Swaissair(MD-11)(出所不明の中華製)販売元(netshop=skyliner38) Part-34
          
● さあ!左右の翼型治具・・・エポキシ接着剤てんこ盛りでガッツリと合体!・・・。もう外れねえぞ!・・・。この合体の翼型治具・・・外す為には、後部胴体上部のボックス構造体を外さない限り、胴体からは外せません。ザマ~見ろ!・・・。と同時に、やっと水平尾翼のカンザシパイプの修正が出来る・・・。意図的に角度付けで曲げられたパイプなんですが・・・適正角度まで戻す事ができないんですなあ・・・。多分・・・焼が入ってるから・・・。

● アルミパイプに焼き?・・・模型世界じゃあまり聞かないなァ・・・ってモデラーさん!。実機の世界じゃ当たり前ですねん。焼きを入れて硬度を上げる焼き入れってのが、アルミの世界には有るんだなあ・・・。簡単に言うとですなあ・・・。構造体の補強としてチャンネル以上の複雑な構造体を抱き合わせてリベットで加締めたい時に・・・硬い材質では必要な曲げ半径でアルミ板を折り曲げられない場合・・・柔らかい材質で曲げてから電気炉に放り込み、500度近くまで上げて材質を硬くするんですなあ・・・。まあ!材質変化なので、硬くは成ったけど荷重過多が長く続けば割れ易いってデメリットもあるんですなあ・・・。

● 本機の水平尾翼のアルミパイプのカンザシも、柔らかい材質を専用の金型で曲げてから熱処理・・・。でないとカンザシとして使えないでしょ?・・・。よって焼きが入ってしまったパイプなので、専用のベンダーを使っても元には戻せないんですなァ~・・・。アルミ板を曲げるって作業は、アルミ板の外側を引き延ばし・・・内側を圧縮するので、一度曲げた板を平面に戻そうとしても元の曲げる前の状態には戻せないんですなあ・・・。まあ!無理矢理戻すと・・・寸法が延びて金属組成の構造が崩れてしまうので、曲げ直そうとすると・・・今度は折れる可能性も有る・・・。よってこのパイプは、曲がった状態を維持したままカンザシにしなければ成らんのですわ~・・・。だから面倒臭い作業・・・。普通のモデラーなら、もう!ぶん投げてるでしょうなあ・・・。ピアノ線曲げてるのを延ばすほど容易じゃないんですよねえ・・・。だから、実機の構造と良く似てしまう改造が必要なんです。この水平尾翼のサイズを、ガッチリと胴体内部に固定出来るブラケットから作る羽目に成っとるのが、今の現状・・・。此れがなあ・・・正しく設定されたカンザシだったらブラケットの構造は簡単だったのに・・・。
          
● 実はですなあ・・・。この接着してしまった状態・・・。此のままでは胴体本体を固定している治具からも外せないんですなあ(笑)・・・。外す為には翼型治具毎外さないと、胴体冶具からは取り外せないのでしたァ~・・・。しか~し!・・・、胴体冶具からおさらばして・・・機首側胴体ともおさらば出来るんで、此処から先の作業は少し取り回しが楽に成るんですよねえ・・・。其処が少し安堵の状態・・・。もう次のトラップ・・・なんて要らんバイ!。いやいや・・・油断は禁物・・・。38親分だって知らない、本機の不具合がまだまだ隠れているに違いない・・・。くれぐれも言っときますよ!。再販品の本機の兄弟機・・・値引きされたって購入しないで下さいね。当工房は、もう関わりたく無いんで!・・・。
 
● 胴体をバラすと此れだけに・・・。久々に作業が楽だああああ(笑)・・・。水平尾翼もカンザシ付きでピタリと納まりました。此処から先の作業は、この後部胴体のみで出来るので楽ですなあ・・・。その為の大掛かりな治具だったんですなあ・・・。左右の水平尾翼の捻じれ具合も無く(修正後)・・・取り付け角のズレも無く・・・何とか作業が進みそうです。
          
