★・・・船舶ラジコン模型とは一線を画す世界


● 地元の公民館で船舶模型の展示会が行われましたので見学してきました。此処に掲載されている画像は全て主宰者側の了解を得ています。展示されている古代船から近代船・・・すべてがアマチュア船舶模型愛好家の作品です。更に付け加えるならば・・・作品の殆どが福岡県在住の愛好家の手作りです。ボトルシップから多分・・・オークションに出たら値段は青天井に成るだろう作品も展示してありました。流石!福岡県ですね〜・・・。ラジコン模型の世界でも昭和40年代の頃から(大濠公園)内の池でのラジコン艇の色んな大会は専門誌に沢山掲載されていました。それだけ船舶模型の愛好家が多いという証拠です。


● 作り込みは最高です。接着剤の痕すら見えません。防水加工を外から見えない様に施してラジコン化したいと思いました。この模型船を造ったマニアは木の性質を実に良く知っている人です。木目に一切逆らわずに組んであります。適材適所!を良く知っている愛好家の作品です。


● 子供の頃・・・わが町口之津町は「海員の町」と言われる位に外国航路の船員さんが多かった地域です。現在飛行機にどっぷり系の私ですが、地元の町内にある海員学校に入りたいなあ・・・と思っていました。学校の制服も格好良かったし・・・手旗信号はどうやって通信しているのか?大変興味がありました。基本的にはカタカナ表記を人文字と旗で表しているって事実を知ったのは、自衛官に成ってからですけど・・・。作品は帆船型の戦艦です。当時の海戦の様子が見て取れます。近代艦は船体前後にも砲塔は着いていますが・・・、当時は側方射撃のみ・・・。側方土手っ腹に鉄の塊ぶち込んだら沈むだろう戦術・・・理に叶ってます。ただし!相手も同じ事考えてる筈ですから、喰らったらたまりません。テレビゲームみたいになってしまった近代戦法・・・お互いに卑怯な戦法ですよね〜・・・。剣道の公式試合がテレビゲームに成っちゃったら・・・面白くねえだろうなあ・・・。


● えらく寸詰まりな外観の船舶ですが・・・、懐の深〜い構造です。横方向の安定がとても良い船だと思います。仕様は運搬船でしょうね。近代船で言うならば・・・ヨットでしょう。船底に取り付けられた水中安定板・・・マストも高いけど船底も長いなあ・・・って思っていた子供の頃・・・。中学生の頃科学クラブでヨットを作りましたが、この安定板の重さの調整がヨットの横安定に大きく関わっているっていう事実を知りました。船体は染色されていますが、木目を綺麗に揃えて組んであるので仕上がりがとても良い作品だと思いました。この技術・・・極めたいですね〜。


● 我が町は「南蛮船渡来の町」として知られています。唐人町という地区には南蛮船の船着場の跡の記念碑が建っていたんですが、石垣で囲まれた船着場っぽい雰囲気は残っていましたが・・・、周囲は全て田んぼと畑でした。時代の流れに沿って・・・、我が町も当時から埋め立てが行われていたという事実を垣間見た想いです。帆船としての本船は実に均整の取れたフォルムをしています。多分・・・意図的に頑丈に作らなくても理に叶った構造を持ったスタイルですので、船内の容量も大きい安定した船舶の一つだと思いました。機会があったら作ってみたい船です。スロープグライダーに?・・・成る訳無いですよ。宇宙は航行出来るだろうけど・・・。光子帆船スターライト号ってかあ?。古いですねええええ。


● だんだんと近代船に近づいて来ました。まだスクリューは付いていませんので純粋に帆船の領域です。スロープグライダーで言うならば・・・、無動力設定のソアラーと言った所でしょう。船体デザインは長距離の外洋航行船として設計されたんでしょうね。乗ってみたくなる船の一つです。格好良えなあ・・・・・。


