◎ 人に当てても大丈夫!!なラジコン機???

● この項目を偶然見つけたラジコンを全く知らない人に申し上げます。陸物・空物ラジコンは、どんなジャンルの模型をとっても・・・(人に当てても大丈夫です!)的な物は存在しません。ここら辺をよく肝に銘じてお読み下さい。ネット普及後・・・色んなジャンルの模型が広く一般的に知られる状況となりました。そして、いろんなモデラーさんがホームページを立ち上げ、自分の模型を紹介していました。

● ただ・・・そのラジコン・・・特に飛行機の分野において・・・、多分・・・国家の専門機関が閲覧しても、安全だと太鼓判を押せるページから、危なくてその内事故が起きそう・・・と思われるページも存在していました。その優劣を決めるのは、閲覧しているモデラー自身なんですが・・・。

● ネットが普及する以前から、仕事上必要なので当時のパソコンを使って、資料の整理をしたり仲間とメールで会話したり・・・。しかし基本的には、顔の見える仲間内だけでの会話でしたので、普段は飛行場で会えますし・・・。顔の見えない不特定多数のモデラーとのネットでのお付き合いはトラブルを避ける目的で、やってはいませんでした。

● その後・・・一般のモデラーでも普通にホームページが持てる時代が来ました。そこには純粋に模型を楽しむモデラーから、大手メーカー側の販促目的のページ、私の様な個人工房のページ・・・。ラジコン模型の世界もアナログ雑誌とデジタル映像の世界と両立し、これから次のラジコンブームへと進む!っと思われたのですが、空物ラジコンが大きく該当する航空法の改正が施行されてしまいました。

● 一説には未成年者の無分別な空撮ドローンにある!と、ネット掲示板では騒いでいたんですが・・・、その原因は長年の分別あるはずの大人達の愚業が招いた結果だと思います。大人がやってるんだから子供が真似します。全ては・・・大人達が悪い。大人がやってるラジコン模型に制限をつければ、ルールを破れば罪に成る。子供は当然、大人の行為を見て善悪の境界線を知る事になります。

● 昭和のラジコン飛行機の素材なんですが、一般的にはベニヤを内部補強に表面をバルサで構成した構造でした。メーカー側は船舶模型で使用していたグラスファイバーを飛行機の胴体に用いたり、発砲スチロールをコアに使ってバルサでコーティングした飛行機を販売したり、個人モデラーはベニヤの骨格に市販のケント紙を貼り込んだ機体を作ったりと、ある意味安全を重視した模型が多かった時代とも言えます。

● イグニッションエンジン・真空管搭載の受信機・シングルボタン打ちの送信機の時代の機体は、搭載メカが大きいので当然機体も大きくなります。決められた飛行場でないと安全が確保出来ない模型の時代でした。昭和40年代後半には、プロポ自体が進化し性能も向上しましたし、グローエンジンになってからは飛行機が墜落しても炎上する事故が起きたという話は聞かなくなりました。

● 平成の時代となりプロポは更に進化しました。安定した電波の発信状況・搭載サーボモーターの小型化・ハイパーモーターと軽量大出力の動力バッテリーの出現で、昭和の時代には考えられなかったモーター搭載のラジコン飛行機が当たり前に飛ばせる時代がやって来ました。

● ネットが普及すると掲示板では共感するモデラー同士で、ラジコン談義に華が咲き乱れ・・・話題がどんどん過激になっていきます。基本的にホームページを持っている管理人さんは一目置かれ、掲示板を主催しているページの掲示板では発言権が強い。神と崇められ狂信的で武闘派のモデラーまで生み出してしまいます。

● 閲覧しているモデラーは、基本的にページを持っている管理人さんとパソコンはあるけどページを持たない一般人。そして見てるだけの人。ページは持ってるけど自分の掲示板を開設してない人。様々な立場の人が掲示板に参加してるんですが、やっぱり行き過ぎた発言を展開してるのは、自分だけはこの掲示板では特別!って錯覚している管理人さんでした。それが・・・、何処のページの掲示板を覗いても共通していたのが不思議でなりません。

● 自分だけは特別!って錯覚している管理人さんは、飛行場でも行き過ぎた行動が目立ちます。スチレンペーパー製の軽量モーター機で、お仲間や見学している家族連れの子供の頭上をかすめて飛んだりしています。その内にエスカレートします。お仲間の自家用車の頭上を飛んでいたら、車の後部で飛行機の準備をしていたお仲間の後頭部に飛行機をぶつけてしまいました。不意を突かれてモデラーさんは動揺しています。恐る恐る・・・後頭部を触り怪我の状態を確認します。

