WILD BOAR ⅢB ワイルドボア(工房オリジナル機) Part-6

 
● 外翼(アウターウィング)の上反角を付ける為の部材を加工しています。使用したのは木村バルサで特注加工して、百本買いした薄翼仕様の後縁材です。其のまま使えば翼の下面で上反角7度なので、寸法加工しました。この手法はアーリーバードのフラットボトム翼の下反角設定で使ったので、今回はその応用です。本機の主翼翼型は半対称翼のエップラー205です。翼の下面も膨らんでいるので、その基準線は下から8mmの所に直線を引いて、其れを基準に翼型をトレースし削り込みました。
 
● リブ間のパイプカンザシ周辺の補強を行います。通常のモデラーなら二液混合エポキシ接着剤を充填剤として使うんでしょうけど・・・、今回は画像のグルーガンを使って溶剤を隙間に流し込みました。実はこの手法でも何の不具合も起きません。パイプ自体は治具を使って各リブの所定の孔に固定されています。よって、この作業は間接的な補強です。プランクシートで見えなくなる部分ですので、見た目の悪さはご愛敬・・・。確実な充填が優先されています。
  
● 外翼に上反角を付ける為の、もう一つの部材・・・板カンザシの取り付け位置を決める為の治具を作りました。まあ・・・通常の機体ならメインスパーを両面からベニヤカンザシで挟んで・・・といった加工をすると思います。この手順は私の作る機体では極有り触れた手順です。主翼内部が複雑に見えるのは、実機ファントムとよく似た構造だからです。特にこの上反角部分の内部構造はかなり複雑ですが、ファントムのこの上反角部分もかなり複雑です。実機通りの構造なら・・・多分・・・スロープグライダーでは使えません。よって同じ様な構造を実現するなら、複雑な板組のカンザシホルダーが必要です。今回OK模型から購入したハードバルサの2mmと3mmのバルサシートを多用して組み込みました。
 
● 板カンザシの取り付け部分を作りました。実は・・・この部分の工作が大変重要だったので、先に作りました。接着面積を立体的に増やすと、応力を分散する事が出来ます。よって、かなり複雑に見えますが、プランクシートの内側の接着面積が増えるので、結果的に頑丈に成ります。部分的なダブルプランクと同じだからです。内翼と外翼がピッタリと合い、結合される・・・。ベニヤの板治具の効果は此処に有るんです。
 
● 昨年の11月末からの大阪上京の際・・・初日からいきなりの接近遭遇・・・。トムさん曰く、「このカーボンパイプ、特殊やろ・・・。何かに使ってみて?・・・。」まあ・・・別に特別に珍しいパイプでも無いんだが・・・。KKホビーでもサノファクトリーでも販売しているんだが、その寸法精度はかなりのばらつきが有るので、重要箇所の複数使用は難しい。で、このトムさんから貰った3mm角のパイプなんだが、比較的断面の正方形の寸法精度が良いので、かなり扱い易い。

● OK模型出向中に、社員のO氏がバニラのカンザシを組んでいた。この角型カーボンパイプの上下にレーザー加工された3mmベニヤの部品を接着して、上反角の付いた板カンザシを作ってました。バニラの主翼自体がかなりの薄翼なので、カンザシ自体も薄くしなければ成らず・・・でも、このパイプとベニヤ部材との組み合わせなら、上反角付きのカンザシも対応できますね。
 
● センターウィングとアウターウィングの主翼下面をプランクしています。リブ組み状態が今回のボアの場合・・・ほぼハードバルサで構成されているので、プランクシートの曲げ強度に負けて捻じれてしまう事が無いので、治具無しで貼り込んでいます。ホント・・・目から鱗の状況・・・本機のコンセプト上、1グラムでも軽量化するピュアグライダーという訳でも無いので、高翼面荷重機らしく機体本体で重くしています。ネット物知り博士諸氏には解らんだろなア・・・。
 
● 幅の広いプランクシートの場合は、予めシートの小口に木工ボンドを塗り込んで硬化させてから裁断します。リブ組みの主翼にシートをマチ針で仮固定して、内側からフラップサーボ搭載部の抜き孔をトレースし、定規を当ててカッターナイフでくり抜いてから、接着剤を塗り込んでリブ組み翼に被せます。接着した後、周囲を成形すると画像の仕上がりに成ります。画像の状態は翼下面のプランクシートを貼り込んだまで・・・翼上面のプランクは内翼と外翼をカンザシで繋いだ後、被せます。
 
