ZANONIA 2023 (ガルモデル仕様替えオリジナル構造) Part-8

  
● ・・・こういうアナログ丸出しの部品加工を掲載すると、数か月後にはもっとハイテクのボールフライス盤を使って同種の部品を加工するモデラーのページが増えるんですが・・・。そないなハイテク・ハイカラの専門重機を使わんでも、この手の部品は画像の工具で充分作る事が出来ます。何故なら・・・部品の素材はPVC樹脂だから・・・(笑)。寸法切りして真ん中に孔開けて、タップでねじ山作って長ビス廻し込んで・・・ボール盤のチャックに固定しとるだけです。其れをサンドホルダーで削ると・・・画像みたいな段付きの長いナットが出来るんです。実に簡単でしょう?・・・。

● このナットの使用目的レベルなら、こういったあまり精度の要らない方法でも欲しいナットは作れるんですなあ・・・。この段付きの長ナットが本機の治具には大変重要に成って来るんですよねえ・・・。既製品が存在しないから自分で作るしか無いんです。此れは自然の流れなんですけどねえ。ナットの頭が四角ってのも良いでしょう?・・・。実際に存在する形状のナットですし・・・。NO-7で記述したビス抜き�の特殊工具・・・四角錘の滅茶苦茶硬い超硬のビットを専用ハンドルに挿入して、飛行機を持ち上げる勢いでビスを廻す・・・の件で登場する四角錘のビット・・・。其れと同じ正方形の頭なんですなあ・・・。よって、職場のビットハンドルが其のまま使えるんですけど・・・(笑)・・・。此処で言う職場とは、遠い過去の板金職の仕事場の事です。
 
● この長いナットはこういう仕上がりに成るんです。専用のソケットレンチも自作しました。画像の隅にちょこっとだけ見えてるでしょう!。そういう使い方をする為なんですよねえ。まあ・・・頭が四角だろうが六角だろうがこの手の治具にはソケットレンチが必要に成って来ます。だったら作れば良いんですよ。正方形の任意の寸法の四角いソケットレンチなんか売ってませんしねえ・・・。あまり大きい荷重を掛けて使う場所でも無いんで・・・。まあ・・・市販品でピッタリのモノを探すとして、何時何時までにと限定されるんだったら、自分で作ってしまった方が断然早いんで!。
 
● 此れも治具部品です。三点拘束の一番重要な部品なんですが、そんなに荷重を掛けて使う部品でもありません。ただし、治具としては嵩が無いので、硬性が弱くなります。この治具をOK模型のトムさんが使うとするならば・・・、もう少し手を加えるでしょうね。一応・・・私の構想としてもう少し手を加える予定です。「ザノニア一機にしか使えんのに、聊か大袈裟な治具なんじゃネ?・・・。」って思ってる閲覧モデラーさん。別にベニヤ板を複雑に組まなくても、スチレンペーパーやらスチレンボードで作っても良いんじゃないかなあ。複雑に組めば組むほど、このスチレンと言う材料は頑丈に成る優れた特性を持ってるんですが・・・。当工房のオリジナルグライダー観れば解るでしょ?。経験としては、ベニヤとバルサで構成する機体の同じ構造なら、40%近く軽量に成るんです。
 
● 治具の使い方としてはこう成ります。見た目安定しない様にも思えますが、此れがある程度プランクシートを貼り込んだ主翼と仮定すれば、この構造の治具の本当の使い方が見えて来ます。この治具を時間を掛けて作ったのは、大袈裟で大掛かりな定盤を使わなくても、其れに代わる治具を作れば良いんです。さて・・・実を言うと、主翼を組み出したら見えて来ますが、もっと簡素化された治具も出て来ます。ただし、この簡単構造の治具・・・この機体の修理にしか使えません。その説明は後日・・・もっと先の記事で・・・。
  
● 終活の大御所に頂いた開封前のバルサシートやらシナ・カバベニヤの厚さ2mm以下の抜き残骸・・・。此れ全て私にとっては宝の山です。昭和の化石キットは、図面だけがキット価格以上の価値を持ってるんですが、この各種抜き残骸のベニヤは言わば部品を作るのに大変重宝する材料なんです。その価値を見出せなければ・・・やっぱりタダのガラクタにしか成らないのです。私としては大御所に感謝ですなあ・・・。平尾台最初の入山は19歳・・・自家用車が無いので、基地から電車で城野まで行き・・・其処から平尾台行きのバスに乗って・・・熱中し過ぎて・・・平尾台発15時10分の最終バスに乗り遅れて歩いて下山は日常でしたね。もうすぐ麓・・・国道まで出れば、城野行きのバスには乗れますが、峠の出口付近で当時35歳の大御所に拾われて、大御所の車で城野駅まで送ってもらえたり・・・そうやって、当時の平尾台のメンバーさんには支えてもらってました。

