✈ NV-01 (Enterprise) シャトル型グライダー Part-2
 
● プランクシートの繋ぎが終わったら、プランクシート用に作った幅広のサンドホルダーで、継ぎ目からはみ出た接着剤(木工白ボンド)のダマを削り落として行きます。左右対称・上下分のプランクシートが完成しました。このプランクシートの作り方も、過去に勤務していた加藤無線(MK)で、開発室長製作の特別仕様のF3Aキット(確か・・・秋葉氏の機体だった様な・・・)にセットされたプランクシートを、思い出しながら作ってみました。

● このプランクシートは木村バルサの製材された1,5mmの定尺シートを継いだプランクシートなんですが、室長のプランクシートは1,7mmに仕上げられたプランクシートでしたね。角材を三本、本機の様に製材する所までは同じですけど、室長のは角材の状態でエポキシ接着剤を使って、三本の角材を接着します。此れが硬化したら・・・帯鋸に通して2,5mmの厚みに引き出し・・・。片面を0,4mmずつ大型のベルトサンダー機に掛けて表面を仕上げて行きます。

● 最終的にはプランクする為のシート形状に成る様に、治具を使って昇降盤で製材・・・。秋葉氏の特別仕様機は、発砲コアの主翼なので・・・エポキシ塗布の為にワザワザ1,7mmのシートに仕上げてありました。まあ・・・エポキシをコアに塗り広げて、バルサのプランクシートを被せたら、抜いた翼型のカバーを被せて重りを載せて・・・が、発砲コアにバルサシートをプランクする基本的な製作方法・・・。在籍中の加藤無線(MK)で得られた特殊技術の数々は、私にとっては貴重な財産です。当工房で自作する飛行機製作の為の面白工具の数々は、全て加藤無線のハイテクマシンからの部分的な流用です。加藤無線の数千万円のハイテク加工マシンは購入出来ませんが、一部分の加工ならばホームセンターで購入出来る中華製の安いマシンでも代用出来ますしね。
 
● 主翼のプランクを開始しました。使用する接着剤は木工白ボンド・・・。スパー材なら相性抜群の木工ボンドですが、スチレンリブの表面は、ちょこっと接着が甘くなる感じなので・・・前縁とメインスパーの中間辺りにサブスパーを入れました。相似形リブの均等な座標位置にスパー溝を付けたので、当然なんですが直線に成るのでサブスパーの埋め込みが可能に成ります。

● 更に・・・翼の中央部のリブは、此れがベニヤだろうがバルサだろうが・・・スチレンリブも同様なんですけど、翼弦長が500mmを越えると湾曲する時は湾曲するんです。其れに気づかずプランクシートを貼り込んだ後、カンザシを差し込んでいよいよ左右の主翼を結合する時点で大慌て・・・。真ん中に隙間が出来るんですが、其れが1mm以下なら接着剤の厚盛りで対応出来ますが、1mm以上なら対応不可なんですなあ・・・。其れを防ぐなら、アングル材でリブを挟んで強制的に直線を出し・・・その状態でプランクすれば良いんですよ。
 
● 翼端には存在感たっぷりの垂直尾翼をビス止めします。一枚板の超軽量な垂直尾翼ではありませんので、翼端リブが風圧や衝撃で捥げてしまうと意味が無い・・・。確実に固定出来て必要強度を確保する為に、幅25mmのプランクシートを貼り込んで、上下の各スパー材も補強板を入れて、ガッツリと固定します。最後に上面も同じ様にプランクして、翼端の作業は終了です。本機はプランクシートとリブの木口上面には、プランクシートの厚み分の段差が出来ています。よってリブキャップを取り付けて高さを合わせなければなりません。
 
● リブキャップはスチレンリブの厚みが5mmなので、キャップの幅も5mmで充分なんですが、この補助スパーのキャップは、少々幅が広い方が良いですよ。フィルム張りの際の貼り代が拡がるので、確実な貼り込みが可能に成ります。リブの枚数が少ないと、フィルムを貼っても、主翼本体は捻じれ易くなります。よってサブスパーを増やして小窓を沢山作ったんですが、此れには他にも重要な役目が有るんです。
 
