(MD-11) (出所不明の中華製)販売元(netshop=skyliner38) Part-13
 
● 38親分のスケベ心が・・・こういう事態を引き起こしとる証拠の一つです。翼関係を修復しても・・・このアクセサリーパーツから好い加減なので、此処も修復の対象となります。画像は主翼の下面を上にしています。フラップ辺りのヒンジ面が下がっているって事は上反角が付いているって事に成るんですが・・・。此処に引込脚を改造した固定脚のマウントをプランク面にツライチで取り付けるとどうなるかを記載しています。パート12ページでも記載しましたが、角度調節の出来る電動リトラクトとは違い、この固定マウントはマウントブラケットに直角にしかメインギヤを固定出来ません。胴体下部に収まる翼根部分にマウントを固定するなら何も問題は無いのですが・・・。
 
● 上反角が約3度付いているんですが・・・このマウントブラケットにメインギヤを取り付けるとどうなるのか(笑)・・・。画像左側の車輪は宙に浮いた状態と成ります。地面に接地するのは内側二列の車輪のみで、38親分が本機の詳細を記載している全備重量5キロを超える機体を支える事になります。多分・・・荷重で4本のタイヤ全体が接地する事には成りますが、大きい荷重が掛かるのは内側のみの車輪なので、ちょっと粗い着陸だと・・・このフライ・フライ・ホビー製のひ弱な樹脂製マウントは破損するでしょうねえ・・・。何の為に4本のタイヤで機体の右半分を支えるのか・・・38親分は理解して無いんじゃないだろうか。キットの付属部品である本機専用の電動リトラクトを、スケベ心で別売り部品にして更なるお小遣い稼ぎ?(笑)・・・。角度調節出来ないマウントブラケットなんかを代わりに付属させたのにも、何か魂胆が有るんかなあ?・・・。絶対!電動リトラクトを欲しがる筈だから・・・ってか!。

● まるで・・・グローエンジンヘリのキットからメインスキッドとテールパイプを抜いて別売りパーツにするとか・・・エンジンカーから4本のタイヤとクラッチシュー・クラッチベル・フライホイルを抜いて別売りにするとか・・・はたまた、バルサキットから尾翼だけ抜いて別売りにするとか・・・やってる事は同じだぜい!「足らない部品は・・・オプションですので、別に買い求めて下さい!・・・。」って、究極の販売方法だなあ・・・。ネットショップも・・・此処まで堕落したか・・・。

● 問題は他にも有る・・・。電動リトラクトの他の機能として車高を調整できる部分も有るんだが、このブラケットにはその機能が無い・・・。付属のメッキ仕上げのアジャスターをブラケットに固定しても、このスケール脚を取り付けたら粗・・・高さ調節は出来ませんなあ・・・。この状態でメインギヤの高さは115mm・・・。自作のエンジンポッド最下部と地面までの隙間が105mm・・・。その差は10mmしか確保出来ません。よってこのメッキした鏡面仕上げ(38親分ならツルピカ仕上げ?・・・)のアジャスターも使えないんですなあ・・・。
 
● このメインストラットギヤには強力なコイルスプリングが内蔵されているので、フルボトムさせるにはかなりの押さえつけ荷重が必要です。ただ・・・そのストロークは僅か10mm程度しかありません。自重5キロの機体なので、ちょっと激しい着陸ならタイヤも沈むので、下手したら・・・DFポッドの底を蹴とばす可能性もあります・・・。滑走路面に小石なんか有ったら、インテークに吸い込んでブレードが破損するかもなあ・・・。芝生の河川敷でも無理やろなあ・・・。38親分が検品なんかしてない証拠の一つが此処にもあるんですなあ・・・。実機でもこの様な吊下げ式のエンジンポッドと地面までの距離が少ない機種も有るんですが、やっぱり専用引込脚をまた38親分に頼んで購入するしか無いのかもしれませんなあ・・・。って依頼主さんはDF模型の初心者さん・・・果たして更なる出費にどういう反応を示すんだろうか・・・。って状況に成ったら38親分の思う壺!・・・。何とか別のアイデアを模索してみましょうかね!・・・。
          