● その大御所も現在80歳・・・。終活に貰った色んな材料や昭和の化石群が、この令和で日の目を見るんですよ。多分作れる年齢あと10年・・・飛ばしに行ける年齢あと6年位かなあ・・・。今、家に在る昭和の化石キットのグライダーと此の抜き残骸を全部使い切らないと私の終活は始まらんでしょうなあ・・・。因みに画像に見える1,5×100×900mmの10枚組バルサシート(ほんの一部)を現在の価格で換算すると・・・¥5680成り(笑)・・・。キットメーカーは材料の高騰で頭を抱え・・・自作モデラー自身も途方に暮れる・・・。まあ、一部のお金持ちモデラーさんとか、業界に太いパイプを持つモデラーならあまり気にする必要も無いかなあ・・・。まあ、当工房にも其れなりのパイプは有るんだが、ホームページの方針上・・・なるべく一般モデラーさん目線で飛行機を作ってます。まあ、この姿勢は今後も変わらないでしょう。要するに・・・キット作った抜き残骸はなるべく捨てずに再利用せよって事ですよ。
 
● 画像はこの貰った2mmベニヤの抜き残骸・・・この材料で新たな部品を作ってます。画像の細かい目盛りは1mmですよ・・・この部品の長さは60mm弱。本機ザノニアの主翼の組み立てには最大限威力を発揮する部品へと組み上がります。一つが4枚で切り抜いてます。一つの部品に二枚使うので、この部材の総数は84枚です。部品数は42個分ってとこでしょうか。今日、仕事から帰って夕方6時過ぎ・・・一つだけ加工したんですが、糸鋸盤の振動から出る騒音は、自宅周囲の年金暮らし世帯には大変迷惑なので、まあ週末の午前中に加工するつもりです。形を観てピン!っと来たら、記事を待たずに自分で作ってみれば良いですよ。何に使うか解ればの話ですけど・・・。治具に煩いトムさんならお気づきの筈・・・。レーザー加工でキットに入れても良いんじゃない?・・・。大したコスト過多には成らんでしょうし・・・。
 
● 巾10mm・・・厚さ5mm・・・長さ30mmのハードバルサを挟み成形しました。此れが最初の作業です。こんなチマチマした部品を苦も無く作れないと、手抜きレベルの精巧な治具は作れません。面倒臭くてこんなの無理!って思うなら、この部品ももっと簡素化して手抜きで作れば良いですよ。手を抜いても確実な部材の固定なんて普通に出来ちゃいますから・・・。まあ、簡単に言えば・・・理科レベルの支点、力点、作用点の構造が解ってれば、どんな形状でも良いんですよ。
  
● 画像も部品の一つです。1,5mmのバルサシートに交差させる様に、もう一枚の10mm巾1,5mmのシートを所定の位置で接着します。此れを専用の10mm設定幅切りカッターで落とすと、板チョコみたいな部材が出来ます。此れを一山ずつ切り落とせば段付きの部品が出来上がり・・・此れを所定の位置に接着します。この部品はテンションを掛けるので、部品自体の強度も少しは必要に成るんです。
 
●部品の先端部分にも後部と同じ幅の部材を挿入接着して、全体を成形して一応の形状は完成しました。さて・・・此処から更に小学生の理科レベルである支点・力点・作用点の原理を使った部品へと変化させます。要するに・・・何でこんなに部品を小分けにして複雑に組んだのか・・・。この部品には原型が存在しています。百円ショップで買えるプラスチックの洗濯ばさみのかたわれみたいでしょ!・・・まずは其方で試してみて、代用させるには改造が必要だったので、新たに作る事に・・・。形状はよく似てるんですが、作用させる部分が洗濯ばさみとは違う場所に成ります。
  
● まずは支点を作る為の穴加工です。使用するビスは2,6mmのタッピングです。専用の治具も作りました。此れを被せれば全部同じ位置に正確に下孔が開けられます。使用する工具は画像の三種類です。全て小型のスピンドルチャックに固定しています。実はこの小型チャックの使い方を知らないネット物知り博士が、ラジブームの最中には多く存在していました(笑)・・・。チャックハンドルが使えない不良品だって言ってたかなあ・・・(爆笑)・・・。

