Swaissair(MD-11)(出所不明の中華製)販売元(netshop=skyliner38) Part-14

  
※ どうしてエルロンが下がらないんだろう・・・。ヒンジラインが湾曲してるので下がりません。空間は開いてるので下がる筈なのに・・・何の事は無い(笑)・・・エルロンの端っこを見て下さいね!。主翼側の後縁が湾曲してるので、エルロン材の端っこが邪魔して下がらないんですなあ・・・38親分は・・・この状況・・・検品したのに気付かなかったの?・・・。
  
● 何故に動翼の下面が翼の下に大きく露出してんの?・・・。どうして!エルロンのアップは普通なのにダウンが充分下がらないの?・・・。画像を見れば大工さんなら直ぐ判る・・・多分、鼻で笑ってるでしょうなあ・・・。38親分!見て解りますか(笑)・・・。トップヒンジの加工なのに二重に段差が有ったり・・・曲面だったりと・・・これじゃ、エルロンは下がらない・・・。

● 1970年代のラジコン技術誌に、当時の中国の小学校と中学校の授業の記事が載っていました・・・。当時は学校の正課の授業の一環で、飛行機の構造を子供達全員が習う風景です。子供達は真面目に授業を受けながら、模型飛行機を作っていました。さて!・・・当時の中国は現在みたいな近代化とは程遠い・・・でも!一致団結して同じ目標に真面目に取り組む姿勢は、現代の中国国民は見習うべきだと思います。私と同年代・・・もしくは10歳程若い世代の中華の人民が、本機を作ったというのであれば授業を真面目に聞いていなかったので、技術も知識も無い職人だと予想できるんですが・・・FRP成形やツルピカ仕上げ(ウレタン塗装の鏡面仕上げ)が出来る職人って事は、もっと若い世代の可能性も有りますなあ・・・。だったら!昔みたいな飛行機の構造自体を知らないし・・・簡素化構造のラジコン機独自の工作法の基礎も知らないので、こういった好い加減な造りでも当たり前だって勘違いしてる・・・。翼の下面から動翼が出っ張るだあ?・・・ラジコン飛行機の黎明期を知らないんだもの・・・しょうがないですかなあ・・・38親分共々・・・。
 
● ニュートラルなら何の問題も起きないのに…フルダウンにすると、あれま!・・・こんだけ出っ張るぞォ~・・・。此れって・・・基本的な航空機の構造を無視するからこうなるんですなあ・・・。中華の職人も・・・38親分も・・・素人なんかナ?・・・。トップヒンジを使ってフルダウン45度以上を下げる場合・・・この動翼側は厚みを薄くすれば此処まで目立つ出っ張りはありません。この基本的な構造を無視したまんま・・・エルロンやエレベータにも使っちゃうから目立つ出っ張りになるんですなあ・・・。この状況・・・小学生なら低学年でも知ってるぜい?・・・。小学校入学前の知能テストでも良く似た事やってるんだけどねえ・・・。主翼の後縁の厚みよりも、45度以上下げる為に動翼側を斜めに落とし過ぎるから、こうなっちゃうんだけどなあ・・・。ね?・・・単純でしょ?・・・。だからラジコン機の動翼はセンターヒンジの場合のVカットは25~30度って決まってます。トップヒンジなら20度位でも充分なんですがねえ。だったら目立つ出っ張りは有りませんよ。
 
● 綿密にいいいい!・・・ってモデラーなら、こうやれば良いんじゃねえかなア・・・。主翼の後縁側も斜めに削るんだが、ニュートラル状態で主翼の後縁側と動翼側を同じ角度で加工すれば、フルダウンでも出っ張りは皆無・・・。此れって義務教育で習う幾何学だぜい?・・・。38親分!・・・。ついでに中華の職人さん!・・・。今頃、中国模型界の重鎮の王氏(ワンさん)も笑ってるだろう。ところが・・・この場合、主翼の後縁側にはぶ厚い後縁材を使わないと肉厚が無くなるので後縁が弱く成るんですなあ・・・。だからレーザー加工のバルサキットには不向き・・・。積層して厚みを確保する羽目に成るからねえ・・・。
 
