MD-11型 (福さん機) 吊下げポッドの製作 Part-4
  
● ポッド成形用の専用サンドホルダーを製作します。構造はとても簡単・・・。スロット加工にすれば誰でも作れます。材料は5mmのスチレン材のみ・・・。カッターナイフで部品を切り出し、専用接着剤で組立てれば完成です。
  
● 枠を組み終わったら、1,5mmのバルサシートを二層にして貼り込みます。スチレン材の木口を粗目のサンドペーパーで荒らしてから、木工白ボンドをたっぷり塗りつけてセロテープやマチ針等で固定して乾燥を待ちます。二層目はバルサシートの全面に木工ボンドを塗り広げて、一層目と同じくセロテープやマチ針等で固定して乾燥させます。一工程の積層毎に1~2時間は自然乾燥させましょう。乾いたら周囲を成形してホルダーの完成です。
  
● バルサの表面の細かいほこりを完全に取り去ると、画像の様に普通にセロテープが貼れたりします。このセロテープの面に両面テープを更に貼り込んでから、50番程度の粗めのサンドペーパーを、アールに沿って貼り込むと・・・軽量で持ち易いサイズのサンドホルダーが完成します。
          
● プロップ型のポッドの外直径は最大80mm・・・。ファン型は100mmです。このサンドホルダーの内側の直径は150mm・・・75Rです。少し広めにとったサンドホルダーなので、サンディングはし易いと思います。最終的なポッド外面のプランク後の成形にも使えます。この50番のサンドペーパーですが、バルサはもとより・・・3mmのシナベニヤの木口でさえ簡単に削り落としてくれます。ただ・・・粗目のペーパーのホルダーなんですが、力任せに押さえつけて削っても上手く削れてくれません・・・。あまり力を入れずに、粗いサンド面に逆らわず削った方が綺麗に削れます。
          
● このサンドホルダーを併用して・・・現在はポッドのDFユニットの脱着ハッチを組立てています。今度の作業は全て内嵌め構造体なので、スムーズに脱着できる様に・・・クリアランスを観ながら組み立てています。よって組み立てスピードは、更に遅くなっています・・・。明日の朝まで掛かるかも・・・。
          
● 取り敢えず・・・ハッチの内部構造体が完成しました。更にこの構造体に細かい部品を取り付ける為の加工を行っていきます。と同時に吊下げる為の主翼側のパイロンの改造と、このポッド側のペイロード用の部品も作って行きます。歩みが鈍い様ですが・・・其れも此れも、本機付属の取扱説明書がキットに入っていない事が原因です。本来ならば・・・こんな好い加減な機体キットを売る側に問題が在り・・・画像掲載の充実した本機のパーツ内容から、部品を抜いて別売りパーツとし・・・更に儲けようとするネットショップ側の腹積もりが全ての元凶です。

● 大昔・・・加藤無線(MK)に勤務していた時代のお話・・・。問屋側から、バルサのパーツが欠品してると数機分のキットの返品がありました。キットの検品と自社パーツの袋詰めと配送を担当していた部長(長男さん)が言ってた事なんですが、問屋の人物の中には個人モデラーと親しい関係を個別に持っていたらしく、この親しいモデラーには小売店を通さず格安で渡す輩が居たそうです。その個人モデラーが組立に失敗すると、替えのバルサの部品をキットから抜いて個人モデラーに渡す為・・・人為的な欠品のあるバルサキットが出来る訳で・・・。其れが明らかに人為的にパーツを帯留めから抜いた跡が在る・・・。其れがこの特定の問屋の人物のみで発生する・・・。其れが当時の(MK)だけに留まらず、他社のキットでも起きていた事実・・・。模型業界人でないと知らない事実でも有ります・・・。その欠品していると返品されたキットの部品を全て総合すると・・・キット一機分が組めるんじゃないか?って位の抜け具合・・・。今回のskyliner38のキットを観ていて・・・昭和60年当時のバブル景気に乗じたラジコンブームに起きていた事態を思い出してしまいました。
          
● 実際にはこの配置で主翼のパイロンにぶら下がります。此処からの複雑な加工は、吊り下げるポッド本体よりもこのハッチ側に有ります。此れが細かくて複雑なので後回しでも良いんですがねえ・・・先にやっても後回しでも複雑な加工に掛かる時間は同じですから・・・。
  