● メインストラットギヤはこういう感じでの固定なんだが・・・画像では深さが解らないでしょうけどね・・・。グラス製胴体の最下部から30mm程下がった位置にこの固定脚マウントブラケットが取り付けられるんですが・・・。そうなるとまたまた厄介な問題が幾つも発生するんですなあ・・・。もう!・・・嫌ッ!・・・。
 
● 本機のノーズストラットは前方引込の設定なんですが・・・。上記の画像でも解りますが、専用のタイヤハウスを設けていませんので内部が丸見えです。此処に固定脚を付けるとどうなるでしょう!・・・。この開口部が乱気流を生み・・・其れをポッドのインテークが吸い込むので、ジェットエンジンなら不調の原因・・・DFユニットならブレード面へのアンバランスな荷重・・・模型のブレードなんで強化されてる金属板じゃないですねえ・・・。先端なんか薄っぺらいので破損するかも知れません。本来ならこの機首先端のギヤカバーだけでもリトラクト連動で閉じてくれないと、その胴体を伝ってエンジンポッド迄流れる乱れた気流を抑える事が出来ません。実はまだまだ深刻な問題があるんですなあ・・・。Oh!My!God!・・・。助けてくれ!オビワン・ケノービー・・・。
 
● 本機のノーズストラットギヤのステアリング機構は、このブラケットに直接超小型のマイクロサーボを取り付ける方式なんですが・・・自重5キロを超えるって機体のステアリングを、果たしてマイクロサーボの非力なトルクで動かせるのか!・・・。地上に駐機している状態でラダーと電気ミキシングしているので連動して動かす事は可能なんだが・・・。多分タイヤに掛かる自重5キロの荷重による摩擦でほぼステアリングは切れません・・・。むしろ電力過多によるサーボ搭載のコンデンサが破損するか・・・ナイロンの減速ギヤが舐めるんじゃないかと思いますなあ・・・。

● これがね?・・・支柱よりも後方にタイヤが位置していたらフリーキャスターに出来たんですがねえ・・・。弱いコイルスプリングでステアリングホーンを両側から吊ってやれば、ヨー軸荷重が加わった時のみタイヤが左右に動き・・・直進するとタイヤはニュートラルに戻ります。まあ・・・自転車の前輪と同じ原理です。昭和の航空自衛隊のジェット練習機(Lockheed=T33A)のノーズストラットギヤはフリーキャスターでした。よってパイロットがラダーペダルを踏んでもステアリングは利きません・・・。でもタキシ―中は機体が左右に方向転換しています。不思議でも何でも無いんですがねえ(笑)・・・。コクピット内のラダーペダルを踏むと、メインストラットギヤの何方かのタイヤにブレーキが掛かります。当然!ブレーキの掛かったタイヤを軸に機首は方向を変えるんですが、此れがステアリング機能です。ただし・・・メインギヤはシングルタイヤなので此れが可能に成りました、しかし本機はタイヤが4本・・・。ブレーキ踏んでも機首は方向を変えてはくれんでしょうね。

● それでは!実機のMD-11型はどうやってタキシ―中の方向転換をさせているのか・・・。だから双発機なんですなあ・・・。曲がる方向とは反対のエンジンを噴射して勢いで曲がる・・・。ウソみたいですが(笑)・・・飛行場に行ってタキシ―中の機体の挙動を見れば良いですよ。地上旋回中にエンジンの高回転音がしたらジェットエンジンを噴かしてますので・・・。前輪を操作するだけじゃ旋回しないって!(笑)・・・。
          
● パイロン補助材の調整が終わったので、各ポッドに仮固定中です。此処まで来るのに・・・まあ!取扱説明書の無い粗悪なキットの顛末ってのは・・・、こういう弊害を生むんですわァ~・・・。おい!38親分!検品してるって主張するんなら、自分で書いた所見の組立説明書ぐらい付属させてから販売しろ!・・・。検品したのならな!・・・。してないから、何処に不具合が在るのかも解らないんだろう?・・・。ウソばっかりセールストークしたって、修復しながら組立ての出来るモデラーが関われば・・・アンタの嘘ぐらい見抜けるって!・・・。
          
