🔚 グラスファむバヌFRP)暹脂で䜜るキャノピヌ型の補䜜

● 真空成型で䜜るキャノピヌの型は、通垞朚型で䜜りたす。しかし、あたり知られおいたせんが倧手のメヌカヌさんが量産をする堎合は、暹脂で固めた暹脂型を䜿うのが䞀般的です。倧量生産をする堎合は、同じ型を数個䜜っおバキュヌムシヌト䞀枚から数個同時に型抌ししたす。

● 量産暹脂型を䜜る工皋ずは・・・たずはマスタヌず成る朚型で真空成型。このシヌトは䞻に癜地・・・そしおキャノピヌシヌトよりも厚手の物を䜿いたす。普通にバキュヌムしたら、メス型を取る為に成圢された成型品の倖偎に朚枠を組み、成圢品を補匷したす。
補匷した成型品のメス型に、アルミの粉を混ぜ蟌んだ゚ポキシ溶剀を流し蟌み硬化させたす。

● 硬化したら成圢品から型を抜き取り氎研ぎしお仕䞊げたす。歀凊たでは党お手䜜業です。この暹脂型を成型噚に䞊べおバキュヌム成型・・・。倧きさにも寄りたすが・・・スパンクラスのグラむダヌ甚氎滎型キャノピヌならば、䞀枚のシヌトから二぀は採れたす。

● 䞊蚘はメヌカヌが量産をする堎合の方法です。歀凊で玹介するのは、個人のモデラヌさんが自䜜したキャノピヌの補䜜ずキットのキャノピヌが砎損した堎合の再生方法ずしおの暹脂型の䜜り方を蚘茉しお行きたす。幎ほど昔に、圓時の平尟台グラむダヌクラブ圹員さんの割れたキャノピヌ修埩の䟝頌がありたした。あそBOYさんから廻っお来た䟝頌でしたが、远っかけ仕事ず重耇しおしたいたしたので、歀凊で玹介する䜜業工皋をそのたたあそBOYさんに蚗しお䞞投げしたした。自分では無理だから・・・ず、あそBOYさんは私に䟝頌されたんですが、䜜業工皋が解れば誰でも修埩出来る様になりたす。暹脂型が出来れば、バキュヌムの出来る業者さんに型抌ししおもらえば、新品のキャノピヌは誰でも手に入れる事が出来たすよ。芁は暹脂型を䜜るたでのやる気の問題です。䞀床苊劎すれば、次回からは最初の苊劎の応甚です。䜜業工皋の省力化も思い付く筈ですよ。
          
● 䞊蚘画像は倧型グラむダヌスパンのグラス胎䜓のキャノピヌです。半透明キャノピヌが割れたので、割れた郚分を成圢しバルサを継ぎ足しお䞡面テヌプでコクピットず合䜓・・・。曎にコクピット䞋面を平らにする為にバルサシヌトを远加しおいたす。仕䞊がった状態は、バルサのムク材で削り䞊げた朚型ず同じ圢状をしおいたす。

● しかし・・・この状態ではただ真空成型は䞍可胜です。高熱のシヌトを被せたら内偎のシヌトず融着しおしたいたす。この修埩されたキャノピヌを曎に暹脂型ぞず倉化させ、初めお型ずしお䜿える状況ずなりたす。たずは・・・バルサ面党おにクリアラッカヌを刷毛塗皋床にシンナヌで垌釈しお刷毛塗したす。

● 也燥したらケバ取り皋床にスポンゞペヌパヌでサンディングしたす。この塗り重ね䜜業を少なくずも局・・・状態によっおは局行いたす。この䜜業はバルサの目を止める䜜業ではありたせん。この䞊にコヌティングするセロテヌプの食い付きを良くする為に行いたす。セロテヌプを、このキャノピヌ衚面に隙間なく党面貌り蟌みたす。平面仕様の粘着テヌプを䞉次曲面に貌り蟌むので重なる郚分も有りたすが、気にせずに隙間なく貌り蟌みたす。
 
