Swaissair(MD-11)(出所不明の中華製)販売元(netshop=skyliner38)Part-7
 
● いよいよファン型のユニットのプランク作業に入る訳ですが、プロップ型の様に骨組み構造が頑丈に出来ない分・・・ダクトの骨組み自体の肉厚が薄く成っています。ファン型の場合はアウトラインが重要にも成るんですが、このインナーラインも重要に成るので・・・かなりシビアな工作が要求されます。実機のインナーダクトの形状は、其れが胴体の場合だと・・・インテークの入り口からエンジンのステーターベーンまでのダクトの形状は、機種毎の形状において最良な空気の流れを有するものであり・・・凸凹したインナーダクトではありません。別の言い方ならば・・・このインナーダクトがしっかりと胴枠に固定されていれば、そのダクト付近の機体の外側は、一切のパネルを貼らなくても・・・機体の形状が狂うといった不具合は生じません。

● 此れは模型機でも同じ状況が言えるんですなあ・・・。DFユニットの搭載位置からインテーク迄のダクトラインを好い加減に作ってる機体程・・・効率が大変悪い・・・。過去の時代・・・ポキールームのスチレン製EDFのタイガーシャークに、同じ推力ユニットを搭載したにも関わらず、この機体のインテークからDFのステーターベーンまでのインナーダクトを好い加減に作ったモデラーの機体は、飛行中の挙動が大変悪い・・・。結局の所、インテークからの空気の吸入効率がダクト内部の構造にマッチしてない事が結果的に排出される空気量に影響を及ぼしている原因ともなっています。よってDF模型の場合は、如何にインナーダクトを効率よく作るかで機体の性能が大きく変化してしまうって事ですね。簡単に言えば四角形のインナーダクトを作った場合・・・DFユニットは円筒形なので、インナーダクトの角に当たった空気は、其処で渦を巻く…って事なんです・・・。よって気流が乱れたダクト内部なので、ステーターベーンが空気を効率良く後方に流していないとも言えるんですなあ・・・。

● そういう意味では、本機のダクトはとても単純・・・。前方の空気を素直に後方に流せる単純な円筒形な訳ですから・・・。ただ・・・この単純な円筒形にも、其れなりのシビアな工作が必要に成ります。流れる空気はその日の天候状態にも左右されるので、乾燥した空気なのか・・・湿った空気なのか・・・といった気象条件に対応出来る様な、ダクト内部の環境を造らなければなりません。よってバルサを貼ってインナーダクトを形成しても、水分に左右されるバルサの表面では色々と問題が発生するので・・・完成後には薄いビニールシートを貼るとか・・・塗装による表面処理を施し・・・水分の侵入を防ぐ構造が重要に成ります。その為には…インナーダクトの下地と成るバルサのシートを、確実に貼れる様に専用のサンドホルダーを作っています。
 
● 半径が33mmのこのサンドホルダーのシート幅は、ベースの台座も入れると120mm弱・・・。よって何時ものフィルムの芯では役不足・・・。一番合致するのは縦樋のパイプなので、今年の台風で樹木ごともぎ取られて破損した短いパイプを車庫の何処へ置いたか忘れてしまい・・・車庫まで探しに行く内にせっかく湿らせたバルサシートが乾燥する前にと目を付けたのが、キャップを被ったままのスプレー糊の缶・・・。此れがピッタリの直径66mmだったので、そのまま急いで巻き付けて乾燥中です。此れがインナーダクト用のシートなら、この缶でも役不足・・・。ダクトの外部なら噛みつく寸法なので大歓迎なんですが・・・インナーダクトの場合は、広がって突っ張ってくれないと接着する時の処理が難しく成るんです。よってインナーダクト75mmの胴枠直径よりも、大きいサイズの円筒形が必要・・・。一応候補は有るんですがねえ・・・。最近はあまり見ない・・・舶来コーヒーの豆缶詰・・・。まだ未封の昭和の缶が幾つか有る(笑)・・・。さて!・・・飲めるのか・・・。

