〇 ラジコン・バギーカーでクロスカントリー(子供から大人まで・オープンクラス・ラリー)


 ●  昭和50年代の初め頃、飛行機のクラブとは別にラジコンカーのクラブ・ラジコンボートのクラブと言うように専門分野のそれぞれの模型クラブが当たり前のように存在していました。現在でも残っているカテゴリーもありますが、昭和の様な勢いは無くなっています。当時ラジコンバギーカー・オンリーのクラブも存在していました。クラブ員全員が各メーカーの色々なバギーを持ち寄りレースをしていました。私達の時代はエンジンバギーしかありませんでしたが、現在は強力なモーターの出現によりエンジンカーよりも手軽に楽しめる様になりました。


 ●  ラジコンバギーはレーシングカーとは違い、速く走るよりも悪路を確実に走破出来るように作られていますので、動力はギヤ比を大きくしてトルク重視で作られている為スピードは然程ありませんが、登坂力はレーシングカーよりもあります。レーシングカーはアスファルト路面を確実に捉えて走る為にスポンジタイヤのスリックタイプを使いますが、バギーカーはキャラメルブロックの中空型ゴムタイヤを使います。車体のバンパーが当たらない程度のギャップならどんな路面でも乗り越えて走破する事ができます。


 ●  ラジコン模型はおもちゃのランクではありません。科学模型というランクですので扱いを間違えると事件になる位の危険な模型です。「人に当てても大丈夫!」なんて誰が言い始めたんですか?。お仲間さんの頭上をヒラヒラかすめる様に飛ばしてベテランぶっているネット物知り博士が多くなりました。彼らは昭和のラジコン事情を全然知らないと思います。行過ぎたマニアの愚業が招いた結果の処置を日本中の多くのマニアが連帯責任として肩代わりしているという事実を知っていますか。「大会の近かけん!練習ばせんと、アカンね〜ん!。」が理由では通用しません。公園は皆の憩いの場所ですが軽量のスチレン製ラジコン飛行機でも、ラジコン飛行機を知らない人から見れば「人に当たったら大怪我するかも・・・。」という恐怖感を持っている人もいます。くれぐれもパークフライの意味を勘違いしないでください。


 ●  私達お仲間レベルでの話なのですが、強力な電動パワーがあるんだから電動ラジコンバギーを町中に普及させてみようという計画があります。手軽に楽しめて比較的狭い場所でも楽しめるのがバギーカーですので、海岸に隣接している松林の中にコースを作り、プロポのアンテナを縮めてドライバーも一緒になって走り回りレースを行うやり方です。これなら見通しが利かなくてもよいのでアップダウンの激しいコースでも作れますし、大人と子供のテクニックの差が大きく出ませんので家族ぐるみでの参加も可能になります。競技方法は時間差スタートによるタイムラリーです。前を走る車を追い駆け間隔が縮まったら自分のタイムが上回りますが、後ろの車が近づいてきたら自分よりもタイムが早い事になりますので抜かれたら順位が下がります。緊張感もありますがレース中はドライバー自身も歩き回りますので、日頃の運動不足の解消になる筈です。人口の少ない地方の田舎町ほど多彩なコースが沢山作れると思います。ご当地ローカル・グランドチャンピオン・シップのシリーズ戦で一年中、町ぐるみで盛り上がるのも楽しいのではないかと思います。


 ●  当分は普及が目的ですので細かいレギュレーションの無いオープン・レースとなるでしょう。松林の中のコースですので、車高のあるバギーが有利に見えますが松の木の幅が狭かったら通り抜けるのは至難の業です。小さな値段の安いバギーしか持っていない子供でも充分上位入賞が可能な様にコース設定してあります。概要が決定したら当ホームページで告知しますので、ご期待ください。


























































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