● 画像はラジコン技術誌に掲載された、グライダー界の超ベテランモデラーである山本昇氏設計の機体です。主翼に使用した翼型は当時世界中で頻繁に使われた高性能な部類に入ります・・・。初心者さんからのメールで一番多い質問が、こういった部分プランクの主翼構造の場合、リブ間のフィルムが凹むのは貼り方が悪いんだろうか・・・どうすれば凹まずに貼れるのか・・・。結果から言えば不可能です。必ず貼れば、こう成るんです・・・。誌上のベテランさんが貼っても画像みたいにリブ間が凹みます。

● 別の言い方をすれば・・・誰が貼っても部分プランクの翼構成なら、何を貼っても仕上がりは画像みたいに凹みます。其れが高性能な翼型でも、高性能な翼型は配置したリブ上のみ・・・。リブ間は歪に凹みます。此れを無くすには全面プランクすれば良いんですが、今度は翼が捻じれたら修正不可能に成るんです。よって治具無しで組むのが当たり前の初心者さんにお勧めできる方法ではありません。

● 画像の翼構成にサブスパーを入れると、本来の翼型に近く成るので性能は良く成りますが、構造が増えた分重く成ります。この画像の機体の重心位置は、ステンシルのトップ辺りに設定されているので、サブスパーの追加はテール側の重量増加に貢献してしまいます。本機の場合も同じなんですよ。サブスパーを沢山配置したのは、リブ間がリブと同じ翼型に成らずに性能が落ちるからです。よって均等な座標でサブスパーが入れば、その分フィルム貼り込みに際の凹みが軽減されるので取り付けました。

● 誰が貼ってもリブ間は凹むって書きましたが、では何故凹むのか・・・。此れはフィルムの特性がそうなってるので凹みます。フィルムは全体のシートが360度のどの方向にも、熱を加えれば収縮します。スパン方向にも収縮しますが、翼弦方向にも収縮します。リブの木口は翼型なのでフィルムはその翼型に沿いますが、リブ間は其々プランクシートの前後に沿いますので、収縮するとなるべく平面に成ろうとします。此れが凹みの原因です。少しでも凹みを減らす努力をしたいなら、リブの枚数を現在の三倍以上に増やして、リブ間を狭くするか・・・サブスパーを沢山入れる事位ですかねえ・・・。でもですなあ・・・これ等の数を増やして行くと、最終的に気づきますけど・・・全面プランク状態と同じ結果に成るんですなあ(笑)・・・。誰にこの怒りの矛先を向けるのか・・・。この三次元立体空間を創造した、神様に向けて下さいな・・・。
 
● エレボン動翼のリブ組みを行っています。翼端方向に捻じりの入った治具の上での組立です。動翼をプランク無しのリブ組状態にすると、フィルムを貼り込んだ後・・・テスト飛行しながら現場で捻じり直す事も可能ですので・・・。当工房のドライヤーは、バッテリー式・・・。家庭用電源無しでも使えるので大変便利・・・。バッテリーはニッカド式ですが、元々の電源はOK模型の12Vハンディスターターを改造しました。
 
● リブ組みプランク無しと言ってもリブキャップは必要です。フィルムを接着する面積は広い方が、動翼の強度は増しますから・・・。平成の時代が来ると・・・インターネットが普及して、多くのモデラーさんが色んな情報を入手し易く成ったのは良いのですが・・・。中には誤った情報も混じっていまして・・・。リブキャップを付けたがるのは初心者の工作だ!っと断言するブログの管理人さんも居られるんですけどね。部分抜きプランクの主翼の場合・・・まだフィルムが一般的に出回っていない時代は、絹張り紙張りが主流でした。確実に主翼を作るならリブ間毎にしっかりと接着出来る、当たり前の構造としてリブキャップは存在しています。今から100年近い昔のクラシカルな実機の複葉機は、現在の抜き面有りの軽量な主翼でした。リブ間毎の羽布張りを確実に行うにはリブの木口は広い方が良い・・・。よって金属構造当たり前の現代の航空機・・・リブの断面はT型に成ってます。まあ・・・リベットやらビスを使って固定するので、台座は必要ですしね・・・。羽布張りだって同じ事・・・接着面積は広い方が確実です。
 
