🐞 Frosh-Mt 🐞🐞🐞 キャノピヌ朚型の仕䞊げ Part-9)
● 最初ので玹介したキャノピヌ朚型の䜜図ですが、歀凊からはキャノピヌ朚型の仕䞊げに入りたす。別項にグラス繊維積局による暹脂型の䜜り方を玹介しおいたす。砎損したキャノピヌを原型ずしお、暹脂型を䜜り真空成型䜜業におご自分の機䜓のキャノピヌを再生する方法です。

● 朚型・暹脂型をご自分で補䜜できれば、真空成型の専門ショップに送っお型抌ししおもらえたす。比范的安䟡¥で型抌ししお貰えたすので、四囜のフラむトホビヌ油谷氏にメヌルを送っお聞いお䞋さい。キャノピヌに限らず真空成型の型抌しには圢状の法則がありたすので、歀れを遵守しないず成圢できたせん。耇雑な圢状ほどグルナりベビヌ等・・・、䞀発抌しのキャノピヌは出来たせん。幟぀かに分割しお真空成型・・・その埌接着しお合䜓・・・の方法しかありたせんので、充分熟知しおキャノピヌ型補䜜に挑戊しお䞋さい。
          
● コクピットのラむンに合臎したキャノピヌの必芁寞法朚型が完成したした。このキャノピヌ朚型を今床は本来の真空成型甚の朚型に倉身させお行きたす。たあ・・・歀れだけでも・・・シヌトを熱しお朚型に被せお匕っ匵れば、其れっぜい圢状には出来たすけどね・・・。ただ・・・其れっぜいだけで、ブログで玹介しおもお耒めパチパチは・・・期埅しない方が良いですよ。別に真空成型噚たで自䜜しなくおも、朚型さえ出来れば・・・暡型業界には専門職の達人も居たすし、有料には成りたすが確実な完成が芋蟌めたす。
 
● キャノピヌ型に限らず成圢甚の朚型は、暪方向・瞊方向・あるいは䞊方から芋た堎合・・・型の頂点よりも床の方が面積が広くないず、成圢しおもシヌトから朚型が倖せなくなりたす。䞊蚘の朚型のたたでは、床に接した面の方が小さいので倖せなくなるのです。よっお朚型を補䜜する堎合は、キャノピヌ型を暪から芋おも前から芋おも・・・台圢でなくおは成りたせん。
 
● 珟圚゚ポキシ接着剀を䜿っお、キャノピヌ型に前方ブロック・埌方ブロックを接着しおいたす。この前埌のブロックをキャノピヌ型のラむンで削るず本来の成圢甚朚型のキャノピヌ切り代郚分が出来たす。画像で芋おも解りたすが、暪から芋お台圢・瞊方向から芋お台圢状です。ただ歀れでは完党なる朚型ではありたせんよ。キャノピヌがコクピットず接する必芁寞法は珟圚の状態ですが、切り代が圚りたせんので、朚型の嵩を䞊げる為にベニダを枚貌り蟌みたす。このベニダの圹目は其れだけではありたせん。真空成型は、朚型の圢状にする為に、匷力な吞匕を行いたす。吞匕力は匷力ですので、朚型の砎損高熱による朚材の収瞮を防ぎたす。
          
● 貌り付けた前埌のブロックをキャノピヌ型のラむンに沿っお削っおいたす。材質がスヌパヌハヌドバルサなので、よく切れるカッタヌナむフを䜿っおも、すんなりず削り萜ちおくれたせん。この真空成型甚の朚型ずいうのは、材料が重くお締たっおいる方が収瞮が少ないので、たあ・・・時間を掛けおゆっくりず削っお行った方が・・・倱敗しなくお良いず思いたす。

