✈ Me-163b Komet (内部スチレン構造体) Part-2

 
● 原寸図面より別紙にて本機の全ての動翼の形紙を作りました。此れを使って直接スチレンペーパーにトレースします。動翼は全て断面がテーパーですので、前縁側は肉抜きし、後縁側はサンドホルダーで斜めに削り落とします。スチレン材が厚さ5mmなので、前縁側には3×5mmのバルサを貼り付けてあります。
 
● スチレン板の後縁は両面削って、先端は1mm程度まで落とします。次に前縁にはもう一枚バルサを貼るんですが、今度はリブ材の接着面に成るので、図面より採寸した寸法の3mmバルサを再度貼り込みます。このリブ材は主翼同様に両面から貼り込み・・・後で斜めに削り落とします。
 
● 本機の動翼は1,5mmのバルサシートを全面に貼り込んでいます。後縁側はスチレン状態でも1mm残しましたので、両面からバルサシートを貼ると厚さ4mmとなります。其処で・・・この面にも5×5mmのバルサの棒材を貼り込んで、最後にテーパー状に削ると、後縁の先端は約3mm弱で仕上がります。本機の主翼はF3Aの60クラス程の面積が有りますので、後縁の先端が3mm有っても然程違和感は有りませんよ。むしろ・・・強度上の必要枠ですので、あまりシビアに薄くする必要はありません。
 
● 本来は主翼側のヒンジ面に対して、動翼側の前縁は上下其々30度の角度で仕上げる・・・というのが基本なんですが、昇降盤が有れば定盤に対して鋸刃を30度傾ければ、簡単に加工する事が出来るんですけどね。個人で持つには・・・特に自宅にその設備を行うには、数百万円掛かります。場合によってはプレハブ小屋を建てるとか、ラトルスネイクの大植氏みたいに自室の畳を剥ぐっ地面に、セメント流して硬い床を作って昇降盤を配置する・・・という大工事に成りますし・・・。モーター直結型の鋸刃を有する昇降盤は、自重300キロ位ありますので、自室に運ぶのも一苦労・・・。

● このアナログのサンドホルダーは、昇降盤の加工をを簡素化した自作工具です。動翼の舵面に対して30度の角度で仕上がってくれます。ただし・・・センターヒンジの中心出しは目見当・・・。目を瞑っていても必ずセンター出しが出来る!っていう、ハイテクなアナログ工具ではありませんので、悪しからず・・・。此れをページで紹介したら、勝手に画像を転載されて一行リンクで上記の文句・・・。目隠しで削れる訳無いだろう!・・・。多分、紹介したモデラーさんは見た目で判断・・・。自分で複製して、使ってみた結果の一行リンクでは無いみたい・・・。「此処にこんなのが有ります!・・・。」だけで止めとけば良かったのに・・・。追加の文章で初心者レベルがバレちゃいました(笑)・・・。
 

● 本機の胴体は通常の二枚側板で構成される構造ではありません。キールフレーム構造と呼ばれるラジコンのパワーボートやヨットを木材で作る時の構造を使っています。この構造を小型のラジコン機に使うと、搭載メカのスペースが限られて来るので、メカの搭載位置が自由に選定出来る大きな胴体の場合にのみ使える構造です。っと言いながら、当工房オリジナルの初期型HLGのリンディの丸型胴体やら、バンジーランチのスロープキャット・ワイルドボアのB型機・・・、更には空野さんのホーカーハンター3セル機にも使ったりしてますが・・・。其れもメカが小型化されたから可能になった訳ですが・・・。

