〇 WILD−BOAR−U・C型(生地完成・8部組み)  ¥価格調整中


 全長・・・・・・1600mm

 翼長・・・・・・1600mm

 全備重量・・1900g前後

 翼面積・・・・58du

 翼型・・・・・・9,5%半対称オリジナル

 プロポ・・・・・4〜6ch

 受注生産(限りなく上級に近い中級者以上)

 ●  平成21年5月いよいよワイルドボア・C型が完成しました。今回の翼から左右2分割を採用してみました。主翼にスチレンベースの内部構造材を採用したので、左右の主翼が必ず対称で仕上がる事が解りました。原寸の図面の上で組んでも必ずしも左右の翼は同じ形になりませんが、この方法ならたとえリブがずれて組み上がったとしても、翼の外寸と形状は必ず左右同じ仕上がりとなります。よって精度の必要なカンザシとパイプの固定も必ず左右同じ場所にしか取り付ける事ができません。ずれ様が無いので必ず同じ形状にしかなりません。中学の時、幾何学を真面目に勉強してて良かったと思いました。

 ●  左右の主翼の結合には6mmのキャップスクリューボルトを二本づつ使用して固定しますが、エキセントリックシャフトのドライバーを使った方が早く締め付けられます。自衛隊の整備用語では「てれん・くれん・シャフト」と言います。配管の隙間に差し込んで使用するからです。上官の注意にのらりくらりの言い訳をする隊員を称する時も使います。「はっきりせんか〜!。こん!、てれんくれんが〜・・・。」

 ●  主翼の外翼には捻り下げを付けずにエルロン材に付けてあります。テーパー型のエルロン材なので治具を使ってリブ組みしてありますが、同時に捻り下げも付けてあります。主翼の内翼にはフラップの前方にスポイラーが搭載してあります。実機ファントムでは外翼に動翼は無く内翼を二つに分けて、外側をエルロン内側をフラップとして使用していますが、エルロンとして使用する動翼は下げる機能しか付いていません。この場合左のエルロンが下がると右のスポイラーが上がります。このワイルドボアC型機ではフラップとしての機能とスポイラーとしての機能のみで使用してあります。

 ●  急減速のバタフライブレーキと違って、長時間出しっ放し状態でも然程飛行に不具合はありません。ミキシングの設定の仕方で、フラップ下げ角30度までならスポイラーは作動しません。減速させながら最後にフラップ最大下げ角60度でスポイラーが上げ角80度で立ち上がります。テストは鳥取砂丘と吹上浜で行いましたが、巨体機にも関わらず着陸はハンドランチ機並みの安定性で安全に降ろせるようです。

 ●  この機体はノーズごりごり動力機には絶対出来ないように作ってあります。必要強度を計算して作っていたら結果的にそうなりました。もしグランドでお仲間さんの声援の中格好いい所を見せる為ギンギン機にするには、6セルあたりを積んで翼型を浮きの悪いものに交換すれば失笑を買わない程度の飛行は出来ると思います。しかし、元々スロープ専用の無動力機として開発してきました。生地完成価格で動力機への改造はやりません。どんなに嫌がらせをされてもやらないと思いますので諦めて下さい


 ●  模型屋さんで入手できない部品はこちらで加工して生地完成のセットに入れておきます。結構指定のパーツしか使えない物もあります。それ程シビアな造りですのでほっとけブンブンクラスには難しい機体です。指定部品にはメーカー名と品番を書いてありますので、模型店で実際に現物確認をしてから購入してください。










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