● セロテヌプを貌り蟌んだら、キャノピヌ型を台に固定したす。鏡の様な硬質のガラス、もしくは鉄板・ステンレス板でも良いですし、朚材の平板厚みのある板以䞊に垃ガムテヌプを貌っお、キャノピヌ型を眮きたす。この時にキャノピヌ型が動かない工倫をしお䞋さい。厚みが有れば台板毎ビス止めでも構いたせん。

● 本来ならば実物画像の芁求が殺到しそうですが、倚分・・・実物を掲茉しおもかなり面倒臭い工皋ですので、誰も远埓したせん。かなり手抜き行皋で実斜するでしょうから・・・。ならば汎甚性はモデラヌの数だけ存圚したすので、手順だけ玹介したす。尚このペヌゞの工䜜行皋を管理人さんのブログから盎リンクしないで䞋さい。

● 発衚する堎合は、たずご自分で充分怜蚌しお工皋を確立しおから、ご自分のペヌゞで自分の技術ずしお掲茉したしょう。同じ暹脂型の補䜜方法ですが、閲芧しおいるモデラヌさんの遞択肢を増やすのも自䜜モデラヌの䜿呜ですよ。もし、この暹脂型に぀いおの質問が有った堎合は、ご自分の技術ずしお自信を持っお答えおあげたしょう。
 
● グラス補の胎䜓の䞭を芋回しおも・・・グラスクロスは䜿っおたすが、この工䜜方法の様なグラスマットもアルミの粉も䜿いたせん。ガラスクロスに比べおグラスマットは指向性を持っおいたすので、ある皋床指先で揉んでやるずほぐれた分。キャノピヌのアヌルに銎染み易く成りたす。しかし、クロスよりも指向性は匷いので䞈倫に成るずいう性質も持っおいたす。

● グラスマットはハサミで寞法切り出来たす。シヌトはなるべく现切りしおから貌り蟌むずアヌルに銎染みやすく成りたす。だいたい積局数は局を目安にしお、䞀局目が硬化したら二局目を貌るずいう工皋で積局したす。グラスマットの内枚を充分解しおりヌルを䜜っおおいお䞋さい。りヌルは必ず重芁な必須アむテムず成りたす。

● たずはメス型の補䜜です。グラスマットを貌り蟌む溶剀ず、アルミの粉を混ぜ蟌んだ溶剀の二぀を䜜りたす。アルミ混入分は、同じ比率の溶剀でも少な目で良いですよ。アルミの粉を添加剀ずしお半緎りの歯磚き粉䜍の硬さの物を調合したす。
 
● アルミ粉入りの溶剀は、キャノピヌ型ず台の瞁・・・角の郚分に充墳したす。グラス胎䜓の角面は、肉厚を䞊げお貌り蟌んであるでしょう。この堎合・・・アルミの粉を䜿うず硬化するずどす黒く倉色しお汚くなりたすので、補品ず成るグラス胎䜓には肉厚を持たせお溶剀を吞着する目的でりヌルを䜿いたす。䞀局目の貌り蟌みの時に、充墳したアルミ粉溶剀ずグラスマットの境を結合しようずしおも䞊手くアヌルに銎染みたせん。そこで、りヌルを境目に埋め蟌んやるず、マットの端ずりヌルが絡んで䞊手く銎染みたす。

● 䞀局目の貌り蟌みでこの角郚分を䜜っお硬化しおやるず、二局目からはマットずりヌルのみで積局しおいきたす。この積局行皋では、キャノピヌ埌郚の延長した面はグラスを貌らないで䞋さい。たずえ、離型剀を充分塗り蟌んでいおも・・・グラスのメス型からキャノピヌ型が倖れなくなりたす。
 
● 積局の終わったグラスを被せたキャノピヌ原型を入れたたた、倖枠を付けお固めおしたいたす。たずは、積局したグラス衚面を跚ぐ圢で胎枠を入れたす。グラスの積局衚面よりも僅かに倧きく䜜っお、隙間はアルミ粉溶剀で埋めお䞋さい。この䜜業が枈んだら今床は䞡偎面に厚さ以䞊のベニダを貌り蟌んで、グラス積局のキャノピヌ原型を完党に芆いたす。これで、このグラス積局のメス型は、キャノピヌ原型の圢状を完党に維持した状態に成りたす。歀凊たでが最も重芁な䜜業です。

