なかなか普及しない電動バイク

私の周りでは電動バイクに乗っている人をほとんど見かけない

ガソリンやオイルが要らない、家庭のコンセントから充電できて維持費が安く、走行音が静か、排気がないから環境にやさしいと良いことばかりで関心有る人もたくさんいそうですが実際はいまいち普及しない、

新しいものに対して警戒してるのか、実際20万円もの買い物には失敗できない気持があって、今までの実績を重視してるのだろう、その気持は解ります

まだまだ電動バイクは趣味性の強い、実験的要素のイメージがあるのか、はたまた子供のおもちゃの車のイメージか?

ハイブリッドの車はこれだけ普及しているのに、完全EVの車が普及しないのは、ガソリンと違い目には見えない電気に対する信頼感の不足の問題でしょうか?

電動バイクに1年少々乗ってみて気づいた問題点を上げてみました

①走りにパンチが無い問題、

原付1種の場合、カタログ掲載のパワーで比較すると私の以前乗っていたH社のガソリンエンジン(49cc)スクーターは最高出力2.8kw8000rpm、最大トルク3.7N・m/7000rpm 一方、電動バイクのモーターの出力は0.6kw、

ちょっと見るとガソリンエンジンはモーターの4倍以上のパワーがあると思ってしまいます、

実際は測定の方法が違うので比較できません

現在、私の乗ってるT社の電動バイクは最高出力がカタログに乗ってないので、参考にS社の電動バイクのカタログを見ると、モーターの定格出力は0.58kw、最大出力1.7kw/2050rpm 最大トルク15N・m/350rpm

もう一種、Y社の電動バイクは定格出力は0.58kw、最大出力1.4kw/2550rpm 最大トルク9.6N・m/280rpm

比較してみると最大出力はエンジンの方が優っていますがその回転数に目を向けると8000rpmとモーターの3~4倍の高回転で出ています、

エンジンの出力は回転数にほぼ比例しますから、2~3,000回転ではモーターの方がパワフルなはずです

特に停止状態からの発進加速はモーターの方がパワフルだと体感できるはずです、

電動バイクの加速性能はコントローラーのプログラム次第だと思います、安全性とバッテリーの事を考えて過激な加速はしないようになっているのでしょう、最高速も走行距離もプログラム次第といえるでしょう

個人的な希望としては今では無くなった、2サイクルエンジンの走りを持った電動バイクを作ってください

 

②走行距離の問題

最近のスクーターは燃費も良くカタログ値リッター当たり70km、ラフに走って半分になったとして燃料タンク容量が4Lあれば140kmは走れます、

電動バイクは1回の充電で30から40kmぐらい走行可能、充電に2から9時間 かかります、片道10km以上だと別の方法を考えます

③バッテリーの寿命の問題

充電池は寿命があります、その寿命も使い方で大きく変わってきます、一般的なシールバッテリーは充電200から500回で寿命と言われます

年数にして2年から5年と言われかなり開きがあります、メーカーの保証もT社の場合車体は1年保証ですがバッテリーは6ヶ月保証と使い方しだいでかなり消耗するとみている様です

で交換するとなると4~5万円程度の出費になります、

私のバイクは1年をすぎ、少し電池容量が減ったのかなと思いますが加速性や最高速は変わりない様です

 

○電動バイクがエンジンバイクに替わるには1番のネックは走行距離です、高性能のバッテリーが安価になればどんどん普及するでしょう、そのためには、みんなで電動バイクに乗りましょう。

 

○私が電動バイクに乗るわけ

音が静か、

排気が無いから汚れない、臭くない、オイル交換が無い

暖気運転が要らないからスイッチ・オンですぐ走る

クールダウンが要らない、

ガソリンスタンドへ行かなくていい

 

○メーカーに期待すること

電動だから出来る斬新な車体デザイン(既存のスクーターとはひと目で別もんだと判る様な)、

荷物スペース(ちょいと買い物で使うにはトイレットペーパーが12個ぐらいは入らんかい?)

車体の軽量化

走行性能のアップ、加速性、登坂力、走行距離、充電の確実性

バッテリーの価格、

バッテリーメンテナンス、交換の簡便化

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