● 此方は外翼のプランクシート貼り込みの状態。内翼ほどの強度が無い外翼のリブ組み状態・・・殆ど捻じれて無いので、プランクシートの貼り込みは、比較的スムーズでした。エルロンサーボ室の抜き具合は、内翼のフラップサーボ室の抜き孔加工と同じ様に内側からボールペンでトレースして、カッターナイフで切り抜きました。貼り込みに使った接着剤は、容器が白い速乾の木工ボンドです。容器が黄色い木工ボンドは、水分多めの溶剤なので・・・もっと広範囲の貼り込みに適しています。この二種類の木工白ボンドを使い分けると、作業がかなりスムーズに行えます。
  
● センターウィング(内翼)の後縁には、大きく下がるフラップが付きます。ピンヒンジを使う前提なので、孔を開けてピンヒンジを差し込む後縁側は・・・肉厚を上げて13mmにしてあります。このぐらいの厚みが無いと、フルダウンのフラップ板の風圧にヒンジが耐えられません。よって厚みを増やしました。此方の不注意で、内翼のジョイント部の角を床に落として凹ませてしまいましたが、慌てず水の入った霧吹きスプレーを吹きかけると、画像の様に膨らんで・・・元の形状に戻りました。此れがバルサ材の驚異的な復元力なんです。乾燥が完了したら、次の工程へ進みます。

● 記事からは脱線しますが・・・、2月15日日曜日の早朝、午前三時のいきなりの停電・・・最初は我が家の電気ストーブ三灯(1050W)最大で使用していたので、ブレーカーが落ちたんだろうとサーキット基盤まで行ったら、あれ?落ちて無いぞ?・・・。と言う事は本格的な町ぐるみの停電かな?って、玄関開けて表に出た時の異様な光景・・・。町中が真っ暗状態・・・。街灯も信号も全て消えた暗黒の暗闇状態でした。

● 呆然と立ち尽くしていたらスマホに着信・・・。マタタビ電器のネコバス社長から、近所の状況が解るか?との問いに、ちょっと見回ってくれんかな?との要請・・・。ネコバス社長曰く・・・日曜日の早朝深夜の私はパソコンで記事を書くのが習慣だったので、多分起きてるだろうと連絡してきたのだとか。ネコバス社長は地元消防団の歴代の団長経験者なので、こういう危機的状況に対応する心構えが出来ています。で、クルマで我が町の両端まで探検する事に・・・。まずは島原市方面・・・うわァ!全部真っ暗街灯も全部消えた真っ暗状態・・・有明海を挟んだ熊本方面・福岡方面は何時もの街の明かりが見えます。今度は橘湾に面する隣町の権田地区(街はずれ)まで行ったら、小浜方面千々石方面、対岸の愛野方面、野母崎町の先端まで真っ暗状態・・・。要するに長崎県全体が停電するという異常な状況だったんですよ。

● 其れから一時間程経過した午前4時前に停電は回復し、何時もの田舎の早朝の状態に戻りました。原因は電気の供給元である変電所の鳥の巣がショートしたそうで・・・ただ、私自身・・・其れが原因だとは納得して無いんですけどね。数日前の長崎県の沖で発生した西の大国の漁船の拿捕案件・・・その報復なんじゃないかなあ・・・日本国のインフラの制御は、既に我が国の手の内にある!を実行しよったか?・・・もし、此れが事実なら既に西の大国の酸っぱいさん達が引き起こした行動の一端も考えられる・・・。自衛隊の基本の戦闘訓練において、暗がりの寝込みを集団で襲うと言うのが最大の効果的手法ではあるんです。