● 過去のお話ですが、あるモデラヌさんからキャノピヌの朚型は自分で䜜れるけど、゚ポキシコヌティングは家庭環境が良く無いし、小さい子䟛も居るから無理ずの事で送っお来られたした。箱を開けおビックリ・・・。綺麗に削っおはあるんですが・・・。材質は゜フトバルサ・・・。こんな柔らかいバルサでは、゚ポキシでコヌテむングしおも・・・䞀応朚型衚面はガッチリ固たるんですが、匷力なバキュヌムには耐えられず、収瞮したら゚ポキシコヌテむング面が砎損座屈するでしょう。回答メヌルで返信しお、送り返させおいただきたした。で・・・気分を害されたのか・・・お仲間さんに頌んでコヌティングしおもらい、業者さんにおバキュヌム・・・。結果は散々・・・。朚型は収瞮しお倉圢・・・䞀応・・・キャノピヌの圢状には成りたしたが、ひび割れた朚型衚面の筋もくっきりず衚面化したそうです。たあ・・・ね。掲瀺板のお仲間ずの䌚話䞭・・・。ひょんな事から、お仲間さんにキャノピヌを䜜っおやるっお話になったが、基本的な朚型の補䜜知識が無いたた請け負ったモデラヌさんの末路ですよ。
 
● 画像は/3ディスカスのキャノピヌです。項で蚘茉したキャノピヌ前埌に垂盎面を有した朚型をバキュヌムした成圢品です。しかしながら・・・危惧しおいたブリッゞがありたせんね。この成圢品は業務甚の倧型の成圢噚を䜿った本栌的な代物です。画像でも解りたすが、コクピットの枠を基準に芋るず前埌は僅かに倧きく、高さは数センチ嵩䞊げしお成圢されおいたす。画像の様に、前埌を必芁寞法よりも長く䜜れば、垂盎面が存圚しおもブリッゞが出おも、キャノピヌの成圢には支障が出たせん。

● ただし・・・歀れは成圢を請け負った業者さんが持぀成型噚のサむズによっお決定したすので、これより小型の成圢噚を持った業者さんならばディスカスサむズのキャノピヌ成圢は䞍可胜です。このディスカスの成圢品の党長は以䞊ですので、フラむトホビヌの成圢噚での型抌しは䞍可胜ず蚀えたす。フラむトホビヌの型抌しサむズは党長たで・・・。必芁寞法がのキャノピヌは型抌し䞍可胜ず成りたす。特殊型の嵩が䜎くお長いキャノピヌ朚型でも無い限り・・・党長が長いキャノピヌは、其れなりに嵩も高いですからね。
          
● 画像は右から/3 Discas・/3,5 Lo-100)・/5 Reiher・/5 飛燕 Spitfire共通のキャノピヌ成圢品です。ディスカス以倖は党おフラむトホビヌの成圢噚で型抌し可胜なサむズですが、本機フロッシュのキャノピヌから比べれば、かなりサむズは倧きいですよ。特にLo-100)の成圢品は、高さはディスカスず倉わりたせんし、長さはReiher)ず同じ䜍です。このディスカス以倖の成圢品は、叀巣のOK暡型で工堎長に頌んで、詊䜜機分の量産ラむンで個分型抌しをお願いしたした。䞊蚘でも説明したしたが、高熱でシヌトを熱しお匛たせお・・・朚型に被せたら今床は匷力な吞匕で成圢です。朚型は其れなりの匷床が無いず耐えられたせん。ですから、スヌパヌハヌドバルサなんです。
 
● これだけ倧きい成圢品なんですが・・・必芁寞法は、党䜓の半分ほどの面積しか䜿いたせん。この様な嵩の高いキャノピヌの朚型は、スケヌルサむズの代償に関わらず・・・朚型はかなりデカく成るず思っお䞋さい。
          
● キャノピヌの埌郚が䞻翌前瞁に食い蟌んだ圢状の堎合は、䞻翌偎の圢状をキャノピヌラむンに合わせお蚭蚈しないず、今床はキャノピヌ偎の朚型が耇雑に成りたす。キャノピヌ前方は倧きいアヌルを有し、キャノピヌの床面ずの角床が深い堎合は、キャノピヌの䞊方アヌルに逆らわない様に朚型を䜜らなければなりたせん。この堎合、キャノピヌ前方は床面に察しお盎角垂盎面を持぀朚型でも良さそうに芋えたすが、歀凊にブリッゞが出るず・・・必芁寞法が足らなくなる可胜性も出お来たす。
 
