Ask-8 (Alexander Schleicher) スポイラーの工作 Part-34
 
● 各種サイズのドリル刃を使ってブラケットを取り付ける孔加工をしています。このユニットを主翼に組み込む時、翼の下面からビス止めするんですが・・・ユニット内部が丸見えなので、薄いベニヤのシートを一枚貼り込む予定です。そうなると・・・このブラケットの取り付けには皿頭のビスを使って、ブレード下部に埋め込まなくては成りません。皿の直径分をドリル刃の進角で取ってから埋め込みます。専用の皿取り工具も有りますが、下手に電気ドリルを使うと樹脂が柔らかいので貫通させるでしょうから、手回しで加工しても綺麗に皿が取れます。ブレード側から2mmの皿ビスを締め込みますが、ブラケット側は1,5mmで孔を開ければ簡単に捻じ込めます。しかし・・・ねじ切っては意味が無いので、皿が沈んだら無理矢理に廻さない事です。樹脂が柔らかいので・・・。
          
● リンケージの方法が見つからず・・・あれこれと思案していたんですが、意外な所で解決策が見つかりました。やっぱりトイレでの爆弾投下中でしたあ~・・・。点線丸囲みには専用の小型ロッドホーンを自作せねばなりません。簡素化する為には両端ともねじ切りのロッドが欲しい所・・・。加藤無線(MK)には、油に浸かった三本ローラーにロッドを差し込むと・・・簡単に両ネジを切れるマシンが有ったんですが、其の機械ってのがネットで調べても・・・中古でも高いのなんのって・・・。でも・・・工房に在庫してたんですなあ・・・。カルト産業のヘリパーツが・・・。
          
● テトラのワイヤーエンド金具とカルト産業のヘリパーツ・・・。10年ほど前に大阪日本橋にある電器街の一角に(大阪模型センター)という個人経営の量販店が有り・・・其処のホームページに特価品として格安で販売されてたのが、カルト産業の両ネジロッド・・・。割引価格が¥50だったので、大量買いしてたの忘れてました。散々色んなグライダーの尾翼リンケージに使ったのに、その使用目的に気づくのに遅れを取ってしまってました・・・。此れを使えば一挙解決!。

● アーム側にはこのテトラのワイヤーエンドをピアノ線の先に、ヘックスのイモネジで固定するエンド金具を取り付ければ見事に両ネジロッドに早変わり・・・。カルト産業の両ネジロッドを見つけるのは、もう会社が無いので問屋さんとか小売店の在庫品を探すしかありませんが、考えてみれば・・・この両ネジのロッドはヘリコプターの必需品・・・。現存するメーカーのエンジンヘリのロッドなら代用できると思いますよ。なるべく2mm以上のロッドを探しましょう。補修用の小袋パーツが各メーカーから、必ず販売されてる筈ですからね。消耗品ですし・・・。

● テトラのワイヤーエンドは今でも有るみたいですよ・・・。画像は1,2mmピアノ線用のジョイントエンドですが、1,7mmにも使えるエンドも、ポリバケツをひっくり返せば何セットか購入してた筈なんで探してみましょう。このエンド金具なんですが、確実に固定するなら半田付けが一番なんですが、金属ロッドを一部平面に研磨すればイモネジで確実に固定するので抜けませんよ。
  

  
● 一応・・・ターンバックル式のリンケージホーンを試作してはみたんですが、結果から言えば・・・ボツ!・・・。他の場所なら使えなくもないんだが、この場所に限定するならホーンの設計ミスですな・・・。良い子のモデラーなら誰もが気付く筈・・・。ガタをなるべく無くすならアーム側のロッドは、両端ともボールリンクが良い!・・・。ただ、バックル側にボールを付けると固定用のナットが掛からない・・・。掛かる寸法にビスを延ばせば、アングルの許容フランジ幅8mmをオーバーしてしまう・・・。こうなると主翼に入れられない・・・。う~む・・・参りましたあ~・・・。よってホーンの設計ミス・・・。もう一度最初から作り直す事に成りました。許容範囲の幅8mmで収めるなら、ホーン側は通常のアジャスターか・・・クイックキーパーを使った方が確実って事ですな!。既に気づいていたネット物知り博士さんは、大いに笑っても良いでッ!・・・。ぶ~ん・ガチャンッ!やらなきゃ学べないし解らない事も・・・有る・・・。
  