● 島原半島は周囲330度を海に囲まれ・・・愛野町に数本の幹線が走り本土と繋がっています。戦略的にこの半島全域を敵に占領されると、非戦闘員である住民数万人を一挙に人質とされるので、政府も自衛隊を含む同盟軍もうかつに攻撃出来なくなるんです。更に・・・農業と漁業が主体の半島なので長期の占領が可能に成り、武器を持ち込まれたら最後・・・住民を盾に一方的に攻撃されるのみ・・・。武器の供給は空中と海上から可能だし、それすら人質盗られているので手が出せない・・・。立場上上級国民も下級国民も一緒くた、占領下ならばほぼ奴隷の扱いに成るでしょうなあ・・・。其れほど絶対に占領されては成らない重要な日本国の領土でも有るんですよ。島原半島全域が趣味的な空物ラジコンとドローン撮影の制限区域に成ってますが、航空法の規制が入るまでの半島の状況は・・・普及したクワッドローターのマルチコプターによる無差別的な空撮と、其れを無修正でネットの動画サイトにアップするという恐ろしい状況が続き・・・まあ、地理的状況全て丸裸にされてます。

● 今回の長崎県全域の一時間にもわたる停電状況・・・。何かしらの戦略的な目的を考察してしまう人物もいるって事ですよ。恐怖感がマックス状態に成った閲覧者ならば、そんな事絶対にあり得ない!って断言して、当工房に嫌がらせマックスのメールを送り付けて来るかも知れませんなあ・・・。でも、現実問題として、平成のラジブームの行き過ぎた無法状態が招いた危機的現在の状況・・・最悪の事態を想定した備えも必要に成るでしょうなあ・・・。

● 今回の大阪訪問で訪れたスロープサイトの数々、平成のラジブーム中に増殖したルールとマナーを無視する便乗組と呼ばれるネット物知り博士諸氏の勝手な行動を全て排除するクラブの運営とそのルールの内容・・・。空物ラジコンをその拷問にも見える厳しいルールの元、当り前に楽しんでいるラジ馬鹿さん達がいるのも事実・・・。政府から目の上のたんこぶ扱いで煙たがれる状況を脱して、むしろ協力してもらえる体制を作って楽しむ方が絶対に良いって事は解っている筈・・・。他界した私の親父が生前言ってた事。教育委員会と文部省を味方につけたら鬼に金棒状態なんだとか・・・。拷問にも似た厳しいルール管理の元、大人たちが楽しむ空物ラジコンの世界が未成年の子供に与える影響は大きく、其れが教育上大変有効だと国に認められれば、国が所有する航空法規上問題の無い国有地を提供してもらえる状況もあり得る訳ですよ。其処まで持って行くには並大抵の努力じゃ成し得ないかもしれません・・・。でも、可能に成れば・・・模型業界の更なる発展は約束されたようなもの・・・。こういう明るいラジコンエルサレムの世界を夢物語で考察するお馬鹿さんも居るんですよねえ・・・。
  
● 胴体側のフィレット内部構造体と周囲の構造工作を行います。まずは機首側の流線形のフィレット部分・・・。面倒臭い構造に見えるんですが、当のご本人は全く普通に作業してますよ。確かにやった事が無いモデラーから見れば、こんな面倒臭い事やらないでバルサブロック使えばあ?・・・まあ、其れも一手かな。フィレットが小さかったらその手も有るが、本機は胴体に貼り付けた一番リブをさらに延長して貼り付けとるんだが・・・このサイズのブロック・・・厚みは有るわ、デカいわで、棄てる所が70%位有るので、結果的にハリボテ構造体の方が安上りなんですなあ。面倒臭いけど・・・。
  
● プランクシートの貼り込みが・・・これまた面倒臭いんですなあ・・・。ってご本人は当り前にやってますがね。ある意味・・・感覚が麻痺しとるんですなあ・・・。このプランクシートは2mmのソフト寄りのメディアム材です。このソフトのバルサシート・・・逆アールを含む前縁側の複雑な形状を貼り込むと、ソフトバルサらしくない頑丈な材質に変化するんですわ。画像に見えるバルサシートの繋ぎ目の段差・・・此れは当り前に出て来るので、短いバルサ片を小張した方が作業は楽です。
 
● 主翼取り付け用の固定台座ビス側のガイドパイプを作っています。2mmのハードバルサにガイドパイプの外直径の孔を開けて、寸法切りしたパイプを刺し込み、OKボンド(BW)で固定しています。此れって有るのと無いのじゃ大違い・・・。自己責任において省略する手も有るんだが、内部でビスが落ちてしまったら、取り出すのは大変面倒臭くなる・・・。よって、工作は面倒臭いんだが、有った方がビスの動きを限定できるので・・・面倒臭くても作るんですわ。
 
