✈ f-100D (Super Sabre) SSG 概要 Part-1
 
● ノースアメリカン社が開発した史上初の超音速戦闘機(F-100D=スーパーセイバー)です。朝鮮戦争の最中・・・同社の(F-86Fセイバー)戦闘機は、ミグ15戦闘機と空中戦を繰り広げていましたが、性能的にはミグ戦闘機の方に軍配が挙がっていた為・・・この100型の開発を急ぐ事と成りました。日本国では初代のアクロバット飛行チーム(高等飛行戦技研究班)の戦闘機として使用された86F型は、音速に届かない亜音速戦闘機でしたが・・・、この100型は当時としては世界初の音速を越えた量産型戦闘機と成りました。

● アメリカの空軍アクロバットチームであるサンダーバーズは、(F-16=ファイティング・ファルコン)が有名ですが・・・1964~1968年までは、このスーパーセイバーが歴任しています。昔から気づいているモデラーも多いと思うんですが・・・フランスのダッソー社・・・ロシアのスホーイ社・・・アメリカのマクダネルダグラス社・・・を元とする、世界各国の数ある航空機製造メーカーの実用戦闘機には、ある特徴が有ります・・・。その特筆すべき箇所が垂直尾翼の形状です。社名ははっきりとは解らなくても・・・垂直尾翼の形状を観れば、どの国の航空機のメーカーで製造された機体か大よその見当が着きます・・・。多分・・・デザイナーの個性なんだろうとは思いますが、パイロット達は既に知っている事実かもしれません・・・。

● この100型スーパーセイバーは初期のベトナム戦争において、その低空での運動性能の良さから地上攻撃任務では実力を充分に発揮したとも言われています。トータル的に見てもミグ15戦闘機を性能面で上回る事に成った訳ですから、非戦闘状態のアメリカ国内では、大空を彩るアクロバット機としても活躍出来たのだと思います。