● 倖枠が完成したら、最初にキャノピヌ原型を茉せた台板を倖しお䞋さい。その為に、胎枠はビス止め仕様ずしおいる蚳です。メス型の広がったフランゞ面が食い付いお離れないず思いたす。ですから、金属補の台板なら最初に離型剀を塗りたすし、朚材の台板ならば垃補のガムテヌプを貌り蟌んで剥がし易くする蚳です。解説を芋おいるだけでお腹䞀杯に成るモデラヌも倚いでしょうなあ。でも、このお腹䞀杯状態を䞀床でも実斜しお克服するず、自䜜ずいう名の新しいパンドラの箱を開けおしたう事態ずなりたすが、出来ない人から芋れば・・・神扱いされたすよ。「うおおおおおお凄いですねえええええ。」・・・のレベルです笑。

● この状態が完成したら、䞭身であるキャノピヌ原型を抜きたす。コクピットを内装しおいるのなら、原型をバラシおコクピットを抜いお䞋さい。再床キャノピヌを圢成する時の基準ずなりたすので・・・。
 
● メス型を台枠に固定したたた、今床はオス型を䜜っお行きたす。オス型は厚みがある方が匷床が䞊がりたす。本栌的なバキュヌム成型噚のワット近い高熱ず業務甚吞匕機に耐えられる䜍の匷床がありたすので、䜕凊の業者に出しおも普通にキャノピヌの真空成型は可胜です。

● 最䜎でもグラスマットを枚積局しお䞋さい。グラスのオス型が出来たら、メス型から倖しお瞁の返りを萜ずしたす。曎に、吞匕に耐えられる様に、オス型内郚のグラス面に厚さ皋のバルサで胎枠を数か所取り付けたす。胎枠の接着には、アルミの粉末を添加した゚ポキシ暹脂を充墳しお䞋さい。
 
● グラス暹脂型の成圢が終わったら、真空成型甚の朚型の法則に埓っお、ベニダずバルサの郚材を二液混合の゚ポキシ接着剀で貌り蟌んで、バルサの朚型同様に仕䞊げお䞋さい。基本・・・発砲スチロヌルで原型を䜜っおも同じ工皋で補䜜すれば、同じ暹脂型が完成したす。ご自分の暡型補䜜のスキルアップの為だず思っお頑匵っお䜜っおみたしょう。

● 尚このむラスト画像蚘事は、圓工房の別バヌゞョン・HANGERKids制限付きホヌムペヌゞにお、科孊クラブの高校生達が、ラゞコンボヌト・ラゞコンカ―のボディ補䜜で実践した時の蚘事です。暡型奜きの高校生達でも䜜れるんですから、倚分・・・面倒臭がり屋さんを陀いた普通の倧人のモデラヌならば、誰でも䜜れたすよ。汎甚性はモデラヌの数だけ存圚したす。䜕れ、巊右分けのグラス胎䜓の蚘事も掲茉する予定です。でも・・・殆ど、同じ内容です。しかし、台板が捻じれおいるず正確な巊右分けのグラス胎䜓は出来たせん。たずは・・・定盀の䜜り方から・・・ずなるでしょうね。しかし、構えお難しく考えなくおも良いですよ。ホヌムセンタヌで賌入出来る材料だけで、定盀は䜜れたすからね。

 ※ キャノピヌ成圢に適した玠材に぀いお

 ● 通垞・・・ラゞコン暡型に倚く䜿われるキャノピヌ甚のシヌト玠材なんですが、半透明のスモヌクシヌトず呌ばれる塩ビのシヌトが䞀番ポピュラヌです。ずころが無色透明ずなるず塩ビシヌトもありたすが、ペット暹脂ず呌ばれるカヌボネむトのシヌトも存圚したす。䜕故ペット暹脂ず呌ばれるかず蚀うず・・・飲料氎のペットボトルずしお広く普及しおいるので、そう呌ばれおいたすが、正匏にはポリカヌボネむトず蚀いたす。

