1/5 DFS-REIHER  2016型設計準備資料画像集

 ● 現在・・・製造の予定はありません。今後の展開で、このサイズを基本に数種類の小型機をバルサキット化する予定はあります。このライハーは完全スケールではありません。飛ばし易くしたセミスケール設定機です。(2017・11・26記載)




● 通算12号機まで製作したDFS-REIHERです。スパンは3900mmですが、重心を合わせ易い様にモーメント比率を変更したセミスケール機です。胴体内部を当工房オリジナル構造とした為、キット工法にすると普通のマニアには組み辛い構造をしています。しかし、胴体側板に亀裂や孔が開いても胴体内側からの補修作業を必要としません。全部外側からの面一修理を可能にした、側板二重構造で構成されています。

● 二重側板の内側を土台にして補強材を組み込むと、破損した外側側板の必要寸法材を外側から貼り込む事が可能なので修理が楽に行えます。更に内側側板を主翼後縁付近まで、適度に肉抜きした3mmベニヤで構成する事により重心合わせのバラストを減らす事が可能なので、全備重量を抑える事も可能です。


● 主翼結合の胴体側は、胴体中心線と平行に取り付けてあります。胴体側のカンザシパイプは中心線に直角配置、主翼側のパイプも主翼のメインスパーと平行、勘合小口とは直角になります。ガルモデルのザノニアやライハーのキットを組まれたモデラーは多いと思いますが、胴体側の側板アールに沿って主翼側を削り込む主翼勘合方法は、加工に優劣の差がはっきりと出て来ますが、この工作方法ならばキットのベテラン・初心者の差があまり出ません。

● あとで詳しく説明しますが、胴体内部が僅かに見えています。二重構造という内部側板は、大きく繰り抜かれた各胴枠の内側からはめ込んであり、直方体を形成しています。直方体の機首側先端の胴枠が内側側板に直角で取り付けられると、スロットインされた内側側板の溝に角胴枠がはめ込まれますので、全ての胴枠同士は胴体中心線に直角、枠は平行となります。尚、この内側側板の3mmベニヤは二枚重ねて釘で留めて糸鋸加工するので、溝の位置もカンザシパイプの位置も全て同じ位置加工となります。

● 二枚同時加工という事は、胴枠の取り付け、カンザシパイプの取り付けも必ず胴枠に平行になりますし、胴体中心線に直角配置となります。あとは胴体側に取り付ける主翼のフィレット部分を形成する為の、厚手のバルサシートを内側側板に接着し、胴体側板に露出させ胴体をプランクします。最終的に主翼側の形状に合わせて胴体側のフィレットを削って形状を形成すれば良いのです。


● この治具台は1/3,5のハビヒトの下半角主翼の結合台です。基本はフラットボトムなんですが、この上に更に翼型治具を乗せるとゲッチンゲン翼でも半対称翼でも正確に結合する事が出来ます。ただし、下半角を自由に変更出来るオールマイティ型の治具ではありません。

● (DFS-Riher)の量産ページ HANGER-11に続く