● 飛行機の画像集
● 当工房のホームページで自由に閲覧可能なのは、表リンク裏リンクで全体の(2%)程度です。その範囲で使用している飛行機画像の一部(15%)を紹介しています。自作大好きガチンコモデラーの為の資料です。期間を置いて第二集・第三集・・・と紹介します。作れるマニアは未来を創造する!って言いますよ。
   

     

     

     

     

     

      

      

      

      

      

      

      

      

      

      

◎ 何れなんですが・・・、上記画像からすべてのHANGER(HP)をリンクします。今の時点では・・・まだまだ・・・一般公開は、悪戯と嫌がらせの標的になる可能性が大きい・・・。国内モデラーさんで運良く見つけた方達は、ページの決まり事を遵守し閲覧しておられます。世界中には・・・信じられないレベルの・・・しかし、お国の事情に合致して誰からも文句を着けられない模型を製作するモデラーが多いな~って思いますよ。アーリーバード(スパン1800複座仕様機)を、実機サイズで二人乗り?にしちゃったモデラーもいます・・・。機番そのままで・・・。ピレネーの匠は・・・スケールが違う・・・。勿論!載れる実機ですよ。

◎ 各種の治具
  
● 自作の機体を正確に作る。ヨーロッパの自作モデラーのページを覗いて下さい。趣向を凝らした治具の数々・・・。矩形翼でもテーパー翼でも、翼型の下に一本の直線を引いた時から、主翼の組立治具作りは始まります。その為には、まず・・・正確な原寸図を一枚・・・。この原寸図が自作モデラーには大切なお宝に成ります。中学の技術の授業で習った知識を覚えているモデラーならば、容易い事ですよ。治具作りの基本は三面図・・・です。

  
● テーパー比が大きい主翼の場合は、主翼に捻じり下げを入れると減速させても失速し難くなります。その為の捻じり下げを付けて固定した治具です。主翼のメインスパーと後縁を其々クリップで固定すると、捻じり下げの付いた状態となります。この拘束状態で翼上面のプランクをすると、捻じり下がった主翼が完成します。通常ならば・・・メインスパー位置で0,7~1,0度位捻じれば大概の機体には対応可能です。アングルを固定する台座は、ホームセンターで購入できるファルカタ木材です。

● 主翼中央側の台座は捻じりを入れない翼型下面から作図し、翼端側は必要角度を入れた捻じり下げ状態で作図します。あまり極端な捻じり下げにはアングル材の捻じれが対応出来ません。後縁側のアングル材はなるべく肉厚の薄い物を使うと良いと思います。

  
● この機体の治具は、主翼の部材がカンザシ以外すべてバルサ材です。よって、マチ針を使ってバルサスパーを治具のカイモノに直接刺せる様に、カイモノ自体をハードバルサで作ってあります。ホームセンターで購入できる小型のヒートンを適所に配置すると、捻じり下げの着いた主翼の固定やプランクの押さえにもなります。

● 更に本機はスパンが900mmしかありませんので、左右の主翼を固定してカンザシ結合までを同時に行う事ができます。板厚が13mm程度、長さが910mm程度の板材ならばホームセンターで比較的簡単に入手できます。

  
● スパン900mmの一体主翼が組立可能だと解りましたので、今度はスパン2000mmで作った主翼一体型の治具です。上反角を片翼5度入れたので、かなり大掛かりな治具なんですが・・・、意外とシンプルでしょう?。主翼本体治具には捻じり下げが着けてありますが、これだけ大きいとエルロンもリブ組として捻じれる様にしなければなりません。そこで、エルロンは完成後に切り離しの構造としました。主翼に合わせて適度に捻じれたエルロン動翼が完成します。各アングル材は、翼型のアールに沿って固定してあります。

  
● デルタ翼の場合は翼幅は然程無いのですが、翼弦は通常主翼機の3倍近くあります。もし・・・主翼が不用意に捻じれて組み上がると、その捻じれを修正するのは大変難しいです。よって、捻じれの無い正確な治具を作る事が、デルタ機を正確に作る基本となります。必要な捻じり下げは動翼のみに付けると工作が楽です。ラジコン技術誌に掲載されている製作記事の多くは、主翼は捻じれの無い主翼を組み、動翼となるエレボンやエルロンをリブ組として捻じり下げを加える加工を施してあります。尚、リブをスチレンとしましたので、同じ厚さのスチレン材で治具を構成しました。

