Rindy-T Ⅱ型 (実機ケストレルのセミスケール)カバーリングフィルム Part-3

 ※ ラジコンプロポにセットされたサーボモーターが、まだ一個50グラムの時代に・・・アメリカのキャノン社からミニサイズのサーボと受信機一体型サーボが付属した2チャンネルプロポが発売されました。このプロポを個人輸入したモデラーさんが、当時のラジコン技術誌に製作記事を掲載したんですが・・・。其の時にこの小型ラジコンメカを、当時販売されていたABSの胴体にバルサのリブ組みの主翼を付けたフリーのグライダーに搭載する内容でした。

● そのフリーのグライダーが実機スケールのケストレルでした。元々がフリーのグライダーなので、操縦しない前提の設定仕様でした・・・。しかしながら、胴体内部にはしっかりと空間も設けて有るので、当時の国産メカは搭載不可能でしたが、この舶来メカなら搭載可能だとしての改造が内容でした。ただし・・・ラダーコントロールのみの1Chの搭載・・・。限られた機首の胴体スペースには、受信機一体型のラダーサーボと、単5乾電池4本(6V)に改造した乾電池ケースだけが搭載されました。

● フリー仕様の設定グライダーなので、当然なんですが垂直尾翼のラダーも固定です。此処をカッターナイフで、バーチカルとラダーに切り離して動翼としていました。当時の私はまだ高校生・・・。サンワプロポが、ミニサーボを開発販売する以前の誌の記事だったので、夢の世界だと思っていました・・・。其れから45年経った現在・・・当時の舶来のサーボよりも小さいマイクロサイズのサーボも普通に存在しています。昔を懐かしみつつ・・・現代にケストレルを設計したのがRindy-T尾翼仕様です。セミスケールなのでケストレルに似ていますが、内容はリンディです。二段上反角の主翼がHLGの代名詞みたいな風潮ですが・・・このタイプの主翼も立派な当時のHLGです。此れを当時のモデラーさんは普通に操縦して飛ばしていたんだから、今のHLG愛好家には操縦は違和感だらけでしょうなあ・・・。見るからに安定悪くて飛びそうに無い(笑)・・・。
          
● 翼型は平成のモデラーさんなら誰でも知ってるフラットボトムです。ただし!・・・この翼型の最大のメリットは、部分プランクの構造ながら全面プランクの主翼と同じ仕上がりと成ります。通常翼型なら部分プランクの構造の場合・・・正確で高性能なのは幅が1,5mmのリブ材のみ・・・そのリブ間の抜き部分は、ひいき目に観ても・・・高性能な翼型には成りません。此れがフィルム張り主翼の特徴です。初心者が貼ってもベテランが貼っても、このリブ間の不具合は解消しません。誰が悪いのか?・・・ネットの掲示板では、その理由を知らないモデラー諸氏がメーカーの不備だって騒いでいたんですがねえ・・・まあ!ハッキリ言うなら・・・こういう世界を創造した神様が悪いのであって、メーカーには何の罪も無い・・・。

● ところがですなあ・・・この翼型にすれば一発で解消!・・・。此れも神様が創造した世界の原理を応用しただけです。リブ間もリブ上も・・・全てが翼型に成るんですなあ・・・。普通に考えたら、結局自作モデラーなら最終的に此処に行き着く訳で・・・。一応の性能は把握出来てますので、今後のRindyシリーズは、全てこの翼型で統一・・・。この翼型なら機種のバリエーションは無限大です。材料は採り易いわ・・・組立て易いわ・・・と、メリットの方が大きいので・・・。こんな翼型!邪道だ!・・・ってメールくれたモデラーさん・・・。真のムサシノ命!のモデラーなのに、本機よりも簡素化したクサビ翼型のスカイエコーをご存知で無い・・・。発想の転換から生まれたスカイエコーの主翼ですが、此方も部分プランクの軽量構造ながら・・・全面プランクの主翼と同等の仕上がりに成ります・・・。まあ!・・・ムサシノ命!・・・のモデラーさんが生まれる前の飛行機だから知らなくて当然なんですけど・・・。