 ● ポリカヌボネむトのシヌトは、成圢埌・・・割れ難く粘り匷いずいう性質があり、昭和幎代のラゞコンカ―のボディずしお䜿われお来たした。しかし・・・色付きにするず䞍玔物を混ぜるのず同じなので、成圢埌の匷床が萜ちるず蚀われおいたす。よっお、無色透明が䞀番普及しおいたす。

 ● その点・・・塩化ビニヌルのシヌトは、無色透明・カラヌ色・半透明スモヌク色・・・ず豊富なので、EZブランドの飛行機の成圢品ずしお倚く䜿甚されたした。ずころがですね・・・良い事ばかりでも無いんですなあ・・・。たず・・・熱に匱く・・・衝撃に匱く・・・ラッカヌシンナヌ・アセトン溶液にも䟵され易い・・・ずいう欠点もありたす。割れるキャノピヌの代衚栌は・・・この塩ビのキャノピヌです。よっお無色透明の塩ビシヌトで、キャノピヌを䜜った堎合・・・、䞀番入手し易い半透明スモヌク色のラッカヌ系塗料が䜿えないずいう事態になりたす。

 ● だったら半透明色を䜿っおキャノピヌを䜜れば良いじゃないかっお結論に到達しおしたうんですが、無色透明の塩ビシヌトず半透明色の塩ビシヌトは、定尺サむズ×で賌入し、成圢噚に合わせおシヌトを裁断・・・。裁断された寞法で単䟡蚈算すれば、半透明色の方が倍以䞊高䟡ずなりたす。小さいキャノピヌならば。暹脂型を沢山䜜っお裁断されたシヌトから出来るだけ沢山のキャノピヌを成圢できるので、キャノピヌ䞀個圓たりの単䟡を䞋げる事も可胜なんですが、グラむダヌ甚のキャノピヌは前者のキャノピヌ皋沢山採れないので、単䟡は高くなっおしたいたす。よっお、補品䟡栌が高くなり過ぎる様な機䜓には無色透明を䜿うのが普通です。もし・・・塩ビ補無色透明のキャノピヌをお持ちなら、ラッカヌ色皋の食い付きも無いんですが、氎性の半透明スモヌク色の簡易スプレヌ猶もネットなら賌入出来るみたいですよ。

 ● しかし・・・ポリカヌボネむトは、ラッカヌシンナヌにもアセトン溶液にも䟵されない玠材ですので、無色透明ラゞコンカ―の裏面からラッカヌ塗料を吹き付ける事が可胜に成るんです。ラゞコンカ―のボディは、グラむダヌのキャノピヌよりも耇雑な凹凞面なんですが、ペット暹脂ポリカヌボネむトを䜿う限り、割れる事無く耇雑な成圢が出来るずいう利点を持っおいたす。
 
 ● 画像は無色透明ず半透明色の塩ビキャノピヌです。奥二぀は圓工房で朚型を䜜っおOK暡型で成圢しおもらいたした。手前はOK暡型の補品DJ-2)の成圢キャノピヌです。奥二぀は倧き過ぎお䞀枚の裁断シヌトから䞀個しか成圢出来たせんが、手前のキャノピヌDJ-2)ならば個は採れたす。䞊蚘蚘茉のアルミ粉末入りの粉だけで暹脂型を䜜っお量産したす。簡単じゃあ無いんですよねえ。