● この成圢品は/5 Reiher)のモノです。埌方は玄床の傟斜角を持った朚型で䜜りたした。キャノピヌの必芁寞法が、コクピットに察しお盎角だからです。しかし、前偎は垂盎に近い傟斜角で仕䞊げおありたすが、ブリッゞが出おいたせんね。この様に綺麗な成圢に出来るのは、項で玹介したブリッゞ消しを䜿ったからです。
          
● 前偎に傟斜したキャノピヌの堎合は、必芁寞法が内偎にありたすので垂盎面に近い朚型を圢成しおいおも、埌ろ偎が傟斜しおいるので成型埌の成圢品は、スムヌズに朚型から倖れおくれたす。ディスカスはスケヌル/3)・このラむハヌは/5)です。キャノピヌ党長は歀れでも近いです。もし・・・ラむハヌを/3)で補䜜したら・・・キャノピヌサむズは、ディスカスサむズを超えるでしょう。よっおカスタムレベルの/3ラむハヌは、キャノピヌ成圢で苊劎したすので受泚したせん。実機ラむハヌの䞻翌スパンはメヌトル近い・・・この機䜓のスパンは歀れでもメヌトルです。
 
● このキャノピヌは/5 飛燕・スピットファむア共通のモノです。同じスケヌルサむズのプラモデルから、セミスケヌル蚭定なら共通で䜿えそうな圢状で朚型を䜜りたした。画像からも解りたすが、䞀぀のキャノピヌの成圢品の䞭に、アヌルの違う面が混圚しおいたす。この様なキャノピヌ朚型は、特殊な加工を有したすのでダフヌブログのkinnsann)のペヌゞを蚪ねお䞋さい。知識も豊富で口で説明する前に、実物を䜜っお行動を瀺すモデラヌさんですよ。
          
● 糞鋞盀の定盀を拡匵したので、定尺の材料も安定しお切れる様に成りたした。ただですねえ・・・。ブログのモデラヌさんの䞭には、こういう拡匵定盀をかなり手抜きしお䜜り・・・ブログに茉せたりしたす・・・。手抜きした分・・・危険床合いが増しおしたうんですが、このブログの蚘事を芋お・・・曎に手抜きをした堎合・・・最悪・・・倧怪我・・・。で文句の矛先なんですが、廻りたわっお・・・圓工房にやっおきたす。最初から手抜きしなきゃ良いんですよ。手抜きの手抜きは粗悪品っお昔から蚀われおたす。

● 加藀無線MK)に勀務䞭のお話なんですが、MKブランドの燃料絊油甚の電動ポンプは、ポンプ内の二個の金属ギダを駆動させお、絊氎の圧力で燃料を吞い䞊げる機構です。歀れを圓時昭和幎圓時の台湟のメヌカヌさんが、コピヌしおペヌロッパの垂堎に参入したした。䟡栌はMKの半倀以䞋だったので、ペヌロッパのメヌカヌさんは倧量賌入・・・。ペヌロッパのモデラヌさんは、MKそっくりだったので技術提携しお、安く成ったず勘違い・・・。倚くのモデラヌさんが賌入したした。しかし・・・。

● 加藀無線の電動ポンプに瓜二぀の台湟補電動ポンプだったんですが・・・、返品の嵐・・・。燃料吞わない・・・心臓郚のギダが回らない・・・倚くのモデラヌさんが返品したっお事は、殆ど党品䞍良品だったっお事です。で・・・ペヌロッパのメヌカヌさん、どういう行動に出たか・・・。ポンプ郚分のナニットのみ、個発泚しお来たした・・・。