● このチャックの側面に刻まれたギザギザ・・・。此れが何なのか、タダのデザインだと思ってる大学卒のネット物知り博士が自分のブログに書き殴り、ぐちゃぐちゃ文句垂れてましたなあ・・・(再度爆笑)・・・。この小型のチャックにはハンドルが要らないんですよ。じゃあ、どうやってロックするの?・・・。このチャックをインパクトドライバーににセットして、製回転方向に廻します。その際、このチャックのギザ部分を親指と人差し指の付け根で挟んで持ち、ドライバーのインパクトを効かせると、工具がロック・・・。外す時は同じ様に掴んでドライバーを逆転させれば良いんです。此れをメールで返信したら・・・手のひらを怪我したらどうするんだ?・・・とか、責任取ってくれるんか?・・・とか、訳の解らんメールのやり取りする時期が在りましたなあ・・・。だったらゴム手袋使うか、別の方法を使えば?・・・って当方も既にお手上げでしたなあ・・・。便乗組(流行ってると参入して来る一過性の人達)、大卒だから頭が良い筈なんだが・・・経験が無いので他人の知識を鵜呑みで覚えるしか無いんですなあ・・・。
  
● 此の穴加工の為にだけ作った治具の使い方の一例です。部品に被せて2,5mmのドリル刃で孔を開けますが、この場合はチャック自体を指で掴んで手回しします。治具のガイド孔は5mmバルサと2mmバルサの積層なので、7mm在ります、この孔に刃を差し込んで手回しで貫通させます。バルサはハードと言えども木目がしっかりとしているので、高速回転させると、木目の層に沿って孔位置がズレる可能性もあります。よって手回しで少しずつ加工した方が正確なんです。

● 次は丸いヤスリで、孔を3mmまで広げます。この場合は電動ドライバーにセットして加工です。この時、電動ドライバーは逆転設定しましょう。この手のヤスリは、全てに共通していますが、押して削り・・・引いて削るが基本のギザ状態なんですが、正転方向で回すと急な進角の付いたドリル刃と同じなので、手持ちの部品が壊れるかも知れません。使用する場合は逆転設定にするのは、逆転させた場合のヤスリの進角は押し戻す方向なので、材料にかみこんだドリル刃を外す時は、逆転させれば外れるのと同じ、その代わりに押す力を加えれば本来の穴加工のヤスリ切削が出来る事になります。

● 最後は先端が円錐状の鬼目ヤスリでバリ取りです。この道具も逆転設定です。正転方向だと材料が柔らかいので、孔を広げながら瞬時に潜ろうとするので危険です。部品を手持ちする自分の指先も怪我しますよ。よって此処で紹介した工具とその使い方・・・自信の無いモデラーは実践しないで下さいね。怪我しても当工房は責任持てません。ド素人さんでも買える価格の工具達ですが、使い方を間違うと怪我します。くれぐれもお間違い無き様・・・。

● 昔の話ですけど・・・OK模型の開発部時代の事。フライングマシン(FM10)について、モデラーさんからの質問電話がありました。ところがトムさん(当時は専務)・・・営業部の加藤さん(現在カシオペアの社長)の両名は、新発売の機体の最終テスト飛行へと宇治川の飛行場に出てるので不在・・・。開発室長のK氏曰く・・・お前が開発したんだから、お前が応対しろ!との事で、私が電話に出ました。そのモデラーの言わんとする質問の内容に唖然としましたなあ・・・。全く(FM10)のコンセプトを理解していませんでした・・・。愕然としましたね。

● 何で標準サーボしか搭載出来ないんですか?・・・。ミニサーボも普及してるのに、どうしてミニサーボ用のマウントは付属して無いんですか?・・・僕は全くの初心者じゃ無いんですけど・・・。だそうですが・・・。このフライングマシン(FM10)は、パラソルウィングを採用し、主翼の前縁付近にリコイルスターター付きの10エンジンを搭載した、ラジコンヘリコプター組み立ての感覚が味わえる機体です。胴体に金属部品を多用し、量産の正確さと組み立ての技術を選ばないので、初心者さんでもベテランさんでも同じ様に組める様にしてありました。ラダー仕様の3チャンネル機だったんですが、重い胴体部分と主翼がかなり離れた設計に成っていました。この違和感たっぷりの機体形状が自律安定性能を引き上げる要因だったのです。

● 簡単に言えばですなあ・・・。大人が載るパラグライダーに体重が遥かに軽い子供が載って操縦した場合、浮きは良く成るんですが、その分風の影響を受け易くコントロールが難しく成るんですよ。よって大人仕様のパラグライダーに子供だけで載ってしまうと事故の元・・・。子供は子供専用の機体仕様に変更する必要が有るんです。其れと同じで、主翼の下方に在る胴体が、ミニサーボ搭載によって軽量化させると、風に翻弄されて自律安定が損なわれる事に成るんです。当時のラジメカは受信機と単三型バッテリーと標準サーボ3個分で約260グラムと、どのプロポメーカーも共通していました。よって国産メーカー三社に合わせた設計にしたんです。