● 私たちは大勢で彼の元に駆け寄り、状況を確認します。ご本人はいきなりな事態にびっくり・・・。飛行機をぶつけた管理人さんは苦笑しながら近寄って行きました。「悪り~、悪り~、痛かったあ~?。」・・・の謝罪とも言えない言葉に被害者のモデラーさんは激情・・・。今までの憂さ晴らしとばかりに、物凄い剣幕で怒り出しました。「飛行会開催の前の・・・主催者の注意事項・・・ちゃんと聞いてましたか?。」当たり前の主張です。しかし・・・この主張に水を刺す様な加害者側のお言葉・・・「この飛行機はあ~、人に当てても大丈夫な様に出来てるから安全なんだよお~。怪我してないんだからあ~、大袈裟に騒がないでよね。僕さあ~気分悪くなるよお~。」って、埼玉弁で言い訳してましたが、被害者さんの怒りは収まらず・・・。

● 同型機を持ったお仲間さん全員は自分の味方してくれるって思っていた管理人さんでしたが、誰も彼を弁護する人はいませんでした。結局・・・ぶつけられたモデラーさんは怒って帰宅・・・。被害者不在になったらこの管理人さんの反撃炸裂・・・。しかし・・・ねえ・・・。「僕うう~ちゃんと謝ったのにさあ~。大袈裟に騒ぎ過ぎだよおおおお。飛行会の雰囲気悪くしちゃって御免ねえ?。」って、彼の中では怒った被害者の方が悪いっていう態度に、今度は全員が怒り出し・・・。彼は荷物をまとめて退散する羽目になりました。

● どんなに軽量なラジコン飛行機でも、素材が柔らかくても・・・人に当てても大丈夫な機体は存在しません。ラジコン飛行機を当てた加害者の管理人さんは、不意を突かれて当てられた側の被害者の心情を深く考えなければなりません。そういう危険な模型を扱っているという気持ちを常に持たなければ、空物ラジコンに手を出してはいけません。何の為に対人・対物の損害保険が存在しているのか、この管理人さんは「ラジコン保険」に加入していませんでした。自分だけは特別!って思っていたら・・・、その他大勢と立場は同じ扱いでした。ぶつけた飛行機はEPP製のプチトレーナーです。はたして・・・設計した有名ホームページの管理人さん自身は、加害者管理人さんに同意するのか、被害者モデラーさんに同情するのか・・・。この機体によって多くの初心者モデラーさんを養成したのは、業界にとっては喜ばしい事なんですが・・・。ただ・・・この・・・飛行機の扱われ方が・・・、パラソルウィングの初心者対応機フライングマシン(FM-10)の量産機を世の中に送り出した私の気持ちは複雑です。

● フライングマシン(FM-10)は、リコイルスターター付きの10エンジンと、標準サーボ3個搭載のラダー機です。メーカー時代に社長から下された指令は、量産型(FM-10)の更なる軽量化。エンジンは軽量化無理・・・各メーカーのスタンダードプロポセットを使って、全備重量1200グラムを切れ!・・・???。各社(フタバ・JR・サンワ)・標準サーボ×3・単三乾電池×4・マッチ箱受信機・・・・・・これらのメカ重量300グラムと燃料タンク満載分・・・リコイルスターター付き10エンジンを引いた残りが、機体本体に許された重量です。更に言うならば胴体本体はアルミ製・・・もう部品は一部量産されていました。

● 何処を軽量化できんの?。台湾のメーカーさんにバルサオンリーの二分割主翼と尾翼のセットをフィルム貼り込みセットで発注。試作品を送ってもらってから、本格的な軽量化開始です。フレームは肉抜き孔だらけですが、孔の数が多ければ多いほど軽くなりますが、強度は落とせません。燃料込みで1230gで仕上がりました。さあ!東京の見本市・・・問屋さんとの商談会。初期ロット2000機分・・・どうなるかなあ・・・?。夕方三時に社長から電話連絡・・・「売り切れたでえ~2000機分。追加3000機分の材料見積もりしといてやあ~。」・・・会社でも自宅アパートでも・・・量産のことばかり・・・でも・・・苦労は報われる・・・。そして現在の工房では数千機分の量産?考えもしませんよ。

● グランドにおいて、下を向いて飛ばせるラジコン飛行機???。高度上げ過ぎてトラブルは絶対起きません。目線以下でのリボン潜り競技。若干、マニアックな低俗ラジコン風ですが、新しいジャンルになるかもしれませんよ。高度2メートル以上は減点・・・。地面をタキシングで通過するのも減点・・・、高度30㎝でのノロノロ飛行競技です。操縦技術には忍耐と正確さを要します。