  
● ターンバックル・ホーン第二案を試作しました。今度は上手く行きそうなので、左右ワンセット分作ってテストです。テトラのPAフレキシブルロッド(1200mm)の小物パーツの一部、ロッドエンドに1,8mmの孔をドリル刃で開け直して使ってます。此処は肉厚が薄いのでイモネジの山が作れません。よって半田付けによって固定します。此れで普通のアジャスターが使える様に成りました。ユニット下部のフランジ幅の寸法(8mm)内で納まったので・・・取り敢えずこのホーンは最有力候補の一品としておきましょう。まだまだ課題は多いのですが、何処となく・・・時代を跨いだ山本昇さんのベニヤ自作パーツの応用みたいに成って来たぞ!。

● 平成生まれの若きモデラーさんと、昭和生まれだけど平成以降にラジコンを始めたモデラーさんは、RCAW誌しか知らないんじゃないだろうか・・・。私の学生時代から30代前半位までは、ラジコン技術誌の記事で一番面白かったのは、山本昇氏のオリジナルグライダーの記事と・・・片岡正美氏の自作大戦スケール機の記事でした。山本氏の自作グライダーの製作記事に登場する各種リンクの製作記事には、模型業界にお友達を持っていないと絶対に作れないだろうなあ・・・と読者に思わせる高級で入手し難い材料や部品は一切使っていませんでした。だから誰でも作れるモデラーなら復元可能だったのです。記事後の大会には、山本さんの複製機が沢山出場していましたし・・・。

● 一方・・・片岡氏の自作スケールや面白飛行機の製作記事は、ベニヤとバルサが主材料でしたので・・・模型屋さんと街の木工所に出向けば誰でも揃えられたという便利さがありました。キャノピーにしても木型を作ったら、塩ビのシートを木型に押しつけて作るかなりファジーな仕上がりなんですが、元々が完全スケールに拘らない自由な発想のセミスケール機だったので、構造にちょいと細工してクリア!・・・なんて当たり前だったのです。カウリングの作り方なんて、もう!好い加減其の物なんだけど・・・誰でも真似できる簡単さもありました。厚手のバルサで木枠を組んで・・・其れを削り倒して外側のみ円筒形にしたら、当時のグラスシートを何層も貼り付けて硬化させる・・・。硬化したら粗目のサンドペーパーで滑らかに成るまで削り落として、最終的にツルツルに成るまで研磨したら、今度は内側のバルサをほじくり倒して取り除けば見たまんまのグラスカウルの出来上がりっと!・・・。

● 今のブログの管理人さんみたいに・・・正確な木型で作った一体物カウルに・・・離型剤を塗ってグラスを積層・・・。硬化を待って外そうとしたけど・・・あれ?・・・外れない・・・。木型の作り方が根本的に間違ってたりします。この場合は・・・ムクの木型にしないで上記の片岡式で枠を組むのが良いですなあ。最初からバラせる構造の木型にしておけば、硬化したら部分的に分解しながら外す事が出来ます。離型剤塗ってんだし・・・。こういう一体物カウリングを使ってグラスカウルを作るんなら・・・分解できる構造を有した金属の型を使った方が正確に出来るんですけどねえ・・・。分解できる金型だからグラスよりも遥かに硬い・・・。木型の丸彫りの型抜き程・・・難しい・・・って、木型屋さんは知ってますから(笑)・・・。
 
● サーボ側に連結するアジャスターを作っています。画像で言えば・・・アジャスターの下面に幅の広い樹脂製のロッドがビス止めされる予定です。まだ試作の一案なので・・・再び形状が変化する可能性も有ります。厚み(6mm)の有るアジャスターでないと意味を為しません(笑)・・・。このアジャスター本体が、ロッド板のビス止めの台座に成るからです。
 