● このキールフレーム構造のメリットは、胴体の中心線が出し易く・・・胴枠が左右対称で、尚且つこのキールフレームが直線で組まれていたら、必ず左右対称の胴体が出来上がります。二枚側板の胴体構造の方が、大きなメカスペースを確保できるんですが、胴枠が傾いていると・・・胴体の中心がズレてしまい、垂直尾翼を付けても中心出しが難しく成るんです。確かに胴体のど真ん中に垂直尾翼を立てたのに、機首の先端から観て見たら垂直尾翼の左の側面が見えてしまった場合は、胴体が右に曲がっていると言う事なので、其のまま作って飛ばすと、飛行機は右癖が出てしまうといった案配・・・。舵面が全てニュートラルの場合・・・、ラダーなら左へ当て舵・・・エルロンなら左へ機体を傾ける操作に成るんですが、舵面が其々傾いた状態でしか真っ直ぐ飛ばないので・・・駐機中の見た目は、大変カッコ悪く成ります。
 
● 各種胴枠は左右対称です。胴体には縦のキールフレームと横のキールフレーム(この場合は左右対称に切り出したスチレンフレーム)が付けて有りますので、その厚み分を切り取るラインがトレースしてあります。よって!・・・専用接着剤でキールフレームに固定する時は、全ての胴枠は四つの部品に解体されて其々所定の位置に接着します。

● 垂直尾翼の下部にはジョイントを設けました。この加工はオーナーさんに生地完成でお渡しする場合、本機の全高が400mm以上に成るので、少しでも梱包箱を小さくする為の工夫です。キールフレームが直線で組まれていれば、この垂直尾翼も必ず胴体の中心に立てられるので、ヨー軸のクセが出難く成るんです。
 
● 胴枠の周囲には1,5mmのバルサシートを貼り込んであります。この作業は実に面倒臭いんですが、その後の接着剤の種類を選びません。どんな接着剤でも使える様にする為の加工です。本機の垂直尾翼は主翼と構造が同じ、完全対称の翼型です。中芯はスチレン材の5mmです。キールフレームも5mmなので、ジョイント部の加工が簡素化されました。厚さ5mmのジョイントを、幅5mmの孔に差し込む訳だから、絶対に中心がズレないという保証付きです(笑)・・・。今の状態は・・・とても貧弱に見えますね。其れがですなあ・・・複雑なスチレン構造体に成ると・・・驚く程丈夫に成るんですよねえ・・・。其れでいて、見た目では考えられない位に軽量ですし・・・。「え?・・・この飛行機・・・メカは入ってんの?・・・。」って言われましたから・・・。
 
● どんなに細かく薄い部材でも形紙を作りました。よって画像の様な部材が何個でも作れる訳ですが、この製作記事・・・5号機なんですよ。昭和の古株モデラーが其々のオーナーさんなんですが、無改造で飛ばしてくれているので・・・飛行データと構造の改良データがどんどん集まって来て、今回の製作記事・・・初号機とは構造の内容が一部変更に成ってます。

● 平成のラジコンブームはグランドではグランドにおいてのトラブル・・・お山は他のスカイスポーツとのトラブルと、もうネット上において散々な目に遭う始末・・・。そもそも他のスカイスポーツとはパラグライダーなんですが、同じトップランが基本のカテゴリーなので、無線操縦の遠近飛行と搭乗しての実質飛行とでは、明らかに空中においてのトラブルは避けられない事態です。現に大観峰でも数々のトラブルが起きてます。

● パラグライダー側はラジコングライダーの飛行ルートで、お山の吹上風の状態や熱上昇風の発生エリアの範囲を知る訳ですが、そのエリアめがけてラジコンのオペレータと飛行中のグライダーの間に割って侵入して来ます。一瞬なんですが、自分の飛行機が見えなく成るので、オペレータ側は大変な恐怖感が有る訳ですよ。彼らは其れを知った上で進入して来るので、始末が悪い・・・。そういう手口を記載しているパラグライダー専門サイトを、ホワイトハッカーさんから過去に聞いた事が有ります。

● 当工房の製作するオリジナルグライダーは、強風時のスロープサイトでのみ威力を発揮するスタントグライダーを多く掲載しています。パラグライダーは風速域に限界が有り・・・風速5メートル以上の条件を越えるとコントロール不能になるそうです。私の別趣味であるバットウィング(ハンググライダー)でも、風速7メートルが限界・・・。追い風では操縦が甘く成りますし、向かい風では機首を思い切り下げないと前進できません。要するに発航ポイントに帰れなく成るんですなあ・・・。よって、パラスポーツとのトラブルを完全回避するには、パラが飛べない風速10メートル以上でないと満足に飛べないスタントグライダーを多く製作しています。

