🔧 真空成型器Ⅱ型の製作 Part-2

 
● 吸着台の心臓部を作っています。業務用の強力な掃除機を使う前提なので、この吸着台は頑丈にする必要があります。治具板として使っていたんですが、新型の治具台に交換したので旧型は部品を蹴り飛ばして外し・・・この試作品の材料に使いました。御覧の通り、外側は新品状態・・・。廃物利用ですが、形を変えればまだまだ使えます。此処までの全ての部材はビス止めで構成しています。何時でも分解できる構造です。
 
● 木型を載せる天板を作っています。この天板は吸着台にビス止めします。何故に嵩が高いのか・・・動画サイトのモデラーさん達とは構造が違いますが、本来の真空成型器は粗金属なので、高熱照射による変形等は粗皆無なんですが・・・此れをオール木材にすると何処かに不具合が出て来ます。其れに対応させないと、木部材の変形による空気漏れが大きくなると、木型の吸着力が極端に落ちるので原因が不明に成るんです。作り方は間違ってないのに・・・どうして上手く出来ないんだろう・・・。此れに気づかない人は、動画サイトの成型機をどんなに正確にコピーしても、上手く行きません・・・。
 
● 成型する時のシート枠と木型を置く天板の位置関係を示しています。シート枠の厚みは26mmですが、天板の厚みは31mmに設定しました。天板の厚みの方が5mm程嵩が高くなっています。要するに・・・成型中の空気漏れが型枠と吸着台から漏れるのは、両方の高さが同じだからです。天板の方が少し高いって事は、高熱照射で柔らかくなったシートは、この段差で周囲のシートの隙間を塞ぎ密閉状態となります。空気の逃げ道を塞ぐ訳ですから吸着力は、掃除機の吸引力が其のまま伝わります。動画サイトの失敗例と本機の構造を見比べて下さい・・・。一目瞭然!・・・失敗して暗礁に乗り上げている実践モデラーさん程、理解が早いと思いますよ(笑)・・・。
 
● 吸着板を含む成型器本体は、作業中に不安定では困ります。よってガッチリと固定できる台座が必要です。ホームセンターで購入出来る20×36×2000mmの垂木を使ってボックスにして組み込みます。此れで成型器本体が安定・・・高さは加熱器の台座と同じくらいにしてあります。座ったり・・・立ったり・・・も還暦過ぎには大変な労力ですので、今回は立ったまま作業できる様に、専用のテーブルまで用意して作業します。全てが手動なので作業も横移動です。此れを同じ手動でも上下移動で作る方が作業は楽なんですが、その構造を作る為にも今回はこの方法を選択しました。
 
● 吸着成型器の周囲寸法はシートを固定する型枠板と同じ寸法です。型枠を正確に被せる為には吸着成型器側の天板の周囲にガイドのブラケットを何個か取り付けなければ成りません。其処まで作ってやっと完成のレベル・・・。此れがですなあ・・・縦移動の成型機に成ると、殆ど要らなく成るんですなあ・・・。上下に移動するので両手持ちのシートの型枠板は固定に成ります。この吸着成型器が下から上昇して来て柔らかくなったシートを持ち上げ吸着させるからです。型枠の周囲寸法は此のサイズのまま・・・。厚みも薄くて良いんです。よってもっと成型器らしくなるでしょう。まずはこの成型器で、採れるデータは沢山集める予定・・・。最終形はOK模型本社の鎮座していた半自動の成型重機・・・。全長600mmのキャノピーがバキューム出来れば、当工房で作る機体のキャノピーの最大寸法が造れる事に成ります。オリジナルキャノピー単品での販売も出来る様に成りますなあ・・・。

● さて・・・天下の宝刀をズバリ抜かれて、模型業界は騒然としてますが・・・。来るべき事態が来てしまったので、当工房の主は全然動じていません。むしろ、空物ラジコンの格が数段引き上がるので、トイラジの玩具との区別がはっきりと別れて、科学模型としての地位の向上にも成るので来年施行されたら、迷わず申請するでしょうなあ・・・。今回のラジコン技術誌編集部の反対署名運動・・・。多分、模型業界内部では詰め腹切らされた感は有りますなあ・・・。模型メーカーと模型屋さんがやったら、その改善策はルールを守らない人には模型や無線機を販売しないという確約をせねば成りません。こうなると、モデラー諸氏はぐちゃぐちゃ煩い所からは物を買わないといった現象も起きるでしょう・・・。此れは国内業界の衰退にも繋がりますし・・・。よってオブザーバー的な専門誌が動いて、改善策を全面に打ち出し・・・国から譲歩を引き出さないと、まあ、確実に愛好者が減りますなあ・・・。さて、コロナの終息が見えない状況の中、業界が縮小されれば失業者が溢れる訳で・・・。

