〇 SLOPE−CAT:リトルブロス(BOY)(8部組み:生地完成)¥22000(予定価格)

 全長・・・・・・700mm

 翼長・・・・・・900mm

 全備重量・・430g

 翼面積・・・・15du

 翼型・・・・・・10%半対称

 プロポ・・・・・2〜4ch

 製作予定・・5機

 ●  試作型機を羽山氏がいじくり倒しました。ネット物知り博士がいじくると最初のデータも取れない内に勝手にやってしまいます。「こっちの方が売れますよ〜。」ルール無視の発言です。テストフライヤー失格です。仙人の羽山氏は驚く程のデータをくれましたが、博士はネットでネタ機扱いしてデータが採れる前にスクラップになってしまいました。「今度はこんなのが欲しいですねえ〜。」って、個人情報の漏洩する人にはあげられません!。

 ●  羽山氏のいじくり倒した先が動力機でした。試作型は完全対称翼です。3セルハイパーモーターで小型のF3A機になりました。羽山氏はグライダーマニアですのでF3Aなんかやりません。よって本格的サイズの機体を作りたいとも持ちたいとも思わないそうです。熊本県のEDF界では有名人のTOKUさんが、試作型キャットの性能を存分に引き出してくれました。その結果の改造です。私の元には世界中のTOKUレベルのマニアからのテスト結果があります。試作型の性格をそのまま受け継がせるべく、量産型には小振りながらラダーを追加搭載しました。エレベータをエレボンとし、エルロンとミキシングすると相反エルロンになります。ロール系がかなり敏感になりますので、アクロバッター達にはバカうけの機体になるでしょう。風速10m以上の日に飛ばしてください。
 ●  九州のF3B界では大御所のラクブリュク君に聞いてバンジー機用のゴムチュ−ブを100m購入しました。これを20mに切断しそれぞれペグを括りつけました。そして地元のお仲間さんと共に山の上の広大な芋畑の私有道路〔あぜ道)に、それぞれ別個にペグを打ち込み抜けない事を確認したらチューブ5本を束ねて、更に15号のテグスを20m結んで30m引っ張りました。地元のお仲間さんはクラスF−1パイロン(グロー40クラス)のマニアです。スピード慣れしていますので、操縦を頼みました。ペグ横の離れた掘っ立て小屋の中でバイクヘルメットを被った彼の奥さんが手だけ伸ばしてスピードガンを持っています。私はしっかり持っていたキャットのテールを離すや否や機体はかっ飛んで行ってしまいました。スピードガンのゼロライン通過後急上昇・・・、小さい機体が更に小さくなって失速前に急降下、高度10mで4ポイントロール。奥さんがきゃあきゃあ言いながら走ってきました。「300キロ越えてるとよ〜。」私専用のキャットは強引にお仲間さんに取られてしまいました。帰りにジャガイモを後部トランク一杯にして貰い家路につきました。それから暫くは毎日芋ばかり食べていました。

 ●  ラクブリュク君て誰?。ラクブリュクとはロシア語で鶴を意味します。スホーイ27型戦闘機の愛称です。F3Bの鶴と言えば、九州ローカルでは皆〜んな知ってますよ〜。キャットの胴体内構造はセンターキール型で構成してあります。ベニヤを使ってヨット・パワーボートを自作された方なら理解が早いと思います。キャットはキールが肉抜きされた3mmベニヤでテールまで一体で作られているので、バンジーフックは胴体を引きちぎらない限り絶対取れません。胴体下面に付いているピアノ線はフックのガイドなので荷重は掛かりません。フックはセンターキールの3mmベニヤ板が外部に露出してスキッドを兼用しています。後付ではありません。

 ●  量産型機にはバンジーフックは付けませんでした。テストフライヤーの中には誤った使い方で大恥をかきその腹いせを私に向け愚図った挙句に、個人情報の漏洩です。今の30代・40代の家族持ちのマニアのやる不始末は、度が過ぎてると思います。ネット販売ですので購入されるマニアのテクニックのレベルが解りません。動力機に改造すれば誰でも簡単に飛ばせる機体ではありません。モーターマウントを付ける為にノーズブロックをゴリゴリやった時点で、ノーズ朝顔状態確定です。電動ユニットを搭載してグランド機に改造できる様な汎用性までは持ち合わせておりません。

 ●  純粋にスロープ専用機でお使いください。風速15mを越えるとレーシングマニアでも飛ばすのをためらう人は普通に沢山います。そんな時優越感たっぷりに小指をピン!と立てて、ひらり!とセレブ投げをして下さい。前進する前に上昇可能な風速域の最天井まで一騎に持ち上がっていきます。後はスティック・ダウンを打ちまくり、ガンガン走らせて飛ばしてください。ほっとけクラス(中級者)以上の限定機です。


















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