● リンディやアーリーバードみたいな無風状態でもサーマルが有れば飛行可能な機種も作ってはいますが、これ等は標高の低い土手でも飛ばせます。パラグライダーは初速を得る為に斜面を駆け下るんですが、河川敷の土手程度では上昇風の範囲が狭いうえに、障害物が多いので飛行禁止箇所が殆どです。そういう観点から言えば、本機コメートは風速10メートル以上の爆風域コンディションで威力を発揮するカテゴリーですので、他のスポーツとのトラブルはありません。昨今の異常気象でお山の状況は荒れ放題・・・。全くの無風か、爆風のどちらかです。ネットの気象情報を具に調べて・・・爆風コンデイションの時のみ出陣すれば良いんですよ(笑)・・・。
 
● キールフレームは両面をアングル材で挟んで直線を出しています。胴体側の垂直尾翼の取り付け位置の加工なんですが、画像の状態で垂直尾翼のジョイントが行われます。一つ勘違いをされない様に補足説明しておきますが、垂直尾翼は左右対称の胴体の中心に正確に取り付けられますが、其れはヨーイング軸のみの話です。ロール軸の左右の傾きは、自分の目力で垂直に立てて下さいね。

● 通常の二枚側板の飛行機構造は、先述した胴体の左右のズレと胴体のロール軸の捻じれの皆無が条件の時のみ、垂直尾翼は胴体の中心線上で取り付けられます。もし何らかの異常が胴体に有った場合は、修正後で無いと垂直尾翼の正確な位置決めは不可能だと言う事です。そういうモデラーの製作上の技量に、大きな差が出ない構造体がこのキールフレーム構造の最大のメリットでもあります。重心調整やら推力装置の決定なんか、もっと後回しでも良いんです。まずは正確に機体を組立てる技術を最優先させましょう。早く作らないと週末のお仲間集めた飛行会に間に合わないからと、手抜きで作った見切り発車の自作機なんか持って行くから、お仲間さんが巻き添えになる事故に発展するんですよ。「ラジコン保険って何ですか?・・・。」って被害者相手に言ったりしたら、多分警察呼ばれて事件に成ります。空物ラジコンやるんなら、「人に当てても大丈夫!。」なんて恐ろしい謳い文句でネット販売されていたプチトレーナー機でも、対人対物の自賠責保険に加入する事をお薦めします。怪我は殆ど無いにしろ・・・当てられた被害者側の恐怖の感触は、一生残りますから・・・。「除けなかった、アンタも悪い!・・・。」っていう加害者の主張を支持するお仲間さんは、一人もいないと思います。
 
● 胴枠の木口に貼り込んだバルサの短冊シートの効果は、こういった状況下で発揮されます。接着剤は木工白ボンドなんですが、普通に貼り込めるんですよ。先端の胴枠から覗く三本のストローパイプは、ブラシレスモーターの配線が三本を其々ジョイントして通す為です。さて・・・お次はいよいよ機首先端までの短くも極端な絞りの製作です。当工房の構造が実機みたいって評価されているのが良く解る筈です。殆どがバルサなんですがねえ・・・。ある意味バルサだから表現出来たとも言えますね。
 
● 画像の順番が前後してますが、ノーズコーンの完成体は胴体プランク以前に既に組立ててあります。画像は同枠を積層した面をノーズコーンのラインに合わせて斜めに削る為の罫書線を記す目的で仮止めしました。この時点のノーズコーンは、まだ仮組の状態です。