● アルミパイプのカンザシの状況をご覧あれ!・・・。此れだけ曲げ角度が違ってた証明でも有る・・・。入念なる検品?・・・検品?・・・検品?・・・38親分!・・・何処を検品したの?・・・。此れでもカンザシは少し長い・・・。もちっと寸法を縮めて左右単独のブラケットを作らねば・・・。其れが済んだら、今度は手抜き構造の修正・・・。水平尾翼後部のビス止めの台座・・・。細々した手抜き箇所の修正をせねば、依頼主さんが組めなくなる・・・。

● 多分ですなあ・・・38親分の言っていた本機は5キロを超えるそうですので・・・っていう文言・・・。何を根拠にそういう記載をしとるのか・・・。多分、本機の購入元の受け売りか・・・見た目の装備の皮算用でしょうなあ・・・。自分で組んだ事が無くても、真のプロショップなら経験値が豊富なので、こういった(・・・そうですので・・・)って類の記載はしないもんだ!。自分で組んで検証する経験が乏しいので、こういった憶測みたいな文面と成る・・・。だから、38親分程の経験と知識の無い空物ラジコン初心者(DF初心者含む)は、コロリと騙される・・・。しかし、まあ・・・ぶ~ガチャン込みの経験値の豊富なモデラーなら、この38親分の嘘臭いセールストークで、直ぐに胡散臭く成るので手は出さない・・・。この辺が素人相手の商売なのか・・・玄人相手の商売なのか・・・の境界線だ。まして、模型屋のオヤジが知識も技術も経験も無ければ、お客の心は掴めないだろう・・・。其処がね?・・・商品を豊富に並べたホームページの奥行きの無さって所ですねん!・・・。

● 見様見真似でプロショップみたく運営しても、奥行きが無いんじゃなあ・・・。もちっと奥行きのある二次元画面のお店にすれば良いんだが・・・。此れじゃあ・・・薄っぺらいんだよなあ・・・。フライトホビーやサノファクトリ―のページを見習えよ!38親分!・・・二次元画面なのに、三次元立体空間みたいな充実したお店だぜい!。その画像を観ただけで、重機の使い熟し度合いが手に取る様に伝わって来る・・・。だから信頼されるんだぜい?・・・。「こんな機械買いましたああああ!。」・・・って類のブログの管理人さん・・・。買っただけで使い熟せていないから、記事が薄っぺらい・・・。それと同じだって~・・・。親分のページを当工房のお仲間1000人近くに紹介してみたが、二度目の訪問したのは一人も居なかったぞ!。覗いても面白くなかったから・・・だそうだ!。得るモン無かったら面白くも無いからですよ。

● さて!・・・本機の後部胴体・・・。ブラケットを左右単独で付けたら水平尾翼を固定するビスを廻せる空間を確保すると、エレベータを操作する左右単独のサーボが搭載不可能に成りました。よってもっと前方に移動する事に成るだろう・・・。前方に移動するって事は?・・・其れだけテールモーメントの恩恵が受け易くなるんだなあ・・・。ダイレクトにマイクロサーボを二つ積むよりも、もちっとトルクの大きいミニサーボを積んでも、モーメント値から言えば軽量に成るんだなあ・・・。じゃあ!メンテナンスが難しくなるだろう!ってか?・・・。本機の胴体の大きさをお忘れか!・・・片手の平なら短いドライバーを持って廻せる位の余裕が在る・・・。だから!移動が可能に成ったんだぜい!・・・。その方がサーボの取り付けもリンケージの調整も楽に成るし・・・。
          
● カンザシ用のパイプを更に10mmカットしています。現在の間隔は26mm・・・。よってブラケットの幅寸法は最大で25mmまで・・・。取り敢えずビス孔を設けていますが、ブラケット本体はエポキシでガッチリと固定しますので、ビス孔は言わば保険程度の増し締めの役目です。接着剤が硬化するまでの圧着です。
          
