Bird of time (Dynaflite) 概要 Part-1

● 昭和・・・平成・・・そして新元号(令和)と、時代を跨いでも愛される機体のご紹介です。カスタム品やらバルサキット・・・ARFの完成キット・・・はたまた自作機に至るまで、季節を問わず繁殖するバードオブタイム・・・。人気が有りますなあ(笑)・・・。本機の仕様は基本的にラダー機です。グランドサーマルにおいて秀逸な能力を発揮し、滞空競技用に開発された機体です。

● ところが・・・悲しいかな・・・個人モデラ―の勝手だとは思いますが、改造のされ方が・・・あまりにも雑!・・・。エルロン着ければ運動性能が良く成るんだろうか?・・・。スロープに持ち込んで、自律安定の良すぎるバードを無理矢理ロールさせたり、急降下からの宙返りに入れたり・・・挙句の果てにフラッターに寄るバンザ~イで空中分解・・・無茶苦茶です。それも競い合う様にやっちゃってるから、本来のバード特有の滑空性を殺す必要が有るんでしょうかねえ・・・。

● コンクリート上やアスファルト面・・・夏場は強力な熱上昇風がボコボコと発生するので、ちょっと強めにハンドカタパルトで投げて高度10メートル程獲得できれば、そのままサーマル掴んで上昇出来る程の高性能機なのに・・・。バードを設計されたマーク・スミス氏が日本国内のモデラー諸氏の改造を観たら、さぞかし嘆くでしょうなあ・・・。

● 手持ちのミニバードなんですが、マーク氏が指定された其のまんまの、図面通りに製作してみましょうかね!。キットの指定通りに作れば如何に高性能なバードに仕上がるか・・・ある意味楽しみでもある・・・。ところがですなあ・・・このダイナフライトっていうメーカーさん・・・材料取りがイマイチなんですなあ・・・。お仲間のバードを作った時の事なんですが、ダイカットのリブ型がバラバラの寸法で・・・結局手持ちのバルサシートで切り直した経験があるんで、今回も良く似た状況に成るかも知れませんなあ・・・。

● 約半世紀に渡って世界中で売れ捲るこの機体・・・テキトーに裁断したって購入した客が何とかするやろ!っ的な考えでは、購入したモデラーさんは二度とキットは買わないだろうなあ・・・。構造は然程難しく無いから二機目は完全なる自作に走るだろうし・・・。でも最初からメーカー自身がそういう風に考えて、図面代がキット価格・・・付属の木部パーツはオマケだよ~的な、安易な腹積もりだったら・・・二度と買わないだろう・・・。OK模型のキットを見習うべし!・・・。