● 本機の基本コンセプトは、無動力仕様の強風用グライダーなんですが、5号機のオーナーさんの要望が無風時のスロープにおいて、ブラシレスモーターでも飛べるようにして欲しいとの事。ただし・・・サイト自体がパラグライダーは飛べない位の垂直面を持った断崖絶壁で、動力はニッケル水素乾電池を搭載出来る様にと事だったので、其れを前提の特別仕様となりました。
 
● 当工房のモーター搭載機は、殆どが機首先端からの搭載方法です。よってモーター直径の倍以上のアームを持つ十字型マウントを特注加工して作ります。使用するアルミの板は厚さ2mm・・・炭素含有量の最も多い材質なので、折り曲げ加工がほとんど不可能です。その代わり・・・せん断応力に大変優れ、殆ど曲がらない硬い材質ですし・・・厚みが有るので、皿ビスのディンプル加工が充分行えます。よって皿ビスの先端が粗完全に沈む位の皿取りが可能です。

● このアームの長い十字のマウントですが、モーター本体がアルミなので高回転による高温になる場合、アルミ合金の熱伝導力は極端に早いので、放熱効果に優れています。機首に取り付けるスピンナーには、空気取り入れ口が付けて有るモノを使えば、その放熱効果は絶大・・・。モーターやアンプが焼けたとのトラブルは今迄皆無です。
 
● 機首にモーターを搭載する場合・・・このモーターの出力シャフトでは、直径が小さいのでグローエンジン用の代替ペラが使えません。エンジンのクランクシャフトの先端と同じねじ山を持つ、専用のコレットを取り付けます。その為には、専用のカバーが無いとコレットがむき出しに成るんです。よって機首の整流を兼ねたキャップを作って取り付けます。此れでコレットのドライブワッシャが、僅か2mm程キャップのラインよりも出っ張った状態です。
 
● 画像の順序がおかしいですが、無動力で飛ばす時は専用のアダプターを十字マウントにビス止めして、先端のコーンを締め込めばこの状態・・・。スピンナーで此処までの急なアールのモノは存在しませんので、アールに段差は出来ますが、市販のサイズでピッタリの直径が有るので其方を取り付ければ、モーターぶん回して本来のロケット戦闘機らしい飛行が実現できます。
 
● 本機の胴体は平面貼りの外皮が殆どありません。よって、プランクシートは全て曲面加工が必要です。バルサは木材ですので木目があります。木目と平行には曲げられますが、直角には曲げ難い特徴があるんです。この貼り込み方は実機と同じパネルパッチを沢山作って、少しずつ貼り込む構造にしています。

● 表面上見えないので解りませんけど・・・本機に限らず当工房の胴体は、重心位置を境に機首側と機尾側のプランクシートの厚みが違います。機首側は3mm・・・機尾側が2mmの構造です。2mmのシートを曲げるのは然程難しくは無いですが、3mmのシートは曲げるのに一苦労です。其処で!北九州の小倉ホビーで量産されていたバルサモノコック構造の二重張りを本機にも採用しました。

● 厚さ3mmのシートを片面霧吹きで湿らせて、本機の胴枠のアールに沿わせようとしても中々上手くは沿いません。しかし1,5mmの二層貼り込みなら、物凄く簡単なんです。此れは昭和40年代後期に、北九州の小倉ホビーの小橋氏により開発されたバルサモノコック構造として誕生しました。現在の舶来レーシングの元に成った構造なんですが、細身の胴体の木型に1,5mmのバルサシートを二重に巻き付けて作る軽量且つ大変強固な胴体と成ります。一層目のバルサシートを巻き付けたら、その上からシルクを全体に巻き付けて硬化させます。二層目はこのシルクの面に被せる様に、硬化時間の遅いエポキシ接着剤を満遍なく薄く塗り込み二層目のバルサのシートを貼り込みます。接着剤が硬化したら、中芯の木型を抜き取れば胴体の完成です。