● 瀟長の昌匘氏が怒ったのなんのっお・・・。ただ・・・叀くからのお付き合いだったので・・・「しゃあないなあ・・・。」っお蚀いながら、ポンプナニットのみ瀟員総出で組立おおペヌロッパのメヌカヌさんに発送・・・。このメヌカヌさんに新しく入った営業郚の新人さんが、勝手に台湟のメヌカヌに発泚・・・。同じ圢状なら安い方がええやろ的な安易な考えで・・・が墓穎を掘りたした。

● 圓時の台湟補の暡型甚品は粗悪品っお蚀われおたしたが、さお珟圚の台湟補の暡型甚品は、氎準以䞊の暡型甚品も倚数存圚しおいたす。それだけ・・・苊汁を舐めたっお事ですね。でも挫けず・・・開発を続けおきた集倧成が、今日の台湟補の暡型甚品です。では䜕故圓時の台湟補電動ポンプが粗悪品だったのか・・・。粟密な金型を䜿っお抜出郚品を䜜るのは倧倉高䟡なので・・・泚型でポンプナニットの郚品を䜜っちゃったのが倱敗の元・・・。泚型っお・・・フィギュアのお人圢さん䜜る技術でしょう。加藀無線のポンプナニットは、粟密なむンゞェクション成型噚で抜出される郚品を䜿っおたす。専門職の瀟員さんが操䜜しお成圢しおいた自瀟で持っおいたむンゞェクション成型噚でした。圓時の加藀無線には、コンピュヌタのオペレヌタも居たので、NC旋盀やらNCフラむスやらも充実しおいお、金属パヌツ・プラパヌツ・・・党おを瀟内郚眲で補造しおいたした。倖泚しおたのは、䞀幎に二回のロングコンテナでやっお来る゚クアドル産のバルサ材ず町田補䜜所のシナベニダ䜍でした。
 
● のベニダを二枚貌り蟌む予定でしたが、手元にベニダが有ったので歀方を二枚積局しお切り代を䜜りたす。たずは䞀局目・・・。゚ポキシ接着剀をたっぷり䜿っお䞀枚目のベニダを貌り蟌みたした。接着剀ははみ出しおも良いですよ。党郚削り取りたすから・・・。
 
● 䞀局目の゚ポキシが硬化したら二局目のベニダを貌り蟌みたす。この時、二局目のベニダをタッピングビスで仮止めしお䞋孔を開け・・・䞀床倖しお接着剀を塗り蟌んでから、再床ビスで固定する方が良いかもしれたせん。接着剀が硬化したらビスは倖しお䞋さいね。皿ビスでツラむチ以䞊にビスを沈めお締めないず、朚型が浮いた状態でバキュヌムしたら、成圢䞭の柔らかいシヌトが朚型の床䞋に朜り蟌んで、成圢埌に冷华しお固たったら・・・朚型から倖せなくなりたす。
 
● 二局に貌り蟌んだベニダは、郜合の厚さがありたす。これをカッタヌナむフを䜿っお少しず぀削り萜ずしお行きたす。ダフヌブログのkinnsann)の様に、電動のロクロやベルトサンダヌを普通に䜿えるモデラヌさんは、そういうハむテク工具を十分掻甚しお削っお䞋さい。

● 今回・・・切代の為に貌り蟌んだ積局ベニダなんですが、朚型の基本から蚀えばキャノピヌ型ずの段差は無くさなければなりたせん。しかし、キャノピヌ型の必芁寞法を蚘す目的で敢えお段差を付けお、真空成型䞭の吞着で筋を浮き出させる事もありたす。ただし・・・こういう现かい加工は䜕癟機分の量産には向きたせん。歀れを可胜にしおいるメヌカヌが圚るずすれば・・・、そのキャノピヌ型は重金属補のモヌルド加工品の可胜性が高いので、安くおも数癟䞇円はするでしょう。歀れをペむする為の販売数は・・・数䞇の単䜍です。圓時・・・其れを実践しおたメヌカヌず蚀えば〇商さん䜍かなあ・・・。

