〇 WAR−BIRD−FIGHT・クラスF−3(YF−22・LIGHTNING−U)¥


 全長・・・・・・

 翼長・・・・・・

 全備重量・・

 翼面積・・・・

 翼型・・・・・・

 プロポ・・・・・

 仕様・・・・・・4セル・ブラシレス単発スチレン・バルサ・混合体(画像は三宅優氏・設計の機体です。)

         (トラクター型・プッシャー型)


 ●  ホーカーハンターのEP−2型はスチレンとバルサの混合体で構成されています。バルサとベニヤの一型機に比べ工作面での作業時間が大幅に短縮できますので、大量生産の中国製品の価格よりは遥かに高価なのですが、飽きの来ない飛行性能と衝撃に順応できる汎用を持った機体です。誰でも構造を真似る事は出来ますが、破損箇所を完璧に元に戻す為の複雑な構造までは真似出来ないと思います。リンケージ類の後入れが可能になるようにビス止めの点検ハッチと、リンケージ内蔵後の接着ハッチを沢山作ってありますので、ご自分で歪みを気にする事無く完全な形まで組み立て完成させる事ができます。


 ●  アウトラインを空野彦吉さんのライトニングから貰いましたので、構造と翼型のみが私のオリジナルですが、ご本人の了解を確実に取ってからのライセンス生産ですので、出来る範囲(リトラクト)の改造は出来ますが、EDF搭載等の強度を落とす改造はやりません。空野式と呼ばれる氏オリジナル構造はセミモノコックと言います。ネット物知り博士の多くがこの構造を勘違いして誰でも簡単に組める!とリップサービスで組み立て説明をしていますが、殆ど全員の博士達が自分で試して組んだ事すら無い様ですので構造のノウハウを知りたい時は、ラジコン技術のバックナンバーを元に最初の説明を漏らさず全部読むだけで、博士達の組み立て説明の間違いに気付きます。


 ●  空野さんのライトニングは実機と同じ相反エルロンを搭載しています。きついテーパー翼にも捻り下げを付けてありません。全機に共通しているのは主翼にフラッペロンを搭載している事です。これをエレベータと連動してエレベータもエレボンとしています。本来のエルロンは固定とする事で捻り下げ効果を作り出しています。フラップが下がってもエルロンはニュートラルのままですので、高迎角飛行状態〔頭上げの姿勢)でもエルロンはニュートラルで固定されているので、捻り下がった翼の状態と同じになります。当然ロール軸の安定はフラッペロンが受け持ちますが舵の反応は良くありません。そこでフラップに連動したエレボンがロール軸の補正をしてくれるのです。


 ●  そんな事は絶対無い!とEDFの物知り博士に断言されてしまいました。14chのシンセサイザー・プロポなんだから重複ミキシングが使える筈です。一度試してみましょう。私のVテール型の4m大型グライダーはVテールのラダベータとエルロンをミキシングで使用していますので、舵の遅れが無く安定して飛行する事ができます。舵面の動きは相反エルロンと同じです。博士も私の機体・・・飛ばした事がある筈なので解っていると思っていたんですが・・・。主翼に捻り下げを付けるとどんな飛行機でも、翼端失速が無くなると信じきっている人ですから・・・何時まで経っても平行線かもしれません。翼端失速は無くなりません・・・、遅らせる事は出来ます。失速出来ない機体・・・?、どうやって着陸するのでしょうか。UFOテクノロジーが必要になりますね。


 ●  空野さんのオリジナル機には二軸反転(同軸反転ではありません)の仕様機も存在しています。前後の動力を同じ出力に同調させると、ロール軸にジャイロ効果が発生してステルス機でありながら、エルロン入門のトレーナー機に変身してしまいます。これにリトラクトを搭載すると飛行中はペラの回転面は見えませんので、他人の陰口さえ気にならなければ自分だけはジェット戦闘機のパイロットの気分が味わえます。しかし、これも飛行機を全く飛ばせないネット一流コンテストフライヤーには通用しません。ラダー機で自然に水平に戻ってくれる自律安定性の良い機体を無理やり当て舵を打って、水平に戻せる位自然に飛ばせる様になったマニア以上の話です。14chのプロポを持っていれば誰からも馬鹿にはされませんが、自由に使えるのがラダーとエレベータの2chだけだと意味がありません。多彩な機能は使ってこそ意味があります。私は未だにリバーススイッチのみ装備されたフタバのスカイスポーツで45クラス(グロー)のバイキングを飛ばしています。FMですよ。物凄い田舎ですので今まで電波トラブルとは無縁です。ラジコン飛行機は田舎向きと実感する今日この頃です。


 ●  二軸反転とは同じ出力の動力を飛行機のノーズ(トラクター型)とテール(プッシャー型)とそれぞれ搭載して回転数を同調させると反トルクの無い素直な推力が生まれます。ENG搭載の場合トラクター側は正回転・プロペラは正ピッチ、プッシャー側はENGは正回転ですがプロペラは同じサイズの逆ピッチ・ペラを使います。機体進行方向から見て、トラクター側は右回転・プッシャー側は左回転になりますので、トルクを打ち消し合い素直な飛行特性になります。今回は同じ出力のブラシレスモーターですが、細かい回転数まで同調させる為のガバナーシステムを搭載します。

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