🐈 ネコ好きさんの為の工作シリーズ(風見ネコ)        Part-2
 
● え~っとですね・・・。恥ずかしながら、またまた風速計の仕様変更中です。初期型のお玉はガチャポンの球体を半円ずつ使って風受けのお椀を作ったんですが、この樹脂製のブラケットと金属アームで充分強度が有りました。ところが・・・ポリカーボ樹脂の厚いお椀に変えたら、重くなった分遠心力が増大し樹脂製ブラケットが再び折れたのでブラケット本体をアルミのアングル材から切り出す事にしました。
 
● 金属加工屋さんではお馴染みのセンターポンチです。この先端の尖った金属棒の頭をハンマーで軽く叩くとアルミ材に小さな凹みが入ります。まあ・・・ホームセンターに行けばインパクトタイプのセンターポンチも有りますが、あのタイプは柔らかい金属や硬すぎる樹脂板に使うと叩きの調整が出来ない分・・・歪んだり樹脂板が割れたりします。ハイテク工具程ネット物知り博士が使いたがりますが・・・まあ金属加工屋さんならこのアナログ的工具の方が使い易いって知ってますからねえ・・・。
          
● センターポンチで凹みが付いているので、ドリル刃による穴開け作業時も先端がズレません。まあ・・・ベテラン博士なら新品のドリル刃なら絶対にセンターはズレないから、こういった下作業は無意味!って言い切るんだけど・・・。炭素含有の多いアルミ材は・・・新品の刃よりも硬かったりします・・・。時々ネット物知り博士の不思議な文章を観たりするんですが、新品のドリル刃を購入したにも関わらず・・・ステンレスの金属板に孔が開かなかったそうで・・・。市販のドリル刃には不良品も混じってるんだとか・・・。う~むむむむ・・・。博士なんだから知らない知識でも無いとは思うんだが・・・。

● 何で金属板にドリル刃で孔が開くのか・・・。一番重要な事をネット物知り博士は探求せんのかあ~?・・・。中学時代の技術の授業で教わる基本中の基本なんだが・・・。ドリル刃の方が金属板よりも材質が硬いから孔が開くんであって・・・金属板の方がドリル刃よりも硬かったら絶対に金属板には孔が開きません(笑)・・・。よって新品のドリル刃が不良品ではなくて、博士自身の知識が乏しいから孔が開きませんでした。どんな材質に孔を開けるのか・・・其れ専用のドリル刃も有るので、取扱店のオヤジに店頭で聞けば良いと思うんだが・・・。マンガンなのかコバルトなのか・・・同じ直径のドリル刃でも種類が有りますよ。超硬なんてのも有るし・・・。ただし馬鹿みたいに高価なので、研げる技術を持たないと不経済かもしれませんなあ(笑)・・・。大概の金属加工屋さんは、廻るグラインダーで比較的簡単にドリル刃を研げたりするんだが・・・。さて・・・知識先行型のネット物知り博士・・・何人がドリル刃の研磨が出来るだろう・・・。
 
● 機能は樹脂製ブラケットと全く同じなんですが、今度は最大荷重でブンブン振り回してもブラケット自体が千切れて折れるなんて事態には成らんでしょう・・・。ただですなあ・・・此処は海沿い・・・。潮風はマックス状態で吹き荒れるので、海岸から500メートル以上離れているネコバスさん家の鉄骨柱でも真っ赤に錆びさせる力を持ってます。置きっ放しの車検切れの野ざらし軽トラ・・・既にボデイが朽ち果てて落ちてます。
 
● 時々・・・観光客さんが家族連れで歩いて来るんだが・・・。必ずデジカメで写してます。どんな名前で保存してるのか知らんけど・・・改善前の初期型は、韓国の猫ページで見た事有るぞ!って事は・・・我が家の前を歩いて行ったって事でしょうなあ・・・。しかし・・・今年の梅雨は異常だぜい・・・。
          
● 令和二年一月・・・新年早々から吹き荒れた日本列島上空の強風・・・。我が家の風速計のお玉軍団を生き別れの状態にして去って行きました・・・。中心の円盤部が真っ二つに成る程の強風で高速回転したんでしょうなあ・・・風向計のミミィさんとミュウ君を残したまま・・・このお玉軍団がそっくり無く成っていたので驚いた・・・。中心のシャフトはねじ山の頭を残したまま本体だけが消えていたので、最初は宇宙人にアブダクトでもされたんか?って思ってしまった・・・。

● して!・・・お玉軍団は何処に消えたのか?・・・。ベランダの何処にも居ないなあ・・・って、隣の草ぼうぼうの空き地を見たら太陽光に反射する青白い光が四つ・・・。其々広範囲に散らばっていた・・・。で!全部拾い上げて状態を確認したら、木目と平行に四本のビス孔を中心に円盤が真っ二つに成っていた・・・。しまった!・・・木目から45度ズラして十字にお玉を取り付けるべきだったと反省・・・。初期型のお玉は透明の塩化ビニール製・・・ガチャポンの容器の流用でお玉を作ったが、度重なるカラスの襲撃と塩害で思いの外、経年変化が早く・・・お玉自体が脆く成っていたんだろう・・・。ま!此れがABS樹脂の短い耐用年数って事ですよ。ABS樹脂をラジコン機の胴体に使ったら、度重なる衝撃でひびが入る・・・数年経ったら色が褪せて脆くなった感じがする・・・このモデラー毎に感じた状況・・・間違っていませんぜ!・・・。全てが経年変化による耐用年数超過による事態です。

● そういう理由で強化型の耐熱容器、ポリカーボネイトのお玉に交換したんだが・・・今度は木部の円盤が高速回転に耐えられなかった・・・。ABS樹脂のお玉に比べたら、このポリカのお玉は何倍も重い・・・。重いお玉が回転するんだから軽いお玉よりも遠心力は強くなる・・・。其処に気づくのが遅れたのでこういう結果に・・・。さて!・・・次の円盤はどういう構造で強化しようか・・・。銅のパイプだけのスリーブなので、軽いお玉の遠心力には耐えられたが・・・重いお玉の遠心力には耐えられずに内部が摩耗して、少々ガタっていたし・・・円盤部の構造と共に、中心のスリーブも強化してみようと思います。