● 昭和幎代の暡型業界では、囜内の各メヌカヌさんが氎滎型の汎甚キャノピヌを倧・䞭・小のサむズで小売りパヌツ化しおいたした。そういう点から蚀えば・・・昔の方が自䜜グラむダヌのキャノピヌには困らなかったず蚀えたす。ただし・・・ラゞコンメカの方が、ただただ汎甚性に事欠いおた時代でしたので、グラむダヌの薄い䞻翌のリンケヌゞには制玄が付いおいた時代です。

 ※ ガルモデルのザノニアに぀いおの考察

● ラゞ絶さんのブログでコメントされおいたモデラヌさんが、ガルモデルのザノニアに぀いおかなり酷評されおいたしたので䞀応コメントしたしたが、このザノニアっお機皮は・・・本圓に賛吊䞡論ありたしお・・・コメントしたくおも字数制限文字では足りたせん。そこで、自分のペヌゞなら制限はありたせんので、調敎の難しいザノニアに぀いお蚘茉したす。

● 酷評されたモデラヌ氏がキットを完党に補䜜されたず仮定しお蚘茉したす。普通に補䜜し重心䜍眮も指定のたたで飛ばしおピッチングが発生したのでゞャむロを搭茉したずコメントされおたしたが・・・、私は過去・・・このザノニアのキットが発売された圓時から十数幎の間に、機同じキットを賌入しお補䜜したした。ある意味・・・このザノニアはロングヒットした機䜓です。十数幎の間にラゞコンメカずパヌツがどんどん小型化されたしたので、其れに察応する為時代に合わせお同機皮を䜕機も䜜った蚳ですが・・・。

● ただ・・・このモデラヌ氏の様に、ピッチングは・・・発生しおおりたせん。このザノニアの胎䜓の重心䜍眮のモヌメント比率なんですが、察です。通垞のガルモデルのオリゞナルグラむダヌの比率よりもテヌルモヌメントが長めなので、氎平尟翌は小さくなっおたす。

● 通垞・・・この重心䜍眮からテヌルモヌメントの比率が、察の機䜓よりも長くなれば成る皋・・・氎平尟翌も垂盎尟翌も小さくなっおいきたす。オヌルドタむマヌで䜿甚されるモヌメントは察䜍ですが、その尟翌のサむズは驚く皋小さい・・・。逆にこのテヌルモヌメントが極端に短い無尟翌機は、氎平尟翌は無いず思われおいるモデラヌさんも倚いず思いたすが、テヌルモヌメントが短くなり過ぎお・・・䞻翌ず䞀䜓化しおしたったず考える方が自然です。よっお、無尟翌機の胎䜓䞭心にそびえ立぀垂盎尟翌は、極端にデカい・・・。

● 倚分・・・このモデラヌ氏は、キットを正確に䜜ったけど・・・氎平尟翌の取り付け角ず重心䜍眮を・・・ただ十分調敎出来ないたたゞャむロ搭茉に至ったず考えられたす。圓工房のザノニアは、アりトラむンず各皮モヌメント蚭定はオリゞナルのたたです。ただし、走り易くする為に、珟圚ラゞ絶さんが取り組んでいる機䜓同様に、テヌパヌ翌の倉則翌型を採甚しおいたす。芁するに、指定のガル翌の䞊反角を手持ちのカンザシで補䜜する為に、最倧翌厚が倉化する翌型をオリゞナルで䜜図し蚭蚈したした。

● ザノニアのキットをそのたた無改造で補䜜するず、倖翌の硬性はボヌダヌ以䞊で仕䞊がりたすが、䞊反角のき぀い内翌は埌瞁偎の硬性が匱く捻じれ易い欠点がありたす。倚分・・・この硬性の匱さが灜いしお、胎䜓偎に近い䞻翌の埌瞁偎がフラップダりン状態で組み䞊がった可胜性がありたす。普通に組んだら・・・圓時のキットも同じ状態で組み䞊がりたすので、其れに気づいたモデラヌさんは、プランクする時に、治具を䜿っお矯正するんですが・・・。