 ● コクピットの圢状に合わせお寞法加工しおあるんですが、このDJ-2)のキャノピヌ成圢甚の朚型は、右画像の二぀の朚型の䞭間䜍の長さを有するサむズです。成型された塩ビのキャノピヌは、適床な厚みを持たせるず割れ難くなりたすので、成圢噚にセットできる裁断シヌトのサむズから蚀えば・・・DJ-2)のキャノピヌの量産は最倧個たでずなるでしょうね。巊画像の䞀番奥の嵩の高いLO-100)のキャノピヌなんですが、偎面のシヌトの厚みなんかDJ-2)の半分以䞋ですので、ペラペラですよ。歀れはただ詊䜜分でしたので、こういうペラペラ状態なんですが・・・もっず倧きい成圢噚で䜜るず・・・、このペラペラの厚みは解消されたすが、その分キャノピヌ単䜓の䟡栌が倍以䞊になりたすし、重さも倍以䞊になるでしょう。ね・・・成圢っお簡単じゃあ無いんですよ。お金を払っおもらえるキャノピヌ・・・䜜るのっお・・・。
 
 ● 歀方の画像はペット暹脂ポリカヌボネむトの成圢品です。耇雑な圢状でも忠実に成圢できるのが、ポリカヌボネむトの特長でもありたす。手前の小型のキャノピヌは、ラトルスネむク補ムスタングのキャノピヌです。珟物をお持ちのモデラヌさんなら知っおたすが、アヌルの切り替えもキャノピヌ枠の筋圫りも党お衚珟されおいたす。こういうキャノピヌの補䜜には、其れなりの根気の芁る加工技術を必芁ずしたす。圓工房でも補䜜可胜なんですが、説明する為の工皋を画像付きで蚘茉ずなるず・・・この項では説明しきれたせんので割愛したす。こういう加工をホむホむ楜しくやっおるのが、ダフヌブログのkinnsann)ですので、ペヌゞを芗いお聞いおみお䞋さい。その方が確実ですよ。そらもう・・・朚型補䜜が豪快ですから・・・。
          
● ダフヌブログの管理人kinnsannから、自䜜真空成型噚で䜜った嵩の高いカりリングずキャノピヌが送られお来たした。圌の成圢噚は朚型を䜜っおボコる床に・・・少しず぀進化しお行くので倧倉面癜い・・・。ただ・・・この成圢品・・・。若干ですが、匕きが甘い・・・。このたたでは個人の自䜜品ずしおのレベルなら、ラゞコン技術誌の昭和の補䜜蚘事を曞いおいた倧埡所さん達ずあたり倉わらないレベルず蚀えたす。ただ・・・昭和の倧埡所さん自䜜スケヌル機の勇・片岡正矎氏が成圢噚を自䜜したら、こうなるんじゃないか・・・っお思わせる䜍の完成床のレベルずも蚀えるんですよねえ・・・。

● kinnsann曰く・・・ご自分でも、今・・・手持ちの成圢噚の胜力に限界を感じおいる様です。ただ、閲芧しおいるコメントの䞻さん達・・・単玔に耒めおるだけだから、kinnsann自身が先に進めない・・・。kinnsannのペヌゞにコメントを寄せおいるモデラヌさんは飛行機の自䜜は玄人レベルで䜜れる人は倚いず思いたす。ずころがですねえ・・・、このキャノピヌの成圢品補䜜っお蚀うのは、カスタム屋さんでも出来る人ず出来ない人が居るんですよ。出来ないカスタム屋さんは、朚型のみを䜜っお埌は専門業者もしくは出来るお仲間のカスタム屋さんに頌む・・・っお方法を䜿っおたす。

● そういう芳点から蚀えば、kinnsannさんは貎重な存圚・・・。しかし・・・kinnsann手持ちの成圢噚では、歀凊が限界ずも蚀えるかもしれたせん。歀凊から先に行くには、垂販の成圢噚を目の前に・・・研究するか、垂販の成圢噚ず同皋床の性胜たで進化させるか、この二者択䞀の遞択しか無いのが珟状です。

● kinnsannの玠晎らしい所は、垞に向䞊心を持っお暡型ラむフを楜しんでいる所でしょうね。他のモデラ―の意芋を詊しおみお奜結果が埗られればキチンず玹介しおいたす。こういうペヌゞだから閲芧者が倚いずも蚀える・・・。芋おいる偎も暗闇の黒猫探し暗瀁に乗り䞊げお途方に暮れた状態に陥っおるモデラヌは倚いですよ。そういうモデラヌから芋れば、光が芋えた瞬間ずも蚀える状況でしょうね。
          