● このカンザシの向きなんですが・・・通常の方向では無く反対向きでセットしています。其れでも左右とも直線には成らないので、一本の通しのカンザシとして機能しませんでした。本機の良品の兄弟機をお持ちの海外のモデラーさんより情報を貰ったんですが・・・、良品のセットの水平尾翼はもっと薄くて通しの直線パイプだそうです。このメールでやっと理解出来た事・・・。この本機付属の水平尾翼と、カンザシはセットで在る事・・・。唯一違うのは別機種のモノである事・・・。水平尾翼の形状が似ているので、バレないだろうとセットして販売・・・。38親分は検品を行っていないので、この不具合に気づいていません・・・。もし!本当に行っていたとするなら・・・本機は販売不可能なキットだと解っていた筈・・・。合わない部品のセットなんだもの、返品されるのは解る筈・・・。やってもいないのに「今!入念なる検品をしています!・・・。」・・・で初心者モデラーを信頼させて、高額料金を振り込ませる手口・・・最近のアポ詐欺と似てる様な・・・。此れから・・・この手のトラブル・・・もっと増えそう・・・。ちょっと心配・・・。
          
● 胴体冶具から水平尾翼用の翼型治具一式を取り外し・・・、切断して長さを調節したカンザシを差し込んだ翼をセットして固定しました。此れで水平尾翼は完全に固定されています。何度も言いますけど・・・この治具の改造版を使えば、ツルピカ塗装前状態のグラス生地に直接カンザシ孔が開けられます。この作業をケチるか・・・やるか・・・で、購入モデラーの作業上の気苦労が緩和されるんですなあ・・・。まあ・・・飛ばす技術だけが無い、作る技術だけは持ってる空物ラジコン初心者なら組み立てる事が出来る様になるんですなあ・・・。其れが本来の国内の大手メーカーが目指した万能向けのラジコン飛行機のキットです。「初心者には組めません・・・。」って、初心者に組めないラジコン飛行機のキットを販売してどないせえ言うねん!自分で作れないレベルだから、初心者には組めません!・・・なんて一刀両断しとるんだろうけど、38親分にも組めないからそういう台詞が出るんじゃないだろうか。初心者問わず・・・誰にでも組めなきゃ不良品って事ですよ・・・。組めなきゃ購入した模型屋のオヤジに組み方を教われば良いのだ。
          
● 二液混合エポキシを、多めにチューブからひねり出し・・・ひたすら混ぜ混ぜ・・・。まあ!1時間硬化タイプだから、一分位充分混ぜ込みブラケットを接着・・・ついでにカンザシを納める溝にも盛り付けて、パイプの隙間から挿入・・・。カンザシ受けのパイプじゃ無いから、孔の中が少々エポキシ塗れでも何の問題もありません・・・。山の様に盛り付けたら、ヒートガンで高熱を照射!・・・。エポキシは半練り状態から水溶液状に柔らかく成るので、隙間にどんどん入り込みます。隙間が埋まるとエポキシに嵩が見た目上減るので、更に盛り付けると・・・画像の様に平水面状に広がって完全に隙間が埋まります。まあ・・・要するに、どんな機体でもカンザシを胴体側に固定する時は、胴体の一部に成るまで接着剤を盛り付けろ!って事ですよ。
 
● 接着剤が硬化したので、翼型治具を全部外して驚いた・・・。このカンザシ・・・何と!直線の何の変哲も無いパイプでしたああああああ(笑)・・・。わざわざ角度付けしたパイプ・・・何の為?????。余計な仕事を随分遠回りしていただけって事ですなあ・・・。38親分の入念なる検品・・・恐るべし・・・。貴重な修復時間丸四日分・・・返してくれい!・・・。・・・疲れたァ~・・・。こんな好い加減なパイプのカンザシじゃ無かったら・・・この記事は(Part-33)の中段辺りで完了してたんだぞォ~・・・。
          