● 出たああああ!。近代動力搭載のスクリュー船「咸臨丸」です。船体ど真ん中に突き出た煙突が新しい世の中の幕開けを象徴しています。又しても・・・グライダーに例えるなら・・・モーターグライダーですね。自然エネルギーの風力でも走行出来るし・・・、エンジンを動かしてスクリュー航行も出来る・・・近代船ですねえええ・・・。日本人に生まれて良かったあああ!って思わず模型を目の前にして・・・ガッツポーズしてました。


● 別ブースに展示されていた潜水艇です。「しんかい・・・」小松左京原作の(日本沈没)で有名に成った潜水艇だと記憶しています。田所博士のワナワナとした表情と台詞が・・・妙に印象に残っています。スマップの草薙君の映画ではなくて・・・前作のエピソードです。リメイク版では日本列島は一部残りましたが・・・前作では・・・殆ど沈没しちゃいました。子供心に怖〜いパニック映画の一つとして記憶に残っています。ディープインパクトよりも怖い映画でした。今年の年末・・・人類は滅亡するんでしょうか。

● 解釈の仕方で大きく人権問題にも関わるだろう時代の船舶です。ローマ帝国やエジプト文明の解釈も最近明るい物になって来ました。私たちが子供の頃は貧富の格差の激しい世界として描かれた文明の成り立ちなんですが、其れは当時の学者諸氏の自分自身の置かれた立場と当時の時代背景の間違い情報がそのまま繁栄されて・・・真実報道されていた様ですね。本当の時代考証をやる為にはタイムスリップでもしないと無理なんですが、私自身が奴隷として扱われてこの船の漕ぎ手になったとしたら・・・果たしてイヤイヤながら漕いでいただろうか?・・・と考えてみました。この船ははっきり言って漕ぎ手全員の団結力が無ければ効率良く進まない形状をしています。この船の漕ぎ手の扱いをいい加減にしたら・・・困るのは船長さんです。ムチでひっぱたいて強制労働させていた!・・・なんて解釈・・・通用しないと思います。漕ぎ手の労働者にとって言わば腕の見せ所!体力勝負の世界ですね。多分・・・時代考証・・・間違ってると思いますよ。海の男!としての誇りみたいなエネルギーを感じさせる船だと思います。

● 「海員の町」として多くの我が町の船員職の方達が、乗船中に趣味で製作された船舶の数々です。此処からの画像は我が町「口之津町・東大泊地区にある「口之津歴史民族資料館」の展示物を館長さんの許可を得て撮影しました。流石と言えば流石なんですが・・・、自分が乗船していた船ですし細部の艤装もしっかり表現された船舶ばかりです。私の様な模型好きマニアから見たら秋葉原とはまた一味違った・・・香ばしい匂いのする世界だと思いませんか?。

● この資料館に展示してある「南蛮船」の模型は100万円で製作依頼されたそうです。造りの細やかさと仕上がりの美しさ・・・高級品の名に相応しい出来栄えだと思います。ああ〜ラジコン装置積んで浮かべてみたいなあ〜・・・。

★★★・・・・・口之津開港450年記念イベント

● 船舶マニア・グルメマニアとイルカの好きなネットサーファーの皆様!どうぞお出でください。因みに温泉もあります。「口之津温泉・しらはま」は宿泊施設です。海の幸は勿論の事!浜風の心地良い音色と温泉を満喫して下さい。サイクリストとバイクツーリストにも満足のお宿です。女性ワッパ(二輪車)の皆さんへ・・・デブの素Aのスイーツのお店情報もありまっせ!。メールくれたらご紹介しましょう。ついでにハンドランチグライダー・マニアの皆さんへ・・・標高3m以上のシーウォール・ソアリング可能です。オリンピックU(スパン2500mm)が普通に飛べます。レーシングは・・・無理ですが。常時順風(ど正面の海風)風速4m以上吹き上げていますよ。温泉好きのマニアはどうぞ宿泊して下さい。でも・・・私はお付き合いできません。どうぞ勝手に飛ばしてね!マナー遵守。