● エレボン動翼を組む為の捻じり下げの付いた治具台です。翼端方向に徐々に捻じり下がってるでしょう・・・。この工作が面倒臭いのか、過去のブログの管理人さんがムクのエルロン材を捻じる事無く取り付けてエレボンとした機体を観た事があります。其れがガルモデルの一条氏がセミスケール設定でキット化した、萱場式A3-1だったんですが、この機体の動翼はエレベータ(内側)エルロン(外側)と、其々独立しているにも拘らず・・・画像の様に徐々に捻じり下がるリブ組式の動翼でした。

● この萱場式も本機も何故にこんな捻じった動翼にするのか・・・。其れは無尾翼とは言いますが、水平尾翼の役目をする箇所が主翼と一体化していると言う事を忘れては成りません。この後退角の大きいデルタ翼は、言い換えると後退角の大きく付いた主翼と、テールモーメントが極端に短い水平尾翼が一体と成っていると考えましょう。音速モードで主翼を後退させたトムキャットと同じ状態だと思って下さいね。

● 主翼は思いっ切り後退しているので、翼端側は捻じり下げが必要です・・・。水平尾翼はテールモーメントが短いので、面積が馬鹿みたいに大きく成るんですが、ピッチ軸の反応を良くする為に・・・その取り付け角は前縁が下がるプラスの角度が必要に成ります。だったらムクのエルロンでも良いんじゃねえか?って論理が、この管理人氏のお考え・・・。ところが角度が大き過ぎるんですなあ・・・。

● 普通に考えればエレベータはアップの状態でニュートラル・・・エルロンはスポイロンアップの状態でニュートラル・・・。エレベータは機首上げの操作・・・スポイロンは機首下げの操作・・・其れが連動して逆の操作を同時に行う訳だから、相殺されて機体の姿勢に変化は起きません。問題は次です・・・。機首上げのエレベータをアップ操作すると角度が付いた分、同時にエルロン側もスポイラーアップ状態だから機首を下げる・・・。と、どうなるでしょうなあ。永遠に離陸出来ませんなあ・・・。ブログの管理人さんは機首にモーターを積んで、グランドで飛ばせる様にしたんですが・・・投げました!しかしエレベータを引いても機体の挙動が鈍い・・・。そら!当たり前ですがね。相殺されてるんだもの・・・。でも辛うじてじわりじわりと機体は上昇・・・。何故ならフラットボトムの翼型だからですよ。下面は平ら・・・上面のみ膨らんだのがフラットボトム翼型です。よって揚力は主翼上面にしか発生しません。セスナ機が離陸する際・・・水平姿勢のまま離陸するのは、推力が上がると揚力のみで機体が浮き上がるからですよ。

● 根本的にデルタ翼の泣き所は、主翼が後退している分直進性も良くエルロン操作のロール軸の反応は頗る良いんですが、エレベータ操作のピッチ軸の反応が鈍いのが特徴です。よって徐々に捻じる動翼は、エレベータに該当する範囲とエルロンに該当する範囲に差動を付けて、このピッチ軸の反応を良くする為の工夫と言えます。管理人さんは昭和の名機を見事に復活させたので、ネット上では多くのモデラーに支持されて有名にはなったんですがねえ・・・。誤った知識が一条氏の萱場式の高性能な挙動を、著しく悪くしたみたい・・・。最終的には墜落大破・・・。ご本人さんも操縦テクは初心者レベルじゃ無いので、挙動の悪さには気づいた筈なんですがねえ・・・。
 
● 本機のエレボン動翼はテグスワイヤーの両引き仕様です。無動力のグライダーなので、翼型の持つ機首下げによる自由落下運動とエレベータのダウン操作が推力と成ります。動翼の幅も広く長いので、片引きのピアノ線一本のリンケージだけだと・・・フラッターの発生も防げません。両引きだとこのフラッターの発生を極力防ぐ事が出来る実機と同じリンケージです。よってコントロールホーンも片引きの倍数必要です。