● まずは・・・エポキシで本体と合体・・・。主翼側のパイロンの厚みが13,1mmなので、13,2mmに調節したスペーサーを挟み込んでの接着作業です。しか~し!・・・このポッドは吊り下げ型・・・可能な限りの隙間は全てエポキシ練り練りとヒートガンで埋めて行きます。此方は大直径のプロペラがブン廻るレシプロ用のユニットです。DFポッドよりも振動が出ますので、エポキシてんこ盛りで補強しときましょう・・・。
          
● 接着剤が硬化したので、押さえの治具を外して主翼側のパイロンに勘合したんですが、呆気なくスルリといった感じで納まりました。ホッと一息・・・この取り付けが上手く行かない予想の方が大きかったので心配してたんですが・・・やっと肩の荷が軽くなった気持ちですね・・・。昨日は強風吹き荒れる中、高台のお寺のご住職の母屋にて娘さんの部屋のエアコンの取り換え作業でした。ネコバスさんより・・・「二階の角部屋なんだが地面から8メートル位有る・・・。」って聞かされてて・・・ロフトでも有るんかいナ?・・・って思ってたら、石積みの上に家屋の礎が打ってあって・・・其処から二階の家屋なので最大8メートル・・・。三段式アップスライダー(三段ハシゴ)を目一杯延ばしての室外機取り付け作業・・・。一階に置くタイプじゃ無くて専用の置台を屋根の傾斜に合わせて取り付けて、その上に室外機を固定・・・。

● 体重100㎏超級の私がエアコンの室外機を担いで、撓む梯子を登って上がるのは至難の技なんですが、最近の室外機は大変軽い!・・・エアコンの寿命は永くても13年と言われているんですが、丸々使うと冷えない温まらない状態に成るまで15年くらい使えるとの事・・・。ただ電気ばっかり喰らって冷えない温まらない状態に成ったら買い替え時だそうです。よって13~15年前の室外機の重さといったら・・・倍くらいの重さに感じますなあ・・・。エアコンの性能も日進月歩ですよ・・・金属製のファンから樹脂製に成ったり・・・塩害に耐えられる様に金属ボディから強化プラスチックに変更されてたりと・・・随分軽く成りました。だからアラカン(アラウンド還暦)二人でも何とか取り付け可能なんですなあ・・・。よって本日の製作記事は中日を挟んだ翌々日の記事です。お寺から帰って来たら・・・もう疲れてしまって夕食も採らずに其のまま爆睡開始・・・朝の9時まで寝てました。よっぽど疲れが溜まっていたんですね。でも・・・睡眠さえ取れば再び体力が戻って来ます。よって糸鋸盤と格闘してから画像の状態までの工程が終了・・・。やっとエンジンポッドの工程から解放されます。ホント!疲れるキットですなあ・・・前作のASKよりも強烈かも知れません(笑)・・・。

● そうやって模型業界を見渡してみると・・・無線機は確かに進化してるんだけど、この飛行機本体の方が好い加減なんだもの・・・。OK模型のEZが発売された時は、新素材の時代が来た!って喜んでたんですが、その素材のその後の扱われ方が、手抜き構造の方向に脱線して行ってしまったのが、昨今の為体の要因でもある・・・。人間のオツムだけが進化して、身体はどんどん退化して行ってる様に感じてるのは私だけでは無い筈・・・。自分で作って何ぼ!の空物ラジコンの世界は、今や完成品を購入して何ぼ!の世界が当たり前になってしまった感が強いですなあ・・・。しかし・・・今は令和元年・・・。オマケにラジコンブームは下火の時期・・・。よってネットを見渡せば、年配モデラーさんによる自作模型のお祭り状態です。此れが本物のラジ馬鹿の世界!・・・作って何ぼ!・・・ガチンコモデラーが増える事を願うばかりです・・・。
 
● 左がレシプロ用のポッドです。最大8インチのプロペラが使える様にしました。大直径のペラを廻すので、同じ右回転だと反トルクが発生します・・・。よって右側は正回転・・・左側は逆回転の設定です。ブラシレスモーターは三線式なので、動力線のピンコネクタを正逆入れ替えるだけで、回転方向を設定できます。正逆で回転すると互いの反トルクを打ち消すので、同じ回転数ならばクセは出難く成ります。