● 水平尾翼の手抜き箇所・・・プランクシートを捲って呆れた・・・。左翼には2mmの隙間・・・右翼には無い・・・。右翼の内張りリブは斜めに傾いて無理矢理接着・・・。左翼の隙間はシムを入れて塞がないと、ビスを締め込んだら此れから入れるナットの台座が外れて、尾翼が外れなくなる危険性も有る・・・。プランクしてしまえば・・・フィルムを貼ってしまえば・・・ボロは隠せる!・・・って考え方・・・もう止めてくれね~か!・・・。
          
● 隙間には1,5mmのバルサをエポキシ塗り込んで挿入・・・。画像に見えるキャップボルトだから、締め込みは破壊的強度だ!・・・。よって補強しとかないとなあ・・・。水平尾翼を取り付けるのは初心者さん・・・。ナベ頭のプラス溝なら締め込みがMax状態ならドライバーが滑るので解るんだが、此れがキャップスクリューだと・・・締め込み過ぎて破損にも気づかない・・・。まあ!ベテランさんでも時々やってしまうし・・・。

● 以前紹介したギャング・プレートナットは画像のイラストみたいな形状です。このチャンネル材の中に半固定されてるのが、四角いプレートの円筒型ナット・・・。爪はチャンネル側に付いてます。半固定だから振るとガチャガチャ音がする。軽音部の上長さんは、このギャングプレートを二本持って楽器代わりに使う(笑)・・・。このギャングナットの爪無しが、水平尾翼の前縁側に封入されているんだが、本来は後ろにも必要です。本機の水平尾翼のカンザシと受けのグラス製パイプにはガタが有るんですなあ・・・。よって前後二本で締めないと、水平尾翼がガタってフラッターを起こしてしまうんですなあ・・・。何故なら・・・前縁側だけビスで固定したって、カンザシよりも後方の方が面積が大きいからだ!。カンザシ受けのガタとカンザシ後部のフリー状態の水平尾翼を、完全に固定出来る訳無いでしょうが!・・・。38親分は知らないだろうけど・・・左右分割翼を一度でも組立てたモデラーなら、皆知ってる怖~い状態だ!。此れに気づかないって事は、飛行機の構造を知らない、危ないネット物知り博士って事に成るんだが・・・。
 
● こんな大事な所の部品・・・なんで手抜きするかなァ・・・。要するに・・・下請けから納品されたこの水平尾翼・・・。メーカー本社の最終検品で弾かれた不良品だった筈・・・。上下のプランク面の歪な膨らみだって、翼型の治具に入れて隙間が出れば不良って事でしょうが・・・。画像だけで購入を決めなきゃならねえのがネットショップのデメリットなんだから、不良品を良品と偽って販売して欲しく無いんだがなァ・・・。中華製の製作代行(粗全機がフィルム張りの完成機)する時が、一番裏切られるんだよなあ・・・。製作代行泣かせとも言うかなあ・・・。毎回思うんだが・・・代行料金が毎回大赤字に成るのが、中華製のフィルム張り完成機・・・。今回のは・・・もう問題外・・・。時給計算したら¥95だってか!・・・。こりゃあ!何処のカスタム屋さんも断るだろう(笑)・・・。今度同型機を.代行する時は、部品の全部揃った・・・ついでに不良部品が一つも無い良品キットにしてくれい!・・・。
          
● 手抜きの箇所の修復完了です・・・。最初から入れてくれてりゃなあ・・・此れも余分な作業・・・。一銭にも成りません。しかし・・・入れなきゃフラッターは確実・・・。依頼主さんは納得しない・・・。多分・・・不具合は当工房の不始末扱いに成るでしょうなあ・・・。だって、文句の言い処が無い訳でしょう?・・・。38親分にも言えないし・・・。訳アリ品の本機を買っちゃったんだから・・・。だから、中華の職人の尻拭い込みが、製作代行の役目とも言えるんですなあ・・・。(Part-35に続く)