● 此れでサーボの横回転のホーンに対して、リンケージロッドは完全なる水平移動に成ります。本機付属のブレーキユニットは、本体側ホーンの上下動が20mm・・・ストロークが40mm必要なんですが、自作ユニットは上下動は0mm・・・ストロークは29mmと成りましたので、サーボトルクは負担が掛かり難く・・・ミニサーボ(トルク2,5㎏)で充分・・・さらにアクセスハッチを開けてのサーボの取り付けとリンケージの調整がし易い状況と成りました。

 ※ トーイングフックレリーズフック紹介と詳細

 
● 本機に付属しているトーイング用の可動フックとウィンチ用の可動フックは、共通部品で構成されています。解説書にも内部構造の詳細は記載していませんので、此処で記載不足の機構解説を行います。画像に見えるベアリングの球を溶接したワイヤーは、牽引する動力機のワイヤー・・・もしくはウィンチの曳航索の先に取り付けます。アルミのスリーブは、トーイングならば機首先端に・・・ウィンチならば機体の重心位置より約25度前方の胴体下部に取り付けます。

● 右側のイラスト画像は、このアルミ製のスリーブの内部を記載しています。サーボ側から連結駆動するシャフトの先端は、円錐状に機械加工してありますが・・・スリーブ先端からこのワイヤー付きのベアリングの球を入れて、円錐状のシャフトを前進させると・・・ベアリングの球を固定します。ベアリングの球は・・・円錐シャフトとスリーブ内部の段差に押さえ込まれて固定され、スリーブ先端の孔から抜け出せなくなります。此れがロックされた状態です。動力機に牽引されても・・・ウィンチで索を巻き取っても・・・ワイヤーから機体が外れない状態です。

● 此れを解除するには・・・大変単純な事なんですが、この内部の円錐状の先端を有するシャフトを下げてやれば良いのです。そのストロークは8~10mm程度なので、トルクが2,5~3㎏のサーボでも充分です。サーボの動きが角度で5度程度なので、専用にするならサーボホーンのアームはなるべく短い物を使いましょう。別の使い方をするならば、フラップ用のボリューム等を利用して・・・右回転でフックの解除レバーを叩き・・・フック解除後は、別の艤装を動かす機能にも使えます。電気プログラムでは不可能なんですが・・・機械的なアナログ機構なら此れが可能になります。その方法は、今の所・・・本機製作には必要ありませんので、別の項目で詳しく記載します。
 
● スポイラーユニットの組立が終わりましたので、再び主翼の残りの工作を進めて行きます。本機の中央翼付近のプランクは、この一区のリブ間のみしか行いません。聊か強度不足にも思ったんですが・・・リブ4枚三区間を斜めに貫くドラッグスパー材が、強固に中央部を支えますので不安は一掃されると実感します。二区間目に入っている角材は、組み立て中のベニヤのリブが歪んでいたので修正する為に入れたんですが、主翼が組み上がったら取り外す予定でした。しかし・・・外しても外さなくても工作上支障はありません。其のままにして高さの不足分を継ぎ足してキャップを付ければ良いと思います。
 
● 上記の画像は右側の主翼です。この画像は左側の主翼・・・。PVC樹脂の長方形の部品は、左右の主翼をボルトで結合する為の台座です。右翼の場合は台座にねじ山を切ってボルトを埋め込んでいますので。台座を直接固定してプランク材を貼り込み羽目殺しにしても問題有りません。しかし・・・左翼の場合は、結合と分解を行う必要があるので、貫通孔を開けてナットで固定する方法を採用しました。よって、主翼下面の一部を開放せねばなりませんので、このブロックの周囲を桁で囲みプランク材の貼り代を作らないと、最終的なプランク工程には入れません。
 