● ただし・・・自作機の場合は、適当な捻じり下げの動翼では強過ぎたり弱過ぎたりします。そこで、トップヒンジを採用して、動翼をテープヒンジで固定すると、何度も交換が可能になります。フィルムに熱を加えて捻じれば良い!と考えるモデラー諸氏の掲示板の書き込みを多く見られましたが、これも飛行場の天候状況に左右されてしまいます。気温が高いと捻じった筈のエルロンが、フィルムが緩んで元に戻りニュートラルが変化したりします。最初から捻じった状態で組まれた動翼は、フィルムが緩んでも同じ状態を保ちますので、問題は起きません。

● スチレン材を一部使用したグライダーの紹介をしましたが、バルサとベニヤを一切使わずオールスチレンのみでハンドランチグライダーを製作された管理人さんがおられました。「リブだけスチレン使ってあとはバルサで構成したって・・・、結局強度が足らないからって、最初から書けばよいのに・・・。中途半端な機体作る人が九州にいるんですねえええ。」って、自分のページの掲示板に書いてた管理人さんでしたが・・・。書き込みに同意する様にお仲間さんからの援護射撃・・・。多分・・・九州のモデラーって私の事でしょうね。ただ・・・このページの主さん・・・私のコンセプトを理解していません。

● 内部構造をスチレン材に使うと、昼間しか使えない騒音の出る加工機械の使用を極力減らす事ができます。その分・・・時間効率が良くなりますので、加工部品を減らし組立時間が増やせます。試作品と量産品の余計なコストが減らせる分、安く提供できる事になりました。この管理人さんは、HLGの初飛行の成功でかなりビッグマウスになってましたよ。電動F3A機もグローENGの大型スケール機も、全部オールスチレンで製作可能って・・・。ところが・・・HLG以降のオールスチレン次回作が・・・まだありません。

● この管理人さんの作ったオールスチレン機を、地元のパークフライヤーさんも作ったのですが・・・、なるほど!超軽量で仕上がるんですが・・・。被覆はEPP。その上から幅広のセロテープでコーティング・・・。まるでOK模型のEZみたい・・・。ただ・・・EZだって必要最低限の強度保持の為のベニヤパーツは組み込んであったので、誰が飛ばしても空中分解だけはしませんでした。・・・が。このオールスチレン機・・・軽くダイブしてからの宙返り中に主翼がバンザイ!・・・。真っ逆さまにお仲間のピットの機体にゴツン!。無線機はガッチャントラブル(混信妨害)が皆無の時代において・・・、空中分解でコントロール不能では・・・オールスチレン機の怖さをまざまざと見た思いでした・・・。

● 対抗意識を持って新作機を作られる気持ちも解りますが、操縦ミス以前の機体強度不足での事故・・・話になりませんよ。とは・・・・・リヒテンシュタインの大御所のご意見でした。人に当てたら大怪我確定!の普通のラジコン飛行機の構造なら、まず強度不足による空中分解は起きません。内部構造スチレン機・・・飛ばしたテストフライヤー諸氏のお言葉ですが、胴枠の無いグラス胴体の機体みたいにボコボコと凹まないし、接触気味の着陸でもスチレンが力を吸収して次回飛行不能状態にはならないそうです。久々に絹張り塗装仕上げを堪能されたそうで・・・。鷹号で・・・。

  
● ライハーの主翼はガル翼の為・・・、下反角専用の組立治具が必要になります。この治具の全長は900mmなんですが、ライハーの主翼は片翼1800mmなので、其々延長して使用します。当工房のガル翼の大型スケール機は、すべて飛ばし易さを重点にしたセミスケールなので、フラットボトムの翼型を採用していますので、アクロバット的な飛行は不可能です。

● 当工房で製作したガル翼タイプの大型スケール機は、すべてこの下反角治具で組まれています。要するに・・・胴体から延びる内翼上反角はすべて同じ角度・・・、外翼にも2度程度の上反角が付けてあります。実機では採用していない組み合わせなんですが、幅の広い力量のモデラー諸氏に対応出来る汎用性を持っています。まあ・・・ガル翼グライダーの黄金比率ってところですね。特にビンテージグライダーの愛好者は、高年齢層のモデラーに多いと思います。

