🐉 WYBERN(ワイバーン)北欧神話のドラゴン

🐉 前進翼・クロス型カナード翼搭載(強風専用スロープグライダー・ほっとけクラス以上対象機)

🐉 ラフスケッチ中です。
 
● ラフスケッチ中のワイバーンです。こういうスケッチを100枚程書き連ねて・・・スチレン製の全長300mmハンドランチを作ります。更に投げ捲る事100回以上・・・。まあ・・・最初はぶ~ガチャンの繰り返しかなあ・・・。ちょこっと未来的なイメージもかもし出して、追従し易くしてみましょうかね。ただし・・・この手の機体は、適当に作ると地上展示のモニュメント専用機っていうか、個人のピットの客寄せパンダにしか成らなくなる可能性が大です。「今調整中なんですよおおお。」って具合の・・・。

● 前進翼の特徴は、翼端失速が無い!って所です。よって捻じり下げも要らなくなるから捻じれてない主翼を正確に作れば良いのですよ。正にスチレンベースの為に存在してる機体ですわね。近接した4枚のカナード翼なんですが、モーメント比率でいけば4枚のカナード翼で面積は確保出来ますし、フライング式にしても面積が小さいのでダブルシャフト型駆動構造で充分です。フラッターは皆無でしょう。機構を其れなりに頑丈に作るので、重心位置も合わせ易くなります。

● 翼端失速が無い???、普通に考えればそんなの有り得ない!ってネットの博士は言うんですが・・・。良~く形状を見て下さいね。翼の中央よりも翼端が前方にあるのが前進翼です。所謂ウルトラマンのシュワッチ飛行形態ですわね。細かい説明は、過去の掲載記事でも探して下さい。還暦前の年齢ですし、眠くなってきました。明日はいよいよプラズマ・カッターで鉄を赤サビごとぶった切る仕事が延々と続きます。プラズマ・・・良い響きですなあ。対消滅・・・。照射した破壊的熱源で、切った物体は跡形も無くなるっていう道具です。これを武器に使ったら・・・ふう~・・・考えたくも無い!。

● コントロールファンクションは、主翼がエレボン・カナード翼は其々エレベータとエルロンにミキシングされます。エルロンならば相反エルロンになるので、ロール軸の反応はかなり機敏になります。エレベータはカナードとのミキシングでワンテンポ遅れる事が無い、マイルドな操縦感覚に成るでしょう。その為のクロスカナードなんですよ。デザイン的に良いから!って訳でもないですよ。何しろ推進用の動力を持たない機体ですからね。

● アナログリンケージを極める
 
● 本機ワイバーンは前進翼・クロス式カナード翼等の、ある意味リンケージが複雑に成りそうな構造をしています。だったらとことん!リンケージに拘るのも良いかと・・・。ヘリコプター並みの遊びの出難いリンケージを!と言いたいのですが、これを昭和40年代の複雑怪奇なリンケージパーツで再現するのも面白いだろうと思いました。画像はマルチプレックスのグライダーのリンケージパーツです。殆どのパーツがジュラコン製なので、堅牢且つ高級品です。阿蘇の大御所・A川氏にお土産でカステラ渡したら・・・代わりにってこのリンケージパーツをくれました。
 
● 元々のマルチプレックスの機体が二分割主翼のバルサリブ組みでした。この主翼の中に配置する為の部品類です。左の画像は上記画像と合わせてエルロンリンケージの部品です。胴体に設置するフラットなホーンが回転すると、主翼側の(L型)ホーンが連動します。これによりスパン方向にロッドが動き・・・今度はエルロン側のホーンが回転・・・。面白いのは、エルロンの動きに差動が付けられる専用ホーンです。

● 右側の画像は、(T型)尾翼のリンケージホーンなんですが、尾翼下部にこのユニットを取り付けると・・・スタビライザーのコントロールと両引きのラダーのリンケージが同時に出来ます。別の意味合いならば・・・、ラダーを二枚構造にすれば通常ラダーの動きとラダーを両面外側に開く、ラダーブレーキのリンケージも出来ます。それが胴体にビス一本で固定できるスグレモノです。現在は電気的なリンケージとミキシングが主流ですが、昭和40年代はこの様な複雑で堅牢なリンケージが当たり前でした。平成のスチレン世代のモデラーさんには人気無いかもしれませんが・・・、まだまだ生き残ってる昭和の偉人モデラー諸氏には大好評ですので、今後もガンガン掲載し、機体に搭載していきましょう。人によっては・・・この機械的なアナログ機構に性的エクスタシーを感じるモデラーもいるみたいですね。トンビはその気持ち・・・良~く解りますよ。
 
● ワイバーンのラフスケッチの画像です。クロスカナード上翼側はきつめの上反角、下翼は逆ガルで上翼よりも面積が大きめに設定しています。其々を主翼のエレボンに単独で連動しますが、今回は昭和40年代に三宅優氏(空野彦吉さん)が製作された、ホーカーハンターのアナログミキシングを全体的に使った構造にします。金属パーツ・複合材料を沢山使って可能な限りの重量増加を狙い、テールヘビーに成りがちな機体デザインの重心合わせに貢献させたいと思います。