● 左側の主翼は結合する為のナットの脱着が必要なので、主翼下面にハッチを設けなければ成りません。胴体の主翼固定の最大幅が100mmなので・・・片翼50mmの余裕しかありません。其れを越えると主翼を取り付けた状態でも、ハッチの一部が露出してしまいます。しかし・・・ナットの取り外しに必要な空間も必要なので、ボルトの先端を6mm落として綺麗に成形して脱着に必要な空間を作りました。尚・・・多分指が入り辛いので、専用のナットの脱着補助具を新たに作る事に成るでしょう・・・。
 
● 主翼中央部の工作が完了しました。ボルト側(右翼)は羽目殺しですが、ナット側(左翼)は、取り付け用のサービスハッチをプランク後に開けました。主翼と胴体を結合する為のボルトのガイドパイプの周囲には、隙間が出来ましたのでパテ盛りで埋め・・・乾燥後に余分なパイプの出面事、粗目のサンドホルダーで削り落とします。中央部のベニヤのエンドパネル(2mm)を木工ボンドを塗って貼り込みましたが、若干木口に隙間が出来たので・・・此処もパテ盛りで修正しました。
 
● さてさて・・・今年も引き続きこの舶来キットと対峙中です・・・。一月の末に大腸がんで他界した弟の四十九日法要も今週末に地元のお寺で行われます。お袋の時も同じだったんですが、喪に服す・・・といった状況の中、模型製作に没頭する気が起きませんでした。よって、今回も同じ・・・。約一か月間、作る気が失せてしまい・・・作業がストップしていました。

● お袋の時は、今!正に・・・北九州のブラックマウンテンキリシマに襲われ捲る日々を共にし、喪に服す毎日でした・・・。しかし今回はホントに静かに厳かに・・・喪に服すといった毎日でしたなあ・・・。個人情報(通信機器)の名義人が、全て他人と成ったので、ブラック一味が嫌がらせすると・・・対象者以外から被害届を出されるので、流石にIQ160のブラック氏も手が出せない・・・。ま!個人情報をリークしてくれるお仲間さんも居なくなってしまった訳だから、(俺は何時でも監視してるんだぞ!)的な戦法は使えなくなったって事ですなあ・・・。さあ!いよいよ反撃開始・・・。って言っても、私は手を下さなくても良いんですなあ・・・。嫌がらせし捲った相手は、法的には国の番人さん・・・。そういう既成事実を作る為に、十年以上堪えて来たんだから・・・。ほとぼりが冷めて来たからと、表の顔で新たな標的を!・・・ってブログ再開なんかすると、ドカン!と電撃が走る可能性が大!・・・。お子様をお持ちなんだから、表の顔で静かにお過ごし下さいね。

● 切り離す前のエルロン動翼部にプランクシートを貼り込んでいます。長さが600mm近いエルロン部なので、細いプランク部材を貼り込む事には成るんですが、まあね・・・こういった細長いプランクシートに柾目のシートは使わない方が良いですよ。リチャードさん!。経年変化が進むと・・・直線の必要なシートが、湾曲して隙間が出ます。その湾曲幅が2mmまでなら削り落として直線を出して貼り込んでも、ヒンジライン側に隙間が出る事はありませんが・・・それ以上だとこの細切りのプランクシート(60)・(76)番は使用不可と成ります。
 
● 後縁材と追加のプランクシートの繋ぎ木口にも木工ボンドを塗り込んでから隙間なく貼り込みましょう。押さえはセロテープでも良いですが、リブ面にはマチ針を多用して下さいね。リブ面は上下とも緩いアールを形成しています。プランクシートはソフト系ですがメディアム寄りの材質なので、シートの片面に霧吹きをして自然乾燥させると僅かですが湾曲してくれるので、リブ面に貼り込み易く成るでしょう。