● 福さんが購入したこの機体が、本当はEDF搭載機じゃ無かったのでは・・・という疑惑が、疑問を持ち続けて検証して確立した経緯は、此処にも有るんですなあ・・・。この様な3mmベニヤの積層部品にグラス製のポッドを被せるには、このベニヤ製のパイロンとグラス製ポッドの接触面をアール状に削らないと、ぴったりとは勘合出来ません・・・。で!疑問が出ました・・・。仮に綺麗に削ってポッドを取り付けられたとして・・・出っ張ったポッド内部のパイロンの先端を、搭載可能とされた70mmDFユニットを搭載する為に、当たる部分を更に削ったら・・・殆ど残らないという結果に・・・。よって・・・以上の事から、この機体はDF搭載はキットオリジナルの仕様では無理だと判断しました。其処でパイロンの改造に至る訳ですが・・・。skyliner38の管理人さんは、どういう経緯でこの機体を入手したのか・・・全部知ってて販売したのなら、相当な大ぼら吹き・・・知らずに販売したのなら、広く浅い知識しか持たないネット物知り博士って事に成る・・・。
 
● まずはこの積層ベニヤの段差を取らなきゃ周囲を覆う補強板も付けられないと、粗目のサンドホルダーで削っていたら・・・変な振動音がするなァ・・・って、積層ベニヤを捻じってみたら・・・。この三枚のベニヤは専用のエポキシでガッチリ接着されて初めて強度が発揮出来るんですが・・・この一番左のパイロンの部品・・・接着剤を塗った形跡がありません・・・。木口のみ接着剤を盛っ
ただけのイミテーションでした。何が入念なる検品だあ?・・・。おい!skyliner38の管理人!観てるだろ!なんとか言え!・・・。こりゃあ根本から大手術ですなあ・・・。・・・そして・・・考えたくは無いんだが、最大の懸念が残った・・・。この接着剤を塗り忘れたベニヤの根元・・・主翼の中に埋まって見えない部分・・・接着されてないんじゃないだろうか・・・。この手の同一フィルムは多分廃番だろうし、中国から購入するとすれば多分20メートル巻き・・・。比重は日本国内で購入出来るフィルムの3倍以上重いから誰も使わないし・・・。でも剥がなきゃ補強も出来ないし・・・。あああ!困ったあ!・・・。
  
● いやはや・・・何とも粗い工作ですな・・・。フィルムを剥がすと頭に来るか、呆れる中華製の機体構造なので、なるべく触りたくはないんですがねえ・・・。フィルムを捲らされる羽目に成っちまうんですなあ(笑)・・・。
  
● まずはパイロンを太らせないと強度もへったくれも無いんで・・・。強い後退角の付いた主翼ってのは、外部部品にもこの位の寸法の違いが出るんです。よって追加部品も三種類必要・・・。結局長さの違う形紙を三枚作って、3mmベニヤから其々切り出しました。
  
● まずはパイロンの上面を太らさないと・・・下面なんか削れないんですなあ・・・。なるべくぴったりと勘合するまで何度も調整してから、今度は5分硬化のクイックメンダーを使って接着します。この何分硬化って類の接着剤なんですが、5分経ったら完全硬化って意味じゃ無いですからね・・・。5分経ったら硬化が始まるって意味なので勘違い為さらぬ様・・・。
  
● 主翼側を弄り出したんですが・・・一抹の不安が過ったのでフィルムを剥がして呆れました。引込脚用のベニヤの積層マウントは取り敢えず内装しとるんですが、こりゃあ・・・メーカー社員の工作じゃないですなあ・・・。下請けの個人モデラーでも無い・・・。治具だけ渡して安い工賃で作らせた、模型飛行機の構造に全く知識の無いパートのおばちゃんに作らせたとしか思えんぞ!。まあ・・・この部品のズレ具合から見て、自宅での作業だろうなあ・・・。「お母ちゃんは晩御飯の支度するから、お前たち・・・後でお小遣い上げるから組んどいて!・・・。」って、自分の幼い子供に組ませたのかもしれませんなあ・・・。だから構造がいい加減・・・。
          