● この質問モデラーさんは、この機体のコンセプトを理解していませんでしたなあ・・・。ミニサーボとミニ電池に変更すれば、もっと高性能な機体に成るって言ってましたが・・・。旋回終わりの当て舵の打てるベテランのアンタなら飛ばせるだろうけど、操縦を知らない初心者さんがベテランフライヤーの指導を受けながら、単独飛行を行う際に当て舵操作を忘れたとしても、勝手に機体は水平に戻せる設定なんですなあ・・・。ネットが普及していない時代でも、この様な頓珍漢な質問をしてくるモデラーって居たんですよねえ・・・。何で購入した模型店のオヤジに聞かないのか?・・・。まあ、当時から既に存在していた安売り大魔王の量販店から購入したんなら、電話したって歩合給のバイトの女の子には返答出来んでしょうなあ・・・。まあ、店長にも無理かなあ・・・。其れほど街の老舗の模型店のオヤジの知識の豊富さが際立つ昔ばなしですなあ・・・。そんな知識と技術が一杯詰まった模型屋のオヤジが九州に居るんだなあ・・・。熊本の戸島屋模型のオヤジさん・・・。多分、このお店から購入したモデラーさんなら、オヤジの指導の下・・・フライングマシン(FM10)の組み立てと飛行と修理まで一通りの技術は身に着く訳で・・・。こういうお客さんは中毒患者の仲間入り・・・模型屋にとっては優良なお客さんと成りますなあ・・・。
  
● やっと本格的な主翼の組み立てに移行して来ました。しかしながら・・・まだまだ部品造りが終わらないんですなあ・・・。画像はアウターウィングの主翼下面のプランクシートの作図です。本機の主翼はテーパー翼の為、形紙もテーパーになります。更に左右対称に組む必要が在るので、形紙の抜き部分のトレースには、左右其々形紙の裏と表を使ってトレースします。抜き部分は取り付けるリブの位置となります。

● 何でリブ位置のトレースが必要なのか?・・・。ラジブームの最中の暴走が始まり、政府の粛清が動き始めるほんの少し前まで、いい加減な造りの空物ラジコンは多数存在してました。手抜きの極みも此処まで来ると・・・もう危ない部類に入ります。空中分解やら操縦不能やらと好い加減に作るとその飛行機には予想もしない負荷が掛かっとるんですなあ・・・。よって、メーカーのラジコンキットでさえ好い加減に作るから空中分解なんて信じられない事態に成るんです。この面倒臭い当工房の作業に嫌悪感を持ったモデラーさんは、この工程を大袈裟で余計な作業と揶揄し、手を抜き捲るもんで・・・ご自分の自作機が空中分解するんですよ。

● 形紙を使ってトレースして左右対称にリブを取り付ける・・・主翼に掛る負荷の度合いを左右均等にする為に行っとるんですなあ。機体の負荷は常に発生してるんですが、其れを左右対称に均等に分散する事で、掛かる負荷と言う荷重を減らす訳なので・・・、この作業工程を紹介しとるんですよ。当工房の製作記事には必ず登場してるでしょう?・・・。よって、有効な作業上の手順として肯定したモデラーのみが、自分の技術として確立出来る訳でして・・・。此れは真似だ!って揶揄するのは、否定的で面倒臭がりのモデラーのお考え・・・。多分・・・何時まで経っても、一クラス上の空物ラジコン自作飛行機は出来んでしょうなあ。真似は真似でも、自分のスキルを挙げる真似なら、何れは誰もが認める真似した人のオリジナルに成るんです。要するに真似た内容のコンセプトを完全に理解できたから、その先の進化が出来たと言えるんですなあ・・・。そら、誰が見たってその進化部分は真似た人のオリジナルでしょうしね。
 
● プランクシートにメインスパーを接着してっと!・・・。フラットボトム翼だから出来る作業の一例でもあります。画像は上反角9度入る内翼のくみたて風景ですなあ・・・。メインスパー後の白い厚紙は、後縁まで作図した形紙です。この形紙で後縁側をトレースするんですが、此の為だけにしか使わないんです。ところが此れがとても重要でして、ここの後縁プランクシートの端を合わせてブラケットで固定します。せっせとチマチマ作っとったブラケット・・・此処で使うんですよ。ブラケットの先端はプランクシートを固定し、一段下がったコの字の空間でメインスパーを固定します。

