文字の作図

● 上記のスペルが意味する言葉(ステンシル)とは抜き文字の事です。自動車でも飛行機でも数字や文字を吹き付けたり、切文字のシールを作図する時に使う型紙です。模型飛行機サイズならパソコンを使って直接印刷してステッカーを作るのが早いじゃないですかあ〜!・・・って、ネットの博士達は見下ろし目線で言うんですけどね!。じゃあ〜アナログでやってみな?って言ってみたら・・・「そんな七面倒臭い事やってたら時代遅れの人って馬鹿にされますよお〜。」だそうです。お前らあああああ〜!、昭和に生まれなくて良かったナ!。って思いました。

● 今回は時代に逆行する様に、馬鹿にされるっていう方法でステンシルを作ってみたいと思います。NC旋盤使えるプログラマーのラジコンマニア君でも・・・、一座標のポイントを証明せよ!って言ってみたら・・・、「言ってる意味が解からん!。」って格好良く見下し目線で答えてました。お前!工業大学出身だって言ってたよなあ・・・、中学からイキナリ大学入ったんかあ?。だから!高校で習う三元連立方程式を知らないんだ・・・。御免ね!習ってないんだもの・・・知らないから証明出来ないんですね!。


● まだF-4(ファントム)が主力戦闘機として日本国内の大空をブイブイ言わせていた昭和50年代・・・、私の職場は板金成形と板金塗装が仕事だったのですが、ファントムのアクセスパネルに表示されていたパネルナンバーは上記画像の様に抜き文字の型紙を使ってスプレーガンで吹き付け塗装をしていました。現在はF-15(イーグル)ですが、平成2年の終り頃・・・古巣に電話したらパネルの表示文字は全てステッカー(シール)に換わったって嘗ての上官が言ってました。じゃあ・・・仕事無くなったんですか?って聞いたら日の丸やスコードンマークは未だ吹き付けてるよ!って言っていました。現在なら全部ステッカーが当たり前なんでしょうけど・・・ネ!。当時はファントムでもマッハ2,4でかっ飛ぶのに・・・シールみたいな厚みの段差でも空気抵抗に成った時代です。イーグルだって同じです。職場ではしぶしぶパネルナンバーのシール張りを承認したとか・・・。さぞかし・・・貼り代え頻度が増えて仕事が増えて良かったのか悪かったのか・・・。看板屋さんなら知ってると思いますが・・・機体に貼るのがアール対応の外部シールなら、日持ちしないよなあ・・・って思っていると思います。標高10メートル以内の外部看板にアール対応の外部シールを綺麗に貼り込んだとしても・・・数ヶ月後には色あせて傷みが早くやって来ます。航空機ならそれも・・・音速機なら・・・高度10メートル以下を低空飛行して失速ギリギリの低速飛行をしたとしても、ステッカーの耐用期間は早く劣化するだろうと思います。何でもかんでも簡略化しても補修が増えたら意味がありません。アナログ方式がまだまだ好結果をもたらす時代だって事ですよ。現時代では・・・。

● パソコン内部にプログラムしてある有料アプリの一つである(ウェブアートデザイン)機能を使って、ステンシルのデザインを決めます。これをコピー機で印刷します。その後コピー機の倍率アップ機能を使って欲しい寸法まで拡大します。この印刷シートを厚紙に貼り込んでから、専用カッターナイフで切り抜いていきます。現在のネットの博士なら画像右側の切り抜き文字の方に価値を見出すんでしょうけど・・・、全部廃棄処分してやったぜい。ザマ〜見ろ!・・・だぜい。

● このままシールから切り抜いて枠毎貼り込んでも・・・、充分格好良いと思うんですが、昭和の大御所さんと同じ技術でシールを切り抜き貼り込んでみたいと思います。所々・・・ブリッジ掛けしている文字があるんですが、この処置はループ文字の対応策です。(A)とか(P)文字はループ文字と言います。型紙を其のまま切り抜いたら残したい部品毎切り取られてしまい・・・、文字が文字として機能しなくなる為・・・ブリッジを使って残す方法です。そのまま機体にスプレーガンで吹き付けるのであれば問題は起きないのですが、この抜き文字の型紙をガイドにしてトレースする場合は残しておかないと正確な字体を描く事は難しくなります。

● コピーした抜き文字よりも一回り大きく切り抜いてあるのは、トレースにボールペンを使用する為です。ボールペンを使用して直線を描く場合は、インクの出る部分はガイドの本体に守られているのでセットバックが入ります。そこで!元の字体のサイズに戻す為にガイドの本体部分の厚みを計算に入れて、大きめに切り抜いてあります。(W)文字の様に残った字体の接続部分が細い場合は瞬間接着剤で補強しましょう。低粘度タイプ(OKボンド)MP・BWが基準です。