● で!・・・本機のフラップ限定で今回使うのは此れで~す!・・・。またASKみたいにPVC樹脂で御大層なブラケット作るんか?・・・中心のヒンジピンは何処から入れるんだあ?・・・絶対!無理だろ!・・・って思ってるモデラー大多数でしょうなあ・・・。要るか?そんな大げさなモン!・・・。当たり前に転がっとるし、何処の国産メーカーでも作っとる汎用ブラケットの代替品が有るじゃないですか・・・。孔だけ開けて差し込むだけのヒンジが・・・。其れで充分代替に成るんだなあ・・・。後は構造がちょこっと複雑になるだけで、フィルム貼ったらエポキシ塗って差し込むだけだし・・・。自作モデラーなら、当工房よりも先に使うんじゃないか?・・・。この構造なら90度のフルダウンも可能なんだぞォ~・・・。
 
● ところがですなあ・・・本機は上記の状態も完全無視!・・・。よくもまあ・・・38親分は、このエルロン材を検品後に良品でパスさせたなあ・・・って不思議に思いますなあ・・・。此れを当時のOK模型のパートのオバちゃんに見せたら・・・一発で不良品の箱に放り込むだろう・・・。木口の末端処理も実に!・・・汚い!・・・。38親分の美的センスの基準って何処に有るの?・・・。
 
● skyliner38はDF模型のプロショップみたいなページなのに・・・こういう動翼の段差は無視するんかなあ?・・・。ニュートラルでこの段差って事は、フルダウンだともっと如実に不具合が表面化するんだけどなあ・・・。ジェットスケールを扱ってる筈なのに、こういった細かい不具合は、本来ならば販売前に修正するのがプロショップの務め・・・。幾ら本機の販売記事をページから抹消して、当ショップの販売品じゃありません!・・・を演出しても、もう遅いってェ~・・・。購入しちゃった依頼主の所に伝票が残ってるし、其れも抹消しないと完全なる証拠隠滅には成らない・・・。でも、其れやっちゃったら・・・犯罪だよ?・・・。好い加減なやってもいない入念なる検品って売り文句は・・・止めた方が良い。入念なる検品!ってヤツを真に行ってれば・・・こんな為体な状態は、絶対露見しないんだけどなあ・・・。
 
● 本機のエルロン動翼なんですが、まあ・・・呆れる位の状況ですなあ・・・。トップヒンジ仕様のテーパー加工品なんだが、平均翼弦が30mmなのに対し、この平均翼弦付近の最大翼厚が前縁側で13,5mmも有る・・・。平均翼弦の最大翼厚が45%って・・・まるで胴体構造体の角に貼り込む三角材じゃん!・・・。同じ位置の主翼側の後縁は厚さ9mmしか無いんだぞォ~・・・。ニュートラルでも空気抵抗出捲りだし・・・乱気流発生し捲り状態・・・無茶苦茶だぜい!・・・。38親分!・・・もう好い加減にしてくりゃあああああああ!・・・。「何で!私を標的に文句ばっかり書いてるんですかあ?・・・。私は検品して販売してるだけでェ~、不良品作ったの中華の職人じゃないですかあああああ!。私に過失なんて無いですよおおおお!。」・・・って態度だから、責任感無しの右から左の利ザヤ商売のネットショップ!って、国内の大手メーカーから疎まれるのッ!!!・・・。
 
● フラップ・・・実機スケール満点の分割エルロン・・・エレベータ・・・左右対称に正確に寸法出してからフィルムを貼れ!って言いたい!・・・。結局・・・全部使えない・・・。厚いが短いやら薄いが長いやら・・・此のエレベータ材、左右どっち寸法にも揃えられないぞ!検品して問題無いから良品にしたって言うんなら、この状態で全部送り返してやろうか?・・・。多分・・・修正もしないで、新たにフィルム貼って・・・MD型の別売りパーツにでもするんだろうなあ・・・。ワンセット¥5000位で・・・。で!誰かが買う・・・ところが、左右非対称に気づいて何にも使えなくなる・・・。「中古品なのでノークレームで・・・。」・・・のパターンなら、購入者は文句も言えねえなあ・・・。マサカ!不良品だなんて思って無いだろうから・・・。其れだけ・・・モデラーはお店を信用してるんだよ!近場にラジコン専門店が一軒も無い地域のモデラーなら・・・。客を騙す様な運営・・・するんじゃねえぞ!。
 
● よって!・・・フラップから作り直します。上記で宣言した通り・・・実機のフラップに近い構造で作りますが、特別な加工品を作らないので、自作出来るモデラーなら誰でも追従可能です。基本的に・・・1,5mm・2mm・3mmのバルサシートしか使いません。ただし・・・貼り合わせたり、削ったり・・・は!、しますけどね・・・。
 