● この押さえのブラケットなんですが、最初はプラスチックの洗濯ばさみを分解して作る予定だったんですが、構造的に加工するのに手間が掛かるので・・・だったら専用部品を作ろうと言う事に成った訳でして・・・。構造的には市販の格安洗濯ばさみでも作れるんで、其方が有効ならどんどんやって下さい。基本的に継ぎ足す部分は殆ど無く、むしろ削り取る部分が多いので、その手順を考えるよりは・・・造った方が汎用性は良いので自作した次第・・・。トムさん観てたら笑っとるじゃろうなあ・・・。開発部時代から、同じ様な事やってたから。
 
● プランクシートの固定が済んだら、今度は各種リブユニットの取り付けです。このボックス型リブユニット工法にしたので、この内翼のテーパーが完全・正確オマケに組み立ての手抜きまで実現出来るんですなあ・・・。此処の手抜きとは、両翼端を正確に取り付ける為の手抜きです。一枚一枚のリブを慎重に・・・最大の神経を集中させて・・・なんて、歯が浮いて痛み止めにお世話に成らんでも良いんですなあ・・・。因みに刃が浮いて痛みが出るとは、神経的なストレス状態が続くと、歯茎が炎症して腫れるので、結果的に刃が浮いてくるんですが、その際神経も引っ張るので痛みが出る・・・。よって充分な睡眠等で体を休めると、次第に歯茎の炎症も収まるので歯も元の位置に戻ります。よって痛みも治まると・・・。

● このシート押えのブラケットは、この位置に定着する事は無いんです・・・。組立てる工程によって、どんどん固定する位置が変化していきます。其の為のこの形状に作って有るんですなあ・・・。場合によっては、治具から外して機体本体に取り付けて部材を押さえる事もあるかもしれませんなあ・・・。別の言い方なら、組み込んでしまう可能性も在るって事です。このリブユニット・・・頭の良いモデラーなら、既に応用案を思いついたでしょうなあ・・・。

● 現在はフラットボトム翼なので工作定盤も平面ですが・・・、半対称翼型やら完全対称翼型ならば、工作定盤上も其れに合わせて何らかの変化も必要です。ただ・・・其れが確立できれば、このリブユニットの応用は別の用途にも使えるんですなあ・・・。例えば引込脚ユニットの場合なら、確実に隣り合わせのリブの二枚ないし三枚は使うので、其れ等を一体化してボックス化すれば、後から組み込む事も出来ますなあ・・・。完全に作動状態を確認してからの組み込みですので楽に成るでしょう。そういった汎用性を秘めとるんですよ。このリブユニット構造体には・・・。
  
● 歩みはノロいが確実に前進中です。この特異な翼構造・・・今更ながら、一条氏の想いが詰まった良く考えられてるなあ・・・って実感しますなあ。最初にザノニアのキットに付属した原寸図面を見た時に、多分・・・殆どのモデラーさんが、この図面・・・間違ってるんじゃないんかあ?って思ったんじゃ無いでしょうかねえ・・・。あれ?翼の形状はテーパー翼だけど、メインスパーの配置がなんとなく歪・・・絶対印刷ミスだって思いながら、リブ溝にメインスパー材をはめ込んだ筈・・・。

● キットでも其の調子なのに、其れを自作しようってんだから、よっぽどの物好きじゃないと出来ないだろうと思われてるでしょうなあ・・・。時々質問メールに混じってるのがこの類ですから・・・。別に難しく難しくして差別化をしてる訳では無いんですよ。世の中の大御所さんと呼ばれるモデラーさんでも、その造りの難しさに嫌気がさしてぶん投げる位だから、ただ・・・その難しく理解しがたい構造を組み上げたモデラーしか到達し得ない自分のスキルアップに繋がる組み立てなんですから、何でこんな構造なんだろうと疑問を持って其れを探求するにはうってつけのキットだろうとは思いますよ。
  
● ザノニアのオリジナルキットでは、後縁側は断面が三角テーパー材を貼り込む、リブレスの主翼に成っていました。当工房の2005型のザノニアもリブレスだったんですが、本機2023型ではリブキャップを取り付ける構造に里帰り・・・、昭和の黎明期のラジコン飛行機の基本構造に戻しました。仕上げの被覆に絹張と紙張りを使う事も前提とした為です。エルロン部分の構造には若干私的な構造を使ってますが、其れは模型歴半世紀を越えたモデラーなら普通に考察出来る範囲の内容です。まあ、モデラー毎の自分が一番作り易い構造にしたオリジナルでもありますかなあ・・・。動きは同じだからですよ。(Part-9に続く)