● しかし・・・何で、モデラー諸氏はリモートID(個人情報発信器)ごときで悲観してるんでしょうなあ・・・。国の機関の金儲けだって?・・・インストラクター養成の時も金儲けだって騒いでましたが・・・。要するに!数年前の航空法改正で大騒ぎする以前から、国は模型業界に働き掛けて将来の事をキチンと伝達していたから、インストラクターを養成してモデラーの暴走を食い止めようとしたんでしょうけど・・・。目立った効果が無い!・・・。だから天下の宝刀が抜かれちまって、更なる宝刀が抜かれる事に・・・。自分の飛行機に発信機が付くのを嫌がってるのは、スパイ行為の諜報員と嫌がらせやら目立ちたがり屋のモデラーさんだけなんですが、其れ等と一般のモデラーの区別がつかないので、区別する目的の今回の処置・・・皆がやってるから俺もやろう!・・・的な目立とう行為の陰に隠れてるのが、敵対国の諜報員さん。目立ちたがり屋のモデラーに混じれば足が付き難いのでバレません。国は此処を重要視してるんでしょうなあ・・・。

● 最近・・・コロナの影響で、徐々に見えてきた個人携帯のモバイルエミッターツール・・・。「通信会社の位置情報に寄ると、本日の人出は前日に比べて何パーセント増えた・・・。」って文言をニュースで目にします。皆さんお使いの携帯ツールには個人情報発信器が、どんなにボロい携帯ツールにも搭載されています。と言う事は、個人情報を国は管理してるんですなあ・・・。よって不要不急の移動はしないで下さい!を位置情報すれば、今在宅者がどの位家に居て、要請を守っているのかもバレバレ・・・。ラジコン機に持ち主の情報が積まれるのを何で嫌がってるの?って話だ!。其れを観れるのを機関のみなので、堂々と搭載すれば良いと思うんだけどなあ・・・。情報だけ貰ったら後は要らねえ・・・の酸っぱいさんの使い捨てラジコン機は、蔓延り難い時代が来たとも言えますなあ・・・。

● 何でもかんでも西の大国製品の時代・・・。日本国内の製品ではあり得ないのが、大国製のマルチコプターの蔓延り度合い・・・。空撮が出来て、其れが送信機のモニターで受信できるって事は、相互通信が可能だって事でしょう。この装備にはアマチュア無線の電話級と言われる国家資格が必要です。この資格を得る為の教本に書かれてますけど、電波の到達距離はラジコンの電波の出力なんて比較できないほど強力なんですなあ・・・。よって受信できるモニターはオペレーターのモニター画面だけとは限らんのですよ。西の大国が独自のコマンドをドローン本体に設定しておけば、オペレーターが自分の空物ラジコンを飛ばして空撮すればするほど、その情報は西の大国に筒抜けに成るんですなあ・・・。よってスクランブルが掛かって自衛隊の戦闘機に追い掛け回される無人偵察機を飛ばす必要も無い・・・。何にも知らずに西に大国の諜報活動に協力してるのが、今のモデラーさんの実態ですなあ・・・。多分・・・西の大国はグーグルマップの衛星写真以上の詳細な、日本本土の地図を持ってるんじゃないですかねえ・・・。そういった脅威から日本の私的財産を守る為にも、今回の改正は急務とも言えますなあ・・・。其れに至ってしまった日本国内の空物ラジコンの黒歴史は、何れ別の項で記載しましょう・・・。
 
● 本格的な市販されている重機レベルの真空成型器の場合は、シートの型枠を固定して加熱・・・熱処理後は、木型を載せた吸着台が上昇して成型作業に入ります。ところが自作手作業の場合は、型枠を木型に押し付けて吸着するのである程度正確な位置に被せなければ成りません。動画サイトでは色んなモデラーさんが自分のアイデアを凝らしてこのガイドブラケットを取りつけています。手作業のアナログ機構ならば皆さん似通るんですよ(笑)・・・。
 
● 専用作業台に載せて使用するので、言わば立ち作業の状態です。画像に見える工作台は座って使うので、高さは椅子に座った状態で一番作業性の良い高さにしてあります。この工作台に本機を載せると、若干高過ぎますので・・・今回は専用の作業台まで作る予定です。よって、まだまだキャノピー成型の段階へは進めません。還暦過ぎると左右の運動にはまだまだ身体が付いて行きますが、落差の大きい上下運動には身体が付いて行きません。
 
● 長さが短く・・・嵩が低いキャノピーなら画像の配置で二つ同時の成型が出来るでしょう・・・。長さが木型の台座に近い場合は、対角線上に配置すれば成型は可能です。OK模型の本社開発室のコンクリート面に鎮座していた成型器の本格重機の場合も、奥行きが足らない場合は画像みたいに斜めに配置していました。いや~・・・本格重機の加熱コイルは、本機の比じゃ無いですよォ・・・。もっと過激(笑)・・・。風船が膨らむみたいに平面だったシートが全体的に垂れ下がる様は、多分個人のモデラーさん渾身の自作成型器ではお目に掛れないでしょう・・・。低い熱源で長時間加熱するんじゃなくて、高い熱源で短時間に加熱した方が成型し易い見本みたいな重機でしたね・・・。取り敢えず、そのレベルを目指してるのが今回の自作成型器です。よって、本機を其のまま真似て複製しても、必ず一発で成形するとは限りません。お間違いの無きよう・・・。