● skyliner38の管理人さん!・・・ちゃんと入念なる検品ってヤツ・・・やられたんですか?・・・。ちゃんと点検口代わりの肉抜き孔を設けてあるんで、ペンライトを差し込めば見えた筈・・・。この引込脚のマウントが跨る二番リブ・・・。完全にプランクシートから外れてるんだが・・・。これでは飛行中に空中分解するか・・・着陸時に引込脚のマウントに荷重が掛かると、マウントが折れて左足が座屈・・・左の主翼は完全破壊で修理不能に成るんだが・・・。カンザシのガイドパイプとの交差箇所を観れば解るだろう!・・・。スパー材からリブのトップが2mm程度下がっとるぜい。多分・・・OK模型のEZ治具のバッタモン使ってプランクしたんだろうが、リブのトップに段差があると、どんなに接着剤を厚盛りしたって接着剤は重力に逆らえないから流れるので接着出来ないって事に成る。「そんなのメーカーが悪いんであって、当方の過失じゃ無いじゃないですかああああ!。」って聞こえて来そうだが、だったらちゃんとセールストークに真実を書いとけよ!・・・。其れが解ってたんなら、誰も購入なんかしないから・・・。

● 何故にプランク材が浮いたのか・・・其れは主翼の上面を観れば直ぐに解る事・・・。この主翼は矩形翼の中央部とテーパー型後退翼が組み合わさって一枚の主翼を構成しています。此の矩形翼からテーパー翼に切り替わる2番リブの上面から、三次元立体上では上反角が付く構成なのに、プランクシートは3番リブまで一枚通しで貼り込んであります。この場合は・・・この2番リブを三枚積層として、この積層リブの中心においてプランク材を繋いでいれば・・・画像の様な浮きは見られません。此れは一枚通しで貼りこんだ為に起きた自然の成り行きの現象です。ただし・・・この飛行機のこの状態では、此れは不良品・・・。よって工場の検品中にはねられたのか・・・模型店から返品されたのか・・・どちらにしても、メーカーの自社倉庫に不良品として眠っていたとしか思えません。そんな不良品をskyliner38の管理人は、どういう経路で輸入したのか・・・。農薬入り餃子事件ってのが過去に起きてますが、此方は販売元のとんだとばっちりなんでしょうけど・・・今回のこのラジコン模型の件は輸入して国内販売した管理人にも過失はあるんじゃなかろうか・・・。入念なる検品を・・・って、検品何ぞしとらんじゃろ!・・・。 
● 画像は主翼の後縁の内側のフラップとして作動する動翼なんだが・・・。左右の作動角が最大で此れだけしか動かない・・・。フィルムが突っ張ってるんかなあ・・・って思ったら、もっと根本的な構造に欠陥アリましたなあ・・・。このフラップの主翼の後縁側・・・湾曲しています。此れ以上下がらないのは、其々の主翼の後縁にフラップの前縁が当たっているから・・・。だからこれ以上フラップが下がらない・・・。修正するには一度フラップを繋いでいるフィルムのヒンジを剥がすんだが・・・主翼の後縁の一部も剥がして削り直さねば成りません・・・。一度剥がしたフィルムの再度の圧着は・・・多分出来ないので貼り直しに成るかなあ・・・。この手のフィルムは入手がむずかしいぞお・・・。管理人・・・此処も検品しとらんぜい・・・。こんな角度と面積じゃ満足なフラップ効果は得られませんなあ・・・最低でも45度は下がらないと・・・。
 
● エルロンもこの角度が精いっぱい・・・。更に悪い事に・・・このエルロン材、主翼の下側のプランク面から5mm以上はみ出してる・・・。って事は、テーパーエルロンの形状なんだが、厚みのテーパー比がデタラメって事に成る・・・。管理人さん!送った後でエルロン材が膨らんだ!っとでも言い訳するんか?・・・EDFのプロショップなのに・・・。左の主翼の後縁も湾曲してるから下がらない・・・。7万円の高額販売のキットにしては聊か酷過ぎる造りだぜい・・・。多分・・・この動翼・・・全部作り直しに成るかなあ・・・。
 
