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✈ VEGA-1A (3号機 工房オリジナル構造) Part-5

● このフラップ兼スピードブレーキ・・・幅が何と80mmもある・・・。収納時の幅はエルロンと同じ45mmなんだが、下がると55mmと成り前から見ると、如何にも下がってまっせえええ!よく効きまっせえええ!って具合に主張たっぷりに堂々とした風格・・・。其れに比べて上面のスピードブレーキ板は出ても高さ0mm程度・・・。あまり主張せず控えめに立ち上がります。でも、効きはある程度有るんじゃないだろうかと期待はしてるんですが。
● トムさんの設計するグライダーにはあまり見られないブレーキなんだが、垂直上昇・垂直降下を繰り返すF3A競技においてなら、その効果は絶大なんですがねえ。今回、何でこのタイプのブレーキを要望したのか・・・。この手の構造、板ヒンジでは構造がもっと難しく成るので、OK模型のМサイズのピンヒンジを組み込みました。当工房では別機種にも使っているのだが、後縁の幅が8mm以上無いと組み込みは難しくなるでしょう。

● フラップは最大80度まで下がるし、スピードブレーキはほぼ垂直まで立ち上がる。こんなSF映画に搭乗するカッコいい戦闘機なら似合いそうだけど、はたしてベガさんに何処までの効果が有るのか・・・まったくもって解らない。しかし、トムさんにはもうビジョンが有るみたい。今後発売される機種には当り前に搭載される機能でしょうなあ。ただし・・・吊元に使うピンヒンジも其れなりの強度を持たないと荷重に耐えられないというデメリットも有るんですなあ。よって好い加減な構造では事故も起き易くなるんです。

● まるで実機みたいな構造・・・。複雑な造りなんだが動きは単純・・・。別に難しく作ってるんじゃなくて、必要だから難しく成ってます。構造上、マックスパワーの高速飛行から急減速させる為の機能なので、風圧に負けてピンヒンジが抜けてしまっては意味が無いし、大惨事を伴う事故にも繋がります。よって、ヒンジ周りの差し込み口は、全てカバベニヤで構成されてます。ヒンジ間はアール状に削り込まれたハード系のバルサです。

● トムさん御一行宿泊の翌日・・・出発前のトムさんから一言・・・。「薄い色のブルースモークのシートの在庫は、切れてもう無いから・・・。」の言葉に、深く考えずに安易に「了解!。」って言ってしまった後の状況・・・。丸一日かけて作った、山本オリジナル機に近い構造のキャノピー枠・・・。中が良く見える様に薄いブルースモークのキャノピーを取り付ける前提でつくったんですが・・・、色を吹き付けながら・・・思い出してしまった・・・。ああ、この色ってもう無かったんだと・・・。よって、別の色のスモークカラーに成る可能性有り。成形されたキャノピーを切り抜いて取り付けるのはトムさんだから、仕上がりはトムさん任せに成ります。ああ、もっとしっかり頭の中に記憶させるべきだったなあ・・・と深く反省。
● さて、製作記事も大詰め・・・。胴体内サーボの取付マウントは取り敢えず仮のプレートに成っています。サーボの種類も決定したし、機体全体の製作も終了するので、本来の正式なマウントに変更です。主翼には合計4個のサーボが収まります。他人の高級デジタルサーボなんで、適当なマウントは作れないんです。カスタム品製作の場合は、サーボや艤装品(スポイラーユニット等)送ってもらって、其れ等に合わせてマウント作ってますが、今回も無いので・・・ラワンとベニヤでサーボケースの外寸作ってやる手順。さあ、あと少し・・・頑張って作って行きましょう。

● 胴体内部のサーボプレートを正式な物に変更しました。取り付けるサーボのサイズによって位置が変動するので、長孔を切ったプレートだったんですが、組み込むサーボが双葉電子の(BLS-600)に決定したので、その寸法で孔開け加工を行い組み込みました。エレベータ・サーボは画像中央の孔位置です。サーボの幅寸法は13mmですが、中央基準で左右に7mm程移動できる様に大きめに開けました。
● ラダーサーボは画像右端で、サーボの表面積よりも僅かに大きく穴加工してあり、更に高さを5mm程嵩上げしてリンケージします。この処置はエレベータサーボとのリンケージの際の干渉を防ぐ為です。リンケージロッドを保持するブラケット等も、高さを5mm変えて配置してあります。エルロンサーボとフラップサーボの延長コードを通す際は、ブラケットの蓋を外し、更にサーボプレートの固定ビスも外すと、プレート本体を抜き取る事が出来ます。延長コード等の取付が終われば、今度は逆の手順・・・。そんなに難しい作業でも無いですよ!トムさん!。

● 当工房の場合、如何なる機体もラダーの場合は基本的に両引きによるワイヤーリンケージを採用しています。片引きの場合、リンケージをミスるとバックラッシュが出てしまい、舵面ニュートラルが中々決まらなくなります。最初はニュートラルが出ていても、飛行回数が増えると色んな要因も重なってニュートラルがズレたりします。その点、このワイヤーによる両引きのリンケージでは片引きで起きる様な現象がほぼありません。よって多くの機体に採用しています。
● 今回、本機製作においてオーナーさんがOK模型の社長なので、出来れば会社の製品を組み込むのが筋なんですが、画像の様なサイズと形状が無いので自作しました。材料はホームセンターでも安価で購入出来るナイロン素材のアングル材です。厚さが1,5mm程・・・。加工はちと面倒臭いですが、強度も充分にあるので、このサイズならラダーホーンとして立派に使う事が出来ます。