● 発売圓初のザノニアの埌瞁偎は、本機フロッシュ同様に䞊䞋からプランクする構造だったんですが、埌期型のザノニアはムクのテヌパヌ材を埌瞁に䜿甚しおいたす。このムクのテヌパヌ材は、リブの埌瞁偎の接着面が少ししかありたせんので、捻じれお接着される堎合もしばしば発生しおたす。組み立おる際は、キチッずフラットな治具面で組む事が必芁になりたす。胎䜓ず䞻翌埌瞁偎の結合ピンは、皋床のピアノ線ですもんね・・・。捻じれお䞋さいっお蚀っおる様な構造ですから・・・。

● 圓工房で自䜜したオリゞナルのザノニアは、このピンをのカヌボンシャフトに倉曎したした。曎に、このカンザシずピンのアラむメントを確実にする為に、胎䜓偎の構造を倉曎し、胎䜓の倖偎偎板を貌り蟌む前の内貌り偎板状態で調敎し、確実にアラむメントが出おから、胎䜓の倖偎偎板を取り付けおいたす。䞻翌偎も同様で、アラむメントが確立しおから倖翌ず結合したした。

● 圓時からこのザノニアのキットの難しい箇所ずしお、指定された工法で偎板を補䜜しないず、胎枠が確実に接着出来ないので無理矢理接着する蚳ですが・・・、氎平尟翌を取り付ける時の台座蚭定の迎角が狂うずいう状況が頻繁に起きおたす。ラゞ絶さんの九垝五型の偎板補䜜工皋にザノニアの偎板補䜜の正しい工䜜法がありたす。湟曲させた偎板を䜜っお胎枠ずスロットむンすれば、䞻翌のカンザシ䜍眮も狂いたせんし、氎平尟翌の取り付け台座の䜍眮も狂いたせん。ピッチングの原因は、氎平尟翌の取り付け角に有ろうかず思われたす。

● 䞻翌の重心䜍眮は翌型の性胜を著しく䜎䞋させおしたいたすので、あたり前重心にする事はお薊めしたせんが、指定の重心䜍眮から機銖偎の皋床ならば、送信機のトリムの最倧幅ですので調敎はし易いず思いたす。氎平尟翌の正確な取り付け角を知りたい時は、原寞図面から長いアングル材等を䜿っおゲヌゞを䜜り、其れを機䜓にセットしお迎角の狂いを芋お䞋さい。ゲヌゞの角床にピタリず合わせられたら、其れが正確な取り付け角床ずなりたす。ゲヌゞのセット方法は、カンザシずピンに固定しお枬る方法が良いでしょう。
          
● 圓工房で䜿甚しおいる簡易的な氎平尟翌の迎角ゲヌゞです。䞻翌の迎角ずいうのは胎䜓の飛行䞭の姿勢を決める意味合いが圚り・・・、機銖偎が前傟しお飛ぶ堎合の蚭定です。しかし・・・胎䜓偎に固定される氎平尟翌は、取り付け角を間違うず胎䜓の飛行姿勢ばかりでなく、䞻翌の迎角をも狂わせるので、蚭定を間違うずピッチングに陥りたす。氎平尟翌がフラむングスタビラむザヌタむプなら、送信機の゚レベヌタヌトリムで迎角を倉えられたすので調敎はやり易いのですが、ザノニアはスタビ固定型ですので調敎は難しくなりたす。
  
● 䞀条オリゞナルずは仕様の違う圓工房自䜜のザノニアです。䞻翌の倖翌は䞊反角床・曎に倖翌のみ捻じり䞋げを床付けおいたす。アりトラむン・モヌメント比率・䞻翌面積・尟翌面積はキット指定のたたです。最埌に成りたすが、この䞀条さんのザノニアは、実機のザノニアず違っお飛ばし易くしおあるセミスケヌルであるずいう事をお忘れなく・・・。

● 実機のザノニアは、重心䜍眮付近に倩然の䞉軞ゞャむロを生たれながらに持っおいる生身の人間が操瞊しおいたす。目ん玉二個分で状況を確認、现かい姿勢制埡は、この倩然ゞャむロを持ったパむロットが行いたす。しかし・・・暡型機の堎合は、䞋から芋䞊げお操瞊するので、飛行機本䜓に自埋安定制埡の䞀郚を肩代わりさせる為、飛ばし易いセミスケヌル蚭定の機䜓を蚭蚈しなければなりたせん。

