〇 WAR−BIRD−FIGHT専用機・クラスF−3(MIG−15・BIS)¥


 全長・・・・・・

 翼長・・・・・・

 全備重量・・

 翼面積・・・・

 翼型・・・・・・

 プロポ・・・・・

 仕様・・・・・・4セルブラシレス・単発トラクター型


 ●  模型業界を好景気にしてくれるブームのきっかけを作るカテゴリーは何なのか・・・、その仕掛け人は誰も解りません。ただバイオリズムの様に確実にブームはやってきます。ただし、このブームはその時代の状況によって変化します。大型機が自由に飛ばせる環境ならブームは大型機まで波及できますが、状況が思わしく無い環境ならそれに見合った商品のブームが始まりますが、便乗しての大型機は普及出来ないと思います。この大型機のレベルが昭和の20クラス程度になった場合、多分殆どのメーカーさんが飛行機から撤退するのではないかと心配になる事もあります。模型飛行機のフライヤーはライセンス制とかなったら・・・ブームとは無縁の世界が来るかもしれません。模型業界のネットショップは「責任を持たない無責任ショップ」と言われています。右から左の利ザヤ商売ではそういう目で見られても可笑しく無いと思います。私自身このネット商売を始めましたが、ショップの内容を見て気付いてくれたのは仙人と呼ばれるマスターズ・クラスの人達です。昭和40年代のラジコン飛行機のキット内容と同じ販売方法をとっているからです。これなら模型屋さんには迷惑を掛けずに共存できます。


 ●  私がラジコンを始めた昭和40年代には、ひまし油系の植物燃料でエンジンを回していました。マフラーから排出されるオイルはべたべたで煙は香ばしい匂いがしました。電動モーターも存在していましたが、自動車用でも一般道を走行する法定速度並みのスケールスピードは出せますが、レーシングカーの様な速度の出るモーターは存在していませんでした。多分何処かのメーカーの開発室には存在していたかも知れません。昭和30年代に新幹線で使用していたモーターは時速300km出ていました。営業運転は250km程度でしたが、確実に電動モーターはそこまでのポテンシャルを持っているという事が確定していました。昭和60年代、何れ電動機が普及する時代は必ず来る!として大手メーカーでは積極的に電動飛行機の開発を進めていました。当時存在していたニッカドバッテリーのサイズで容量が3倍・重さは三分の一という夢みたいな強力なバッテリーの噂も囁かれていましたが、それがリポだとはまだ殆どの人は知りませんでした。


 ●  このMIG−15はアウトラインを空野さんの機体から貰いました。胴体は殆どが真円ですので工作は楽な部類に入ります。空野式とネット物知り博士から呼ばれている構造は、ストリング材を省略したセミモノコック構造です。物知り博士達は簡単ですよ〜と口では言いますが、実際に試した事は無く、知識先行型のリップ構造に過ぎません。一度試して見る事をお勧めします。その後の知った被り発言に重みが必ず出てきます。頭の良い博士は知識と技術が同調して本物の博士として誰からでも信頼される大御所に成れると思います。間違いだらけの知識先行型物知り博士では、何れメッキが剥がれてしまいます。しかし、この空野式を完全に自分の技術として確立出来たネット物知り博士は、その先の世界を構築出来る筈です。同じ知った被り博士でも世の中の大御所と呼ばれるマスターズの諸先輩から認めてもらえるかもしれません。


 ●  空野さんのオリジナル・ミグと大きく異なるのはメカの搭載位置です。エンジンの場合本体とタンクはノーズ付近に搭載してありますが、これはマフラープレッシャーの関係です。モーターの場合タンクスペースでは長さが足りません。タンク位置にバッテリーを搭載するとノーズモーメントが長いので前重心となってしまいます。そこで私の機体では空力重心位置にバッテリー・スペースを設けて、その周りに動翼サーボを配置しています。同サイズのサーボで統一するなら何処のメーカーでもどんなサイズでも重心位置の変動は起きないからです。その為メカ類の搭載ハッチが増えますが、大きくハッチを付けるよりも機体本体の構造維持は良くなります。胴体内部は木部よりもスチレンの複雑構造が多いので、台座を作ってハッチのビス止めをするよりも表面被覆材がフィルムなので普段頻繁に開けないメンテナンス・ハッチはセロテープ留めが確実となります。リンケージ類は指定の物を模型屋さんで購入してお使いください。電動機だからベニヤホーンではありません。クランクゼット曲げリンケージは使わないでください。空野さんの機体のフラッターは大変危険です。空中でフラッターが原因で動翼が破損した場合・・・、一体型の飛行機本体がノーコン状態で落っこちて来ます。人に当てれば無傷で回収も可能でしょうけど・・・、当てられた人は大怪我が確定します。人に当てても大丈夫!の飛行機ではありません。



<