに刺された手の甲ですが、痛みの次の段階・・・猛烈な痒さでした。無意識に掻き毟ると手の甲全体に痒さが広がり、掻き傷は十か所以上・・・。これが汗を掻くと余計に痒さが増しました。刺された翌日に専門業者に巣の撤去を依頼し取り除いてもらったんですが・・・、まだ沢山のスズメバチが舞っていました。まあ・・・何はともあれ・・・巣も撤去したし・・・さあ!ピッチを上げてジャングルの伐採を続けていた数日後・・・悪夢がやってきました。

● 私のオヤジが生前植えた外国産のツル系植物が、除染作業で出向した三年の間に延びるだけ延びきってカイヅカの枝に絡みつき日陰を作っていました。しかし・・・これが!ハチの巣を作らせる原因に成っていると業者さんが言っていたので、まずはジャングルに潜って根元のツル切りを開始・・・。最初の巣から数メートル離れた茂みの中に直径30センチのスズメバチの巣が隠れているとも知らずに伐採してたら、いきなり目の前にスズメバチが数匹、ホバーリングしていました。それも私の鼻先数センチの所・・・。私は驚いて後方にのけ反った瞬間!・・・背中に猛烈な痛みが・・・。それも短い間隔で何回も・・・。おもわず悲鳴を挙げたのは覚えているんですが、気が付いたらジャングルの中にうつ伏せで倒れていました。

● 立ち上がろうとしたんですが、何故か立つ事が出来ません。四つん這いでも歩けませんでした。でも何とかして家の中に入らねば・・・と思い、自衛隊で習った第六歩伏前進うつ伏せ状態の中握力のみでジワジワと前進する、陸上レインジャーの移動手段です。航空自衛隊でも冷戦中の整備員なら誰もが受ける戦闘訓練の一つです。ほんの数メートルの移動なんですが、二時間近く掛かって玄関までたどり着き・・・、消し忘れた廊下の電灯が点いていたのでいたので早く風呂場へと再び這いつくばって進みました。背中は全体に痛みが走り・・・呼吸は普通に出来るんですが兎に角歩けない・・・。

● 背中は火の様に熱く痛みが続いています。私は冷水の蛇口のみを捻ってシャワーを背中に浴びました。作業服のまま・・・約一時間位でしょうか・・・。痛みも少し和らいだので脱衣所にてバスタオルで顔だけは吹きましたが、濡れた作業服が脱げません。そこで脱衣所に常備しているハサミで上半身のシャツを切り裂いて脱ぎ、また這いつくばって茶の間の布団まで行こうとして力尽き・・・再び朝まで玄関前の廊下で意識を失いました。

● 風呂場に掛かっていた時計で午前一時過ぎだった事を確認したんですが、今思えば・・・お昼を知らせる役場のチャイムから数分後に蜂に刺されて気を失い・・・、夜の九時頃、草むらで意識が戻るまで約9時間・・・気絶していた事になります。複数匹のスズメバチに同時に刺されたら・・・私でも気を失うって事が初めて解りました。それから数日間は痛みで眠れず睡魔の限界で爆睡・・・猛烈な痛みで目が覚め・・・そして睡魔で爆睡を繰り返し・・・痛みが猛烈な痒さに変わる頃・・・やっと起きれる様になりました。

● 再度業者にお願いして巣の除去を終え、もう巣が無い事を専門家に見て貰ってから更に伐採を進めて・・・残りは畳二枚分程の範囲です。スズメバチの悪夢から今日で二十日ほどなんですが、今日も来ました第三の悪夢・・・今度は伐採に気を取られていた隙を突かれて、足長蜂に右肩の付け根をブチっとやられました。私は痛む右肩には目もくれず伐採を進めたんですが、スズメバチに比べたらアシナガのブチッ!は、半年に一回の電離の健康診断で採血する注射針みたいなモンでした。刺されてから数時間のリアルな現在・・・既に痛みは痒みに変わっています。時々冷蔵庫の氷で冷やせば痒みは和らぐので、痒みが引くのも数時間後でしょう。

● インデペンデンスデイ・リサージェンスに登場するエイリアン種族は蜂の集団行動に似ています。蜂と蚊は意外と歴史が古く恐竜時代には既に存在していたとされています。この昆虫類が進化してヒューマノイドみたいな知性を持ったら、今回のエイリアンみたいな種族に成るのかもしれません。今まで・・・飛行機を作っても蜂に刺されるなんて一度も無かったのに、今回の機体・・・ハイブリット戦闘機のデザインコンセプトはヘキサゴン(六角形)・・・蜂種族のエイリアン技術の利用でこの戦闘機の形状が六角形を基本にしたのなら、我が家のスズメバチにとって私は宿敵です。作ってる最中・・・進化前の蜂に襲われ捲ってましたが・・・機体が完成したらハチの巣も無くなっていました。我が家で巻き起こったリサージェンス・・・見事地球人の勝利で完結です。尚・・・エンドロールはありません。出演・・・主演・眉山トンビ    助演・我が家のスズメバチの皆さん(DVDの発売?・・・ないです。)
                                                    (Part-5に続く)