● 巊はkinnsannお手補のキャノピヌ・・・右はラトルスネむクの成圢品です。自䜜品ずしおはかなりの完成床合ですし、普通に自分の飛行機に䜿う分にはこれで良いず思いたす。ただ・・・補䜜費を取れるレベルずは蚀えない・・・。補䜜費を貰うレベルに成るにはラトルスネむクの成圢品たでは仕䞊げる必芁がありたす。しかし・・・別の意味も存圚したす。歀凊たで行っおしたうず、远埓しおいるモデラヌさんが、癜旗挙げおしたう可胜性も高いっお所ですね。しかし、個人のモデラヌでも歀凊たでの成圢品が䜜れるっおいう蚌明にも成るので、远埓するモデラヌが増える状況にもなりたす。

● キャノピヌが䜜れないから自䜜を諊めるモデラヌも倚いずするならば、朚型だけ自分で䜜れるならkinnsannに送っおボコっおもらう・・・。もしくはkinnsann)自身が汎甚キャノピヌを量産しお、モデラヌに䟛絊する・・・。こういう方法がありたす。過去・・・IM産業や加藀無線MK)が汎甚キャノピヌを䜜っお販売しおいたした。䞻にグラむダヌや圓時のF3A機甚ずしお、倚くのモデラヌさんが賌入しおいたした。芁するに、この汎甚キャノピヌをkinnsannが䜜れれば・・・倚くの自䜜モデラヌが増えるず思いたすよ。補䜜費を貰う・・・貰わない・・・どちらを遞択するかはkinnsann自身にお任せするずしお、もちっず䞊の完成床合に成るたでの蚘茉をしおいきたしょう・・・。
          
● 巊はkinnsannお手補の塩ビカりル厚さ・・・、右はラトルスネむク補ペット暹脂ポリカヌボネむト厚さです。kinnsann)の成圢噚は成型噚の熱源に電気ストヌブの蛍光管タむプを䜿い・・・ラトル補は電熱コむルを䜿っおたす。このシヌトに柔軟性を䞎える熱源なんですが、この電気ストヌブの蛍光管には指向性が有り・・・熱攟射にも指向性が生たれ枩床の高い所ず䜎い所が存圚しおいたす。それに比べお・・・電熱コむルは自由に任意の角床やアヌルで指向性を無くしお、シヌト自䜓を均等に熱する事が出来るずいう特城を持っおいたす。

● kinnsannが手玙に曞いおいた「ムラが出来る・・・。」ずいうのは、この蛍光管の指向性が圱響する、熱攟射の枩床の違いが劂実に成圢埌の成圢品の衚面に珟れた珟象です。芁するに・・・匕きが甘くおムラが出来た箇所は、シヌト自䜓の受けた熱量が䜎かったので完党に成圢出来なかった・・・ずいう所でしょうか・・・。kinnsannの成圢噚が進化するずすれば、この熱源の指向性を均等にシヌトに䌝えるシステムの改造が必芁になりたす。

● そうなるず・・・疑問が出お来たすよね。圓工房のキャノピヌ成圢噚「ひずり de ギュヌ」は灯匏の蛍光管ワットで成圢出来おるじゃないかっお所なんですが・・・。真空成型噚でも型抌し成型噚でも、充分にシヌトを匛たせるず成圢埌のシヌトの厚みは、䜕凊で蚈枬しおも同じになりたす。シヌト自䜓は、充分に柔らかく成っおいないず匕き延ばすずいう荒業なんお出来たせん。芁するに・・・匛んだ分のみを型に沿わせお吞着する・・・ずいうのが、真空成型の基本だからです。䞊手く圢に沿っお吞着できる状態ずは、成圢前の平面なシヌトに均等に熱源が䌝わり、枩床差が無いっお事が必芁なんです。
          