● 世界情勢が少しずつですが・・・きな臭い状態へと変化しています。中華の大国は、その歴史と共に東南アジア諸国に勢力を拡大し、何れはハルノートを突き付けて挑発し反撃させたら状況好転!。正義の制裁を振りかざして戦争を仕掛けて来ます。物量作戦では圧倒的に敵わない諸国は・・・その内に白旗を挙げて敗戦国にされてしまいます。勝てば官軍・・・負ければ賊軍・・・。中華の大国は豊富な海洋資源である太平洋が欲しい・・・。そのど真ん中に領海を拡げたがっています。そうなれば、日本国なんて一溜りも無く消滅するでしょう・・・。こういう状況下での日本国が取るべき対応策は・・・アメリカの州になるのか・・・中華の大国の省に成るのか・・・選択を迫られる事態になるやも知れませんなあ・・・。

● 空物ラジコンを含む無人機に該当する航空法が改正されたのに、空撮に寄るライブ配信やら動画配信が一向に減らない状況の中・・・手っ取り早く有名人を目論む空撮行為をむやみやたらに競争しながら行っていると、何れ空物ラジコン全体がJAナンバー交付の国家資格修得?・・・って事態を招くかも知れませんよ?・・・。日本国土は丸裸・・・。何時でも如何様にも攻めて下さいね!敵対国家の軍事関係の皆さん!って言ってる様なもんですぜい!・・・。空撮による動画配信やら、ライブ配信には充分お気をつけ下さいね。酸っぱいさん達の行為と紙一重なんですから・・・。皆がやってるから良いんだ!って未成年みたいな幼稚な考え・・・酸っぱいさん達には喜ばれますが・・・日本政府からは睨まれ、個人の内定調査が始まるかもしれません・・・。
 
● 翼端の仕上げを一部行います。後縁側から見ると・・・ラインが曲がって見えます・・・。目の錯覚じゃなくて曲がってます。後縁自体をまだ0,5mmほど削らなければ成りませんので、この翼端ブロックはまだ削りが足らないって事です。キット指定なら後縁材の先端の仕上がり寸法は、1,3mm~1,5mmほどに成りますが、現在はまだ2,5mm~2,7mm程なので、もっと削り落とさなければ成りません。
 
● 前縁側付近には隙間が有りませんので削りは此れ以上必要ありませんが、後縁側には隙間が見えるのでもっと翼端側を削り込まないと厚みが揃いません。こういった細かい段差を無視してフィルムを貼り込むと・・・確実な接着力が無い場合、しわ取りの段階でフィルムが浮いてしまいます。無理矢理押さえ込んでも良いんですがね?・・・。要は仕上がりの問題・・・。幾らエポキシで翼端材を貼り込んでも、フィルムで更に被覆してる様に見えますが・・・浮いた状態だと生地完成状態のまま衝撃を受けるのと同じな訳ですから・・・モゲるのは当たり前・・・。確実な強度に仕上げるなら、こういった細かい削りも重要視した方が良い!・・・という事ですなあ・・・。
 
● 弟の四十九日法要が済んで、納骨も終り・・・現在10日目・・・。やっと動き出しました。弟の双子の娘達は立派に成人して大人の女性に成っていました。双子って言っても二卵性・・・案の定って言うか、両親に其々隔たって似ていました。姉は経済学を習得する為に一年アメリカ留学・・・よって、まだ一年分の大学生活が残ってますが、妹の方は今年から通信会社に入社・・・。模型業界で言うなら、姉は営業部・・・。妹は入社後色んな職種の適正を経験して、何処に配属か決まるみたいですが・・・。是非、開発職まで上り詰めて欲しいですなあ・・・。通信会社の開発職と言えば、社運を握る総本山とも言える部署・・・。彼女の能力ならそれも可能だと思います。

● 彼女たちがまだ小学校一年生の時に、此方に帰省した折・・・お袋の提案でゴム巻き飛行機を作らせたんですが、姉ちゃんの方は製作途中で直ぐに飽きてしまい・・・妹が二機分完成させました。さあ!いよいよ飛ばす段階となり・・・同時に投げたら姉ちゃんの方はスムーズに飛んで行くのに、妹の方は投げても投げてもぶ~んガチャン!・・・。妹は投げる時の、手を放すタイミングが旨く掴めない様だ・・・。よって模型業界なら…姉ちゃんは営業部兼コンテストフライヤー、妹は開発部向き(笑)・・・。この姪っこ二人と模型メーカーを作ったら、九州のド田舎にグライダー専門のラジコンメーカーが出来たかもなあ・・・。まあ!叶わぬ妄想です。