● 余談なんだが・・・我が町は(海員の町)と昔から呼ばれる程、外国航路の船員さんが多く住んでる町です。今でも船員を育てる立派な海洋学校があります。此処を晴れて卒業して外洋航路の乗員に成った我が町の住人さんは、半年以上の長期勤務が多いので・・・その間は粗…母子家庭状態・・・。結局、男親が居ないので町中の子供達が荒れ捲ってました・・・。オウド坊主・・・て言葉は、此方の方言でヤンチャって意味が有ります。万引きやら喧嘩やら・・・とにかくトラブルの多い港の有る小さな街って印象がありましたねえ・・・。ただ・・・光るモノも有る・・・其れが、海外の色んな情報が、この船員さん達が持ち帰るお土産に有ったんですなあ・・・。此れは近隣の町では味わえない醍醐味とも言えます。その中でも・・・この個人の船員さんが、家に置いていく私物の中に、自作で作ったボトルシップが有るんですなあ・・・。此れがですなあ・・・今のネットオークションでは、大変高額で扱われています。何に高額の値が付くのか・・・もう廃番に成ってるウイスキーのボトルとかラベルとか・・・海外の酒なので、日本では知られていない酒瓶も有ったりするんですなあ・・・。今の時代・・・何に価値が着くのか・・・不思議ですなあ・・・。
 
● 硬い木材を削り出して作らないと正確なサンドホルダーなんか出来ない!って記載していたブログの主さん・・・。そないなボールフライス盤でしか加工出来ない様な、超高級品のサンドホルダーを掲載しても・・・殆どのモデラーさんは真似出来ません・・・。まあ・・・其処までの正確さは望めなくても、構造を複雑に組めば其れなりのサンドホルダーは、個人でも作る事は可能です。何しろ主材がスチレンなモンで(笑)・・・。この加工には糸鋸盤も使いません。カッターナイフと直角の出せるアングル型のサンドホルダーだけで作れます。
          
● ダクトの直径よりも僅か3mm程細いサンドホルダーです。利き腕の手の平でしっかり持って、前後に動かし削り・・・あるいはひねりを加えて削り・・・貼ったサンドペーパーは粗目の60番・・・。思う存分!削れます・・・。あ!言っときますが・・・。このホルダーのバルサの面・・・セロテープを貼り忘れたんですが、両面テープのみで貼り付いてます。このやり方って加藤無線(MK)時代の技術を其のまま使ってみました。寸法切りの時のストッパー・・・バルサの角材なんですが、両面テープのみでスライドの定規に貼り付けて寸法カット・・・。其れで1/10mm精度が出せてたんだから・・・論より証拠、普通に使えるって事ですね。
 
● バルサキットの製作説明書には、サンドペーパー60番で削れ!・・・とか磨け!・・・なんて指示は出て来ません。必要無いからです・・・。良くて180番とか240番・・・まあその辺りが標準なんで、ネットの博士さんからは無茶苦茶な削り方って揶揄されるんですがねえ・・・。自作モデラーだったら当たり前の粗めのペーパーなんだけどなあ・・・。これ!僕の自作です!って博士の画像の完成品・・・。多分・・・オークションで落札した他人の作品だったりしますね・・・。自作モデラーだったら、一発で見抜けるぜい!。
          
● 細かい製作画像と説明文・・・飛ばしちゃったけど、DFユニットのマウントブラケットがエンジンベイ(メンテナンス用のハッチパネルの事)と干渉しない様に、段付加工を行いました。ブラケットの厚みが3mmだったので、ベイのリブも3mmバルサで構成したんですが、胴枠にもう一枚補助リブを取り付けて干渉するリブを切り取りました。このままでは弱そうですけどね・・・このエンジンベイの両面はバルサシートで其々プランクしますので、強度的には問題ありません。
 