● 右側はDF用のポッドです。ダクト内のインペラなのですが、ベーン後部に整流板が設けてあるので正転逆転の概念が要らなく成ります。回転数を合わせればヨー軸のクセは出ないでしょう・・・。依頼主さんはDF初心者と聞きました。同じセル数なんですが、本機の様なヘビー級の機体の場合レシプロ設定の方が、俄然推力があります。そこでベテランの指導を受けながら、まずはレシプロ設定機で本機の挙動を充分把握して飛行時間を積む事が必要です。充分な飛行と調整を自分自身で把握してから、DF設定機に移行しましょう。ジェットエンジンでは無いので余剰推力を期待できません・・・。よって無理な引き起こし(急激な機首上げ飛行)やアクロバットは、本機には禁物です。
 
● skyliner38の管理人さんがキットに付属させたエンジンポッドの外直径は最大80mm・・・。このグラス製ポッドに70mmのDFユニットを納めて6セルのバッテリーを推奨!・・・と記載してましたが、排気口側の直径は30mmしか有りませんでした。もし!DFのプロショップなら・・・こんなお馬鹿な言葉は決して記載しません。DFは換気扇の高速回転と同じなので、排気口を絞っても推力は向上しません。ジェットエンジン搭載も可能との事でしたが、既存の小型ジェットエンジンでもキット付属のグラス製ポッドには収まりません・・・。何を基準に可能!なんて言ったのか・・・DF模型を知ってるモデラーなら、このセールストークはDFに関しては無知な素人のトークにしか聞こえないでしょう・・・。しかし!ミテクレから入る初心者モデラーには充分信用して貰える恐ろしいトークです。DF模型の購買層をお金持ちの初心者に設定したネットショップだとしたら、大変危険なショップだと思います。閲覧者の皆さん・・・このショップでのお買い物には充分気を付けて下さい!・・・。
 
● DF命!・・・とまでは行かない当工房の主でさえ、本機のセールストーク(売り文句)には首を傾げてしまいました。と!言うよりもDF模型を本格的に作り出したのは、自衛官の時代だから昭和54年位からです。まあ・・・上官である整備士やパイロット達が、基地内の滑走路で週末飛ばしてましたので、自然とDF模型には慣れ親しんで行きました。当時は汎用ブラシレスや模型用のターボジェットエンジンなんかは、一般的には入手不可能な時代です。高速回転可能なグローエンジンを、ニトロプロパン50%以上の燃料でぶん廻して飛ばしていた時代でもあります。

● 当時のラジコン技術誌に掲載されたDF模型に関する国内モデラーや海外のメーカー(アメリカ・アイオア州のバイロン社)の技術陣のコメントや著書を見ても、38親分みたいなへんてこりんなセールストークは一行も出て来ません。DF模型に関する部品や製品を多く取り扱うプロショップみたいな雰囲気を持ったお店ですが、そこの店長さん(管理人氏)がDFの知識が乏しいのであんな不思議な文章が書ける訳で・・・。其れを鵜呑みにすると、今回の様なレストアみたいな新品の機体の製作記事に成る訳です。

● 完全完成機に限りなく近い充実した部品内容を、スケベ心で抜き取って別売りなんかにするから・・・こういう何時に成ったら組み上がるんですか?・・・の製作記事に成ってる訳で・・・。不良品のオンパレードの部品欠損キットを、上手く誤魔化しても良品セットには出来ません・・・。当工房に言わせれば・・・本機の様な不良キットの高額販売は、詐欺行為と同じです!・・・。此れからskyliner38での飛行機キットを購入予定のモデラーさんは、今一度・・・購入をお考え下さい。買うな!・・・とは営業妨害に成るので言えません。しかし・・・購入する前にネット上のDF模型を情熱を持って扱った、真のDFモデラーのブログの管理人さん多数に意見を聞いてからでも遅くは無いですよ。まあ・・・本機に関して言えば、難色を示したモデラーが大勢いるのは言うまでもありません。
          
● パイロンブラケット(パイロンの補助板)と各ポッドのエポキシてんこ盛りが済んだので、ブラケット周りのプランクを行い完了しました。まだ・・・後部の取り付けが終わって無いんですが、此方はポッドの吊り下げ加工が済んだ後にクリアランスを見ながらブロック材を成形して接着して行きます。
 