● まずは・・・福さんへ・・・。今後の作業の展開に支障が出る可能性も含めて、主翼のフィルムを全部剥がしました。まるでレストア状態なんですが、販売元の管理人さんが手抜きの検品をしたので結果的にこういう事態に成ってます。剥がして解った事ですが・・・粗い工作以前の問題が多数発覚!・・・。根本的な修復をやってから再度フィルムを貼りこみますが、実機通りのカラーが見つからない場合・・・手持ちのオラカバドライ(ホワイト色)を貼り込むでしょう・・・。この積層ベニヤのパイロンなんですが、切り落とす最中に問題発覚・・・。どの板も中身が接着されていませんでした。無茶苦茶だぜい!。場合によっては、これ等の画像をダウンロードして、管理人さんに突きつけてもいいですよ!・・・。
 
● 塗っては成らない場所に接着剤を塗って・・・剥がれないからって無理やり剥がしてそのまんま・・・。引込脚のマウントは荒れ放題・・・。フィルムを剥がして解る粗い工作ですな!・・・。多分・・・福さんには修正も改造も不可能でしょうなあ・・・。私自身も呆れとりますよってに(笑)・・・。フラップサーボのスペースには補強材すら入っておりません。此れではサーボマウントが作れない・・・。このレーザーカットのミシン線・・・何でこんなに歪んでるんだろうなあ・・・。多分ですなあ・・・。レーザーは正常なんだが、プロッターのベアリングが下手っていてゴロゴロしてるんじゃないかなあって思います。要するに・・・プロッター本体がガタガタと遊びが出てる状態で切ったから、ミシン目が規則正しくのた打ち回ってるんですなあ・・・。最悪なレーザー加工機って事ですよ。
          
● この歪な中央翼のライン・・・何故こうなったか教えましょうか・・・。前縁側に向かって積層したバルサ材が薄く細く成ってるでしょう?・・・。此れって遠近法だからこうなってんじゃ無くて、カンザシに対してこの中央リブが直角じゃ無かったから・・・所謂リブ組治具の不具合・・・もしくは作業の手抜きでこういった不具合が起きます。其処で無理矢理厚手のバルサのリブを貼りこんで、昇降盤で木口を切り直してから、3mmベニヤのリブを貼り付けた・・・。フィルムで隠れるからバレないだろうってか・・・。一発でバレるんだなあ・・・此れが!・・・。
 
● 肉抜き孔を作ってるから見ればバレちゃうでしょ?・・・。後縁側は肉厚が有ってバルサ材が見えるのに・・・前縁側の肉抜き孔からはベニヤの積層しか見えません。実はこの時点で、私は気づいちゃいました(笑)・・・。おまけにこのベニヤとバルサには隙間が有るって事は、此処も接着されていない可能性が有るんですなあ・・・。
          
● 此れだって無茶苦茶な抜き方・・・。レーザーカットのミシン目に沿って、カッターナイフをチマチマ使わずに・・・木目に沿って数本の切れ目を入れたら、拳で叩き割るから端っこが歪に残るんだぜい・・・。何の為のレーザーカットなんじゃろか・・・もう呆れて笑うしか無いなあ・・・。お~い!王(ワン)さん!・・・此処観てるなら、中国のこの機体の出所知ってるでしょ?。注意してくれい!。
          
● 主翼の翼端側で此れだけの隙間が出るって事は、後縁側のヒンジラインが湾曲してる事を意味しています。福さんがバルサキットを作った場合・・・同じ事態に成ったら骨組みの他の構造にも目を向けて下さいね・・・。其処に原因が有るのが普通だったりしますから・・・。
          
● この前縁の湾曲具合・・・後縁の湾曲と比例するんですなあ・・・。此処も検品漏れですなあ・・・やれやれ・・・。此れはですなあ・・・修正が大変難しく、完全なる修正は出来ません。本来なら不良品レベルなんで、メーカー側は廃棄する主翼です。多分・・・社員に渡す際・・・オークションには絶対に出すな!って会社側から言われても可笑しくない不良品のレベルです。でも・・・流出しちゃったんですなあ・・・。修正は一応出来ますが・・・キット付属のウィングレットは孔位置が変わるので使えなくなります。どうか了承願います・・・。「孔位置変えれば良いじゃないか!。」って販売元は言うと思いますけど・・・。この翼端の奥には専用の金属のスリーブが埋まってます・・・。よって孔位置を変えてもグラスのムクで出来た翼端のウィングレットチップは固定出来ないんです。う~む・・・熊った熊った・・・。(Part-5に続く)