● このエンジンベイは、DFユニット本体に小ビスで取り付けるんですが、本体との接触面が3mmのバルサなので強度が足りません。其処でベニヤの補強が必要に成りました。ところがこの細かいサイズを、。木村バルサのカバベニヤから切り出すのは至難の技・・・。もっと簡単に切れて厚みの確保できるベニヤと言ったら・・・足掛け一年の製作期間を要したフレイヤのバルサキット・・・ASK-8の抜き残骸を使って切り出す事に決定・・・。このベニヤ・・・ある意味粗悪品(笑)・・・。反り易いし割れ易い合板・・・って最悪じゃん!・・・しかし、見方を変えると・・・カッターナイフでも簡単に切断できるので、細かい部品作成には大変便利だったりします。ベニヤに直接作図して・・・切り取って・・・接着して・・・バイスで固定・・・。八か所作るのにかかった時間は僅か20分・・・。
          
● 丸る~い胴枠に・・・垂直に立つビス孔を作るって事は?・・・。其れが、胴枠の厚みの中に納まってるって事は?・・・。さあ!どういう加工が必要なのか・・・。このエンジンベイがインジェクションの成形品だったら・・・アールに沿った不思議なビスの取り付け孔に成ったりします(笑)・・・。此れをバルサで再現するには・・・博士!君ならどう作る?・・・。此処が史上最大の面倒臭い加工だったりするんだなあ・・・。その事は、このポッドを設計した時から付き纏った憂鬱です・・・。でも作らないと完成しません。インジェクションなら簡単なんだけどなあ・・・。金型に組み込んであるから・・・。一分後には出来上がるし・・・。此れをバルサで自作する加工は・・・考えただけでも面倒臭い・・・。でも作らなきゃね!・・・。

● 今回も・・・記事を書いてたら・・・まあ・・・何とも胡散臭いメールが届いてますなあ(笑)・・・。多分、DFの記事だからって事で、ジェット戦闘機の製作依頼・・・今度は設計段階からの近代ジェット戦闘機のスケールダウンモデルの製作依頼かあ~・・・。ただですなあ・・・あまり乗り気じゃないんですなあ・・・。何故なら、個人名が記載してありません・・・。こういう類ってのは、何処か海外の個人メーカーからの依頼だったりするんですなあ・・・。試作やらせてテストやらせて・・・そのデータだけ頂いて・・・ってパターン・・・。そいで!半年もしたら、海外の製品として販売されるパターン・・・。ところが大手のメーカーはそういう恥ずべき行為はやりません。本当の恥だから・・・。日本国内のネットショップと四千年の歴史の個人モデラーが結託してやってる手っ取り早くキット販売・・・の手口の取っ掛かりのパターンにそっくりなんだわ~・・・。だから今回も・・・無視・・・。

● 当工房の(EP-GANBA)なんだが・・・個人のモデラーからの不良品だから交換してくれの依頼・・・???。はて?・・・何年製作のガンバだろう・・・と、送られて来たGANBAを観て驚いた!・・・。よく似てるんだが、明らかなバッタモン・・・。ご丁寧にロゴまで入れてるんだが、おい!スペルが違うぞ!・・・。(EP-PANDA)・・・パンダだあ?~・・・。当工房の説明書は700×1000mmの用紙に所狭しと記載してあるんだが、此方は小雑誌・・・。おまけに中国語と来た(笑)・・・。はは~ん・・・。もし!横流しして儲けとるんならアイツしかおらん!・・・と購入者に電話したら・・・。案の定ネットショップのアイツだった。しかし・・・のらりくらりと話をはぐらかし・・・結果的に原型は当工房に有る!・・・と言ったらしい・・・。

● 此方から直接電話したら…一向に繋がらない・・・。所謂着信拒否か!・・・。何が不良かって?・・・。こりゃあ!可哀想だなあ・・・。右側の主翼が二枚?・・・って、ヘリコプターじゃないんだぞおおおお!・・・。フラットボトム類似の弱性半対称翼型の主翼だから、左右対称でセットしなければ主翼として成立しないんだわ~・・・。って、この主翼も可笑しいゾ?・・・。ガンバの主翼は(ClarkーYS)翼なのに、中華製のパンダ君は単純な(ClarkーY)・・・。これじゃあ・・・逆宙返りは無理だなア・・・。此処まで気づかなかったんやなア・・・。中華のプライベートワークス・・・。日本円で当工房の6割の定価・・・。そら!中華製に飛びつくわなあ・・・。もし!何事も無ければ、このバッタモンのパンダ君すら当工房は知りませんでした。勝手にコピーされて名前を変えて販売されてたとはなあ・・・。頭に来たから・・・中華の模型業界の重鎮!ワンさんにメールを送って抗議したら・・・二日後には、パンダ君の記事・・・ネットから全て消えてました・・・。共産主義国家って・・・やる時はやるんだなあ・・・と、ある意味感心・・・。
          
