〇 九帝五型・阿蘇号(生地完成・7部組み)¥受注生産


 全長・・・・・・1470mm

 翼長・・・・・・3250mm

 全備重量・・3500g

 翼面積・・・・127du

 翼型・・・・・・ゲッピンゲン

 プロポ・・・・・2〜4ch

 仕様・・・・・・無動力・スロープ専用機

 ●  ガルモデルの一条卓也氏が製作された機体の記事をラジコン技術誌で読んだのはもうずっと昔のことなんですが、実機のスケール機も存在しているのにマニアは殆ど作った事が無いと思う位・・・マイナーな機体です。セコンダリーに属するこの九帝五型なのですが一条氏の機体のフリー機を作って体育館で飛ばしたところ、その自律安定性の良さと滑空比の高さには驚いてしまいました。手元には実機の五型のデータがありますので、これを使ってオリジナルの九帝五型の原寸図を引いてみました。もっと驚いたのはこの機体の胴体の太さです。これを昔の大御所達はバルサとベニヤで組んでいました。さぞかし大変だったろうな〜と感心してしまいます。私の構造はスチレン混合型ですので難しい急なアールも難なく表現出来る上、ショックに対する吸収性と軽量化の割には丈夫な胴体が出来そうです。


● この機体は飛行実験用に製作したセコンダリー型のグライダーです。主要諸元をモーメントデータと阿蘇号の翼面荷重データに合わせて製作しました。モーメント実験機なので胴体は阿蘇号に比べるとかなり細めなんですが、それでも胴体幅はソフトボールよりも大きいですので、私ならば片手持ちのカタパルトでOKですが、普通の身長の方ならば両手持ちが安全です。形が単調なのであまり大きいという感覚が少ないと思いますが、これでも自重3800gあります。これだけの重量なんですが主翼面積が軽く100duを越えていますので、翼面荷重はグランドサーマル・グライダーと大差はありません。

● 身長190cm近い私が弄くっているので・・・然程大きく見えないのですが、それでもスパンは3mを越えています。この日・・・ポケットバイク改造のエンジンウインチを持ち込むつもりだったのですが、標高1000メートルのお宿で試運転したらエンジンが掛からなくなりましたので、800メートル地帯の観光牧場でも同じだろうと思い・・・展示のみとなりました。それでも・・・お昼過ぎの大観峰遠征時は御山で放り投げましたよ。と、いうよりも当時の私の主力機だったので・・・いつもの大観峰入山では飛ばしていました。



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