NV-02 Colombia 無動力・ガチスロ・グライダー

 ※ スチレン・バルサの混合構造キット化の為、生地完成機を終了します。


● 上記画像は本機の構成予定の仮画像です。生地完成は左のイラスト図の構成になります。


 全長・・・・・・870mm

 翼長・・・・・・850mm

 全備重量・・670g

 翼面積・・・・37,5d㎡

 翼型・・・・・・8%半対称オリジナル

 プロポ・・・・・2~3ch

 仕様・・・・・・無動力(予定価格が確定価格に成ってから注文を受け付けます)


 ●  NV-01(エンタープライズ)型の応用機です。開発秘話でも紹介していますが、翼型・翼形を共通にするとコストダウンが出来るだけではなく、必ず飛ぶデザインの機体を数多く設計する事ができます。秘話でも書きましたが、無尾翼と呼ばれるデルタ翼機は主翼の良し悪しで性能が決まってしまいます。数十年の模経歴の中、数え切れない機体を作って来ましたがコンコルドタイプのデルタ翼機は満足に飛んだ飛行機がありませんでした。

空力的にも構造的にもデルタ翼は大変優れています。初心者の練習用の機体キットと同じ造りでも、物凄い強度を持った主翼を組む事ができます。たとえ部分プランクの状態でも捻じれに大変強い主翼が出来ます。じゃあどうして普及しないのでしょうか。これにはメーカーさんも頭を悩ませるデルタ機独特の飛行特性と組み立てる為の新しい概念をマニアに教育しなければなりませんでした。それほど奥の深い世界だからです。

 ●  国内の老舗の大手メーカーさんは、ギャンブルみたいな機体は売りませんし、作りません。アニメの世界では先尾翼機やデルタ翼機が当たり前のように普及した物語を創造しています。最初からデルタ機が普及した世の中ならばラジコン業界もそれに準じて機体デザインも多様化したかもしれません。今の時代ネット上でも一部マニアの一機に過ぎず、出揃う機体全てがデルタ翼機の世界は存在していません。ナウシカのメーヴェはマニア享けするのですが、初心者の最初の機体としてはギャンブル性の高い飛行特性なので、不向きな部類の機体です。

 ●  垂直尾翼の形状が従来の当たり前の翼型をしていません。物知り博士達にはネット掲示板でボロカス言われそうですが、ちゃんとした理由があります。翼端に付ける垂直尾翼の形状は、両面フラットの単板か対称翼が普通です。それ以外の翼型だと博士達には自分自身で実験した事がありませんので、「悪影響が出る!。」で片付けられてしまいます。教科書に載っている事実はそれまでに判明している事柄を表記してあるのですが、ネット掲示板の博士の理論は私達が学校で習った航空理論を、根底から覆すような事を平気で書いています。差しさわりの無い言葉を使ってコメントをしても{ウルトラマンは両手を広げて飛んでるじゃないですか~。」・・・彼らは一流大学を出てIT企業で仕事しているのに、小学2年生で習う{物の吊り合い」を知りません。

 ●  吊り合いが取れていれば垂直尾翼の翼型は何でも良いはずです。航空機の場合対で必要な部品は、機体外部では必ず左右対称にしなければなりません。そこで、フラットボトムの翼型で左右対称に取り付けてみました。米軍のF-15の垂直尾翼は実戦で使用するので、半対称翼型を採用しています。空中戦もしくは対空砲火において、どちらか一つを失っても当たり前に飛べます。ただし、オフセットなので空力の圧力バランスを均等にする為の翼型の採用となりました。(NV-01)型がフラットボトム翼を左右対称で使用しても、何ら悪影響は出ませんでした。むしろ夏場の強烈な日差しの下でも、捻れてバランスを崩せない位のテーパー比の尾翼ですので、安心してフィルム張りしてください。

 ●  主翼の翼端側はバルサリブの平面ですので、接着面側をフラットのDボックス構造にしてあります。単板のリブ組みで良さそうなものですが、熱い日差しの夏場で歪んだら最後、垂直尾翼の効果は減退します。デルタ翼並みのテーパー比で組んでみましたので、フィルム張りでの強度は主翼と変わりません。同じ発想で02型でも採用出来ましたので、リブは使い回しですので形状のみ換えてデザインしてあります。エレボンの動翼サイズ幅が広いので、軽量化と称してマイクロサーボを粘着テープ止めしないでください。基本はミニサーボ(30g)の大きめサーボを横積みにしてビスとバンドで固定します。量産型では横積みサーボのケースを主翼内に固定して、押さえの蓋で圧着固定させる構造ですので各メーカーのミニサーボに対応できるようになっています。軽量ハンドランチのフリヒラ飛行機ではありませんので、全備重量600gは必ず越えてください。ノーバラストで重心が合う設計ですので、重心直下にしこたまバラストを積んで600gを越えてください。

 
● 上記の機体は、NV-02(コロンビア)のモーメント其のままを、映画・インデペンデンスデイリサージェンスの劇中戦闘機に似せて製作してみました。劇中戦闘機は核融合エンジンを使って強力な電磁場を発生させ、機体を浮上させるフュージョンドライブユニットとスクラムジェットエンジンを搭載したハイブリット型戦闘機です。これを模型で再現した動力機にする事は、今の所・・・不可能です。

● そこで実現不可能ならば無動力のスロープグライダーに!・・・と再設計しました。多分・・・飛行中の機体は劇中戦闘シーン其の物に成るでしょうね。スロープでの飛行動画を撮影して、シンセサイザーで上手に効果音を被せたら・・・劇中飛行シーンのノーカット版が作れるかも・・・。尚・・・この機体は非売品ですので、受注生産は行いません。






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