● スカイエコーの翼型は、アール面を全く持たない平面だけのクサビ形・・・。本機の翼型はメインスパーから後縁側が直線です。此れを構造体にすると・・・所謂平面なんですなあ・・・。で!メインスパーから前縁側は1mmバルサでプランクしてあるので、フィルムを貼ると翼型に沿います・・・。スカイエコーはこの面もプランクはしてあるけど平面なんですなあ・・・。前縁の先端のみが丸く削ってはあるんですが・・・。スカイエコーの方がもっと邪道!なんですがねえ(笑)・・・。こんな翼型誰も使わないだろうって?・・・。スカイエコーよりも古い時代に既に使われてるじゃないですか!。(F-117=night hawk)・・・このステルス機の翼型は、半対称のクサビ形・・・。此れも・・・ムサシノ命!のモデラーなら邪道!って言うのかなあ・・・。此れでも立派に揚力は発生出来ます。
 
● 左右二分割翼なら必要無いんだけど・・・。この主翼は専用カンザシを入れて接着剤で結合した後にフィルムを貼り込むので、こういう複雑な形紙が必要に成ります。翼の下面はフラットボトム(直線)なので、フィルムも直線カットで貼れますが・・・このアールを含む上面は、上反角が入ると曲線に成るんです。この加工をしないまま直線のフィルムを貼ると・・・合わせ目が歪に仕上がり・・・初心者だってバレたくないモデラーさんでも、飛行場でモロバレに成るんですなあ・・・。だったら!形紙作ってフィルムを曲線で加工して貼り込めば、飛行技術は初心者でも・・・造りはベテラン仕様なので第一印象ではバレません。後は・・・絶対飛ばさなければ初心者だってバレませんよ(笑)・・・。「まだ!調整が出来て無いんですよおおおおお!・・・。」でも言い訳には成りますが・・・。
          
● 左右の主翼を特殊カンザシを介して結合します。結合に要する接着には、エポキシの30分硬化を使います。カンザシの厚みはシナベニヤの2mm・・・中に見える黒くて細い物体はピアノ線・・・。ベニヤだけだと条件によっては折れる危険性も有るので、まあ・・・保険って事で(笑)・・・。

● 昭和のワンピース翼のグライダーの、この中央翼結合部なんですが・・・確かに内部の造りはかなり堅牢でしたね。他の所は木工ボンドで組立てても、この中央のみはエポキシ接着剤を塗りたくってから結合し・・・さらに接着した角付近にも、エポキシを盛り付けてヒートガンで溶融して隙間を埋め、完全に硬化してから上面のプランクを行う・・・。此れがセオリーでした。

● ところが平成になって・・・マイクログラスが一般的に誰でも扱える様に成ると、状況が変化して来ました・・・。主翼は全て瞬間接着剤で組んで、プランク面を広範囲で覆う様にマイクログラスを貼り込む工法が、瞬く間に流行しました・・・。ところが!・・・何でもかんでもグラス巻きすれば、主翼の中央から飛行中のバンザイが無くなったかと言えばそうでも無い・・・。折れる時は折れる・・・。キットの指示を無視して、ネットブログの教祖的モデラーの製作記事を鵜呑みにして・・・手抜き構造にグラスを巻きました。此れが空中分解の原因・・・。折れた原因をメーカーの不始末にして、お仲間掲示板でぶ~垂れてる文章を見る度に・・・コイツは学習しねえ人種だ!・・・って思った昭和の黎明期を知ってるモデラーは、お仲間飛行場で其の書き込みを話題にしてましたね。