● ホーンは自作・・・。ホームセンターで購入可能な樹脂製のアングル材を加工しました。メートル¥300程度なので、必要な角度やら高さと長さ等・・・自由に設定して作る事が出来ます。本機のヒンジラインはフィルムテープによるトップヒンジです。まあ・・・動翼の面積が大きいので、蝶番ヒンジでは対応が難しいでしょうし・・・テープヒンジなら、動翼のヒンジライン全体で拘束するので、フラッター対策にも成りますしね。

● 通常の両面ホーンの場合・・・メーカー品ならば20~30mmの長ビスを小袋にセットしてナットも入れて・・・って販売すると思います。ところがホーンに使われる長ビスは、市販の軟鉄のビスでも最大30mmが限界・・・。それ以上の長ビスは、モノはありますが一般的では無いので単品でも、目ん玉が飛び出るほど高いです。本機の場合・・・長さ12mm(4000本入り)を一箱大人買いして使っていますが、其れでも長いので番線切りカッティングで短く切って使ってます。軟鉄だから切れるんですけどね。

● このホーンのビス・・・実は両面ともビスなんです。貫通の長ビスにナットを使って・・・じゃないんです。カラクリは超簡単!。テトラ(丹菊モデル)・OK模型から販売されている、フレキシブルロッドのインナーパイプ(断面が星型)が埋め込んであるんです。この星型のパイプに孔なんですが、約1,5mmなので2mmのビスなら簡単に捻じ込めるんです。だから両面ビスで固定です。当工房のカスタム品である大型グライダーのラダーは厚みが30mm近いんですが・・・、この星型のインナーパイプを埋め込むと、何処のメーカーのラダーホーンでも両面からの取り付けが可能です。其れも長さ10mm程度のビスで・・・。この両面固定のメリットは、お互いのビスが抜け止めの役目を持っていますので、飛行中にホーンが抜けてコントロール不能になる事が無いんです。ですから・・・ガソリンエンジン搭載の大型機にも有効ですよ。(注)大型機には大型機用のホーンで対応しましょうね。
 
● 次は本機のコクピット周りの工作です。本機の機首部分のデザインは、全てこの市販のキャノピーに合わせて構成されています。コクピットのデザインに合わせて、木型を作って真空成型したんじゃ無いんです。OK模型のカタログを、孔が開く程眺めまわし・・・大体の諸元で胴体の幅を推測し、(DJ-2)のキャノピーが良いんじゃないかと思って、OK模型に直接注文しました。そんな事が可能なのか?・・・OK模型のカタログ本や専門誌の広告には、模型店で揃わない品物は直接当社にご連絡下さい!・・・と書いてあります。

● OK模型は数年前までEZの完成機を販売していました。この完成機の特徴なんですが・・・キットに付属した組み立て前の袋詰めの状態なら、単品で部品が購入出来るメリットが有ったんです。其れを上手に利用すると、キャノピーが単品でも購入出来るんですなあ・・・。袋詰めのタグ付きですから(笑)・・・。最初からそういう目的で作られていたので、頭の良いモデラーなら・・・性能の良い主翼をチョイスして、自分で胴体を自作・・・オリジナルな一機を自分で作れたんですがねえ・・・。

● 令和の現在・・・掘り出し物の販売をチョロチョロと自社のページで放出してるでしょ?・・・。EZ完成機の単品パーツも在庫してる筈なので、過去の製品をネットで見つけ出し・・・キャノピーの在庫を聞いてみてくださいね。意外と掘り出しモンがワンサカ出てくる可能性もありますよ。自作をするのに一番厄介なのが、専用キャノピーを作る事だと思います。ですが・・・市販のキャノピーが有るのなら、そのキャノピーのサイズと形状に合わせて機体を設計する事も可能なんです。本機のノーズコクピットは、この市販のキャノピーに合わせて作業を進めます。
  