● 因みに・・・実機戦闘機の胴体側面を見て、どうして機首方向はあんなに胴体が細いのに重心が合うんだ?って疑問に思われている人・・・多いと思います。ジェットエンジンって案外軽いんだろうなあ・・・って納得してる人も多いんでしょうね。いやいや・・・ジェットエンジン本体は、かなりの重量物ですよ。ファントムなんか重いジェットエンジンを二発搭載してるのに、前重心です。

● 重心から機首方向が長いから合うんだろう・・・と勘違いしてると、模型機を自作する時に大いに悩み捲りますよ?。必要なメカの重さだけでは重心が合いません。結局・・・機首先端に鉛のバラストをしこたま積んで重心がやっと合ったあ・・・。なんて事態で、今度は重くて中々離陸しない状況にも成りかねません。

● 近代ジェット戦闘機の多くが機首側にバルカン機銃砲を搭載してますが、この機銃の台座は鉄の塊なんです。機体に搭載する時はクレーンで吊るか、ジャッキで上げるかしないと人の腕力だけでは取り付ける事は不可能です。この機銃の台座だけでも数トン単位なので、言わば模型機の鉛のバラストと然程変わりません。

● 専門誌等で機体の内部構造を見る機会があれば、充分観察して下さい。搭載機器を全て外した機体の内部構造体なんですが、重心よりも前方機首側の構造体にはかなりの金属のブロックが取り付けられています。重心が合わないからそうしてるんじゃなくて、必要搭載機器を確実に固定しなくては成らないから頑丈に成っています。結果的に機首側が重く成るんです。よって、今度はノーズヘビーに成って機首上げが難しくなりますので、エンジンや尾翼の取り付け構造体を頑丈に出来るメリットも生まれる結果とも成ります。

● 実機の縮小スケール機を製作する場合は、この実機の構造資料を穴が開く程舐める様に眺め回して下さい。新しい発見が必ず有りますから・・・。
 
● 画像は(NV-02 Hex)に使用した全翼エルロンの内部駆動機構です。Ⓐは駆動シャフトⒷはカンザシパイプⒸは全翼エルロンの可動パイプが内蔵されます。通常のフライング動翼ではⒶのシャフトとⒸのパイプしか使用しませんが、このシャフトとパイプのクリアランスを出すのが難しいです。軽く動くとガタが発生し、動きが渋いと駆動サーボに負担が掛かる・・・。

● しかし、ダブルシャフトにすれば荷重の掛かるカンザシと、動かすシャフトを別々に駆動出来るので、荷重の軽減が期待出来ます。ミニチュアベアリングを内蔵して・・・なんて考えるから、自作するには旋盤技術が・・・なんて・・・難しくなり、作るのに二の足を踏まざるを得なくなります。元々・・・フライング動翼たるもの上下の可動範囲は僅かですので、複雑にする必要がありません。要は・・・動きは少々渋くてもガタ無く確実に駆動できる機構を目指せば、誰にでも製作は可能なんですよ。使用している材料は、模型屋さんとホームセンターで揃いますから・・・。

● フライング動翼を作動させるカンザシは、長ければ長い程ガタが出難くなりますが、細ければ細い程たわみが出て来ます。要するに、動翼自体を強固に保持するのが難しくなると言えます。しかし、太過ぎると薄い動翼内部にカンザシ受けのパイプを内蔵するのが難しくなります。画像の部品の仕様は、Ⓐのシャフトが直径4mmのカーボン製・Ⓑが内径4,1mm外径6mmのカーボンパイプ・Ⓒが内径6,5mm外径8mmの塩ビパイプです。

● このⒷのパイプ型カンザシを極力長く配置すると、動翼本体のガタは少なくなります。Ⓒの塩ビパイプとのクリアランスは0,5mmと大きいですが、Ⓑのカーボンパイプにセロテープ等を巻いて太らせると、ガタが減ります。動翼の可動範囲は上下の動きでも10度以下で充分ですので、トルクの確保できるミニサーボを使えば動きは確実です。

● Ⓐのカーボンシャフトは、動翼と直結させれば、胴体内部に取り付けたコントロールホーンで駆動出来ます。この時、画像のイラストの様に、両引きにすると更にガタの軽減に期待できます。このホーンなんですが、現在でも確実に入手出来るとすれば、大阪のOK模型ですので、直接連絡して在庫があるか確認して下さい。もしかすると・・・エンジンヘリコプターのスワッシュプレート付近のパーツが流用出来るかもしれません。お住まいの近くに模型店があれば、パーツの散策に出かけて下さい。ラジコン業界には、ヘリパーツを飛行機に使用してはいけない!なんて、ルールはありません。昭和のラジコンヘリは、飛行機パーツとラジコンバギーのパーツを利用して開発されたと言っても過言ではありませんので・・・。