〇 PLANET−URANUS・OBERON−V型(生地完成・7部組み)¥価格調整中


 全長・・・・・・950mm

 翼長・・・・・・1800mm

 全備重量・・800g

 翼面積・・・・38,7du

 翼型・・・・・・12%フラットボトム翼

 プロポ・・・・・2〜4ch

 仕様・・・・・・ちょいアクロ・スロープ機


 ●  オベロンV型の紹介です。このオベロンの別バージョンがミランダシリーズになります。主翼の翼端を楕円翼としたこのミランダは私にとって一番飛ばし易いスロープグライダーです。パッシング競技にも参加しています。舶来の高級レーシングが相手なので成績は芳しくありませんが、大御所さん達がキットにせい!と要望された機体でもあります。私の構造の機体には珍しくノーズごりごり動力機が可能な様に作ってありますので、最初からノーズのバルサブロックのベースには3mmベニヤの2枚重ねが施してあります。諸元の全備重量は、胴体を標準サーボ搭載重量で計算し、バラスト込みで900gで仕上げてあります。サーボをミニクラスに変更してバラストを抜き、電動ユニット搭載で900g前後で仕上がる設定です。


 ●  しかし、オベロンV型は完全な無動力機で設計しましたので、電動ユニット搭載の動力グライダーには不向きな翼型にしてあります。世の中、無動力専用グライダーを何でもかんでも動力機にするのが流行しているようですが、走るよりも浮きを重視した無動力専用の翼型グライダーをノーズごりごりで動力機に改造しても、推力がプラスされるだけで浮きは更に良くはなりますが走りません。高いセル数でブラシレスをぶん廻しても頭上げが止まらなくなります。結局、エレベータのダウントリムいっぱいでのフライトか、前重心でのフライトになりますのでモーターをフル回転させてる時は其れなりのスピードですが、モーターの回転を止めると途端に激しく機首を下げ降下して来ます。どんなに調整しても性能が芳しく無い時は、その機体は動力機に向いていないスロープ専用の無動力グライダーとなります。


 ●  過去、ネット掲示板に無動力専用グライダーに動力ユニットを搭載して飛ばしたけど、全然飛んでくれなかったのでメーカーに抗議のメールを送ったけど無視されました。皆さん酷いと思いませんか?。なる文章を書き込んだネット物知り博士がいました。その機体の諸元の翼型を見れば、キットを作り倒したマニアならば頷ける翼型です。書き込んだ知識先行型の物知り博士のメッキが剥がれた瞬間でもあります。基本的にキットを作り倒したマニアは知識の検証をキットを作って飛行機を飛ばして自分なりに納得した技術を持っていますので、常にこの二つの能力が均等なんですが、ネット物知り博士の場合大御所さんの私的な知識を鵜呑みにして丸暗記しますので、こういった(頓珍漢)な抗議文を大真面目でメーカーに送ってしまいます。無視されるともう大変!、自分は被害者に成ったつもりで気心の知れた、何時ものページに泣き言を書き込んで同情してもらい憂さ晴らしをしています。物知り博士らしく!、ブーガチャンを恐れず飛行機を造り倒して技術も身につけてください。


 ●  ネット物知り博士には「そのくらい、知ってるわい!。」と怒られるかもしれませんが、私の経験からノーズごりごり動力機に改造してもあまり悪影響の出ない翼型の基本を書いておきます。浮きよりも走り重視の翼型は半対称翼型が多いのですが、翼下面の膨らみの大きい翼型を採用した機体をごりごりして下さい。ただし、そういう翼型の機体は走り重視型なので胴体の容積も少ないタイプですので、下手に改造すると配線もバッテリーも胴体外に粘着テープでぐるぐる巻きになろうかと思います。之ばかりは・・・どんなにメーカーに抗議しても受け入れられないと思いますので、個人の責任において諦めるしか無いと思います。


 ●  オベロンV型は走りを抑えて浮きを重視した翼型を採用しました。背面上昇を含むアクロは出来ませんが、初心者の入門機としてよろしいのではと思います。キットを自分で組んで最初から単独飛行が自由に出来るラジコン飛行機はこの世に存在しません。ネットで「ラジコン飛行機インストラクター」と検索すると、ある程度の人数の有資格者は登録されている様です。そういった方達はクラブの大御所さんが多いですので、クラブに入会するのも一つの手段だと思います。本当のラジコン飛行機の楽しさを知りたいのであれば、自分の技量に合ったレベルの飛行機から入門するのが一番です。格好良くて良く飛ぶ飛行機はベテラン仕様が多いのですが、そう言った機体を奨められて購入しても飛ばすのは上手に成れますが・・・、壊したら修理が難しくなります。世の中の模型歴60年以上の大御所さんは、真空管式の受信機世代の人が多いのでブーガチャン時代をメカトラのレベルから経験しています。初心者の気持ちを深く理解されている方が多いと思います。


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