● 珟圚のkinnsannの成圢噚のパヌツをそのたた䜿っお、半自動の成圢噚を組むず倧䜓こういうスタむルずなりたす。歀れが本栌的な成圢噚ずなるず、電熱噚は油圧で前埌移動・・・朚型の固定台はフットスむッチで䞊䞋移動ずなりたす。朚型の固定台が完党に䞊がり切るずバキュヌムの吞匕スむッチが入り、吞着動䜜が始たりたす。よっお、フットスむッチは螏みっぱなしのたた、氎入りの圧力匏゚アガンによる氎の噎霧で、急激にシヌトを冷やしお固圢化・・・手で觊っお充分の熱が取れたらフットスむッチから足を抜くず、勝手に逆転スむッチが入っお固定台は降䞋したす。

● 画像ではテコを利甚した螏み蟌みのペダルが付いおいたすが、朚型の高さを限定すれば䞊䞋の移動は最倧でも皋床なのでアナログでも充分かもしれたせん。倧容量の゚アタンクを有するコンプレッサヌを持っおいるなら、電磁匁操䜜の本栌的なゞャッキを搭茉した方が、䞊䞋の移動範囲は広く成りたす。
          
● シヌトに熱源を加えるナニットは、電気ストヌブワットから電熱コむルに倉曎しおいたす。この電気コむルはネットでも賌入できるので自䜜した方が良いでしょう。ただし・・・远埓しお同じ物を䜿う堎合は、サヌキットブレヌカヌのアンペア数を䞊げるかボルトが䜿える様に家庭内の電源を倉曎する必芁がありたす。通垞アンペアの堎合は、電熱コむルを起動するずブレヌカヌが萜ちる可胜性がありたす。お近くの電気工事の出来るショップを蚪ねお䞋さい。

● シヌトを固定する枠は、鉄補のアングル材を溶接した枠での代甚が利きたす。枠本䜓のねじ山にはタップ加工を斜し・・・抌さえの板にはバカ孔を開けお蝶ネゞで固定したしょう。鉄アングルは板厚mm皋床で良し蝶ネゞはでも充分です。シヌトの呚囲を抌さえの鉄の板で囲み・・・蝶ネゞで固定するならば、画像の本数で充分です。この際、抌さえの鉄板には、シヌトが滑らない様に・・・耐熱のゎムを貌っお䞋さい。
          
● 䞊蚘で電気ストヌブの蛍光管には、熱源の枩床に其々差がある事は説明したしたが、むラスト画像では電熱コむルずの違いを解説しおいたす。電気ストヌブでシヌトを熱するず・・・画像の様に高枩に成るシヌト郚分ず䞭枩に留たるシヌトの範囲が出お来たす。この枩床差のたた、バキュヌムするず・・・匕きの甘いムラ・・・の郚分が成圢品に残りたす。しかし・・・電気コむルの堎合は、党䜓が同じ熱源なので、シヌト自䜓にその枩床の違う範囲が出難く、均等に柔らかくなるので成型がやり易くなりたす。

● 同じワット数で照射した堎合、電気ストヌブの堎合は垂れお来るシヌトが浅い角床でゞワゞワず垂れお来たす。䞀方電熱コむルの堎合は、党䜓が高枩なのでシヌト自䜓が均等に急角床で垂れお来たす。この堎合・・・垂れの最䞋郚を人差し指で突いお、指にべた付かない緩みで小さい力でもシヌトが凹む様なら、すかさず電熱コむルをスラむドさせお倖し、フットスむッチで朚型固定台を䞊昇させバキュヌムに入りたす。
          
● 成圢するシヌトをケチっお小さく加工し成圢するず、朚型の床面郚分の匕きが甘くなるのは、電熱コむルを䜿っおも同じです。朚型固定を画像の様に䞀段䞊げるず・・・吞着は、画像の様に嵩䞊げした台の角から始たるので、吞着範囲が増える分床面の吞着が匷力に成りたす。よっお、密閉床が向䞊するので成功率が高くなるのです。成圢した成型品の衚面が曇るのは、熱源が䜎いのも原因です。充分な高枩状態でのシヌトの膚匵は、透明シヌトなら曇りが出難いですよ。