● 平成以降にグライダーを始めた若きモデラーの中には、お山の大御所に認めて欲しくて・・・オークションや完全完成機のビンテージグライダーを仕入れて持ち込んで来ます・・・。ただ・・・その飛ばし方が・・・クルクル・ヒラヒラ・・・まるでファンフライ・・・。ビンテージグライダーって、クルクル飛行は殆ど出来ませんし、実機パイロットもやりません。そんな飛行を大御所達に見せつけても、大御所さんは喜びません。事・・・大観峰に限定すれば、実機スケールは実機らしく優雅に飛行させると大御所さんは喜びますよ。

  
● 昭和50年代には一部の自作メカマニアしか作らなかった超軽量グライダー(HLG)です。電化製品をばらして超小型モーターを取り出し・・・、ギアを組み合わせてサーボケースを自作して・・・基盤は外付け・・・の自作超小型サーボ・・・なんて、海外専門誌に載ってたモデラーの記事でしか見た事ありませんでした。それが・・・平成の今・・・当たり前に市販されています。

● 昭和40年代から現在まで・・・ラジコン業界の移り変わりをずっと見続けて来た私にとって、メカが幾ら進歩しても飛行機自体の形態は、昭和に確立されたスタイルの小型化にしかなりません。小型メカが存在するから飛行機の小型・軽量化が可能ってだけなんです。小型メカがあるから手抜きした飛行機でも安全に飛ばせるって意味合いではありませんよ。

● 飛行機の主翼構造を組立てる上で必要最低限の知識なんですが、主翼内部で重心位置が移動しない矩形翼・テーパー翼を作る場合は、平行・直角・垂直の三つを心掛けると正確な主翼を組む事が出来ます。後退角を持つテーパー翼や多形翼の場合も指定角度・平行・直角・垂直といった工作上の基本を守ると、設計図通りの正確な主翼を組む事が出来ます。

● ここに紹介するリブ組治具は、このリンディの一種類の主翼しか組めない治具って訳でもないんですよ。前縁と後縁の押さえ部材をフリーにすると、翼弦のサイズと片翼スパンのサイズを最大サイズ以下ならば、自由に決められる汎用性を持っています。閲覧している平成の若手モデラーさんからのメールで一番多いのが、片翼分の治具だけ有ったら両翼分作れるじゃないか!って言い分なんですが・・・。実際に自分で試して好結果が出たからメールで報告!って訳でもないみたいですね。卓上の推論・・・。合理性を優先した脳内発言は、量産すればその不適格な考えは誤りを認めざるを得なくなります。まずは、作ってからメールを下さい。

◎ 胴体内部構造に組み込む治具

  
● 胴体組み立ての画像です。胴体を上面から見ると左右が対称に成っています。通常の機体キットはメカ室確保の為に、二枚側板を使うのがポピュラーなんですが、この構造は各胴枠を所定の位置に正確に配置して尚且つ、その胴枠が全て平行配置でないと胴体のテール側が、胴体の中心線を通りません。中心のズレた状態の胴体に、正確に垂直尾翼を着けたくても胴体中心線が曲がっているので、垂直尾翼の基準が定まらないのです。

● 垂直尾翼が定まらないと・・・機体のヨー軸に癖が出て、飛行機が真っ直ぐ飛ばなくなります。この、センターキール型の一枚側板構造は、垂直尾翼を必ず胴体中心に正確に固定できる事に重点をおいて開発しました。胴体の中心線を正確に直線にする為の治具なんですが、左右別々に作って後で合わせても同じ結果になります。しかし・・・この場合は、組み立てる定盤は必ず狂いの無い正確な平面が必要になります。それらを作るには本職さん(金属加工業)に発注すのが一番です。しかし・・・かなり高価です。

  
● 治具によって正確に骨組みを終えたら、今度は外治具に胴体を固定します。骨組み状態の胴体の泣き所なんですが、ロール軸に捻じると簡単に捻じれます。二枚側板の機体でも、胴体上下のプランクをしないとロール軸方向に捻じれます。この治具はロール軸方向を拘束して、正確に外部プランクを行う為の外治具です。

● 経験値レベルなんですが、機体外面の65%~70%のプランクが済んだら、拘束治具から外して残りをプランクしても捻じれる事態にはなりません。原寸図面付きのキットを持っているなら、この外治具を作る事は出来ますので試してみましょう。その後・・・自作の機体を作る場合も、同じ様に原寸図から治具は作れます。キット付属の原寸図面は汚そうが切り取ろうが、個人の自由ですので、思う存分やって下さい。バラバラになった原寸図でも、自分で作図して引き直せば元に戻せますよ。