● 真ん中に本機付属のエンジンポッドを置いて、左右の其々のポッドと比較してみましょう。最初にこのグラス製のポッドを見た時に、此れにEDFを搭載?・・・って真っ先に疑問に思いました。インテーク側から見れば確かに70mmダクトユニットは搭載可能なんですが、エグゾースト側から見ると口径を半分以下に絞ってるのに、推奨の6セル(22,2V)分の推力は出せないと思いました。私の経験したグローENGのDF模型と明らかに違っていたからです。

● 前にも記載しましたが・・・DFユニットは換気扇の高速回転であって、ジェットエンジンみたいな高温の燃焼ガスによる圧力噴射ではありませんので、排気口を絞ると推力が極端に低下します。よってこのグラス製ポッドはDF搭載は不可能だと判断し・・・新しく作る事に成りました。このグラス製のポッドが当たり前のDFユニットの形状を有していたら、当の昔に組立作業は終わってました。38親分のセールストークに振り回されたのは・・・高額で購入しちゃった依頼人だけでは無いんですよねえ・・・。閲覧者の誰かさんが38親分に連絡したんですかねえ?・・・。彼のページから、この(MD-11)の記事も画像も全て消えてるんですが・・・。ほとぼりが冷めたら・・・また出て来るのかナ?・・・。証拠隠滅しても遅いんじゃないかなあ・・・多分3000人以上がもう事実を知ってるし、今頃・・・飛行場で話題に成ってるでしょうねえ・・・。でも・・・一役有名人に成れたから良いんじゃないですかねえ。どういう意味での有名人かは知りませんけど・・・ね?・・・。中華の職人の好い加減な工作品だけを悪者にして、トカゲの尻尾切りのつもりかなあ?・・・。平和主義者の管理人さんの行為は理解出来ませんなあ・・・。
 
● 主翼のパイロンにポッドを固定する為の貫通孔を開けなければならないんですが・・・。この手前のポッド側のパイロンブラケットと主翼の前縁が接する部分を削り込まないと正規の位置にポッドが納まらないんです。よって!・・・チマチマとした角度切りの加工を終えないとパイロンの貫通孔加工が出来ません。
 
● 基準はブラケットの前方に有ります。画像ではまだ0,5mm程の隙間が有りますので・・・もちっと削り込む必要が有るんです。この0,5mmを好い加減にすると、レシプロ設定のポッドとDF設定のポッドの互換性が利かなく成るんです・・・。シビアな調整なんですが・・・此れを好い加減にすると・・・困るのは依頼主さんなので・・・ね!・・・。
 
● 貫通孔を開けてビスを差し込んでみました・・・。この状態はまだナットを締め込んでいないのですが、ポッドを掴んで振り回しても主翼とパイロンの結合付近はビクともしません。キット付属の流線形でスケール感満点のグラス製ポッドには負けますけどね?・・・実際にはこの位ガッチリと固定しないと振動に耐えきれず主翼からグラス製のポッドはモゲますよ。

● キット付属のグラス製パイロンを主翼に固定するには・・・通常のエポキシ練り練り30分硬化とかじゃ駄目なんですよねえ・・・。まずは主翼とパイロンの接着には、フィルムを剥がしてエポキシで・・・では確実では無いんです。まずはグラス製ポッドのウレタン塗料ツルピカ仕上げ(笑)・・・を全部剥がして、ガラス繊維の面を露出させなければなりません。じゃあ・・・その面にエポキシ練り練り30分硬化をたっぷり塗り込んで・・・も!確実では無いんです・・・。グラスは積層してあるんですが、その積層一枚目にしかエポキシは乗りません・・・其のまま硬化しても二層目以降は接着されていないので、何れ振動で剥離します。結局・・・グラス成型に使ったポリ樹脂を使わないと強度は保てないのですが、今度は主翼のプランク面が弱すぎるんですなあ・・・。マイクログラスをポッドと同等の積層数にしないと同じ強度とは言えないのですよ・・・。よって!・・・一般のサンデーフライヤーさんが出来る作業では無いって事です。最初から・・・此処まで徹底して作ってればねエ・・・。だから!・・・パイロン自体を自作して補強する方が早かったりするんですなあ・・・。結局の所・・・キット付属のグラス製ポッドは使えなく成りますけど・・・。(Part-14に続く)