● 其れが平成になって皆がやってるから、俺もやろう・・・の便乗組モデラーさん・・・。模型飛行機の基本構造の知識を持たずに、高等技術だけをネットで真似するので失敗続出・・・。その自分の不始末は棚に挙げて、お仲間掲示板ではかなりの玄人ぶった書き込みをするんだが・・・読んでる観てるだけえ・・・のモデラー諸氏には、モロにバレとりましたなァ・・・。ご自身のブログの製作記事でも・・・明らかにメーカーの指示を無視した手抜きで作ってるし、面倒臭い部品の組み込みだけど・・・改良と称した手抜き改造で作業を進める辺り・・・教祖的ブログの主さんの信者ってのはかなり危険でしたなあ・・・。そういうのは裏メールでも使って、キチンと指導するなりすれば良いのに・・・って思ってた昭和のジェダイマスターは沢山いましたよ。飛行場で愚痴る愚痴る・・・。まあ・・・ね!・・・コメント欄に書き込むと、十中八九は敵対行為と受け取られてしまうので・・・今度は書き込んだモデラーさんが総攻撃を浴びてしまう・・・。だから!似非玄人モデラーのブログには誰も書き込みません・・・。「僕の教祖は、そんな事言ってませんでした!。」って聞く耳持って無いんだもの・・・。その教祖的モデラーだって手抜きで作ってるのに・・・。そういう手抜きの布教はやっては成らない行為・・・。教祖の手抜きを信者はもっと手抜きするので、手抜きの連鎖は停まりません。手抜き作業はネット上に掲載しないでくれ!教祖様!・・・。
 
● 結合面にはカンザシ共々エポキシをガッツリ盛って接着します。少々はみ出ても良いですよ。痩せますから・・・。接着面にセロテープを貼り込んで目張りとします。このセロテープとエポキシ接着剤は融着しません・・・。セロテープの粘着物質は、エポキシ溶剤とは異質なので、硬化後は綺麗に剥がれてくれます。セロテープで養生しておけば、硬化中に他の物体との誤着が無いです。
          
● 本来は必要無いんですがねえ(笑)・・・。ネットの教祖様が布教し捲ってるので、信者さんじゃ無くても念には念を入れて・・・の方が勝るみたいですなあ・・・。まあ!・・・本機リンディの、この主翼中央部はピアノ線入りのカンザシのみで、後はプランクシートをエポキシで接着してるので、指示通りにエポキシで結合して貰えれば・・・飛行中の不意なバンザイ現象は起きません。マイクログラスを貼るって事は、バルサの木目に存在する細かな空気穴を完全に塞ぐって事ですので、フィルムの貼り込みを間違えると・・・中々気泡が抜けなく成るんですよ・・・。よって構造内部を強化するのが昭和のラジコン飛行機の作り方なんです。内部のみガチガチに補強するから、表の補強が要りませんし・・・フィルムも貼り込み易く成るんです・・・。此処までやっとかないと・・・必ずツッコミメールが来るんでね!(笑)・・・。
          
● ムサシノ命!・・・のモデラーさんには、俄かに信じられないでしょうなァ・・・。実際にはステルス機能を持ったナイトホークの方が先に世の中に出回ったので、その後の自作モデラー諸氏は専門誌の三面図からナイトホークをスケールダウンするも・・・主翼は通常のアール形状の半対称翼型を使ったりしてましたなあ・・・。グローENGのDF搭載だったりするんで・・・。でも、ムサシノ開発部は、イラスト上部みたいなクサビ形の翼断面を持った主翼を使ってHLGをキット販売しました。ラジコン技術誌が取り上げた位だから、其れなりの斬新さは買ってたんでしょうなあ・・・。普通に飛べるし・・・。

● そういう位置から見れば・・・本機の主翼も良く似た物・・・。下面はフラットなので揚力は発生しません。翼の上面はメインスパー後方にサブスパーを設けて、プランク位置を上下で変えてあります。其れより後縁までは直線です。翼型のアール面はバルサプランクして、残りは抜き面だけど直線です。翼全体から見れば抜き面は平面になるので、フィルムを貼っても平面です。よって!・・・リブ間をぶった切っても、形状はリブと同じ翼型に成る構造なんですなあ・・・。

● ナンボ!他機との差別化を図って・・・ゲッチンゲン等の浮きの良い翼型を採用してます!って言ったって、完全なるゲッチンゲン翼型の主翼にするには、全面プランクするしか方法は無いんですなあ・・・。そうすれば額面通りの高性能な主翼には成りますが、その結果!・・・重く成るんです・・・。よって!・・・1グラムでも軽量化!・・・の軽量ハンドランチグライダーには不向きです。リブ間を狭く・・・リブの数を通常の4倍位に増やすと、まあ・・・重く成りますが高性能ゲッチンゲン翼に近くは成るんですがねえ・・・。スパンが4メートル近い大型機なら可能でしょう。ヤフーブログの番長さんが、この構造を使ってましたね。リブの数が・・・尋常じゃない位に多い主翼ですけど・・・。
 