● 内外のプランクシートを貼った後では絶対に取り付け不可能だった、エンジンベイのビス止め構造・・・。苦労して加工して大正解でした。この固定ビスが有るか無いかでは、仕上がりが玄人か素人かって位の差が出るので、是非とも加工したかった場所の一つです。もし・・・ネット物知り博士の類なら・・・フィルムを継ぎ張りしてベイはセロテープで固定・・・かな?・・・。
          
● 今回の本番用のこのユニットなんだが、骨組み構造の頑丈さは凄いぞ!・・・。ベニヤの胴枠にバルサのリブ・・・こんなに強いんだったら、もしかすると・・・もちっと構造を簡略化してのオールスチレン構造体に、バルサプランクで更に軽量ポッドって可能性も見えて来た・・・。ハインケルのサラマンダーを作る時に使ってみよう!・・・。この機体の模型業界での歴史は古いぞお~!。まだDF用のレーシング馬鹿回りグローエンジンが登場する以前に、モデラーが挙って自作してたのがこのサラマンダーだった。ショルダーの主翼に双尾翼だったので、一番作り易くて其れなりに飛ぶので・・・世の中のショルダー機には皆さん非力なDFを積んでは、サラマンダー気分に浸ってましたなあ(笑)・・・。
 
● インナーダクトのプランク中です。ダクト途中の切り込みの抜き溝は、DFユニットの外周フランジが嵌まる溝です。やっと此処まで来たか~・・・。で!38ショップのページを覗いて・・・驚き半面、頭に来た!・・・。(MD-11)の次のロット分を再び販売・・・。エンジンポッドの改良版と格好良く離陸して行く実機のMD-11の画像を掲載していた・・・。さて!・・・初心者さんが購入した無茶苦茶な同型機の詳細な記事・・・全て消してありました・・・。此方としては説明書が無いので、取り敢えずの情報は・・・その画像集しかないのに・・・。多分38親分の腹積もりとしては、売り切った後のクレームや再三の質問の出た機体の記事は・・・後々トラブルの原因と証拠にされるので、まあ所謂・・・証拠隠滅・・・。そっちがその手で来るなら・・・証拠は全てプリントアウト。デジタルデータは消せば良いんだろうけど・・・カラープリントで紙に印刷してるから消えないよ~ん!・・・。二十一世紀の初頭・・・まだまだアナログ戦法は使えるぜい!。38親分!どうやって消しますか?お抱えの特別価格販売・武闘派のモデラーに頼みますか?・・・怖い事、企んじゃ・・・駄目よォ?・・・。
 
● さてさて・・・インナーダクトは出来ましたが、ハイ!此れでユニット装着完了!・・・ではないんですなあ・・・。此処から擦り合わせって工程が残っとるんですなあ・・・。此れが自作ダクトの醍醐味でもある・・・。極力・・・隙間と段差を取って、ユニット本体をピッタリ勘合・・・が大切なんですなあ・・・。この工程は昭和のグローENG搭載のDF時代からの当たり前な香ばしい作業です。
 
● ご存知の通り・・・このDFユニットには、モーターとブレードを筒の中心に固定する為の数本のブリッジが組み込まれています。このブリッジが円筒形のダクトを支えています。この円筒形のダクトにも、其れなりの厚みが有るので・・・バルサでプランクしたインナーダクトと本体のダクトには、1mm以上の段差が有るんです。この段差もツライチにして本来のインナーダクトに成るんですなあ・・・。よって設計段階から、直径70mmのダクトユニットなんですが、骨組み段階の胴枠は76mmで抜いてありました。ホント!このEDF模型・・・いや、DF模型って言うのは、この推力関係の出来で良し悪しが決まると言っても過言ではありません・・・。0コンマ数ミリの段差ってだけでも、性能が大きく変化する・・・とは、昭和の汎用型グロー燃料のDFユニットが登場した時代から、当時悪戦苦闘していたモデラーの多くが経験した実践値でもある・・・。
          