● まずは主翼側のマウントブラケットを作ります。前作のスケールグライダー(ASK-8)のエレベータとラダーは、PVC樹脂のホーンを削ってブラケットを造りましたが、今回はピンヒンジを使用する為2mmバルサの積層で構成しました。オリジナルのフラップは、幅が狭くぶ厚く・・・三角材みたいなので充分なダウン角を取れませんし、幅が狭い分抵抗板としての高迎角飛行は望めませんので、単純に後縁側を15mm延長しています。

● 当然なんですが・・・エルロンも15mm延長しますが、テーパー比は変えていません。問題なのは主翼の後縁側が延びるので、重心位置が2~3mm程度後方に移動します。三車輪型の航空機は、必ずメインストラットギヤの前方に重心を置かないと、ギヤより後方だと尻もちを着きます。更に・・・考えたくは無いのですが・・・。本機が、もし!ディスプレイ品の改造ラジコンだった場合・・・実機の完全なるスケールダウンを模しているなら・・・実機と同じ位置にメインギヤを設定してると思います。

● ジェットスケールのEDF模型にぞっこんのネット物知り博士に勘違い組が多いのですが、実機の完全スケールでメインストラットギヤを付ける場合・・・実機と同じ位置に設定するので離陸出来ません・・・。何故?・・・重心は合ってるんですが、メインギヤが後ろ過ぎるので機首上げが出来ないんですなあ・・・。実機なら可能なハイパー加速も…模型機では実機と同じ様な出力を出せないので離陸の為の機首上げが出来なく成るんです。よって!・・・模型機の場合は、実機よりも重心位置に近い位置にメインストラットギヤを取り付けるのが普通ですよ。

● ところが・・・こうも言えるんですよ・・・。実機と同じ位置の比率で模型機の重心位置を決定してしまうと、投げた瞬間・・・もしくは離陸直後・・・急激な機首上げでとんぼ返りします。重心はメインギヤの前方に有るので実機の比率を勝手に模型機の比率に当てはめるので失敗するんです。何故?・・・。重心が後ろ過ぎたからですよ。実機でも考えられない位前方に重心を置く場合が多い・・・多分模型機ではその重心位置では、電器メカの移動だけでは重心が吊り合いません。だから!頭の良いジェットスケールのどっぷり組は・・・脚類を省略するんですなあ・・・。その方が重心が合わせ易く成るからです。

● ・・・ただただ・・・本機がディスプレイの観賞用置きのモデルでは無い事を祈るのみ・・・。ちゃんとラジコン飛行機用として設計され・・・最良の位置として、メインストラットギヤの取り付け位置が決定されている事を願うのみです。ま!・・・そういう意味でも主翼後縁側を延長する改造は、重心位置を後方に下げる目的も有る訳で・・・2~3mm下がる位なら充分許容できる範囲です。模型機設定なら、メインギヤは重心位置から後方18mm~22mm付近に設定して有るでしょうから・・・。ディスプレイ用なら・・・もう完全なアウト!・・・ですけど・・・。実機の位置を模型機に例えるなら・・・重心から60mm付近なので、90mmDF/6セルでも離陸は不可能です・・・。だって~・・・位置・・・変えられないんだものォ~・・・。引込脚のマウント設定されてるし・・・(笑うしかない)。
 
● 形紙を製図してから各部材を切り出し・・・組立てて行きます。画像のクリップバイスで圧着しているのは、バルサのプランクシートで隠れる前縁側の部材です。寸法的には(6×7mm)の断面の棒材が必要です・・・此れをムクで作ると成ると・・・厚さ6mmのバルサシートか・・・7mmのシートから切り出す事に成るんですが、この厚み・・・一般的には出回らないので木村バルサに発注しても割高に成ります。だったら汎用性が有って適正価格の3mmシートを、幅7mmで加工して2枚貼り合わせれば(6×7mm)の棒材は作れる訳で・・・此方の方が安上りだったりします。1,5mm・2mm・3mmのバルサシートのみで作るとは・・・こういう事なんですよ。
 
● 最初の本機の好い加減なムクのフラップ材よりも幅が15mmも広いのに、重さはムク材の65%位しかありません。前縁材の上面をマジックで黒く染色したのは、リブに合わせて斜めに削るからです。削ると木口に僅かに細くマジックの線が残ります。こうなると正確に削れたという目安です。フラップホーンの台座も内蔵して今度は上面をプランクします。
 
● フラップの前縁側にバルサシートを積層して正確な半円に成る様に綺麗に削ります。半径が5mmなので厚紙でゲージを作ると、フリーで削るよりも綺麗に削れて楽ですよ。画像に見える孔にピンヒンジを差し込み、ピンの吊元が半円の中心に成る様に調整しましょう。此れが最初の細かい調整です。
 