● どんなベテランさんでも、抜き面を持つ部分プランクの主翼はリブ間が波打ちます(笑)・・・。此れを無くすには全面プランクするしかありません・・・。だから、初心者さんのフィルムの貼り方が悪いんじゃないですよ。幾ら高性能な翼型を使っても、リブ間は凹んでいる分・・・高性能な翼型とは言えません。その分の性能は落ちてしまいます。抜き面の在る部分プランクの主翼に、この波打ちを解消する方法は無いのかい!・・・で!、こういう翼型が生まれました。
 
● ポリ樹脂でガッチガチに固めたマイクログラスの表面は、凸凹しています。おまけに硬いです・・・。硬い表面に耐水の目の細かいサンドペーパーを当てても削れません・・・。硬い表面には目の粗いサンドペーパーを使います。画像は60番です。バルサ面を削らない様に注意してサンディングしましょう。ある程度の山が消えたら、今度は180番辺りのペーパーで削ります。此処まで滑らかに成れば耐水ペーパーを使っても良いですけど、決して水は使わない様に!・・・バルサが膨張するでしょう・・・。
 
● 本機使用のフィルムはオラカバライト・・・。かなり薄いのでドライレベルの熱量のアイロンで貼ると、穴が開きます。OK模型のVIPアイロンには、温度調節のつまみが付いてますが、目盛りも付いてますので100度前後で貼り込んだ方が良いでしょうなあ・・・。この機体の主翼の後縁は、厚みが0,8mm程しか有りません・・・。よって薄いフィルムと言えどもフィルムのコシでで剥がれる場合も有ります。其処で貼り込む前に、この0,8mmの後縁にはクリアラッカーを3回刷毛塗して塗膜を作りました。
          
● 一応主翼の下面のみ周囲は貼り込みましたが、まだ細かい弛みやシワは取っていません。実は・・・まだ取れないんです。この片面を貼った状態でフィルムの弛みを完全に取ってしまうと、主翼の構造上捻じれや湾曲が入ると・・・たとえ上面を貼っても中々狂いの無い生地完成状態の主翼には戻せなく成ります。よって!上面側のフィルムも貼りこんだ後・・・全体を検査しながら少しずつドライヤーで弛みを取りつつ・・・フィルムを収縮させて行きます。頑丈な大型機の主翼とは構造上違いますので・・・ある意味慎重な貼り込みが要求されます。2~3回失敗すれば、誰でも上手く貼れるようには成りますけどね?・・・。
 
● おおおおお!・・・っと自画自賛(笑)・・・。スパンは1500mmしか無いのに、もっと大きく見えますなあ・・・。フィルムを貼ると太るって言うんですが・・・完全なる目の錯覚・・・。でも、世の中のお姉ちゃん達は、服の着こなしでスリムに見せて男を騙してます。まあ・・・此方で意図してはいないのですが、やっぱり太って見えますなあ・・・。この場合は太ってくれて大正解!・・・。

● 現代なら此れにエルロンが当たり前に装備されてるんですがねえ・・・。主翼を二段上反角の何時もの主翼に替えると、あれま!・・・何時ものリンディに戻ります。リンディに戻れば・・・ラダー仕様機で当たり前に見えるんですなあ・・・。まるで昭和のラダー機みたい・・・。此れで普通にスロープサイトをビュンビュン飛んでたんだから・・・。
          
● 主翼を後縁側から見ています。違和感タップリですなあ・・・。抜き面の在る部分プランクの主翼なのに、リブ間のフィルムの凹みが無い・・・。よって空気の流れもスムーズ・・・。主翼全体で最大限の揚力が生まれてくれます。って事は、走る訳だから・・・サーマルを見つけながら空域をウロウロ出来るって事ですよ。言わば全面プランクの主翼と同じ原理なんだけど、全面プランクの主翼よりも軽量ですしね・・・。こういう発想を、平成時代に多くのモデラー諸氏が普及させてればなあ・・・。凝り固まった訳の解らないワンメイクのHLGには成って無かったんだけどなあ・・・。

