〇 PLANET−URANUS・TITANIA−U型(生地完成・9部組み)¥予定価格10万円


 全長・・・・・・1580mm

 翼長・・・・・・3000mm

 全備重量・・2900g

 翼面積・・・・72du

 翼型・・・・・・10%半対称翼

 プロポ・・・・・3〜5ch

 仕様・・・・・・無動力・スロープソアラー

 (無分別なアクロには耐えられません。)


 ●  このタイタニア・シリーズは一番汎用性のある機種になりますが、初心者の入門用としては少し難しい部類に入ります。私のオリジナルグライダーには真の初心者用の機体が存在しません。どちらかと言えばほっとけクラスのマニア向けが多いと思います。昔から当たり前に言われている事なのですが、初心者ほどベテラン仕様の格好良い機体を欲しがります。ネット販売ですので飛行技術が解りません。私のページの商品紹介を見て、普通に感じられていると思いますが、初心者に対して良い事は殆ど書きません。私自身,初心者を経験しているからです。組めないキットを購入しても完成しないんだから飛ばせません!というレベルからスタートしました。模型屋のご主人との良い出会いが遭ってからの私は、楽しいラジコンが出来る様になりました。入門されるラジコン初心者の方は私の機体を購入しても良いですが、そのまま模型店に持ち込んでご主人と相談しながら必要部品を揃えてください。


 ●  この機体の構造はスチレンとバルサの混合構造となっています。主翼が二分割ですのでスチレンでは持たないと思われがちなのですが、胴体形成に必要な部分のみがスチレンですので強度の必要な主翼カンザシ部分はベニヤとバルサを複雑に組み込んであります。初めて見る人には何が何だか解らない構造に映ると思いますが、実機のグライダーよりもジェット戦闘機の主翼取り付け部分に似ているという人もおられます。スチレン板は5mmですがこの材料の優れている点はその比重にあります。同じ形紙を使うとムクのスチレンと1,5mmのバルサがほぼ同じ比重となります。胴枠は面積の半分以上の肉抜きをしますので更に軽くなりますが、5mmのスチレン板はパネル甲板張りをする場合確実に2mm以上の接着面が取れますので、外板の強度は充分確保できます。仕上げは外板全てがバルサ面となりますので、普通にフィルムが張り込めます。胴体のみならマイクログラス・絹張りの塗装仕上げも可能です。


 ●  翼型を12%の半対称翼型にしてありますが、オリジナルの翼型です。翼型の本に載っているのは、一番効率の良い座標を示してあるのですが、模型用に使用した場合複雑過ぎて表現できなかったり翼が薄すぎて強度が出なかったりと・・・、散々な目に遭う事も多いので省略しても飛行性能に影響が出ない場合は類似翼と表示しています。翼型が半対称ですので逆宙返りを含む演技も可能なんですが、バルサのツーピース翼だという事を忘れないでください。舶来のシャーレー・レーシング機の様なスピードは望めませんし、ダイナミック・ソアリングの様な高速グルグルには対応しておりません。主翼はマイクログラスで補強しなくても普通に飛ばすのに支障は無いと思いますが、くれぐれも無責任なお仲間さんの挑発に乗ってのG系アクロは注意して下さい。極端なG系演技とノーズごりごり動力機には対応出来ない翼型と取り付け角です。狭いスロープ範囲でチョコマカ飛ばすよりも、直進距離の長い大きいフレームで豪快に飛ばした方がこの機体の性能を早く見極める事が出来ます。余計なバラストを積まなくても良い様に動体内は標準サーボを横2列並べて搭載出来る様に作ってあります。V尾翼ですので胴体サーボは二つだけですが、主翼上面にスポイラーが付いていますので主翼のサーボは4個必要になります。ハイテクのスポイロンでも良いとは思いますが、昔ながらのスポイラー装備の機体は大御所に評判ですので、早く馴染めると思います。


 ●  基本的このURANUSシリーズのU型機は無動力スロープ専用機として設計しましたので、翼面荷重はT型よりも多くなっています。当然浮きはT型よりも悪いのですが言い換えればT型よりも風速が強い時でも飛ばせる機体です。最高スピードは100km前後だと思いますが、それでもスケール換算では400〜500kmは出ている計算になりますので、アクロ系のスタント時はスピードの上げ過ぎに注意してください。他のU型機同様ロングノーズタイプですので重心は合わせ易いと思います。ロングノーズ機ですので結果的テールモーメントがT型より短いですので、尾翼のサイズは大きく作ってあります。V尾翼のベニヤカンザシにはピアノ線が内蔵してありますので、V尾翼その物を外せる仕様になっています。持ち運びの為の構造だと思ってください。

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