● DFユニットを搭載して、エンジンベイを被せるとこんな感じですかね・・・。まあ・・・一応の完成形なんですが、今度はプロップ型同様に、外部のプランクをする事には成るんですが・・・。プロップ型よりも直径が大きく、翼型が薄い分貼り込むバルサシートの湾曲度合いが緩いので、作業は楽だろうと思います。
 
● 最初からねえ・・・。額面通りにブラシレスのプロップモーター搭載仕様で販売してれば良かったのにね・・・。38親分の私的な妄想の誇大表現に、まんまと乗せられた初心者モデラーが可哀想で成らないですなあ・・・。元々がスケール重視だろうから、スケール脚なんだが・・・多分キット付属の電動リトラクトを、スケベ心で抜き取って別売りなんかにしなければ、こんな苦労は皆無だったのに・・・。元々がこの電動リトラクトのユニット分で、機体の高さが決められてるのに・・・此れを如何わしい固定脚仕様にするから・・・今、大変な事態に成ってるんですなあ・・・。どうすんの?使えないじゃん!この固定脚ユニット・・・のレベルです。
          
● 此れ見りゃ・・・リトラクトを当たり前に装着するモデラーさんなら、必ずフリーズするでしょうなあ・・・。中華製の汎用性も此処まで来たら、度が過ぎてるとしか言い様が無い・・・。其れよりも、スカイライナーの38親分が、自重5キロを超える模型機にこんなひ弱なユニットが、悪影響を与えるであろう事態を想定出来なかったのか・・・。普通のリトラクトユニットならば、メインギヤのセットは左右対称・・・ノーズのストラットギヤはワンサイズデカくて堅牢構造・・・ってのが、中華製以外の国のメーカーさんの当たり前の知識と構造なんだが・・・。このユニット・・・全部同じ…。所謂ワンメイク( ´艸`)・・・( ´艸`)・・・( ´艸`)~・・・。その仕様を観たら、もっと笑えるぜい!・・・。
 
● おいおい!・・・こんな樹脂製のユニットだけで、全備重量が5キロを超える機体を支えられるんかなあ・・・。加藤無線の時代からの知人である中国のパーツメーカーの王氏(ワンさん)の話に寄れば、この手の樹脂製のリトラクトは可動体が機能してもしなくても・・・全備重量が2キロの機体が限界なんだそうな・・・。此れを・・・38親分は、自重5キロの機体の固定脚としてキットに付属させよった~多分・・・この人・・・昭和の模型を知らないアルよ!・・・とは、ワンさんの弁・・・。ラジコン模型の歴史は、中国の繁栄の歴史には遠く及ばないが、一早くこのラジコン模型の将来性を認識していた偉人であるワンさんだから、見抜く力も持ってますなあ・・・。しかし・・・最悪なのは此処から!・・・。記事を読んだら大概のモデラーはぶっ飛ぶぜい!。いや!・・・呆れるんじゃねえか?。
          