● ある意味作り易い主翼なので、この構造の主翼を使えばHLGクラスのスケールグライダーは何でも出来る・・・。ラダー仕様のライハー・ザノニア・ハビヒトみたいなガル翼のヴィンテージスケールも出来るし、シーラス・アスティア等の近代スケール機も出来る・・・。ラダー機は初心者用!・・・じゃねえぞ!ネット物知り博士!・・・。ベテランさんのお遊び用だ!・・・。
          
● 如何にも走りそうな翼型でしょ?・・・。ガルモデル十八番のラムロッド(改)よりも薄いぞ!。でも基本の翼型はラムロッド(改)です・・・。此の機体は浜スロ専用機・・・。狭い砂浜の標高の低いスロープでも充分浮ける様に設計しました。世の中はコロナウィルスが猛威を振るい・・・なるべく多人数で集うな!と推奨しているし・・・。ならば近場のスロープ、当工房から直線距離で僅か20メートルの海岸にて、一人で飛ばして遊びます。
          
● フライングスタビライザーのシーソーは、2mmのビス一本を支点に上下に稼働します。一見ひ弱に見えますが、其れを支持するシーソーのブラケットがゴツイでしょう!・・・。要するに幅と厚みが有り、尚且つ垂直尾翼とのクリアランスが極端に狭いので・・・ヨー軸とロール軸のガタが殆ど出ないんですなあ・・・。垂直尾翼の内部に埋め込んだフライングスタビライザーの可動カンザシが、ガタガタと遊びが大きくスタビライザーを差し込むと安定しない場合は、この内蔵した可動ホーンのガタが大きいからスタビが安定しません。垂直尾翼の中の可動ホーンをスリット板で挟んで、ヨー軸とロール軸のガタを極力無くせば好いんですよ。まあ!・・・その構造は、今回VEGAシリーズ三機同時製作の記事中で解説します。メカ積みの記事は、また後日・・・。さあ!お次はヴェガです。本当ならもう三機種生地完成してて好いんですがねえ・・・。コビットさん増殖中に同時進行してた、中華の大怪獣との半年に渡る死闘・・・やっと終わったら、今度はミクロの大怪獣コビットさんが大暴れ・・・。テスト飛行は熊本の阿蘇なんだが、多分・・・お山の入山は非国民扱いに成るやも・・・。暫くはかごの鳥見習って自粛しましょうかね。

 ※ 今回のコロナウィルスの一件で・・・世の中のあらゆる仕組みが変化してしまう可能性が有る・・・。感染経路を特定して、なるべく複数人の塊を作らせない事で見えない集団感染を防ごうとさせる意図が見えて来た。其れにより・・・異常とも言える飽和状態の経済が、大打撃を被る事は明白な事実・・・。大衆の集まる施設は軒並み休業を余儀なくされ・・・体力の在る業者は事態が好転するまで耐え抜いて乗り切れるが、体力の無い業種は廃業するしかない・・・。飲食業界やサービス業界が最初に悲鳴を挙げるだろう・・・。して!・・・模型業界はどうなるのか・・・。人件費の安い海外の協力工場に頼っているメーカーや販売店は、もはやピンハネ商売は不可能と成るだろう・・・。ならば、どうやって凌ぐのか・・・。そらもう!・・・国内のカスタム業種の工房相手に、半ば脅迫まがいの要求で、安く作らせ高く売ってブローカーとしての立場を維持して行くしか無くなる訳で・・・。元々が右から左の利ザヤ商売なんだもの・・・右から左で売り上げが無くなったら自分の首を絞めるんだから、家族持ちなら生活が成り立たなくなって来る・・・。一度でも、楽して儲ける商売にのめり込んだら・・・抜けるの大変なんだって!・・・。今後・・・至る所でトラブルおっ始まる未来は見えて来る・・・。

