◎ ネットオークションの功罪

● ネット普及後から現在まで・・・、ネットオークションは紆余曲折色々ありますが、現在も続いています。売れない物は無いだろうって思えるくらいの盛況ぶりですね。出品された物に購入する側が値段を付けて競り落とす・・・。まあ・・・違法ではないんですがねえ・・・。当工房の製品は、小ロットの量産品もあるのですが・・・。オークション販売をしておりません。

● 今から10年前の事・・・、新型試作機ができると機体の仕様に合わせた飛行場でテスト飛行を長期間に渡って行うのですが、決まって同じセリフを吐くモデラーがいました。「この飛行機、何時頃オークションに出すんですか?。」・・・。「まだ試作品やで!、売れ残ったからオークションに出すんやろ?、売る前に何でオークションに出さなあかんの?。」って聞いたら、「メーカーだってネット販売してるし、ネットだったら安く買えるし。ネットオークションやらないメーカーさんの商品なんて、僕は買わないですよ~。」??

● 世の中・・・既に完全完成の飛行機しか売れない時代になっていました。しかし・・・それって日本国内限定です。この様なネット依存のオークション目当ての値踏みモデラーは、プライベートワークスの工房主を手玉にとり、自分だけに安売りを強要する行為に出ます。ここが落とし穴・・・。販促目的で一度でもこの要求を許すと・・・、手口を情報として仲間内で流し、同じ手口で要求するモデラーが増える。売れなかったら商売出来んやろ!戦法です。

● 当工房の顧客は国内だけに留まらず・・・、世界中に展開しています。知らない国内モデラーも多いのですが(知ってるモデラーも多い)、当工房のホームページは同じ(HANGER-3)でも複数存在し、内容はその国の事情に合うように構成されて配信しています。かつて昭和40年代・50年代のモデラーならば、ヨーロッパのメーカーが行っていた図面のみの販売、もしくは材料に部品を印刷した切り抜きキットと、あまり変わらない手法で販売しています。

● ヨーロッパのモデラーさんは、バルサキットが大好きです。純粋な日本国内メーカーのバルサキットは個人輸入してでも欲しがります。ただ・・・現在の国内メーカーで、ヨーロッパのモデラー諸氏をその気にさせるバルサキットが存在しません。当工房にはその気になる昭和のメーカーキットの匂いがプンプンする様です。

● ヨーロッパのモデラーさんは、作れる飛行機のキットを欲しがります。その為の工具の量が半端ない・・・。彼らの個人ページには自宅工房の至る所に並べられた加工の為の自作工具類の数々です。こんだけ道具あるから何でも来い!っていう情熱に圧倒され、彼らの要求に答えています。

● 基本的には原寸図面と原寸部品図面のセット販売。部品図面はケント紙を貼った厚みのある原寸図面なので、切り抜いて型紙として使用します。材料は自国で調達してもらいますので、経年変化が起きません。注文が入ってから図面の印刷・型紙の下処理を行うので、手持ちの在庫が要りません。

● この販売に関しては国内モデラーには行っていません。国内モデラーさんは転売目的の場合が多いからです。安売り大魔王の大国に情報横流ししてお小遣いを稼いでいるモデラーが居るとの情報が、日本の上層部で問題になっています。所謂空撮問題です。日本の大手メーカーの量産品に似せて作られた、使い捨て空撮機は大変危険な飛行物体として認識されつつあるようです。そういう扱いを平然と行う国内モデラーに、兵器となる無人(無線)飛行機の情報を渡したくない!というのが、当工房の方針だからです。