● 昨晩からASKの製作に没頭してたんですが、天気が良いので我が家の塀の修復をやってました。ガスボンベの交換をするにも・・・植木鉢の整理をするにも大変だった我が家の東側の塀・・・。元の高さよりブロック三段分を斫り落として約一年放置してたんですが、今回割らずに外した天板のブロックを再度セメント盛って付け直しました。少々歪んでるのはご愛敬・・・。画像に見えるエアコンの室外機・・・お袋他界と共に寿命が尽きました。よってその後の茶の間の状態は、夏場は蒸し風呂・・・冬場は極寒(笑)。今回、またまた引っ越し荷物の廃品利用・・・。程度の良いエアコンの中古品が三台揃ったので、オーバーホール毎に我が家のお釈迦エアコンと順次交換して行きます。

● さてさて・・・やっとエアコンも電気カーペットも要らない季節の到来です。しかし・・・此方長崎県の最南端の我が町・・・。梅雨時期はうんざりするほど湿度が上がります。特に昨年は梅雨場のジメジメで仏壇の砂糖菓子がふやけて、40度近い真夏の盛りに溶け出し・・・アリの大群がせっせと家の隙間から運び出してる始末・・・。仏壇其の物の掃除からやらないと駄目みたいですなあ。
 ダイカット
● エルロン部の工作です。主翼と一体で組み込んだエルロン部材を切り離します。このタイプの翼端エルロンの工作方法なんですが、レーザーキット馴れしたモデラーには大変不評です。しかしながら・・・一番正確に作れる構造とも言えます。昭和の技術なんですが・・・ラジコン技術の製作記事を読んでも、当時の多くの自作モデラーさん達は、この工作方法で解説されていましたので、私達昭和の古株には当たり前だって思っていたんですが・・・。

● 昭和のバルサキットをオークションで安く落札して、お仲間掲示板で自慢しているのは大概は平成生まれのモデラー諸氏・・・。今のレーザーキットには存在しないオリジナリティ溢れるダイカットのキットなんで、誰も持って無い分自慢するには格好のアイテムなんですがねえ・・・。知らない構造のキットを作ってる訳だから、先人の知恵を習う心構えでキットを組んでるかと思えば、まあ・・・呆れる位の文句のオンパレード・・・。製作記事を読んでる大御所さん達は、皆さん!単純に観てるだけ~・・・の姿勢を崩しません。ドツボにハマれやああああ!~・・・って思ってるかもなあ・・・。完成機から入門して、レーザーキットに移行して・・・そして昭和の遺物に手出しなんかするからドツボにハマります。順序がアベコベなのが平成のモデラーですなあ(笑)・・・。
 
● 本機のエルロンはフィルムに寄るトップヒンジで繋ぐ構造なので、主翼上面は翼型に面一・・・。翼下面でダウン舵のみの角度分隙間が開く仕様です。ところがこういう大型機のエルロンが、フィルムのみのヒンジってのが余計に工作を難しくしています。この当工房製作の機体では、メタルヒンジを使う予定ですのでヒンジラインの構造を少し変更して製作します。主翼上面に若干の凹みは出ますが、抜け止め付きのメタルヒンジを使うので確実な固定が出来るでしょう。
 
● 余分なリブを切り落としてダウン舵分の角度切りの状態まで、サンドホルダーで仕上げています。まだまだ削ってる途中ですが、この前縁に厚みのあるバルサの角棒を積層してエルロン本体の完成となります。ただ・・・単純に棒材を貼り込んでもホーンの取り付け台座が無いと確実に固定出来ないので、一部翼型に沿った形状のブロックを埋め込む必要も有ります。
          