 ※ もし!・・・打開策が有るとしたら・・・。少数ロットの販売を可能とする個人業主のカスタム工房辺りが、抜群に増える可能性は充分に考えられるかなア・・・。大中企業の大手メーカーが数社しか無かったら、モデラー自身は選択の幅が狭く限られてくる訳なんだが、だったら自作すれば良いじゃん!って無責任に言い放つモデラー達は・・・必ず自滅するだろう・・・。だったら自作モデラーが大挙して起業してくれれば、数は少ないが確実に種類は増えるので、モデラーの選択肢は大幅に増える事に成る。結局・・・ブローカーみたいな仲買人は、必要無く成るって事ですよ。楽して儲ける!・・・そんな似非模型店は、ネット上から消滅する時代は目の前に有る・・・。昭和40年代の懐かしくも勢いのあった模型業界が戻って来るかも知れませんなあ・・・。そら!ラジコン技術誌も面白くなるぞおおおお!・・・。モデラー自作の製作記事が増え・・・大口スポンサーの商品説明記事は規模が縮小され、広告のみが掲載されて・・・。真のモデラー主体の内容の濃い香ばしい雑誌に戻るかも知れない・・・。

 ※ 別の言い方なら・・・世の中の嘗ての個人業主のお店がどんどん増える可能性も有るって事だろう・・・。商店街というよりも、一個の地域に必ず一軒だけは、必要な専門商品を扱うこじんまりとしたお店が増えるかも知れない・・・。大人数を集めて食する大衆食堂は也を潜め・・・代わりにテイクアウト主体の屋台レベルのお店がどんどん増殖する可能性も有る・・・。お持ち帰りなんだから集団感染のリスクは減るし・・・個人毎に自宅に持ち帰って食べるから、保菌者も健常者も感染するリスクは大きく減少するだろう・・・。まあ・・・好い事ばかりじゃ無いけどねえ・・・。群れたい人達は、群れていなきゃ精神面が弱く成るので・・・此れが暴発すると歯止めが利かなくなる訳で、まあ!更に事態を悪化させる奇行に走ってしまう可能性も有るし、精神的なダメージを持った人達は、新興宗教に救いを求めて、また群れる・・・。そして・・・成れの果てが・・・集団感染・・・。もはや!・・・人類は一度滅びるしか道は無いのかも知れませんなあ・・・。近隣の人間同士が信じられなく成り・・・コロナ感染者でも無いのに、保菌者のレッテルを貼って集団リンチ・・・殺すか自殺するまで追い込んで一件落着・・・。其の時だけの安心感を得る・・・。嘗て、多くのキリシタン信者ではない弱者を、ストレス発散の為に幕府の役人に差し出して拷問の果てに殺してきた地域だもの・・・。其の末裔さんが沢山居る我が町の行く末が心配だ・・・。その証拠に・・・根絶やしにした筈のキリシタンが、禁止令が解かれると大勢出て来て・・・今度は教会をあらゆる場所に建立したって事は、身代わりに殺された数万人って・・・誰なんだ?って事ですよ・・・。普段から「僕達!平和主義者ですから・・・。」って吹聴してる人物たちが、一番危険だって事ですなァ・・・。

 ※ マスコミ各社がテレビの番組内で盛んに誇張している新型コロナウィルスは未知のウィルス・・・と表現しているんだが・・・。此れを地球外生命体がもたらした病原体と勘違いしている人類が大勢いて悲観している様だが、元々地球上に存在していて、まだ発見されていなかった未知のウィルスだと言う事を知らなければならない・・・。地球外の病原体なら遺伝子構造も違う訳だから、現在の地球の遺伝物理学は資料が無いので一切通用出来ないが・・・元々地球上に太古の昔から存在していたウィルスならば、既存の研究で何れ正体が判明し・・・治療薬やワクチンが開発される時は来るだろう・・・。その間を如何に生き延びた人類だけに未来が約束されている。精神的に弱い人間は・・・保菌者でも無いのに保菌者面して暴れ回る・・・。まあ!・・・その行為が解らんでも無いんだが・・・。言い換えると自分の普段の生活環境に置いて・・・もしかすると自分は感染しているかも・・・って勘違いして、奇行に走る・・・。拘束して貰って留置所に入れられた方が安全だからねえ・・・。独房だし・・・飯は食えるし・・・後は、心神耗弱者のフリして無罪に成るのを祈りつつ・・・事の沈静化を比較的安全だと思っている警察の檻の中で過ごす・・・。実に頭の良い困ったちゃんだと思いますなァ・・・。コロナ保菌者だって思ってたら、単純な風邪でした!ってパターンも有る訳なんだが・・・。