● まずは画像の様なゲージを作って、キャノピーの外アールを計測します。幅3mm程の棒材を短冊張りすると、画像中央みたいな外アールの形状が見えて来ます。此れを直接厚紙にトレースして、キャノピーの内側に当てながらサイズの微調整を行います。調整が済んだら胴枠と成る木材(画像は3mmバルサ)に直接トレースして切り出します。すると胴枠の一部が完成です。
  
● 今度は機首の側面図のデータを採ります。要領は胴枠と同じ方法で採寸します。側面のデザインの形状は、ミテクレに直接反映されますので、可能な限り何度もデザインしましょう・・・。ただし、市販のキャノピーを使う場合は、その形状を変える事が出来ません。しかし・・・キャノピー前後の形状なら切れば可能です。私の経験上・・・キャノピーの前後の胴枠は、傾斜がきついほどコクピットの工作が難しくなる様です。
 
● キャノピーの側面形状が決まったら、原寸図面を引いて本機の胴体の側面形を作図します。と言っても・・・殆どが主翼前方への付け足し胴体なので、其の部品取りは然程難しくはありません。キャノピーのサイズと形状が決定しているので、其れに合わせて機首胴体を作図するだけですから・・・。
 
● 本機の機首胴体は、キールフレーム構造で組立てます。胴体側面形の中心材が、其のまま本機の側面の形状に成ります。材料は3mmバルサです。此れが主翼の中央に垂直に立ちます。形紙の上が主翼上面のアール・・・下が主翼下面のアールの形状です。よって、その上下分の高さが直接胴枠の寸法になります。
 
● 此れがキャノピー直下の機首胴体の側面形状を、形紙を介して切り出したキールフレームです。このフレームの左右に其々部品を組み込んで機首側胴体の形状が出来上がって行きます。二枚側板の胴体構造とは根本的に製作手順が違いますが、最終的な完成形は殆ど変わりません。
  
● 胴体の基本構造は全てが3mmのバルサです。ヒノキやベニヤの類は一切使っておりません。別に使わなくても必要強度は充分確保できる実機戦闘機と同じ構造を使ってます。構造の知識の無い人は、空野彦吉さんの真似だ!って言うんですけどね、元々が戦闘機の板金屋なもんで・・・実機の構造を知ってしまったら、如何にラジコン飛行機のお決まりの二枚側板構造体が作り難いか解ってしまいました。

● 大手のメーカーさんの飛行機キットの多くが、二枚側板の胴体構造を基本的に採用するのは・・・メカの搭載スペースが大きく確保できるからなんです。其れが一番作り易い構造ですし・・・昭和の一時代までは、搭載サーボは現在の標準サーボしか存在しませんでした。だから二枚側板構造が当たり前なんです。

● 過去・・・このキールフレーム構造で、楕円胴枠の軽量HLGを作ってお仲間さんにお渡ししたんですが、その方が勝手にお仲間の年配モデラーさんに譲渡・・・。そのモデラーさんが自分のページで、このキールフレームのグライダーを酷評していたんですが・・・。「何処にメカを積んだら良いんだァ?・・・。何処にも積めないじゃないか!・・・こんな飛行機作るヤツは馬鹿な初心者だろう。」なんだそうですが・・・。元々機体構造の汎用性を知らないモデラーさんだったので、正しく理解されなかったみたいですなあ(笑)。
  
● キールフレームの機首側胴体なんですが、この胴体下部にプランクしたバルサシートは厚さ3mmです。3mmのバルサシートが、こんな小さいアールで曲がる訳無いだろうォ~・・・。って思ってる方!。貴方は正しい!(笑)・・・。普通だったら絶対曲げられないです。でも1,5mmの二層張りなら可能でしょ?・・・。一層目のバルサの継ぎ目を隠す様に二層目を貼ると、一層目と二層目の間は接着剤の層で覆われる事に成るんですなあ・・・。要するに!・・・セミモノコック構造の完成です。よって内側の不要なキールフレームは、全部切り取ってしまっても形状はキチンと維持できます。メカは積み放題ですなあ・・・。酷評した福岡市の年配モデラーさん!解って頂けましたか?・・・。(Part-3に続く)