● シールにトレースすると上記画像の様にひと回り細くなりますが、これが作図したデザイン文字の元の寸法です。シールの裏紙を補強する為に、粘着性のあるマスキングテープを貼り込みます。カッターを使用して切り抜く際の力加減にもよるんですが、裏紙毎切り抜いてしまうと字体配置がずれてしまいます。そこで!もう一枚粘着性のある補強テープで裏紙の厚さを増してやり、バラけるのを防ぐ為の処置だと思ってください。

● 裏紙を補強したので少し強めの力加減でシートを切り抜いてもバラける事はありませんでした。画像の様に不要な部分のシートは全部剥がして取り除いてしまいます。シートに残ったボールペンの痕は、貼り込んだ痕にアルコールを使って拭き取れます。この上に通常なら透明な弱粘着性を持つタックシートを貼りこんで、カッティングシートの完成となります。今回はマスキング用の紙製粘着テープを貼り込みました。

● 上記作業をネット物知り博士が見たら・・・、必ずと言ってよい程・・・お決まりの言葉が返って来ます。「パソコンで作図してプロッターを使って切り抜いた方が簡単ですよお〜。時代遅れな事やってたら馬鹿にされますよお?。」って・・・、平成生まれの20代のネット物知り博士君!、簡単に言ってくれちゃってますが・・・。設備投資に何百万円掛かると思ってるんですか?。ネットでのみ得た知識で全部解かり切ったビッグマウスな発言!・・・、プロッターで切り抜いた後の余分なシールのお掃除の仕方・・・簡単じゃないんだぜい!。お前にやらせたら・・・多分・・・途中で放り投げるやろナ・・・。プロッターさんは正確に切り抜いてはくれるんですが、その先のお掃除まではやってくれません。

● 過去の時代にカスタムの飛行機屋をやりながら、イベント業のバイトに行っていました。会社の主な仕事の内容は、建売マンションのモデルルームと各種イベントブースの設営です。工作関係はお手の物でしたしトタン看板は枠組みから製作して寸法切りされた特製トタンシートを、しわ無く組み上げる技術の修得には聴覚障害を患った棟梁に、指文字(手話の一種)を使ってコミニュケーションしながら教わって覚えました。本社事務所には営業を担当していたデザイン学校出身の女の子達がいたんですが、美脚とミニスカートのファッションで次々と仕事を取って来ます。彼女達は女の武器を上手に使っているだけではありませんでした。本社事務所において、パソコンで作図したデザイン文字を専用のカッティングシートをセットしたプロッターから切り抜き加工をしたら、余分なシートを手抜き作業で取り除いていました。

● サブロク看板(900×1800)一枚の文字数が・・・、文字サイズ10×15mmだったら1000文字越える場合もありました。これらの切り抜き後のお掃除作業を、午前様に成りながら実施していた事実を工場の面々は知っていました。たったサブロク看板一枚なので売り上げはタカが知れてるんですが、美脚にミニスカートだけの営業が彼女達の本業ではありません。女性としての肌理細やかな配慮の出来る女性ならではの、技術の集大成が身を結ぶとこういう匠の域みたいな技が普通に出来てしまいます。ネット普及後のネット掲示板に多数出没しているビッグマウスな博士達!、こういう3K職を極めてから知った被りしましょうね!。彼女達・・・20代でありながら・・・肩凝りと偏頭痛・目の周りのクマをファンデーションで隠しつつ・・・肩凝りからやってくる歯痛に苦しみながら頑張ってお掃除していた姿・・・今も目に焼き付いています。今はもう・・・40代のおばちゃんだろうけど・・・。

● 主翼側に貼り付ける際は位置を決める為にマスキングテープでラインを曳いておきます。そこにタックシートの端を正確に合わせてシール毎貼り込みます。充分指先で馴染ませたら・・・、タックシートのみを剥がして完成です。どうでしょうか?、手切りのデザイン文字としては綺麗に貼り込めたと思います。今回の作業である「ネット物知り博士に馬鹿にされるステンシルの製作法」・・・、ネット世代のコンピュータまみれの博士の皆さん!、数学の空間座標の証明方法である(X座標・Y座標・Z座標)の三元連立方程式と同じ様にアナログ手法でデザイン文字を作図してみました。完全なる手法なら切り文字のデザインも全て作図せよおおお!って、天邪鬼みたいなワガママ言うんじゃないぜ!。平成生まれのネット依存のマニア諸氏に、団塊世代のアナログ人間の苦労を解からせる一つのパフォーマンスだと思ってください。ここまで自分で実践していたら、誰でも簡単に飛ばせるラジコンヘリコプたあ?みたいな軽口は聞けないぜ!。コンピ〜たああああの知識を凡人以上に持ってるからって、飛行場で初めて会った昭和の大御所達に幾ら昭和の知識を知った被っても・・・、ネット上の間違い知識を全部鵜呑みにしてゴタク並べるから大御所さん達にソッポ向かれるんですよ。(質実剛健)の人物に成りましょう。これって・・・私の高校時代の校訓です。