● 胴枠と言えるものは、機首先端と主翼の前縁後縁に一枚ずつ・・・そしてV尾翼なので、前縁側に一枚・・・合計で4枚しか使われていません。全長が1メートル強の胴体なんですが、其れでも頑丈でしたね。機体名はバチ・・・。主翼が三味線のバチに似ていたので、お客さん達からそう呼ばれていました。そのバチがインターネット等無い時代に、口コミで日本中に知れ渡り・・・オールジャパンでオーナーさんが沢山居たんですよ。この胴体二重張りを参考に、当工房も一部採用しています。
 
● 本機の様な胴体外皮プランクの貼り込み構造を、お仲間さん達は(トンビの根性貼り)と称しています(笑)・・・。一枠ずつ周囲に接着剤(木工ボンド)を塗って、根気よく貼り込んで行くので時間が掛かります。貼り込んだら抜け止めのセロテープを継ぎ目に貼ってからマチ針を刺します。多分・・・平成の便乗組と言われるモデラーさん(流行ってるからやってみよか!っと、参入して来たブログの管理人諸氏の事)が、挙って作ったオールスチレン製セロテープグルグル巻きの飛行物体・・・。其れから脱皮したモデラーなら、本機の構造は自作のグレードアップの参考になる筈・・・。セロテープグルグル巻きのオールスチレン飛行機よりはマシのレベルですけどね。
 
● 本機のラダーはテグスワイヤーの両引き仕様です。片引きだと細いピアノ線のプッシュプルロッドに成るので、搭載サーボの位置を限定してしまいます。しかし・・・テグスの両引きなら実機と同じなので、サーボの取り付け位置の限定がありません。テグスを通す細いガイドパイプを先入れで固定し、パイプの外非出口のパネルのみ先に接着しています。
 
● 実機のコメートはこの目立ち過ぎる胴体下部のキールの中に、着陸時に使用する引込型のスキッドを内蔵しています。離陸する時は車輪付きの台車に載って加速し、離陸したら台車は地上に置き去り・・・。着陸する時は長い芝生の滑走路にスキッドを出しての胴体着陸・・・。停まると機体はどちらかに傾きます。
 
● この主張たっぷりのキール・・・内部が殆どスチレン材です。強い衝撃が加われば即破壊の図式と思われるかと・・・。で!・・・実際はと言うと、機体本体が大きさの割には軽量なので・・・クッション効果絶大で岩に当たっても跳ね返る様ですね。現在の本機のオーナーさんは、平尾台クラブの役員さん・・・。平尾台はカルスト地形なので、クラブ発足の昭和50年代初期からのモデラー達には脅威の存在です。岩を避けたつもりが、草むらに降ろしたと思っても・・・ゴン!と音がする・・・。一抹の不安は愛機の惨状を見て落胆します(笑)・・・。季節の風物詩である平尾台の野焼き行事・・・。一面の焼け野原状態の時にサイトに隠れている岩群の状態が解るんですよ。この岩の分布を平尾台のクラブ員は把握して、着陸進入のルートを決めています。まあ・・・現在の餌食は遠方よりのビジター諸氏・・・。一人でサイトに出向かず、役員のモデラーさんを誘った方が良いですよ。愛機の破損回避が出来ますし。
 
● 胴体側面のフィレットなんですが、本機の工作で一番難しかったのが此処のプランクです。平面に逆アールのバルサシートの貼り込みなら楽なんですが・・・、アール面に逆アールの貼り込みなので、貼り込むシートは更に小分けにしないと翼型に沿わないんですよねえ・・・。実際には小分けにしても翼型は逆アールの逆アール・・・木目に直角に貼る事に成るので、距離が短くても細い隙間が出てしまうんですなあ・・・。よってこの隙間は高粘度の瞬間接着剤で埋めてボロ隠し・・・。言わなきゃ誰にも気づかれませんしね・・・。
 
● 主翼の前縁から連なるフィレットのラインは、バルサの積層で作ります。フィルムの芯材に巻き付けた粗目のサンドペーパーを使って、少しずつ逆アールを含んだ削りで仕上げて行きます。削り過ぎたら取り返しが着かなくなるので、そこは慎重に・・・。左右を見比べながら少しずつ仕上げて行きます。(Part-3に続く)