● まずは主翼の後縁側に厚さ(1/8=約3mm)のバルサ材(79番)を貼り込みます。此の時の注意点なんですが、フィルムに寄るヒンジでもメタルヒンジでも・・・ヒンジラインが直線でないとスムーズに動きません。貼り込む前に長めのサンドホルダーを使ってヒンジラインの直線出しを確実に行いましょう。
 
● 本機のフィルムヒンジのラインをメタルヒンジ用に改造する一案です。まあ・・・此れが本決まりとも言えるんですが、自衛隊の基地内ラジコンクラブ(基地工芸部)において、上官達が流行りの機能(スポイロン)を取り付ける為に、センターヒンジのエルロンを画像の様に改造していました。当時はフィルムヒンジやスポイロン等の概念が無い時代・・・フィルムヒンジなんてフラッターの温床に成るからと誰も使わなかったし、超小型のマイクロサーボも薄型サーボも無い時代だったのでグライダーの翼端近くの厚みじゃサーボが収まりきれなかったので、誰も考えすらしなかったのに・・・。

● 基地内の上官達のオツムは大変柔らかかったんですなあ(笑)・・・。主翼にサーボが収まらないなら胴体に納めれば良い!。テグスワイヤーの両引き機能を二つのクランクを介して主翼に埋め込み、主翼側はエルロンに連結・・・胴体側にはヘリコプター用のボールリンクを着けたアジャスターを延ばして、二つ並べたサーボに其々連結・・・。当時出始めた送信機内蔵の電気式リンケージをスイッチ操作でミキシングしてっと!・・・。今の時代ならば、平成生まれの若きネット物知り博士に鼻で笑われるかもしれないが、当時の送信機には液晶表示のプログラムミキシング・ディスプレイなんて付いて無い時代・・・。リンケージ自体をサーボのオーバートルクに成らない様にキチンとリンケージしていた時代だったとも言えます。ファンフライのゼット曲げリンケージ?・・・。フラッター出捲りのフニャフニャなリンケージを大型グライダーの各舵面に使ってる博士達のオツムの構造がよく解らんぜい!。阿保ちゃうか??????。
 
● 本日4月1日です。本来なら四月バカ・・・エイプリールフールなんですが、世の中・・・何時もの雰囲気じゃ無かったですなあ。本日・・・新元号の発表の時間を粛々とマスコミ報道と共に見守っていました。生前のお袋は大正生まれ・・・大正・昭和・平成と元号を三つも跨ぐ人生なんて凄いなあ!って思っていたら、何の事はない!・・・私自身も昭和・平成・そして新元号の令和・・・いとも簡単に三つの元号を跨いだじゃないですか(笑)・・・。それも・・・30年刻みで・・・。もしかすると、後30年生息出来たらもう一つの元号も跨げるかもしれませんなあ・・・。何故なら現皇太子と私は同学年・・・。従兄弟の警察官なんか皇太子と同じ生年月日だし・・・。

● エルロン動翼のコントロールホーンの取り付け台座を作ります。本来のホーンはキット付属の金属板を組み込め!とあるんですが、このホーンを使う場合はキット付属の部品しか使えません。もっと別の言い方をするならば、舶来品なんですから規格はインチ・・・。ミリ部品との互換性は殆ど期待出来ません。画像の金属ホーンの孔・・・インチなんですが、国産のロッドアジャスターはミリ規格なのでピンが細く、ガタが大きく成ります。要するに・・・国産品の殆どの綺麗パーツとの互換が利かないって事ですよ。よってホーンの台座自体から作り直さないと国産部品が使えません。約何ミリ・・・がこの場合は使えないって事ですね。
 
● プランク面を破ってバルサブロックをリブ間一杯で埋め込みました。翼型に沿っていませんので、舵面の上下にはみ出していますが此れは翼型に沿って削り落とせば良いのです。最終的にはこの切り欠き面は全てマイクログラスを貼って補強し、絹張りするので強度不足はありません。          (Part-35に続く)