● 形紙のシュミレートでは確実に90度まで下がるんですが、此れは吊元を(ASK-8)と同じ構造にした場合です。本機の場合・・・ピンヒンジを使うので、其処までのストロークを確保するにはバルサの台座の強度が持ちません。今回は下げ角最大60度で加工します。一応・・・実機っぽくて良いでしょう?(笑)・・・。動きも確実!造りは面倒臭いけどバルサオンリーで構成出来るし、自作モデラーなら、こんなの幼稚!って鼻で笑う人も居るんじゃないかな?・・・。ただですなあ・・・あんまり一般的じゃ無いハイテク構造にすると、追従モデラーのハードルが極端に上がるので誰も真似出来なく成るんです・・・。だからこの程度で充分だと思いますよ。このレベルなら、ホームセンターで入手出来る材料を上手く駆使すれば・・・もっとハイカラなフラップ機構が出来ますけどね。今回は重く出来ねえ・・・複雑に出来ねえ・・・って制限が有るので・・・。扱うのが初心者さんですしね!。
 
● 上記で紹介した動翼の段差が出ないトップヒンジの加工の仕方を、本機のフラップにも一部応用しています。トップヒンジ設定のVカットを、センターヒンジ設定のヒンジピンの中心から下側のみ・・・主翼側のブラケットとフラップ前縁をVカット加工します。角度的には主翼側ブラケットを25度・・・フラップの前縁を35度の設定でカットしました。
 
● 動きとしてはこの形紙と同じなんですが、画像の様に軽く60度位は下がっちゃうんですなあ・・・。実に簡単構造でしょ?・・・。でも・・・フラップの吊元がこの三か所だけだと弱く成るんじゃないか?って思ってる人、貴方はピンヒンジでエルロンを吊った事は無いんですか?・・・。ブラケットが主翼の後縁から出っ張ってるからひ弱そうに見えてますがね・・・ピンヒンジは中心から片側20mm以上有るんだぞォ~・・・。ブラケットの厚みは6mmだから、残りは主翼の後縁側に埋まってます。板ッ平のノイズレスヒンジよりも深く刺さってるんだけどなあ・・・。
 
● さて・・・まだまだフラップの吊元は完成じゃありません。画像の形紙に見える主翼の上面・・・後縁側のフェアリングを加工して付けないと、空気抵抗が大きいんですなあ・・・。よってフラップ前縁が半円なので、逆アールに削りを入れた三角材を主翼の後縁に貼り付けると完璧なんだが・・・。一辺が4mmしかない三角材を作って、その一辺を5Rで削る作業が面倒臭い・・・。K-8みたいな大型グライダーの水平尾翼なら、一辺が15mmの三角だから加工し易いんだがなあ・・・。 
 
● 2mmのバルサシートから幅4mmの棒材を切り出して二枚貼り合わせて、(4×4mm)の角材を作ります。此れを斜めに削って画像の様な三角材を切り出します。ほんと!・・・こういう細い部材なんか、4mmシートなら一発なのに・・・って思ってるでしょ!・・・。この4mmシート・・・5mmシートよりも割高です。初期型のあ~り~さんを作って販売していた頃は尾翼をこの4mmシートを加工して作っていました。サイズ的に3mmシートではひ弱になるし・・・5mmシートだと重くてテールヘビーに成りそう・・・と、予想出来たので・・・じゃあ!中間を取って4mmで構成しました。結果!3mmよりも丈夫で5mmよりも軽量な尾翼が出来たのですが、通算300機以上を生地完成機で作って販売したのでコストダウンと減価償却で赤字は出ませんでしたけどね・・・。
 
● トップヒンジやセンターヒンジのVカットでは、絶対不可能な仕上がりですよ。分類はセンターヒンジなんですが、フラップの前縁がVカットでは無く半円だから可能なんです。ニュートラルでもフルダウンでも・・・隙間は常に一定・・・。空気抵抗が最小限に抑えられるヒンジです。作るのは面倒臭いですけどね・・・。本機の場合は止むに已まれずこの方式を使う羽目に成ったんですがねえ・・・60度までフラップを下げる必要が有ったから・・・。
 
● 主翼の下面にも三角材を貼り込んでフェアリングを構成しました。ガチガチのスケールフリークのモデラーしか使わない加工が、比較的単純な工作法でも取り付け可能だって事を紹介しました。もっと深くフラップを下げたい時は、このフェアリングの幅はもっと狭く成るという事をお忘れなく・・・。(Part-15に続く)