〇PLANET−URANUS・UMBRIEL−V型(生地完成・7部組み)¥価格調整中


 全長・・・・・・950mm

 翼長・・・・・・1820mm

 全備重量・・850g

 翼面積・・・・33,2du

 翼型・・・・・・12%フラットボトム翼

 プロポ・・・・・2〜4ch

 仕様・・・・・・ホビーホーク並みの円弧翼・翼端フライングエルロン搭載


 ●  本来ならばアンブリエルU型の説明が先なのですが、この機体はキットとしてライセンス生産の予定になっていますので、デザインの変更も在り得ます。その為、受注生産を見合わせています。ただし、国内販売ではありませんので、国内市場に出回る事もありません。パスワード掲示板の中だけでの販売ですので・・・。代わって、V型の方は受注生産となります。古き良き時代のオールドテクニックをふんだんに随所に散りばめてありますので、ネットの博士達には不思議に映る光景だと思います。バルサ構成だけで緩やかに弧を描く上半角を出すのは大変難しいのですが、過去ホビーホークのキットを作った事のあるマニアなら理解は早いと思います。


 ●  T尾翼・スタビライザーのコントロール方法も撚り線ワイヤーによるリンケージでは無く、テグスワイヤーによる両引きですのでガタが殆ど発生しません。主翼の捻れた後流の影響が直接スタビライザーに当たらないT尾翼機は、エレベータの利きが大変スムーズですので細かい操縦に敏感に反応します。大舵に成らないように舵角は少な目の設定が良いかと思います。当然の結果なんですが・・・、弧を描く外翼の為エルロンが付いていません。その代わりの装置としてフルウィング・エルロンを翼端に内蔵してあります。


 ●  このコントロール方式は昭和40年代から多くのマニアが挑戦しているのですが、ガタとの戦いになるので中々普及しませんでした。重い主翼自体を捻ろうとするので難しくなるのですが、翼端だけの少ない面積を捻ればそれ程難しい構造に成らないで済みます。コントロールリンケージもトルクロッドを使う事ばかり考えるので、二の足を踏んでしまい製作にまで及ばないマニアも多いのではないかと思います。グライダーのロール軸の動きを早くするだけの目的ですので、ネタ機扱いでのアクロバット機には成れそうもありません。この装置をラダーと連動させる事により、殆どラダー式の操縦感覚で横安定が俊敏になりますので、強風時のスロープでも安心して飛ばす事が出来るようになります。


 ●  再三の事で申し訳ないのですが、このアンブリエルV型機も総合的には初心者の入門機ではありません。初めてのスロープデビューで持ち込むだけなら誰からも馬鹿にはされませんが、この機体の組み立てとリンケージ精度はヘリコプター並みのガタの無いリンケージが要求されます。よって、飛行機入門の初心者のマニアには扱い辛い機体に分類されると考えています。知識先行型の博士も同様ですので、くれぐれもネタ機扱いはしないで下さい。主翼内翼後縁にはフラップ、これとフラップ適正角度以上の作動で連動する主翼上面のスポイラーでスロープにおける着陸は容易だと思います。ハンドキャッチなど考えずに全備重量が800gと言えども、取り損ねた場合身体に当たると痛い!では済まされないと思いますので、草地への軟着陸を最優先に考えてください。


 ●  翼端だけの少ない面積の動きではエルロン効果は期待出来ない!と思われるかもしれませんが、翼端エルロンでも充分利きますので、翼全体を捻れば当然ですが良く利いてくれます。いちいち博士達は文句を着けてきますが・・・、彼らに言わせれば自分達が知らない事は全て「悪影響が出る。」で片付けられますので、今頃必死で大御所の文献を探しているだろうと思います。どんなに探しても見つけられない時は・・・やっぱり・・・悪影響で結論付けられるのかもしれませんね・・・。大御所山本昇氏の昭和のF3B機にもこのタイプの装置が搭載してあります。結局のところ・・・この山本氏自身を知らないネット物知り博士が殆どですので、無理なのかもしれません。氏が自作して製作記事を書かれた超軽量ハンドランチには、T尾翼のスタビライザーに「デサマ・ライザー」を組み込んでありました。ファンフライの普及以降・・・博士達がコブラ〜・コブラ〜と連呼している動きの事です。この装置をスロープで使用すると草むら着陸限定とはなりますが、確実に着陸回収が出来る優れものです。動きが水鳥の水面への着水に似ているので、バードランディング機能とも呼ばれています。言い返れば初心者でもこの「デサマ・ライザー」機能を使えば簡単に着陸が出来るという事です。しかし・・・、適正高度で使用しないと機体の衝撃が大きくなり壊れてしまう事もあります。私自身・・・自分の機体に使用して適性高度を確立するまでは機体を壊し続けました。何事も実践が大事です。ブーガチャンを恐れては真の博士には成れないと思いました。博士のリップ・サービス用に地面効果を利用すればデサマの効果は最大です。   

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