● ガイドパイプの取り付け方法の一例です。何通かこの件に対してのメールが来てたので、一番面倒臭いが・・・手軽に作れるのでご紹介。まず、使用するビス(今回は3mm)のねじ山部分をパイプの内直径よりも僅かに小さく成るまで、セロテープを巻いて太らせます。パイプの内径が6,6mmですが、3mmビスの頭の直径が5,6mm程度なので振り分け0,5mm程度、鍋ビスの頭の直径よりも太らせれば良いんです。その嵩増ししたセロテープをガイドにパイプの台座を挿入して接着すれば、ガイドパイプの中心をズレも無くビス穴が通過する事に成ります。面倒臭い手順だけど簡単でしょう?。後は普通のビスを刺し込んで締めれば良いんですよ。
 
● 当工房の低翼機と一部の中翼機には当り前に装備してある、主翼埋め込み方式の指掛けボックスです。この孔も有るのと無いのじゃ大違い・・・。むしろ有った方が機体を重心付近でしっかり掴んで投げられるので付けてます。前回のVEGAと違い・・・主翼の分割がこの位置の為、それもリブ間が50mm程しか無いので、自分の指の厚みと相談しながら幅を決めました。取り敢えず私の指が余裕で入るので、殆どの普通体形のモデラーさんなら余裕で入るでしょうな。
 
● 主翼固定部材のビス側を受けるナットの代わりとなる台座の取付です。リブ間が狭いので所狭しと部品が収まってますが・・・。この乳白の部材はPVC樹脂の角棒を寸切りして、2mmの下孔をボール盤で開けた後、3mmのタップを切ってねじ山を作りました。この樹脂材・・・厚みが10mmも有るんですけどね、ご存知金属ナットじゃ無いので、直ぐにねじ切れてバカ孔に成るだろう予想を覆し・・・今までそういう事例は一度も無いですよ。

● PVCのブロック材の真ん中を厚さ6mmの隔壁が付いていますが、此れは胴枠から延びた2番リブを支える為のアーム部分です。この付近が本機の重心位置です。よって主翼固定のユニットと指掛け孔が所狭しと入っとるんですが・・・。このぎゅうぎゅう詰めにしたのが別のメリットを生み出しました。此れは予想外の結果でしたなあ・・・。ぎゅうぎゅう詰めって事は部品同士の隙間が無いので全部纏めて接着する事で、この重心位置周辺が頑丈に成りました。完成はもう少し先に成りますが、難しくストレス満載で歯痛に苦しむ工程は過ぎたかな。

● 先日・・・笑えるお馬鹿なメールが来てたのでご紹介・・・。まあ、メールの主さん・・・真面目に的外れなメールを送るから、笑っちゃいけないんだが一人で笑ってました。「田原さんが作った山本昇氏設計のベガって、本当は眉山鳶氏が作ったんでしょう?・・・。ちゃんと許可貰って製作記事書いてるんですか?・・・。もし、黙って書いてるんなら眉山氏に失礼じゃないですか!。僕は断固!糾弾します!。」・・・???・・・だそうですので、どうぞ自由にやって下さいと返信メールしときました。まあ・・・知らない内が華ですよ・・・真実知ったらどうするんだろうなあ・・・。まあ、お仲間掲示板で散々悪口三昧やるんだろうけど、見なかったら何のストレスも溜まらんのですよ。でも・・・何で勘違いしとるんやろなあ・・・。

● 閲覧しているモデラーさん達は、広島の三宅優氏はご存知か?・・・。其れって誰やねん?・・・が殆どでしょうなあ・・・。でも、空野彦吉さんって言えば解るかな?・・・。あまりにも有名な「空野式)って呼ばれている構造で、数々の飛行物体を設計していましたね。その空野さんの本名が三宅優さんなんですよ。ラジコン技術誌での三宅さんは、一切本名を明かさずペンネームだけで登場しています。よって世の中のモデラーさんの殆どが空野式構造の製作者が空野さんと思ってるみたいですなあ・・・。平成のラジブーム中の便乗組のネット物知り博士諸氏は、空野彦吉が本名だって思ってたみたいですなあ・・・。まあ、自分の売りこみ最優先ならば本名でも好いとは思うんですが。私も三宅さんのポリシーを真似してるんですけどね。