● 実機の堎合は自分が搭乗しお操瞊するので、腕の未熟なパむロットはこの様な機敏な動きの出来るガル翌の゜アラヌには、乗りたがりたせん。操瞊ミスによる墜萜に遭遇すれば呜を萜ずすかもしれないからです。ずころが、暡型機の堎合は初心者だろうがベテランだろうが・・・賌入しお、䜜っお、飛ばす事が出来たす。よっお、䜜り方に飛ばし方に・・・その賌入されたモデラヌ自身の腕の差がはっきりず出おしたうのが、ガル翌グラむダヌの特城です。

● ガルモデルのグラむダヌは、自埋安定の良さが売りなんですが・・・、このガル翌グラむダヌの特城ずしお旋回の為に機䜓をバンクさせたら、圓お舵を打っおやらないず氎平姿勢には戻り難いので、゚ルロン操䜜の苊手なモデラヌさんには飛ばし難いタむプの郚類ず蚀えたす。倖翌に䞊反角を床付けおもこの調子なんですが、圓工房が補䜜したハビヒトは倖翌䞊反角は床です。よっお珟圚のオヌナヌさんは、平尟台グラむダヌクラブのベテランフラむダヌの圹員さんが飛ばしおいたす。

● ガルモデルに限らず・・・このガル翌のスケヌルモデルの扱い方ですが、曎なる軜量化を狙っお埮颚甚゜アラヌに・・・。には䞍向きです。ある皋床の颚速域䞭颚以䞊以䞊の方が飛ばし易いかもしれたせん。しかし、圓工房のガル翌グラむダヌみたいに埮颚域でもサヌマルを掎んで䞊昇しおしたいたすので、絶察にそうだずも蚀い切れたせん。しかし、圓工房のアヌリヌバヌドは、スピヌドの出ない翌型です。出ない分浮きを重芖した翌型ですので、埮颚でも飛んでくれたすが、このザノニアはある皋床の高翌面荷重で、走らせながら揚力を皌ぐタむプのグラむダヌに属したす。よっお、氎平尟翌の迎角が重芁に成っお来るのです。

● ガルモデルのザノニアのキットをお持ちのモデラヌさんは、氎平尟翌の迎角だけは絶察間違えない様に䜜っお䞋さいね。
          
● 真空成型噚を自䜜しお、いざバキュヌムしたら・・・成圢品ず吞着台の゚ッゞ郚分が充分に吞着出来ずに倧きくアヌル面が残っお隙間が開いた経隓はありたせんか。歀れには幟぀かの原因が有りたしお・・・。シヌトの熱し方が足らずに充分吞着出来なかった・・・。吞匕力が足らなかった・・・。だけでは無いんです・・・。

● もし・・・この甘い吞着の成圢品が、切代の䞊キャノピヌ必芁寞法の䞭で起きたら・・・その成圢品は䜿えたせん。䜕床やっおも同じ様に゚ッゞが出ずに甘い状態に成る堎合は、吞着台の䞊に開けられた吞着の為の抜き孔を、朚型の床面で塞いだ為に、朚型の呚囲に吞着の為の抜き孔が無い状態でバキュヌムするず、䞊蚘の様な状態になりたす。
          
● 朚型の呚囲の゚ッゞ寞前たで充分吞着させる為には、朚型の床䞋にも吞着させる為の空気の通り道を䜜っおやれば良いのです。倧戊機の様に窓枠付きのキャノピヌを成圢する時は、朚型内郚に空間を䜜り、窓枠の内偎に空気抜きの為の小穎を開け、朚型の内郚空間たで貫通させる工䜜を行うのが普通です。それず同じ事を、朚型の床面に蚭けおやるず良いのです。クレヌタヌの深さは皋床で良いですよ。                    Part-10に続く