● 飛行中のミスで機体が墜落しました。胴体が胴枠毎破損してしまいました。もし、レーザー加工のキットから製作された飛行機ならば、胴枠を抜いた残りのシートから胴枠を複製する事は可能です。抜いた残りの板のアールは正確に胴枠のラインを残しています。これを基準に複製は可能ですよ。抜いたシートから形紙を作っておくのも良いかと思います。

  
● 二枚側板の変形二重構造です。本来外部側板の内貼り補強材のベニヤを、胴枠の内側から直線配置で固定しています。胴枠は左右対称、内貼り補強板は左右平行、胴枠は其々内貼り補強板に直角で固定、よって各胴枠も全て平行配置、二枚の内貼り補強板は、二枚重ねて釘で留め・・・糸鋸でスロットイン加工してます。仕上がった内部構造は左右対称で仕上がります。後は必要なストリング材を取り付けて外部側板を貼り込みます。仮に左右分け主翼のカンザシパイプの固定も必ず胴枠と平行で固定できるのが、この二重構造のメリットです。

● この内部補強板は左右平行配置です。もし・・・胴体から主翼へ続く二分割主翼の付け根のフィレットをお考えならば、フィレット先端までの厚めのブロック材をこの内部補強板に貼り込んで固定しましょう。主翼を取り付けて翼型を罫書・・・、不必要な部分を少しずつ削って仕上げましょう。完成胴体の後貼りフィレットよりも確実で簡単なフィレットの工作ができます。

  
● 上記画像は時代に流れに沿い・・・バンジーグライダーを製作した時の物です。ショックコードよりも強力な中空の生ゴムのみでコードを形成するので、その引張力はショックコードの比ではありません。本機のキールは3mmベニヤなんですが、バンジーリングを掛けるフックはこのキール材の一部がスキッドとなる外装部分と一体になっています。よって、後付けのフックではありませんので、どんなに強い引張力を加えても胴体から外れる事はありません。

● この機体の発航速度は、手投げ発進のスピードの数十倍あります。もし、胴体に僅かでも歪みがあれば、垂直尾翼の歪みは何倍もの反応速度で表面化します。キール側板が直線ならば、垂直尾翼は必ず胴体中心線に取り付けられヨー軸の癖が出る事はありません。一枚側板キール型はこうして誕生しました。

  
● キール型一枚側板で構成される胴体の内部構造は、その材質を問いません。ベニヤだろうがバルサだろうが・・・スチレンペーパーだろうが、何でも良いと思います。その構造自体で機体の外装面を確実に形成し、飛行強度に耐えるならば・・・。

  
● 4セルハンターの一号機から、スチレン内部構造で再設計した3セルハンターです。内部構造は粗スチレン材なんですが、外装は全てバルサですのでフィルムでも絹張り塗装でも可能です。

  
● 基本的にスチレン材で内部構造を構成しても充分な強度を持たせれば使える事が解りました。バルサやベニヤの加工には専門工具も必要なんですが、適材適所で配置できるスチレン構造はボールペンとカッターナイフがあれば出来ます。モデラー諸氏の自作模型への手助けになれば嬉しく思います。

  
● 最後になりますが、昭和の標準サーボ搭載グライダーと同じ構造で、マイクロサーボ搭載のハンドランチグライダーを作ってみました。昭和の標準サーボ搭載機はスパン1800mm、全備重量850グラム・・・。如何に平成のメカの進歩がもたらした恩恵が凄い事なのか・・・。しかし・・・二枚側板の昔ながらの工作方法をハンドランチグライダーに採用しましたが、胴体を正確に作る基本構造に変化はありません。いささか・・・メカの搭載スペースが狭く見えますが・・・、これは胴体を正確に組む為の内治具なんですよ。完成したら、搭載メカに合わせて内部の治具を取り去れば良いのです。

● 本来ならば側板に貼り付けるストリング材をあえて内治具に取り付けて、胴体完成後に不必要な部分のみ削り取る工作方法です。完成した胴体メカ室なんですが、細いながらもストリング材が残って胴体の内部補強の役目をしています。工作方法の簡素化された新しい合理性だとご理解下さい。(Part-2に続く)