● 画像は同社のフレキシブルロッドの中芯である星形のパイプです。本来はねじ切りのロッドアジャスターをこの星形パイプに捻じ込んで使います。よってリンケージロッドとして機能する訳ですが・・・。今回は、ラダーに埋め込みナット代わりとして機能します。この星形パイプはラダーの厚み分を貫通して埋め込んであります。埋め込むとどうなるのか・・・バカ孔開けた自作ラダーホーンが、2mmのビスで固定出来るんですなあ・・・。更にメリット沢山の画像は次に出て来ます。

● 星形のインナーパイプを厚みの有るラダーに埋め込むと・・・画像の様に二つの対のラダーホーンがビスのみで固定出来るんです。もし・・・もっと薄いラダーを両引き設定にする場合、星形パイプを埋め込むほどの厚みが無い場合・・・市販のラダーホーンを二つ使って長いビスを購入し、専用の2mmビス用のナットを探す方が難しい・・・。この場合も、この星形パイプを短く切ってナット代わりに使えば良いんですけどね。自分では絶対緩めない捻じ込みのパイプなんで・・・。
● 大型のスケールグライダーともなると・・・ラダーの厚みがヒンジ付近では30mm近くにも成るんですけど、今度は其れに対応出来る(2×30mm~)のビスを探す方が難しい・・・。この場合はラダーホーンを片引きしたい時、ラダーの厚み分の貫通孔を開けて、この星形パイプを埋め込み・・・片側はビスでホーンを固定し、反対側は2mmのビスに対応したワッシャをを入れて2mmビスを捻じ込めば良いんです。ワッシャがストッパーに成るのでホーンが抜ける事は起きません。
● トムさん!お持ち帰りのボアさんのラダーの厚みは最大10mm設定。両引きに成る様にパイプを二本埋め込んであります。VEGAのラダー同様にパイプを埋め込み、(2×5mm)程度のビスを使って固定して下さい。貴社のプラパーツツリーのラダーホーンならば、厚みが有るので(2×7mm)程度のビスでも使えますよ。

● 主翼に搭載するサーボマウントを作ります。画像に見えるマウントのベースは、1,5mmカバベニヤを二枚積層してあります。白い部材はPVC樹脂のサーボ固定ブラケット。ねじ山を作るには、取り付けビスよりも細いドリル刃で下孔を開け、サーボ取り付けビスを捻じ込むという手順です。画像中央はエルロンサーボマウント配置。画像では下に成っていますが実際には上に成ります。主翼側も1,5mmカバベニヤの二枚積層台座です。右画像はフラップサーボの配置画像・・・。今度はサーボが上向き、実際には下向きとなります。
● 本機は通常のスロープスタントグライダーではありません。トムさん専用の過激設定の機体です。エルロンの幅は45mm・・・フラップ板の幅は80mmも有るんです。フラップ&スピードブレーキが最大作動すると粗垂直に成るので、フラップ板の吊元・・・サーボの固定等・・・かなり頑丈に作らねば成りません。よって画像の様な強固なマウントにしています。通常のスロープにおいても、F3A張りの曲技を行うと大きな荷重が当たり前に掛かります。要するに・・・動力機のF3A機と同じくらいの構造と飛ばす為の安全意識が必要になります。

● 画像は主翼内蔵駆動サーボのハッチパネルです。バルサ素地の面が裏側・・・。上下の一部が1,5mmのカバベニヤ・・・残りが1,5mmのハードバルサです。ブルーのオラカバフィルムを貼った面が表側です。透けているバルサの木目が横目に成ってます。このハッチパネルも二層です。裏側と表側で木目の方向を変えて有るんです。サーボの取り付け位置が決まったら、このハッチに長孔の貫通孔を開けます。その際・・・木目に沿って割れない様に擦る為の工夫です。

● 初号機のVEGAの次にアンタレスを作ったんですが、その際・・・スタビライザーのシャフトの固定に困ってしまいました。アンタレスのスタビの固定は、前方の補助シャフトを僅かに曲げて、スタビ内部のパイプにテンション気味の噛みつく抵抗を与えて抜け止めとしていました。ところが、カーボンシャフトでは折り曲げるという事が出来ません。よってスタビ内部にねじ山を切ったブロックを固定し、其処を通るシャフトを軽く摘まむという固定に変更しました。
● 初号機のVEGAは、山本オリジナル機であるVEGAと同様に、輪ゴムのテンションで固定できる様に作っていたんですが・・・その部品を付けずにトムさんに渡してしまったので、トムさんにはコーキング剤をシャフトに薄く塗って、硬化したら少しずつ削り落として差し込む抵抗感が頃合いの所で固定する調整をお願いしました。西の大国製のカーボンシャフトとパイプは、必ずしも真円では無いというデメリットを利用した固定方法です。

● 一応、トムさんに渡せるところまでは完成しました。次は送る為の算段です。送るには専用の箱を組まなくては成らんのです。箱の三辺の合計が2メートルまでという箱を組まねば成りません。前回発送の際・・・寸法が5センチオーバーしただけで、滅茶苦茶もめました。そこを何とか拝み倒して集荷してもらったんですが・・・。今回は2メートル以下の箱にする為に、胴体はラダーを外し・・・主翼も全ての動翼を外した状態で箱詰めする事に成りそうです。
● やっと終わったァ~・・・。ですが、次の機体・・・ワイルドボアの新型機の図面作成が始まります。此方は私のオリジナルデザイン機種なので、構造を簡単に作っています。ところが仕上がりが、誰かさん一派のハートを掴んだらしく・・・前日の就寝前にバージルさんとトムさんが声を揃えて・・・「ワイルドボア欲しい!キャノピーの長いヤツうううう~・・・。」って、目ん玉まん丸で要求してきたので、まあ・・・渡す事にしました。何れ動画サイトに上がるでしょう。しかし、バージルさん・・・ボアの造りを真剣に眺めてました・・・。刺さったんやろねえ。