● この画像に見える綺麗にメッキ処理された、シャフトと四角いストッパー・・・。此れをこのユニットに組み込まないと、固定脚の台座として機能しない・・・。さて!・・・通常ならば、この切り欠きの付いたシャフトが、下に見える四角いストッパーにスムーズに入り・・・付属のイモネジで固定すれば・・・あれ?シャフトが入らないぞ?・・・。何故だろうと・・・。面取りしてあるから入っても好い筈なんだがなあ・・・。まあ!一応サイズを測ってみよう!・・・と、ノギスで測ってぶっ飛んだ・・・。シャフトの直径(3,968mm)・・・ってまさか!・・・インチ換算表で確認したら(5/32)・・・。このシャフト・・・インチじゃん!・・・。って事は、このストッパーの孔(3,571mm)・・・(9/64)だった・・・。此れじゃあシャフトは通れないぞ~・・・。検品しとらんなあ・・・。こういった舶来品をミリ圏の日本国内に持ち込んで販売するんなら、こういったインチ部品の不良品は輸入先とちゃんと検討してから販売するのは、昭和の模型屋のオヤジなら当たり前の作業だったのに・・・。目先の安売り大魔王ってのが、右から左の利ザヤ商売のネットショップの代名詞!・・・。やれやれ・・・此処までの不良具合なのか・・・。で!性懲りも無くポッド改良型の(MD-11)の販売記事が38親分の最新記事として掲載されていたんだが・・・、もし購入予定のモデラーさん!。評価格の¥75000を支払う前に、機体のキット内容の詳細画像を沢山送ってもらいましょうね。動翼はちゃんと動くのか?・・・とか、引込脚はちゃんと作動するのか?・・・とかの詳細な画像です。品物が届いてからで必ず泣きますよ?・・・。多分、ネットの購入法なら料金先渡しなんでしょう?・・・。それと!一番大事なのは、実際にDFユニットが搭載されてる画像です。此れは沢山貰って下さいね!!!・・・。今は無いんですよ~の場合は、疑って下さい。
          
● おい!38親分!・・・。この好い加減な引込脚の内部見て何も感じないか?・・・。金属の部品は一個だが、入るスペースはもう一か所有るんだが、此処に入る筈の正方形の金属板・・・パーツの袋に入っとらんかったが、何処に有んねん!・・・。よ~く見ろよ?・・・。左の孔に金属製のストッパーが入るんだが、左からシャフトを通してこのストッパーで固定する。ところがこのシャフトは、このユニットを右側に貫通させなければ安定しない・・・。そのシャフトを安定させる為の貫通孔の金属板が抜けとるがなァ~っと王氏(ワンさん)が言ってたけど・・・。まさか!・・・ワザと抜いたんか?・・・。此れも別売りパーツにしてるんか?・・・。無茶苦茶だろ!。何とか言え!。固定脚にするも引込脚にするも、この金属板が無かったらシャフトは安定せんのじゃ!・・・。

● 日本製のリトラクトでは考えられない構造です。本来ならば、この可動体を樹脂製で作るなら・・・こういったホーローネジで固定する金属部品は、インジェクションの金型に予めセットしてから埋め込んで一体にするべきモノです。此れを一体に出来ないって事は・・・まだ・・・其処までの金型の加工技術を持って無い工場で作ったとしか思えませんなあ・・・。その分安く値切れるし・・・。今回製作している依頼品なんですが、まるでワザと不良品だけを集めて販売した様な不具合だらけのキットです。他にもまだまだ紹介出来てない機体本体の不備・・・パーツの欠損・・・どんどん出て来ます。その度に修正出来る物は修正し・・・使用不可能品は設計段階から作り直し・・・足らない物は別途購入・・・もしくは専門加工業者に発注となります。この引込脚ユニットの手抜きとも取れる金属板の欠損・・・特注品に成るだろうなあ・・・。だって厚みと孔がインチ規格なんだもの~・・・。樹脂製の可動体のスペースに、叩き込まなきゃ意味を為さない部品なんだぞ~・・・。国産品なら最初から金型にセットして樹脂で包んでしまう筈の部品なのになア・・・。38親分は、引込脚構造の基本を知らんのかなァ~・・・。

● そして・・・この引込脚ユニットの状態を観て思った事なんだが・・・、38親分はこのユニットをキットに付属させて、今迄に何機分販売したんだろう・・・。もし、38親分がこの不具合に全く気づいていないんだとしたら・・・此れはリコールレベルの問題となる可能性が有る・・・。skyliner38からキットを購入したモデラー諸氏・・・同型の引込脚モドキの固定脚ユニット(FLY FLY HOBBY製)が付属していたら、ユニットの側面からでも確認できるので調べてくれ!。大事な愛機を着陸で壊す前に・・・。(Part-8に続く)