ソニー製品の寿命について考える
以前「ソニータイマー」という言葉を聞いたことがあります、ソニーファンの方々が数年使うと必ず故障するという経験をした人が多数いたからだと思います、以前の製品はモーターで回転する部分が多く有ったのでどうしても部品が摩耗することは避けられませんでした、最近の製品はデジタル化で機械的な摩耗がなくなりました、それで「ソニータイマー」の声も聞かなくなったのでしょう。
次に寿命がある部品が電解コンデンサーです、電子回路の電圧安定に使われている事が多いのですが、一般的なコンデンサーの寿命は2000時間、3000時間、周囲温度が85℃、105℃の仕様が多いです
寿命と温度の関係は反比例します、温度が10℃上がると寿命が半分になります、温度が10℃下がると寿命が2倍になると言われています、結論は永持ちさせたいなら熱がこもらないよう風通し良く、ホコリも溜めないようにです。
使わない時は電源を切りましょう、ただし、あまりにもこまめなON・OFFは機械に良くないので控えましょう。
さて、ソニーには無いのですが、2009年4月以降に製造されたエアコンや洗濯機には「製造年」「設計上の標準使用期間」を表示したシールが貼ってあります、ひらたくいうと、「設計寿命がこれくらいですよ」というお知らせです。
政府広報を見ると「設計上の標準期間を過ぎた製品は、不具合などを起こしやすくなりますので、安全に使用するための目安にして下さい。」とあります
ソニー製品のほとんどが対象製品ではありませんので、設計上の使用期限を記したシールは張ってありません、ソニー製品の寿命を考える時、買い替えのタイミングは補修用性能部品の保有期間を参考にして下さい。
ソニー補修用性能部品の保有期間
カテゴリー | 製品名 | 補修用性能部品の保有期間 |
映像 | テレビ・ビデオプロジェクター
ブルーレイディスク/DVDプレーヤー・レコーダー |
8年 |
ビデオカメラ | ハンディカム/アクションカム | 8年 |
デジタルカメラ1眼 | α(アルファ) | 7年 |
デジタルカメラ | サイバーショット | 5年 |
オーディオ | ホームシアターシステム/システムステレオ | 8年 |
オーディオ | ウォークマン/ヘッドホン/アクティブスピーカー/ICレコーダー/ラジオ・ラジカセ/テープレコーダー | 6年 |
タブレット | Xperia Tablet/ Sony Tablet | 4年 |
部品保有年数はメーカーによってバラバラです、以前は法的な目安が有ったようですが今は自由化された様に記憶してます
ソニーサービスの場合、液晶テレビでは、製造打切り後8年は基本的に部品を保有してあります、製造期間は約1年とすると購入から約9年は補修用部品があるということです、
家電製品は使用すればそこから経年劣化が始まります、修理しても一部の部品が新しくなるだけで100%新品の状態に戻るものではありません、交換していない部分が寿命を迎える場合があります、テレビの場合、8~10年経つと視聴環境が変わり、技術や規格、接続する周辺機器等が進化するので買い換えを検討する時期です。
資料 ソニーテレビ型番と発売時期(年表)
発売時期 | ソニーテレビ型番 |
2012年11月発売 | KDL-65HX950 / KDL-55HX950 |
2012年7月発売 | KDL-40EX750 |
2012年5月発売 | KDL-55HX850 / KDL-46HX850 / KDL-40HX850 / KDL-46HX750 / KDL-40HX750 / KDL-32HX750 / KDL-40HX65R |
2012年4月発売 | KDL-55HX750 / KDL-26EX540 / KDL-46HX65R / KDL-32EX550 / KDL-22EX540 / KDL-32HX65R |
2011年11月発売 | KDL-65HX920 |
2011年4月発売 | KDL-55HX920 / KDL-46HX920 / KDL-55HX820 / KDL-46HX820 / KDL-46HX720 / KDL-40HX720 / KDL-46NX720 |
2011年3月発売 | KDL-60EX720 / KDL-55EX720 / KDL-46EX720 / KDL-40EX720 / KDL-32EX720 / KDL-46EX72S / KDL-40EX72S / KDL-32EX72S / KDL-40EX52H / KDL-32EX42H / KDL-22EX42H |
2011年2月発売 | KDL-32EX420 / KDL-26EX420 / KDL-22EX420 |
2010年12月発売 | KDL-55HX80R / KDL-46HX80R / KDL-40HX80R |
2010年11月発売 | KDL-32EX30R / KDL-26EX30R / |
2010年10月発売 | KDL-40EX710 / KDL-32EX710 |
2010年7月発売 | KDL-52LX900 / KDL-60LX900 / KDL-52HX900 / KDL-46HX900 / KDL-46HX800 / KDL-40HX800 |
2010年6年発売 | KDL-32BX30H / KDL-26BX30H / KDL-22BX30H / KDL-46LX900 / KDL-40LX900 |
2010年4月発売 | KDL-46NX800 / KDL-40NX800 / KDL-46HX700 / KDL-40HX700 / |
2010年2月発売 | KDL-40EX700 / KDL-32EX700 / KDL-40EX500 / KDL-52EX700 / KDL-46EX700 / KDL-32EX300 / KDL-26EX300 / KDL-22EX300 |
2009年11月発売 | KDL-52ZX5 / KDL-46ZX5 |
2009年4月発売 | KDL-52W5 / KDL-46W5 / KDL-40W5 / KDL-46F5 / KDL-40F5 / KDL-32F5 |
2009年3月発売 | KDL-19J5 |
2009年2月発売 | KDL-40V5 / KDL-46V5 / KDL-32J5 / KDL-26J5 / KDL-22J5 |
2008年10月発売 | KDL-52X1 / KDL-40ZX1 / KDL-55XR1 / KDL-40X1 |
2008年7月発売 | KDL-32JE1 / |
2008年4月発売 | KDL-52V1 / KDL-40V1 / |
2008年3月発売 | KDL-32J1 / KDL-26J1 / KDL-20J1 / KDL-20M1 / KDL-16M1 / KDL-46F1 / KDL-32F1 / KDL-40F1 |
2007年11月発売 | KDL-70X7000 / KDL-46W5000 / KDL-40W5000 / KDL-52W5000 |
2007年9月発売 | KDL-40X5050 / KDL-46X5050 / KDL-52X5050 / KDL-52X5000 / KDL-46X5000 / KDL-40X5000 / KDL-40V3000 / KDL-40V5000 / KDL-46V5000 / KDL-46V3000 / KDL-52V5000 |
2007年5月発売 | KDL-40J5000 / KDL-32J5000 |
2007年4月発売 | KDL-52X2550 / KDL-20J3000 / KDL-32J3000 / KDL-40X2550 / KDL-46X2550 / KDL-40J3000 |
2006年発売 | KDS-60A2500 / KDS-50A2500 / KDL-32V2500 / KDL-20S2500 / KDL-52X2500 / KDL-46X2500 / KDL-46V2500 / KDL-40V2500 / KDL-46S2500 / KDL-40S2500 / KDL-32V2000 / KDL-46V2000 / KDL-46S2000 / KDL-20S2000 / KDL-26S2000 / KDL-40V2000 / KDL-40S2000 / KDL-23S2000 / KDL-40X2500 / KDL-32S2500 |
2005年発売 | KDL-S32A10 / KDL-S26A10 / KDL-S19A10 / KDL-S23A10 / KDL-40V1000 / KDL-32V1000 / KDL-40S1000 / KDL-32S1000 / KDL-40X1000 / KDL-46X1000 / KDL-50E1000 |
2004年発売 | KLV-20SP2 / KLV-20AP2 |
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